カインド・オブ・ブルー、最初はブルー・イン・グリーンから聴いてみよう!



名盤『カインド・オブ・ブルー』





他の記事でも何度か紹介していますが、やっぱり名盤なので、また『カインド・オブ・ブルー』について書きます。

こういう名盤は何度も紹介しても良いからね。

今回は『カインド・オブ・ブルー』の聴きどころ、というかオススメ曲を1つだけ紹介したいと思います。

『カインド・オブ・ブルー』はマイルスの代表的アルバムの一つなんですけれども、「最初に聞くべきジャズの10枚」的なベストの中に必ず入るような、本当にも「超」がつくほどの名盤なんですね。

その話を受けて、「買ってはみたけれど、一体どこがいいの?」という人も中にはいらっしゃるかもしれません。

で、昔の私は、あの名曲・名演の《ソー・ホワット》、レコードでいうとB面の1曲目の《オール・ブルース》なんかが良いよと、色々な人に薦めていたのですが、なんだかちょっとした温度差みたいなものを感じたんですよ。

ジャズ初心者の方が感じる『カインド・オブ・ブルー』の印象と、私のような、いわゆる「ジャズ聴き」との間では、ツボに感じるところは、ギャップみたいなのが感じられる。

だから、というわけではないけれども、《ブルー・イン・グリーン》。

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最初に《ブルー・イン・グリーン》



色々な人に勧めて感想を尋ねると、大体多くの人は3曲名の《ブルー・イン・グリーン》を挙げることが多いのですよ。

この曲は、作曲者のクレジットは「Miles Davis」になってはいますが、おそらく、ほぼ90%以上、このアルバムに参加しているピアニスト、ビル・エヴァンスの曲だと思います。

ゆったりとしたテンポに、マイルスの鋭いミュート・トランペットがメロディーを奏でる。

これが良いし、すごくキャッチーで惹かれやすいのではないかと。

ま、私のように何百回と聴いている人間になってくると、マイルスのトランペットのバックで奏でられるビル・エヴァンスのピアノのハーモニーの方に耳が吸い寄せられてしまうのですが、とにもかくにもメロディを耳が追いかけやすく、かつ口ずさみやすいという意味では、多くの人がやっぱり 《ブルー・イン・グリーン》 が良いというのが最初の感想だったりするんですね。

なるほど。

こういうデータに基づいて、再び聴き替えしてみると、やはり《ブルー・イン・グリーン》って、改めて良いなぁなと思うんですよね。

なので、もし『カインド・オブ・ブルー』を買ってきて、最初の《ソー・ホワット》にピンと来ないなあと思ったら、曲を飛ばして3曲目をサーチして 《ブルー・イン・グリーン》 から聴いてみるとよろしいんじゃないかなと思います。

《ブルー・イン・グリーン》 が好きになって、少しずつ少しずつ、その曲を核にして、他の曲へと枝葉を広げていくのも良い方法なのではないかと、最近は思い始めてきました。

あるいは、すでに家のどこかに『カインド・オブ・ブルー』があるんだけれども、埃をかぶっていて、なかなか聴く気が起きないという方や、これから『カインド・オブ・ブルー』を聴いてみようかなと思う人は、《ブルー・イン・グリーン》から聴いていただいてもよろししいんじゃないかなと思います。

このアルバムは、100回聴いてもまったく飽きない深さと発見の尽きないアルバムだと思いますので、機会があれば、今度は別の聴きどころも紹介していきたいと思います

記:2021/01/22(talk:2018/12/24)






参考記事


>>カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイヴィス
>>シンナーに気をつけろ!『カインド・オブ・ブルー』の《ブルー・イン・グリーン》
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