マイルスがオープンラッパで吹く《アイ・ウェイテッド・フォー・ユー》

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Miles On Blue Note

マイルス・デイヴィスといえば、ミュートトランペット。


それも、キーン!と鋭い音色のハーマンミュートが
トレードマークになっており、
それはそれで確かにそうなのですが、

しかし、だからといって「ミュートの人」というイメージで終わらせてしまうのは、
あまりに勿体なさすぎる!


だって、マイルスのオープンで吹かれるトランペットだって、
かなり良いですよ。


重たく鈍い、鉛色の味わい。


これと同じニュアンスを出せるトランペッターって、
たぶん他に誰もいないんじゃないかと思います。


もちろん《テンパス・フュージット》のようなアップテンポのオープンラッパにも痺れますが、
バラードも、それに負けず劣らずの表現力。


特に私はブルーノートにマイルスが吹き込んだ
《アイ・ウェイテッド・フォー・ユー》が大好きです。


ミュートプレイのトレードマークとでもいうべき有名な演奏、
《ラウンド・ミッドナイト》よりも大好き。


もちろん《ラウンド・ミッドナイト》も良いのですが、
あのメリハリがありすぎるアレンジと表現は、
慣れると、あざとさも感じてしまうこともあるんですよね。


ちょっと演出過剰というか。


それに比べれば、「ただ吹いている」だけな、
若き日の《アイ・ウェイテッド・フォー・ユー》の方が断然良い。

素朴だけれども、深〜いのです。


Volume Two
Miles Davis All Stars vol.2

▼収録曲
1.Kelo (Alternate Take)
2.Kelo
3.Enigma (Alternate Take)
4.Enigma
5.Ray's Idea (Alternate Take)
6.Ray's Idea
7.Tempus Fugit
8.Tempus Fugit (Alternate Take)
9.C.T.A. (Alternate Take)
10.C.T.A.
11.I Waited For You


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