放送第43回『サマータイム』(2)

《サマータイム》でおススメの演奏は?
《サマータイム》、最初の一枚は?

と尋ねられたら、私はマイルス・デイヴィスの《サマータイム》を推したいと思います。



シャープにピリリと絞まったマイルスのミュート・トランペット。

とてもスマート、かつ知的です。

このマイルスのトランペットは、スルリと通り過ぎてゆくほどの滑らかさがありつつも、容赦なく照りつけるギラリとした太陽の強さと、その太陽に照らされる人間の弱さ、脆さ、この2つの相反した要素を描写しているかのように聴こえます。

一見アッサリとクールに演奏しつつも、じつは、かなり深いところまでを掘りさげてトランペットで表現している。

深読みかもしれませんが、私はそう感じています。

同様のこと、ポッドキャストでも喋ってます。⇒こちら

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