《イン・ア・サイレント・ウェイ》誕生秘話


「マイルスがある朝電話をかけてきて、午後一時にレコーディング・スタジオへ来いと言うんだ。“わかった”とだけ答えた。その一分後にまたマイルスから電話があって、“何か曲を持ってこい”と言われたのさ」

《イン・ア・サイレント・ウェイ》はその数年前に冬休みを取り、オーストリアで家族とともに過ごしたときに書いた曲の一つだった。この曲を書いたときの状況を、ジョーは特によく覚えていると言う。
「私は子供たちを両親に預け、妻とともにホテルへ向かった。外は雪が降っていて眠れなかった。だから部屋で座っていた。どうしてだかわからないが、たぶん久しぶりにオーストリアへ戻って来て家族とひと時を過ごしたことで胸が一杯になっていたんだろう。そこで私は鉛筆と紙を取り出し、一分半であの曲を書き上げた。手が止まることはなかった。はじめから構想がはっきりと見えていた」(ブライアン・グラサー『ザヴィヌル~ウェザー・リポートを作った男』より)


ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男

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