充実したアンサンブル!マクリーンの『ニュー・ソイル』


アルトサックス奏者、ジャッキー・マクリーンは、
プレスティッジ・レーベルに嫌気がさして、
ブルーノート・レーベルに移籍します。


「ジャズから外れたことさえしなければ、なんでも自由にやっていからね」
「リハーサル(練習)たっぷりやっていいからね」

そんな、アルフレッド・ライオン(ブルーノートの社長)の言葉に
すっかり感激したマクリーン。

まずは最初に『ジャッキーズ・バッグ』片面分のレコーディングをして肩慣らし。

そして、5週間もリハーサルをして、
準備万端、渾身の吹き込みをしました。

それが『ニュー・ソイル』。

newsoil.jpg

「新しい土地」を意味するタイトル、
おそらく、彼がいわんとするところの新しい土地とは、
ブルーノートのことなのでしょう。


新しい「土地」で、気分一新、
えぇ~ジャズをモリモリ録音したりまっせ!

そんなマクリーンの意気込みが伝わってくるような
充実したアンサンブルと、
各ジャズマンたちの熱演に魅了されてしまうアルバムなのです。

このアルバムの解説は、先日動画でアップしました。



気心のしれたメンバーと、
新しい感性を持つ若手ドラマー。

このバランス感覚の妙。

気心の知れたメンバー同士だと、
5週間もリハを重ねれば、
惰性というかマンネリというか、
一体感は出るんでしょうけど、
スリルのようなものはどんどん削がれていく危険性があります。

それを防ぐための、(当時は)新鮮なドラミングをする
若干21歳のピート・ラロッカの起用だったのでしょうね。



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ニュー・ソイル/ジャッキー・マクリーン