マイルス、エレクトリック路線に走る直前のアルバムとメンバー

なぜマイルスは電化路線に走ったのか? こればっかりは、 マイルス本人にしか分からないことですが、 「おそらくは、こういうことなのかな?」という流れを 喋ってみました。 よろしければ、お聴きになってください。 ▼電化マイルス前夜〜なぜマイルスはエレクトリック路線に移行したのか? そして、その時期、マイルスを支えたクインテットのメンバ…

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マイルス、《ソーラー》のカップミュート

マイルスの『ウォーキン』に収録されている、 《ソーラー》、大好きなんですよ。 なので本日アップしたYouTubeでは、 『ウォーキン』を紹介するつもりでいたのが、 結局、《ソーラー》のことばかり熱く語ってしまいました。 ソーラーというと、 ソーラーパワー! ガンダムでいうとソーラ・レイ(波動砲)!? つまり、カッ!と熱いイメージかも…

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快楽マイシャ

マイルスの『ゲット・アップ・ウィズ・イット』。 このアルバムの1曲目、 《ヒー・ラヴド・ヒム・マッドリー》の後に流れ出す 《マイシャ》は最高です。 レコードの場合は、 裏面にひっくり返す必要がありますが。 もちろん《ヒー・ラヴド・ヒム・マッドリー》も 深~い味わいなのですが、 沈鬱でストイックな30分に没入した後の開放感を 快楽《マイ…

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YouTubeに、マイルスネタ、カインド・オブ・ブルーネタを引き続きアップしました。

引き続きYouTubeに動画をアップしました。 ▼『カインド・オブ・ブルー』が録音された年 ▼マイルスのトランペットの特徴/カインド・オブ・ブルー https://www.youtube.com/watch?v=IaxBa8MP288 ▼サイドマンたちのオススメアルバム~『カインド・オブ・ブルー』 https://www.youtube.com/watch?v=1J…

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『スケッチ・オブ・スペイン』評をアップしました。

最近年をとってきたせいか、 マイルスとギルの『スケッチ・オブ・スペイン』がめちゃくちゃ染みてくるんですよね。 ギラリと照り付ける夏、 猛暑。 ゆらゆらと煮えたぎるような空気を、 マイルスのトランペットが冷たく切り裂いていくかのよう。 この寂寥感といったら。 ほんと、たまらんです。 暑い日が続いていますが、 たぶんマイルスのトラ…

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アイスクリームが好きだったマイルス

ソニー・クラークが『クール・ストラッティン』で演奏している 《シッピン・アット・ベルズ》。 これ、タイトルの意味っていったい何? と長いこと考えていたのですが、 じつは、アイスクリーム屋の名前だったのだそうです。 マイルス・デイヴィスはアイスクリーム好きだった。 それに関しての記事をアップしました。 ▼こちら アイスクリームが好きだったマイルス …

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『ジャック・ジョンソン』2種類のジャケット

Jack Johnson マイルスの『ジャック・ジョンソン』には2種類のジャケットがあります。 ジャック・ジョンソン と A Tribute To Jack Johnson ですね。 あなたは、どちらのバージョンをお持ちですか? そして、どちらのジャケットが好きですか? この2種類のジャケットに関しての記事を書きました。 ▼こちらです…

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Miles In Tokyo 1975/Miles Davis 評

Miles In Tokyo 1975/Miles Davis マイルス・デイヴィスの『マイルス・イン・トーキョー・1975』評をアップしました。 ▼こちらです ライヴ・イン・トーキョー 1975/マイルス・デイヴィス 最高傑作の誉れ高い『アガルタ』と『パンゲア』は、 来日した時の大阪公演のライヴ。 その10日前に東京で行われたコンサートの模様が収録されたのが…

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マイルスがオープンラッパで吹く《アイ・ウェイテッド・フォー・ユー》

Miles On Blue Note マイルス・デイヴィスといえば、ミュートトランペット。 それも、キーン!と鋭い音色のハーマンミュートが トレードマークになっており、 それはそれで確かにそうなのですが、 しかし、だからといって「ミュートの人」というイメージで終わらせてしまうのは、 あまりに勿体なさすぎる! だって、マイルスのオープンで吹かれるトランペッ…

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ディレクションズ マイルス・デイヴィス

Directions/Miles Davis いや~、盲点でした。 マイルス・デイヴィスの『ディレクションズ』。 なかなか手が伸びないアルバムの1枚だったんですが、たしかに内容は充実、面白い。 奄美大島「サウンズパル」の音のソムリエ・高良俊礼さんより、マイルスの『ディレクションズ』評をご寄稿いただきました。 ▼こちらです(・∀・)b マイルス・ディヴィス …

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ブラック・コメディ マイルス・イン・ザ・スカイ

Miles In The Sky/Miles Davis 《スタッフ》や《パラフェルナリア》ばかりに注目が行きがちな『マイルス・イン・ザ・スカイ』ですが、まだ黄金のクインテット時代の4ビートの面影を濃厚に残した《ブラック・コメディ》も秀逸です。 ショーター、ハンコック、ロン、トニーが、いつも通りにアコースティック・マイルス・クインテット時代の芳香を放ちます。 特に、…

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スティーミン マイルス・デイヴィス

Steamin'/Miles Davis マイルスの『スティーミン』を聴くたびに、夜な夜な演奏しているグループならではの一体感というか、アンサンブル力にノックアウトされてしまいます。 そして、表出する、この時期ならではのグループカラー。 ビシッ!と一糸乱れずに演奏のタイミングが決まる《ソルト・ピーナッツ》。 このナンバー、 ♪ソッピーナッ!ソッピーナッ!ってヴォーカ…

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Paul's Mall, Boston, Sept 1972 マイルス・デイヴィス

Paul's Mall, Boston, Sept 1972/Miles Davis 1972年のマイルスのライヴ。 オン・ザ・コーナー好きは必聴! ゲット・アップ・ウィズ・イット好きも必聴! ジャック・ジョンソン好きは必聴! そしてトドメは、ビッチェズの《サンクチュアリ》! 超弩級!驚愕興奮のオンパレード! 1972年のマイルスのライブ音源どす! …

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マイルストーンズの靴音

Miles In Berlin/Miles Davis 見逃していませんか? マイルスの靴音。 『マイルス・イン・ベルリン』の冒頭、 《マイルストーンズ》が始まる直前の、あの靴音。 この靴の音の主は、おそらくマイルスでしょう。 靴音でテンポをメンバーに指示し、 そして怒涛のハイスピードを誇る《マイルストーンズ》に突入! コン、コン、コンコンコン…… こ…

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Live Evil マイルス・デイヴィス

Live Evil/Miles Davis マイルス・デイヴィスの『ライヴ・イヴィル』評を「カフェモンマルトル」にアップしました。 ▼こちら ライヴ・イヴル/マイルス・デイヴィス とにかく、マイケル・ヘンダーソンのベースと ジャック・ディジョネットのドラミングのコンビネーションが抜群にカッコいい! これは、70年代のロック好き、 特にツェッペリンとか、クリー…

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LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL 1981 マイルス・デイヴィス

Live At The Hollywood Bowl/Miles Davis Sextet 『ウィ・ウォント・マイルス』が大好きな人は、ぜひ耳を通して欲しい音源ですね。 マーカスもマイク・スターンも冴えまくってます。 アル・フォスター、マーカス・ミラー、マイク・スターン、ビル・エヴァンス……。 いま考えてみれば、素晴らしいメンツがそろってましたね。 復帰…

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ダーク・メイガス ウィリー マイルス・デイヴィス

Dark Magus/Miles Davis マイルス・デイヴィスの『パンゲア』は大好きだけど、『パンゲア』ばかり聴いていたため、少し飽きてきたかな? ……という方。 そして、『パンゲア』の、あの「ヤバすごい」テイストのもの、他にない? ……という方。 あります、あります! 『ダーク・メイガス』です。 前半のアル・フォスターのドラ…

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Live in Tokyo 1975 マイルス・デイヴィス

Miles In Tokyo 1975/Miles Davis 来月8月7日発売予定のマイルス、ライブ盤です。 1975年といえば、『アガルタ』『パンゲア』の年。 マイルスが来日し、 大阪で 昼に『アガルタ』、 夜に『パンゲア』しまくりました。 しかし、場所は大阪。 では、東京での演奏は、いかに?? すでにブートで聞いているマイルスフ…

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マイルス・イン・ベルリン

Miles In Berlin/Miles Davis 『マイルス・イン・ベルリン』。 最初は、そして長らく 1曲目の《マイルストーンズ》に夢中だったんですが、 それは、快活なトニーのシンバルワークが90%その理由なんですが、 リズム以外に注目すると、 やはり、このアルバムの目玉は 次曲の《枯葉》なのではないでしょうか? マイルス、新しいフレーズを搾り…

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Complete Jack Johnson Sessions マイルス

マイルスの『ジャック・ジョンソン』好きは、 是非とも持っておきたいボックスセットです。 やっぱり、いつ聴いても ジョン・マクラフリンのギターと、 マイケル・ヘンダーソンのベースが最高です。 別テイクは最初から律儀に全部聴かずに、 その日の気分でランダムに聴くぐらいの感じでOK。 なにがイイかって、 マイルスが微妙にニュアンスを変…

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Live Around the World マイルス

1988年から1991年。 この時期のマイルスの音楽は、 長い長い「マイルス史」から俯瞰すれば、 ずいぶん丸くポップになったなと思うわけですが、 しかし、そのような「予備知識」を取り払い、 キャリア最終地点に近いこの時期の音源を聴くと、 やっぱりマイルスのトランペットの表現の深みは 「タダモノではない!」と思うのです。 それとバックのバンドのアンサ…

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ソーサラー マイルス・デイヴィス

恥ずかしながら、 マイルスの『ソーサラー』の本当に魅力に気付いたのは、 ジャズを聴き始めて10年以上経ってからでした。 ハンコック、トニー、ロン、ショーターのクインテットの作品では、 『マイルス・スマイルズ』、 次いで『ネフェルティティ』という順にフェイヴァリットになって、 だいぶ時間がたってから 『E.S.P.』と『ソーサラー』の魅力に開眼、という順序でし…

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Miles Davis In A Silent Way

熱過ぎず、かといってクール過ぎず。 (ま、温度感はクール寄りかな?) この絶妙な音の肌ざわりが 私が『イン・ア・サイレント・ウェイ』を好きな理由。 好きさが高じると、 こういうモノにも手を出してしまっちゃうわけですよ。 コンプリートのほうね。 でも、はじめて聴く人は、 普通のアルバムから聴いてほしいなと思います。 …

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ロスト・クインテットの貴重音源発売!Miles Davis Quintet: Live in Europe 1969

マイルス「ロスト・クインテット」の貴重音源、 いよいよ発売ヽ( ̄▽ ̄)ノ パワフル度、フリー度、知的度、当意即妙度などなど、 歴代マイルスグループの中でもこれらの要素はダントツに高いメンバーだと思いますよ、 ロストクインテットは。 ウェイン・ショーター(sax) チック・コリア(key) デイヴ・ホランド(b) ジャック・ディジョネット(ds) …

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ダイドーブレンド マイルスCM

やっぱ、マイルスかっけ~! これのCMね。   ↓ 当店全品P増量!9月発売★4ケースまで送料同じダイドーブレンド ブレンドコーヒー185g缶 30本...価格:2,236円(税込、送料別) 缶コーヒーを飲む習慣のない私でも 思わず飲んでみようかな、 と思ってしまうじゃないですか。 ダイドーブレンドのヘミングウェイ編も好きです。 …

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匿名探偵 ラウンド・ミッドナイト

高橋克典主演の「匿名探偵」。 片瀬那奈演じる弁護士と打ち合わせをする 森次晃嗣がバーテンのバー(なぜか客席よりもカウンター内部のほうが広い)で流れていたのが、 マイルスの《ラウンド・ミッドナイト》。 もう、なんというか、 この演奏は、 ハードボイルド、大人のオトコとオンナの 「音のアイコン」になってしまってますね。 ラウンド・ア…

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マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』と『ドゥ・バップ』

昨晩、ジャズブロガーのいっきさんのブログに書き込みをしながら気が付いたのですが(⇒こちらの記事です)、マイルス・デイヴィスの晩年の名作『ドゥ・バップ』と『カインド・オブ・ブルー』って結構似ているんじゃないかと。 もちろん、音楽のスタイルはまったくもって別物なのですが、そこからほとばしるニュアンスのようなものが似ている、だから自分は『カインド・オブ・ブルー』と等しく『ドゥ・バップ』が…

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マイルス長期引退直前の2枚

1975年から80年までのマイルスは謎に包まれており、様々な噂を憶測を呼んだ。彼のおびただしい病気――関節炎、滑液嚢炎、胃潰瘍、喉頭のポリープ、肺炎、感染症、股関節の度重なる手術――は、アルコール、バルビツール、コカインの大量摂取によって苦痛や退屈をしのごうとする患者自身の試みが仇となったものだ。彼は、不潔な注射針で様々な薬物を足に打ち続けた結果、ある日突然歩行さえも困難になり、最悪の場合、…

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「踊れないファンク」としての『オン・ザ・コーナー』~ジャズ・ヒップホップ・マイルス

中山康樹氏・著の『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』。 ジャズ・ヒップホップ・マイルス/中山康樹 マイルス・デイヴィスの『オン・ザ・コーナー』に関して、 なかなか興味深い記述があります。 以下引用。 人種が変われば、ダンスの概念も変わるということかもしれない。そしてファンクにおける「ダンス」とは、必ずしも踊ることを意味するものばかりではないとい…

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タモリとマイルス、マイファニー

タモリ氏が好きなマイルスのアルバムは、 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』だということは けっこう有名な話です。 My Funny Valentine/Miles Davis 先日も紹介しましたが、 今、アマゾンで輸入盤を2枚以上購入すると 10%の割引になるのですが、 その中の対象商品にも マイルスの『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』がありました。 …

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Miles Davis『Milestones』評

マイルス・デイヴィスの『マイルストーンズ』評をアップしました。 ⇒こちらです。 アルトサックス奏者、キャノンボール・アダレイが加入し、クインテット(5重奏団)から、セクステット(6重奏団)に生まれ変わった直後の録音です。 彼の加入により、サウンドがよりいっそうカラフルになり、さらにパワフルにもなりました。 このカラフルさ、パワフルさは、ラストナンバーの《ス…

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放送第59回『マイルスとマーカス』(3)

私の自宅には、生前の宮沢さん、そう、かつて渋谷にあった「Swing」というジャズ喫茶のマスターにダビングしてもらった「Miles in 新宿」というタイトルのVHSビデオテープがあります。 いまでも時折このビデオの映像を見ます。 なぜなら、とても特別な思い入れのある映像だからです。 私が動くマイルスを見たのがこの映像が最初だからです。 というより、まだジャズの「ジャ」の字も分から…

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放送第45回『エレクトリック・マイルス』特集(1)

今晩22時からミュージック・バード JAZZ chと、 13日の木曜日に23時より放送される、ミュージックバード cross culture chでの『快楽ジャズ通信』の特集は「エレクトリック・マイルス」です。 先日、先行してコミュニティFM放送された「キャラヴァン特集」は、次週の放送となります。 今回のゲストは、『日蝕』で芥川賞を受賞した作家・平野啓一郎さんです。 …

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ザヴィヌルが語る『ビッチェズ・ブリュー』

『ビッチェズ・ブリュー』だけど、あれを作ったのは私とチック・コリアだと言ってもいいくらいだ。マイルスはコントロール・ルームにいて、たまに出てきてトランペットを吹いていた。 (ブライアン・グラサー『ザヴィヌル~ウェザー・リポートを作った男』より) そうだったんだ!

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ラテンタッチで、かの名盤を!『アナザー・カインド・オブ・ブルー』

マイルス・デイヴィスの歴史的傑作の『カインド・オブ・ブルー』。 カインド・オブ・ブルー [Hybrid SACD] これをラテン・バージョンで演っちゃいました、というのがコンラート・ハーウィグのこのアルバムです。 Another Kind of Blue: Latin Side of Miles Davis 最初はおふざけかな?と思ったのです…

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