ジワリなピアニストのノリノリ演奏/ジュニア・マンスの『アット・ザ・ヴィレッジヴァンガード』


ジュニア・マンスのピアノは黒い。

しかし、この黒さって、
たとえばボビー・ティモンズのような、
分かりやすい粘りのある黒さとは違う。


また、レイ・ブライアントのように
露骨ともいえるくらいタッチとフレーズに
特徴のある分かりやすい黒さでもない。

あくまで、どこまでも、さりげない黒さ。

この彼の黒さの特質がよく出ているのが、
ヴァーヴの『ジュニア』だと思う。


ジュニア


淡白ながらも、ジワリと体の内奥から濃い汗がにじみ出てくるような代表作、『ジュニア』も良いが、
マンスにしては、サービス全開じゃないの?ってぐらいノリにノリまくったヴィレッジ・ヴァンガードでのライブも悪くない。


mance_village.jpg

じわりではなく、あっけらかんなほどノリノリ。

昔、間近でジュニア・マンスのトリオを見たことがあるが、
これほどまでノリノリではなかったからなぁ。

とにかくスゴい。

ブラインドしたら、たぶん、おそらく多くの人がまさかジュニア・マンスのピアノだとは思わないだろう。

快濶さ、闊達さが光る、楽しいアルバムだ。








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