リー・モーガンの隠れ(?)名盤『リー・ウェイ』


多くのレコーディングを残したリー・モーガンのこと、
代表作や名演がたくさんあり、
『リー・ウェイ』や『ザ・クッカー』といった
ブルーノートのアルバムもなかなか素晴らしい出来ばえにもかかわらず、
「リー・モーガンを代表する5枚」のようなランキングには、
なかなかはいりにくいものです。

やっぱり、《ザ・サイドワインダー》だったり、
《アイ・リメンバー・クリフォード》の『vol.3』だったり、
『キャンディ』だったり、
あとサイドマンだと、ジャズメッセンジャーズの《モーニン》だったり、
《チュニジアの夜》だったりと。

これらの、誰もが頭にパッと思い浮かぶアルバムで
押しのけられてしまいがちな名アルバムってたくさんあるんですよね。

『リー・ウェイ』がまさにそう。
これ、これなかなか良いんですよ。

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ジョン・コルトレーンと同郷のフィラデルフィアからやってきて、
コルトレーンとも親交のあった(《バカイ》という曲を提供している)
トランペッター、カルヴィン・マッセイのユニークなナンバーが演奏されているこのアルバム、
なかなかの聴きごたえですよ。


このアルバムについての解説をYouTubeでも語っています。
よかったらどうぞ。




ブレイキーに、マクリーンにボビー・ティモンズ。

あれ?

ジャズ・メッセンジャーズのメンバーじゃん?と思うかもしれませんが、
演奏から漂う表情はメッセンジャーズとは違う落ち着いた佇まい。

じっくり聞かせることに主眼を置いたアレンジ、演奏になっています。

ベースのポール・チェンバースを除けば、
参加ジャズマン全員がメッセンジャーズのメンバー(元メンバー)でありながらも、
出てくるサウンドがまったく違うというのもなかなか面白いですね。