直立猿人のラヴ・チャント

決シテ朝カラ聴カナイデクダサイ。。。 もうすでに過去に何度も書いていることかもしれないけれど、 ミンガス『直立猿人』のラストナンバー《ラヴ・チャント》が大好きだ。 14分の長尺演奏の冒頭を飾る マル・ウォルドロンのピアノのリフレイン。 このメランコリックで、重たく、 曇り空を想起させる、無骨でちょっと不機嫌なピアノの音型が、 この曲のムードを決定付けている。…

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晴れた冬の日に《ジャコ・レゲエ》

Stuttgart Aria/Jaco Pastorius & Biréli Lagrène 晴れた12月の冬の日。 カラッと晴れた空。 午後。 『シュトゥットガルト・アリア』の《ジャコ・レゲエ》が気持ちよく鳴り響いていました。 クリアな音、 バランスの良い演奏。 ほとんど、スタンダードの《柳よ泣いておくれ》ですが、 このホンワカとした感じ…

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ミンガスの一本指奏法

真似するとこうなる? 個人サイト「カフェモンマルトル」に、 記事「ミンガスの一本指奏法」をアップしました。 ▼こちらです(・∀・)b ミンガスの一本指奏法 ミンガスの音色、トーンは やっぱり同時代の他のベーシストと比較しても、 かなり独特なんですね。 どうしてかな?と考えながら書きました。 ▼《フロイトの母》の安定感は、やっぱり異常?! …

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リー・モーガン『ラスト・アルバム』で聴けるエレクトリック・アップライトライト・ベース

The Last Sessions/Lee Morgan ジャパンのフレットレス奏者である故・ミック・カーン。 私は彼の特徴的なベースが大好きで、だからこそベースを始めたということがあるんですけれども、とにもかくにもミック・カーンのベースは独特なんですよ。 フレットレスの特性を活かした大胆なスライドや、音程を揺らすような奏法。 さらに、ヴォーカルのメロディに張り合うか…

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イントゥ・ザ・サイレンス アヴィシャイ・コーエン

Into The Silence/Avichai Cohen ベーシストではなく、トランペッターのほうのアヴィシャイ・コーエンね。 ECMでの録音。 あれ、ECMで?って最初は思ったものです。 彼の力強いトランペットは、もちろんそのサウンドの隙間からはほとばしる情熱とともに、それと相反するかのような痛々しいほどの哀しみのニュアンスが滲み出ることがあるのだけれども、EC…

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ヴィジテーション サム・ジョーンズ

Visitation/Sam Jones もちろん音楽も良いのだけれど、まずはジャケットに惹かれてしまうアルバムなんですね。 このアングル、このサムの表情。 そして、しなやかで長い指。 もう生まれる前からベーシストってな感じの空気が醸し出まくっており、こんな素晴らしい表情でベースを弾くことなんて、アタシだったら3回死んでも無理無理無理って感じですな。 肝心な「音」の…

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ロン・カーター 枯葉 ベースソロ

1964年。 マイルス・デイヴィス・クインテットのライブ映像です。 演奏曲は《枯葉》。 ロン・カーターの長めのベースソロを楽しめます。 まだこの頃のロンのベースは、太くて重い。(・∀・)b トニーの笑顔、厳しい顔で見守るマイルス。 あと、見逃せないのはショーターのソロ。 テナーサックス、良い鳴り、良い音、どんどん発展してゆくフレーズ。…

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インランド・フィッシュ 吉沢元治

Inlandfish/吉沢元治 正月。 時間がたっぷりある、こういう時期だからこそ、普段あまり聴いていなかった深い音表現をBGMとしてではなく、じっくり、たっぷり、ゆったりと鑑賞したい。 孤高のベーシストだった吉沢元治のソロ(曲によっては豊住芳三郎がパーカッションで参加)。 1974年の作品。 交互に現出するピチカートとアルコ弾き。 ところどころに現出する…

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メキシコの想い出 チャールス・ミンガス

Tijuana Moods/Charles Mingus ミンガスのぶっ太いベースが根っこを支える、濁りの成分がたまらない重厚なアンサンブル。 チャールス・ミンガスの虜になった人は、この「ミンガス臭」が漂いまくる「オトコくさい」サウンドの虜となる期間が長いようです。 私もそうでした。 ところが、それだけではなく、たとえば哀感や寂寥感が、ふと醸し出てくるようなミンガスが…

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ジャコ・パストリアス アーリー・イヤーズ・レコーディングス

Early Years Recordings/Jaco Pastorius いきなり《ドナ・リー》や《トレイシー》を引っさげて、パパッとデビューしたわけではないということが、ジャコ・パストリアスの『アーリー・イヤーズ・レコーディングス』を聴くとよく分かります。 ジャコにはジャコなりの試行錯誤があり、衝撃の『ジャコ・パストリアスの肖像』にいたるまでの道のりがあったのだということ…

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ハービー・ハンコックとジャコ・パストリアスの《4 AM》

Mr.Hands/Herbie Hancock 午前4時に聴くよりも、午前7時に聴いたほうが「朝の始まり」を実感できるナンバー《4 AM》。 ポール・ジャクソン、ロン・カーターら様々なベーシストが参加し、それぞれのベーシストの個性を味わえる贅沢アルバム、ハービー・ハンコックの『ミスター・ハンズ』。 このアルバムの中では、個人的には、ジャコがベースを弾いている《4 AM》がお…

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ジャム・フォー・ユア・ブレッド/レッド・ミッチェル

Jam For Your Bread/Red Mitchel レッド・ミッチェルの代表作。 たしか、『サム・ホット・サム・スイート・サム・ワイルド』というタイトルだったと思うんだけど、 ⇒サム・ホット・サム・スイート・サム・ワイルド/レッド・ミッチェル さっきアマゾンで見てみたら、『ジャム・フォー・ユア・ブレッド』というタイトルになっていましたね。 収録曲も同じ…

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グレート・コンサート・オブ・チャールス・ミンガス

Great Concert of Charles Mingus/Charles Mingus 怒涛の2枚組! グレートなのは演奏内容だけではなく、ジャケ写もグレイト! ジャケットのミンガス、やっぱり怖ぇ~! 私はエリック・ドルフィーが好きで、ドルフィー経由でミンガスが好きになったくちです。 ドルフィーを聴くつもりでミンガスの音楽を最初は聴いていたのですが、面…

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マラカイ・フェイヴァースのベース

Full Force/Art Encemble Of Chicago アート・アンサンブル・オブ・シカゴのベーシスト、マラカイ・フェイヴァースのベース、昔からすごく好きでした。 なにしろ、音もグルーヴも太いし、ウネるんですよ、すごく。 私もそんなベース弾けたらなぁ、と思い、『フル・フォース』の中で、印象的なベースの一部をウッドベースで弾いてみて、動画を以下の記事にア…

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ディープ・イン・ア・ドリーム:スコット・ラファロ・ライヴ・イン・1958

ラファロファン必携?! TVのジャズ番組『スターズ・オブ・ジャズ』に出演した3回分の演奏 ⇒11曲 ボブ・アンドリュース(ジャズ・プロデューサー)経営のレコード店の 倉庫でおこなわれたリハーサル・セッション ⇒1曲 音質は、……まぁ、良くはないですが、 ただでさえも活動期間の短いラファロのこと、 未発表の音源が聞けるだけでも ありがたいと…

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ジャズ喫茶で聴きたい名盤は、やはりベースが良いですな

個人的には、自宅で聴くよりもジャズ喫茶で聴いたほうが、 何十倍もよく聴こえる名盤の1枚に 『ケニー・バレル・アンド・ジョン・コルトレーン』があります。 オーディオ的にお店のほうが優れているということもあるし、 雰囲気的なものも、家以上によく聴こえる要因のひとつですね。 もちろんバレルもトレーンも良いのですが、 最近では、ラストの《ビッグ・ポール》の イン…

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ミンガス・バンドのパウエル

チャールス・ミンガス率いる剛腕バンド。 サックス奏者は、 アルトがエリック・ドルフィー、 テナーがブッカー・アーヴィン。 良くも悪くもアクの強いメンバーの中、 ゲスト参加したバド・パウエルが奏でる 《四月の思い出》のピアノソロが異色で良いですね。 パウエルがアドリブをとりはじめた瞬間から、 ゴッツく濁ったミンガス空気が、 アッサリとパウエル色…

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省エネ奏法が生み出す歌心~ポール・チェンバースのベース

Bass On Top/Paul Chambers 昔書いた、チェンバースのベース奏法に関してのテキストを 加筆してみました。 ▼こちらです 省エネ奏法が生み出す歌心~ポール・チェンバースのベース チェンバースの『ベース・オン・トップ』は、 アルコ奏法の《イエスタデイズ》だけではなく、 ピチカート奏法の《帰ってくれればうれしいわ》にも注目してみよう! …

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セシル・マクビーの指 山下洋輔の《マイ・フェイヴァリット・シングズ》

ジャズのベースを習い始めると、 というか、習わなくても、 ジャズの4ビートのベースを弾いていると、 エレベ、ウッベどちらのベースでも、 クラシックのコントラバスを弾くような指使いになってきます。 親指をネックの裏側にあてて、 残りの4本指を弦の上に置くような 「あのカタチ」です。 このフォームが、弾いていてラクな上に、 正確な場所に指を着地させや…

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「パーシー・ヒース」記事加筆~ロン・カーターとチェンバースのオススメ盤も

先日アップした記事、 「パーシーヒースこそ、モダンジャズベースの教科書なのだ」を 加筆しました。 ▼こちらです。 パーシーヒースこそ、モダンジャズベースの教科書なのだ 記事中、ヒースのベースを源流として、 ポール・チェンバース⇒ロン・カーターと ベースのスタイルが時代と共に変遷していった旨を書きましたが、 ついでなので、 ヒースと、チェンバー…

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ジャコ・パストリアス奏法 「ドナ・リー」1曲マスター

ベーシスト・水野正敏氏が解説するDVD、 『ジャコ・パストリアス奏法 「ドナ・リー」1曲マスター』。 ジャコ・パストリアス奏法 「ドナ・リー」1曲マスター [DVD] この映像を見れば、 《ドナ・リー》のテーマぐらいまでは、 ベースで弾けるようになる……、 とは思いますが、 それは、その人のベース歴や技量次第なので、 「絶対に」とは申せません。…

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チャーリー・ヘイデン ドン・チェリー

チャーリー・ヘイデンがリーダーの 『ザ・モントリオール・テープス』は、 様々なジャズマンとの共演の音源が出ていますが、 本日はドン・チェリーとの共演盤をご紹介。 ドン・チェリーをフロントに、 あとはチャーリー・ヘイデンのベースと、 エド・ブラックウェルというシンプルな編成。 このピアノレストリオの演奏、 なかなか気持ちいいのです。 メロディア…

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サイドワインダー ボブ・クランショウ

The Sidewinder/Lee Morgan リー・モーガンの代表曲、《ザ・サイドワインダー》。 この曲のボブ・クランショウのベースの 重さ、太さ、粘り、重心の低さに気づいてからというものの、 それ以外の音は、 まったくといっていいほど聞こえなくなってしまった。 と、書くと大げさではありますが、 でも、《ザ・サイドワインダー》は、ベース中心で聴…

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Soular Energy レイ・ブラウン

レイ・ブラウンの太陽エネルギー! 明るいパワーを放射するピアニスト、 ジーン・ハリスとの共演で 「陽」のオーラの発散度50%増し! レイ・ブラウンがリーダーの ゴキゲンなピアノトリオです。 Soular Energy ▼収録曲 1. Exactly Like You 2. Cry Me A River 3. Teach Me Tonig…

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ベース・オン・トップ/ポール・チェンバース

Bass On Top/Paul Chambers ベースの歌わせ方。 ポール・チェンバースの『ベース・オン・トップ』収録の 《ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ》の旋律を追いかけるのも一つの手だと思います。 テーマの処理の仕方、 アドリブの組み立て方……。 チェンバースのベースをなぞっていくだけで、 ベーシストに必要な 様々な「…

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ポール・チェンバース・クインテット

ポール・チェンバースと相性の良いドラマーといえば? まずパッと浮かぶのがアート・テイラー。 チェンバースのラインと テイラーのブラシの音が耳の中で鳴り始めている方は、 かなりのハードバップ好きさんですね(^▽^) レッド・ガーランドの『グルーヴィ』とか、 バド・パウエルの『アメイジングvol.5』とか、いいですよね。 次にパッと思い浮かぶのが、やっぱ…

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ジャンゴ MJQ

Django/MJQ 改めて《ジャンゴ》のサビの箇所のベースラインは凄いなと思う。 ソロ奏者が頑張れば頑張るほど(MJQの場合はヴァイブorピアノ)、 ベースラインが浮き彫りになってくるのだから。 物哀しいAメロから雰囲気一転!というニュアンスが色濃く出るのも、あのベースラインあってこそ。 恐るべしパーシー・ヒース! (ベースライン考えたのはジョン…

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モーション ソニー・ダラス

リー・コニッツのピアノレストリオ名盤『モーション』。 もう何度も書いたし、 ラジオでも喋ったかもしれないけど、 とにもかくにもソニー・ダラスの 男なベース を聴け! 一瞬のアドリブにかけるコニッツと、 武井壮も真っ青な百獣の王、エルヴィン・ジョーンズの猛ドラミングを最初から最後までストイックな低音で支えるソニー・ダラスのベースが滅茶苦茶カッコ…

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スピーク・ロウ ウォルター・ビショップ Jr.

もちろんウォルター・ビショップのピアノも最高だけれども、今日はジミー・ギャリソンの骨太なベースに耳をフォーカス。 すると、いい意味でラフなG.T.ホーガンの揺れるドラムも心地よい。 なんて素敵なピアノトリオ・タイムの午後。 スピーク・ロウ / ウォルター・ビショップJr.

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ベースだけで聴けちゃうヒューストン・パーソンの《ジャミラ》

先日、床の上に横になりながら、ヒューストン・パーソンの『グッドネス!』を聴いていたんですね。 床に置きっぱなしのスピーカーから、フローリングの床の板を伝わって、ズンズンと低音が伝わってくる。 ボブ・ブッシュネルのエレクトリック・ベースが身体全体に伝わってきて、心地よい! 通常、このようなR&Bテイストのジャズは、オルガンが活躍することが多く、つまり、ベースライン…

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アンソニー・ジャクソンのベースソロ

Voice/上原ひろみ(el-b:アンソニー・ジャクソン) 私が大好きなベーシストの一人、 アンソニー・ジャクソンがベースソロをとっている映像をYoutubeで発見しました。 1980年の武道館のライブ演奏で、 渡辺貞夫やスティーヴ・ガッドらが参加しています。 弾けば弾くほど、 どんどんノッてゆくアンソニー。 笑顔で見守る渡辺貞夫。 演奏の…

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サム・ホット・サム・スウィート・サム・ワイルド レッド・ミッチェル

2011年9月27日の今日から ちょうど55年前の 1955年9月27日。 ベーシスト、レッド・ミッチェルは 『サム・スウィート・サム・ホット・サム・ワイルド』 を録音しました。 現在、品切れのためか、 Amazonでは、かなり高めの価格で 出品されているようです。 しかし、ほのぼのとして 良い内容のアルバムではありますが、 個人的な相場感からい…

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ジャコ・パストリアス 60th アニバーサリー・コレクション

ジャコ・パストリアスの生誕60周年日本企画BOX『ジャコ・パストリアス 60th アニバーサリー・コレクション』が、ジャコの命日の9月21日に発売されます。 ディスク枚数は6枚。 紙ジャケットBOXセットで、なんとフェンダー・ジャズベースのフィギュア付きです!(笑) ⇒ アマゾンで予約する。 特典や音源の内容は以下のとおりです。 1. WB時代の5作…

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『粘土の城壁』で台風をぶっとばせ!

大型台風6号が関東に接近中で、昨日より雨が降ったりやんだり、そして湿度がベタベタに高く冷房を切ると、まったりとした空気がドンヨリと重たくのしかかってきます。 そんな時は、曇った気分をはねのけるほどパワー溢れる音楽を聴きたいですね。 だから、ベーシスト、アンリ・テキシェの『粘土の城壁』。 息子のサックス奏者、セバスチャン・テキシェを伴い、たった3人編成のピアノトリ…

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チャーリー・ヘイデン『ザ・モントリオール・テープス・ウィズ・ドン・チェリー・アンド・エド・ブラックウェル』評

本日2011年7月2日より、ちょうど21年前の1989年7月2日、チャーリー・ヘイデンをリーダーとする、エド・ブラックウェル(ds)とドン・チェリー(tp)のピアノレストリオは、モントリオールにて熱演を繰り広げました。 オーネット・コールマンのナンバーを中心に、サクサクと軽快にメロディを綴ってゆくドン・チェリー。 粘りのある重心低いベース音で、演奏を地面の底からわき上がる…

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Ron Carter『Parade』評

それほど愛着のあるアルバムというわけではないにもかかわらず、“この1曲”があるために、時々棚から取り出して聴いてしまうというアルバム、ありませんか? 私にとっては、ロン・カーターの『パレード』がそうです。 Parade [CD, Import, From US] / Ron Carter (CD -... 《ジプシー》という曲の、ロンの4ビートの刻みが凄い。耳が引き込ま…

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ベースだけでも聞けてしまう、ジャズ・アット・マッセイ・ホール

本日2011年5月15日より、ちょうど58年前の1953年5月15日に、ビ・バップの巨匠たち(チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、バド・パウエル、チャールス・ミンガス、マックス・ローチ)が、カナダはトロントのマッセイホールに集結し、ライブを繰り広げました。 Jazz at Massey Hall 演奏、アンサンブルにはそれほど一体感は感じられないのに、演奏に引き込…

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スコット・ラファロ、4ビートの快楽

先日紹介した、新刊の『スコット・ラファロ その生涯と音楽』。 彼の生い立ちや恋、音楽の学びの過程などは、妹のヘレンさんの記述を興味深く読んでいただくとして、ヘレンさんの章の後に設けられた解説の章が個人的には面白く、昨日も何度も読み返しながら解析の対象となるアルバムを交互に聴いています。 先日も書いたとおり、ソロ奏者、あるいはビル・エヴァンスの「会話」の相手としての…

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ウッドベース~ガット弦のメリット・デメリット

今では、チャーリー・ヘイデンなどの一部のベーシストを除けば、ウッドベース(コントラバス)の弦は、スティール製のものが主流ですが、昔のジャズにおいては、ガット弦が主流でした。 たとえば、パーシー・ヒース、ポール・チェンバース、チャールス・ミンガス、オスカー・ペティフォードら、様々なジャズの名盤に参加しているベーシストが使っていたのはガット弦。 つまり、40年代、50年代の我…

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チャック・イスラエルのベース

Moon Beams/Bill Evans チャック・イスラエル(イスラエルズ)のベースが好きなジャズファンは意外と多いです。 彼の特徴は一にも二にもセクシーな音色でしょう。 たとえば、スコット・ラファロや二―ルス・ぺデルセンのようなアクロバティックな速弾きはしないのですが、一音一音をしっとりと色気のある音でつつんでくれる魅力をたたえています。 彼の音色を楽しみたいの…

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マイク・リバード(b)/Club d'Elf 2010/12/18

先月の12月18日、 渋谷の「Shibuya WWW」で行われた、 ジョン・メデスキーをフィーチャーしたClub d'Elfのライブの ベーシスト、マイク・リバードの雄姿です。 photo:Shinichi Takahashi じつは、マイクが弾いている楽器は、 私がお貸したウッドベースなのです。 先日惜しくもこの世を去った、フレットレス・ベース奏者、 …

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ウイムス・オブ・チェンバース ポール・チェンバース

本日紹介のアルバムは、ブルーノート1534番。 ベーシスト、ポール・チェンバースがリーダーの『ウイムス・オブ・チェンバース』です。 トランペットがドナルド・バード、 テナーサックスがジョン・コルトレーン、 ギターがケニー・バレル、 ピアノがホレス・シルヴァー、 ドラムスにフィリー・ジョー・ジョーンズと、 当時、もっともいきが良く、油の乗っていたブルーノートの看板…

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ブラジル発。14歳の凄いベーシスト

弱冠14歳のブラジル出身のベーシスト、マイケル・デヴィッド(Michael 'Pipoquinha' David)君の映像です。 小さな身体に不釣り合いなほどの6弦ベースから繰り出されるジャコ・パストリアスの愛奏曲《チキン》や、スラップ(ちょっぱー)。 観ていて、聴いていて楽しい気分にさせてくれます。 笑顔も可愛い少年。将来が楽しみなベーシストです。

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女性ベーシスト、リンダ・オーのリーダー作『エントリー』

甲斐のJAZZ虎・いっきさんが「これ、いいよ~ん」と貸してくれた、リンダ・オーという女性ウッドベーシストのリーダー作があまりに面白いので最近ヘヴィローテーション。だいたい1日に5~7回は聴いています。 シンプルなピアノレストリオ。 そこから生み出される変幻自在のアンサンブルの鍵を握るのは、ぶっ太い低音でゴリゴリと弦をかきむしるリンダ・オーの存在なのです。 この刺…

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アンソニー・ジャクソンの言葉

Q:「ベーシストは譜面を読めたほうがいいでしょうか?」 A:「人間は字を読めたほうがいいと思う?」 ……アンソニー・ジャクソン談 (「Bass Player」誌より) ● 読譜ができることをベーシストの大前提にするスタンリー・クラークにビリー・シーンの話をすると「彼は歴史に残らない」と言う。 子安フミ『ベーシストのための全知識』より引用 ベー…

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いっきさんがミック・カーンの『タイトルズ』を紹介

Titles/Mick Karn いっきさんが、私が大好きなベーシスト、ミック・カーンのファースト・ソロアルバム『タイトルズ』(日本版のLPが発売されたときのタイトルは「心のスケッチ」)をブログで紹介してくれています。 ⇒嵌るとこの軟体ベースが気持ちいい。 いっきさん、ありがとう! 私がベースをやろうと思ったのも、フレットレスベースを弾いているのも、すべてはミック…

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葉巻とクリスチャン・マクブライド

キング低音シリーズのプロデューサー、通称「低音キング」の森川進氏から教えていただいた、カッコいいクリスチャン・マクブライドの映像です。 ⇒こちら ところで、マクブライドって葉巻吸う習慣あったっけ? いや、あってもなくても、サマになりまくりです。 あの語りも、昨年のインタビューを思い出すな~。 ▼マクブライドの近作。ライナーは私が書いてます(笑)。 カインド・オブ・…

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ベーシスト上村信・参加アルバム

ベーシスト、上村信(かみむら・しん)氏は、1992年に大坂昌彦&原朋直クインテットに参加以来、8年間同グルー プのベーシストを務めた実力派ベーシストです。 96年にはダスコ・ゴイコヴィッチのツアーとアルバムレコーディングに参加。 97年にはワシ ントンD.C.のケネディーセンターにて開催されたコンサートに大坂&原クインテットのメンバーとして出演。 現在は、自己のカルテット(緑川 英…

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『スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ』

上原ひろみ書き下ろしの新曲も収録。 ▼収録曲 1. ソルジャー 2. フラニ 3. ヒアズ・ホワイ・ティアーズ・ドライ 4. アイ・ワナ・プレイ・フォー・ユー・トゥー 5. ベース・フォーク・ソング No.10 6. ノー・ミステリー 7. ハウ・イズ・ザ・ウェザー・アップ・ゼア? 8. ラリー・ハズ・トラベルド・11マイルス・アンド・ウェイテッド・ア・ライフタイム・フ…

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春 ~Sound of Contrabass~

ジャケットに大写しになったコントラバスがなにより渋いです。 日野皓正グループのレギュラー・ベーシストとしても有名な金澤英明のリーダー作『春 ~Sound of Contrabass~』。 春 〜Sound of Contrabass〜 [Original recording] / ... 参加する、もうひとりのコントラバス奏者の溝入敬三と、そしてピアノの柴田敏弥。 彼…

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ロン・カーター・ウィズ・ラッセル・マローン&ジャッキー・テラソン“ザ・ゴールデン・ストライカー・トリオ”ライヴ ブルーノート東京

「ブルーノート東京」で行われた、ロン・カーター・ウィズ・ラッセル・マローン&ジャッキー・テラソン“ザ・ゴールデン・ストライカー・トリオ”のライブに行ってきました。 う~む、感想を一言で言いますと、 枯れた感じでした(笑)。 もちろん、演奏が悪いというわけではありません。 独自の音世界が作りだされていました。 ストイックでした。 静かでした。 特に《マイ・ファニー…

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『エッセン・ジャズ・フェスティヴァル』コールマン・ホーキンス、バド・パウエル、オスカー・ペティフォード

2010年4月2日。本日よりちょうど50年前の1960年の4月2日、エッセン・ジャズ・フェスティヴァルにて、オスカー・ペティフォード、バド・パウエル達が充実した名演を繰り広げました。 ぺティフォードのベースが太い、太い! 低音そのものに酔える名演奏! ▼レビューはこちらです♪ エッセン・ジャズ・フェスティヴァル/コールマン・…

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マーヴィン・ゲイの《What's Going On?》を支えたベースの弦は?

先ほど、ラウンド弦とフラット弦の話を書きましたが(こちら)、じつは、弦の種類はこの2種類だけではありません。 動物の腸から作るガット弦。 ジャズだと、チェンバースやミンガスなど、昔のウッドベース奏者が使っていた弦ですね。 芯線のみのプレーン弦(いわゆるピアノ線)。 これは、三味線や、胡弓の最高音弦のみに使われます。 4本の線を撚り合わせて作る撚弦。 これも、三味線など…

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ミンガス・ジャズワークショップの映像

ジャッキー・バイアード。 器用なピアノだ。ストライドから、モダンな雰囲気までなんでもこなす、さながらジャズの歴史百科事典のようなピアニスト。 エリック・ドルフィー。 なんといっても、彼でしょう。この素っ頓狂ですらある跳躍の激しくアグレッシヴなアドリブは、よーく聴くと、本当によく「歌って」いる。特に、《A列車で以降》においての無伴奏のソロに注目。ほんとうに、こ…

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ジャコの《ダニア》

久々にジャコ・パストリアスの『ライヴ・イン・ニューヨーク vol.1』を聴いています。 Live in New York City, Vol. 1: Punk Jazzアーティスト: 出版社/メーカー: Big Bear発売日: 1992/03/24メディア: CDハイラム・ブロック、ケンウッド・デナードのトリオ編成のvol.2も良いのですが、私はニューヨークのシリーズでは、vol.1…

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ロン・カーターの映像

昨日のblogのコメント蘭で、話題がロン・カーターになってきているので、ロン・カーター映像を。 「サントリーホワイト」 この頃、まだ私はジャズ聴いてなかったので、CMも見た記憶がないので、妙に新鮮な演奏です。 「第一生命」 このCMも記憶にないんですよ。 見ていたかもしれないんだけれども、ジャズに興味がなかったときのCMだから記憶に残…

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放送第67回「エレクトリック4ビート」(2)

お待たせしました。 土日に放送された(ミュージックバードのcross culture channelでは木曜日に放送されます)。 今回の放送テーマ「エレクトリック4ビート」でかけたアルバムと曲をアップしましょう。 ベーシスト・池田達也氏が以前組んでいたサックスカルテット“ザ・ギフト”が ハードボイルド・サスペンス映画『ミスティ』(主演:永島敏行 、つみきみほ)のた…

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放送第67回「エレクトリック4ビート」(1)

さて、本日8時から放送されるコミュニティFMでは、ジャズはジャズでも、コントラバス(ウッドベース)ではなく、エレクトリック4ビートで奏でられる4ビートの特集をお送りします。 早速番組中でかけた曲を…… ……げっ! まだ同録が届いていない! (これを書いている、午後7時30分の時点で) 明日には届くと思うので、 番組でかけた曲に関しては、 明日以降にアップ…

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明日からの特集は「エレクトリック4ビート」です

明日からの「快楽ジャズ通信」のテーマは、 エレクトリック4ビート。 4ビートというリズムは、 ウッドベースこそ相応しいという意見、偏見が いまだに飛び交っているようです。 一時期は、 ロン・カーターの「エレクトリックベースは4ビートに合わない」発言があり、 それにアンソニー・ジャクソンが反論するような出来ごともあったり、 あるいは、過去の『Bass Magazine』…

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究極のベースソロ(2)

ベースソロが苦手な私ですが、 苦手とか、やりたくないとか、 そんなことを言ってヘラヘラしている私は まだまだ甘ちゃんだぜ~、 と痛いほど喝を入れまくってくれるのが、 ジミー・ギャリソンのベースソロの映像なのです。 この映像は『コルトレーン・レガシー』というビデオの映像なのですが(今はDVDにもなって出ています)、 私は大学時代から、ことあるごとに、 このビデオの中…

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究極のベースソロ(1)

私は、ベースソロが苦手です。 バックで伴奏をしていることが好きなのです。 だから、ジャムセッションなどで自分にベースソロがふられると逃げ出したい気分になります(笑)。 オレは、伴奏しているだけで満足なんだから、 そんなオレにスポットを当ててくれなくてもいいんですぅ~、 どうぞ、そのままテーマにお戻りください~、 という気持ちになっちゃうんです。 技量的な問題もあ…

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今年のまとめ

ジャコ・パストリアス研究家のじゃこのめさんが、「今年のまとめ」を何回かに分けてアップしてくださっています。 私にとって、そして、おそらくはじゃこのめさんにとっても、今年は実りのある楽しい1年でした。 ありがとうございました。 今年のまとめ(その1) 今年のまとめ(その2) 今年のまとめ(その3) 今年のまとめ(その4)

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ジャコとスコット・ラファロと天丼と沖縄そば

ベース弾きゆえのベース聴き疲労度というものがございまして、その「疲れる」という意味はそれは音楽的な素晴らしさとは無関係でありまして、いやむしろ音楽的にも表現的にもエッジが立っているからこそ、逆に疲労度も増すのかもしれませぬが、たとえばジャコ・パストリアスが疲労度10だとすると、スコット・ラファロが疲労度7ぐらいかな。 ジャコはエレベで音が立っているけれども、スコット・ラファロの場合はウ…

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放送第53回『レイ・ブラウン特集』(2)

私がはじめてレイ・ブラウンのベースを「いいな」と感じたのは、じつはソニー・ロリンズのアルバムを聴いたときでした。 ピアノレストリオの先駆けとなったアルバム『ウェイ・アウト・ウェスト』ですね。 ウェイ・アウト・ウエスト+3/■ソニー・ロリンズ [SHM-CD] ピアノなしのベース+ドラム+サックスという編成ゆえ、非常に隙間のある風通しの良いサウンドなのですが、レイ・ブラウンも、ド…

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放送第53回『レイ・ブラウン特集』(1)

今回の番組の特集は、ベーシスト、レイ・ブラウンの特集です。 本日は、番組でかけた曲の紹介です。 1曲目。 レイ・ブラウンのリーダー作『サムシング・フォー・レスター』より、《オホス・デ・ロホ》。 サムシング・フォー・レスター このアルバムに参加しているピアニストのシダー・ウォルトンの作曲です。 シダーのピアノも素晴らしいですが、エキサイティングなエルヴィンのドラ…

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明日からの特集はベーシスト、レイ・ブラウンです

明日からの快楽ジャズ通信は、「レイ・ブラウン特集」。 先日インタビューをしたクリスチャン・マクブライド氏の音声も交えて、レイ・ブラウンの魅力をたっぷりとお伝えします。 ちなみに、マクブライド氏は、十台後半の頃、トランペッター、フレディ・ハバードのバンドに所属しており、ずいぶんと彼に鍛えられたようです。 そのときの思い出もあわせて音声でお届けできると思いますのでお…

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マーカス・ミラー氏訪問

昨日、六本木の「ビルボード」に、来日したマーカス・ミラーのライブに行ってきました。 我々「全日本ジャコだち連盟」の最高顧問・松下氏の粋なはからいにより、ライブ前に楽屋を訪問することに。 ついでだから、インタビューして、その模様を「快楽ジャズ通信」で流しちゃえ!ってことで、英語ペラペラなディレクター嬢が通訳部隊として六本木まで緊急出動してくれました。 約30分強の時間…

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来月発売の「ジャコ・アーリー・イヤーズ・レコーディング」は……

ブログのデザインを変えてみました。 ジャコ・パストリアス研究家・じゃこのめさんにアドバイスされたからです。 先日、クリスチャン・マクブライドの取材の後、もつ煮の旨い飲み屋でビールをガブガブ飲んでいたら、じゃこのめさんに、 「雲さん、今までのゲスト出演者の写真、小さくてもいいからブログに載せといたら? 写真の力って大きいよ」 とアドバイスされたんですね。 なるほど、言…

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クリスチャン・マクブライド取材

昨日のライブの興奮も冷めやらぬ本日の午後、再び「コットンクラブ」に赴き、クリスチャン・マクブライドの取材をしてきました。 フレディ・ハバードの思い出、 インサイド・ストレートのメンバーについて、 敬愛するベーシスト、レイ・ブラウンについて、 次期プロジェクトについて、 などなど、色々と話を聞いてきました。 詳細は、また追ってお知らせしたいと思います。 私のベースを持…

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圧巻!マクブライドのベース!完全にやられました!

いや~、夜が明けてもまだ興奮がさめない。 昨日、「コットンクラブ」にクリスチャン・マクブライド(インサイド・ストレート)のライブに行ってきたんだけど、マクブライドの低音はすごかった。 パンチのある低音の一音一音が、ヘヴィ―級ボクサーが繰り出すパンチのよう。 ボスッ! ボスッ! ボスッ! 低音の一音ずつが、心地よい打撃となって、私の腹を直撃しまくり。 昨夜は、このパン…

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クリスチャン・マクブライドの新譜『カインド・オブ・ブラウン』

輸入盤のほうは、既に発売されている クリスチャン・マクブライドの新譜『カインド・オブ・ブラウン』。 日本盤は近日発売予定のようですが、 ▼アマゾンで予約できます。 これのライナー、私が書いてます(笑)。 CDのライナーノーツ執筆は、今回が初仕事だったので、かなり見本音源を聴きこんで、身も心もマクブライド漬けにしつつ、かなり時間をかけて書きました(笑)。 …

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ジャコの「アーリー・イヤーズ」シリーズのリリース、まだまだ続きます!

昨日は、ADLIB編集長の松下さんや、ジャコ・パストリアス研究家・じゃこのめさん他、数人の「ジャコ命!」「ジャコ萌え!」な“ジャコだち”が集まる「ジャコ・ミーティング」が、都内某所の蕎麦屋で催されました(笑)。 しかし、「ジャコだち」って良い言葉ですね。 以前、私の師匠でもあるベーシストの池田達也氏が、 「ジャコばっかり聴いていると自分のプレイも無意識にジャコに影響されてしまうので…

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「マルカムの要塞」に行ってきたゾ!

本日、久々に渋谷の「マルカムの要塞」に顔を出してきました。 ん? マルカムの要塞? この深~く、深~いスポットは、説明すると長くなるうえに、 雰囲気を少しずつ「感じて」欲しいゆえ、 tommy's jazz cafeをご覧ください(笑)。←手抜き(笑) 沖縄のジャズカフェ『スコット・ラファロ』の店主、tommyさんのブログに、ちょくちょく登場します、マルカムの要塞。 …

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山下洋輔イントロデューシング国仲勝男『暖流』発売!

ベーシスト国仲勝男を山下洋輔がプロデュース。 1979年録音作品、本日発売 暖流 / 山下洋輔, 国仲勝男, 佐山雅弘, 小山彰太, 武田和命, 清水靖晃, 坂田明ほか ▼収録曲 1. アンブレラ・ダンス 2. グッドバイ・ポーク・パイ・ハット 3. バグス・グルーヴ 4. ウガンジョ(聖域) 5. カプランガ 6. ナーナ・(石垣島平野)|カウンター・…

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放送第37回「エラ・フィッツジェラルド」(2) アフターアワーズ編

本日放送の、ミュージックバードで放送されるバージョンのみのオマケ・コーナー、「快楽ジャズ通信・アフターアワーズ編」は、ゲストに、アマチュア音楽家・ベーシストのAZUさんをお招きしました。 AZUさんは、エレクトリック・ベーシストのマシュー・ギャリソン(マット・ギャリソン)の弟子です。 マット・ギャリソンといえば、彼のお父さんは、コルトレーン・カルテットのベーシスト、ジミー・ギ…

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JAPAN

いっきさんがこちらに詳しく書かれていますが、私もJAPANは大好きでしたね~。 今でもよく聴いています。 というより、私がベースをやりたい!と思ったのは、JAPANのミック・カーンを聴いてからなんですね。 正確には、ミック・カーンのソロ・アルバムの『タイトルズ(邦題:心のスケッチ)』を聴いて、ベースではなく、フレットレス・ベースをやりたい!と思った(笑)。 フレッ…

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Stanley Clarke『Jazz in the Garden』

スタクラ、レニー・ホワイト、そして上原ひろみによるトリオ。 上原ひろみファンからしてみれば、上原ひろみのニューアルバム!って見方になるのだろうけれども、れっきとした、スタンリー・クラークがリーダーのニューアルバム。 しかし、演奏内容はといえば、かなり上原色が強いこともまた事実。 マイルスの《ソーラー》、スタンダードの《いつか王子様が》、レッド・ホット・チリペッパーズの《アン…

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『ジャコ・パストリアスの肖像』Blu-spec CD

ずっと書こう、書こうと思っていて すっかり忘れていたんだけれども、 『ジャコ・パストリアスの肖像』のブルー・スペックCD、かなりイイです。 レベルが高くなっただけでhなあく、音がクッキリ、通常CDよりも音が一歩、前に踏み出ているような感触があります。 そうそう、以前、じゃこのめさんから借りて聴いたんだった。 じゃこのめさんも、「このCDが出たことで、また新たな鑑賞の楽しみが増え…

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放送第29回 スコット・ラファロ(4)

プロとしての活動歴が4~5年しかないスコット・ラファロ。 当然、1枚もリーダー作はありません(活動歴の短さのわりには多くの参加音源は残っているのは番組中で触れたとおりですが)。 しかし、ラファロ作曲の素晴らしい曲はあります。 その筆頭が、なんといっても《グロリアズ・ステップ》でしょうね。 番組でも冒頭に流しましたが、美しいメロディのナンバー。 エヴァンスのピアノ…

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放送第29回 スコット・ラファロ(3)

ラファロのベースの素晴らしさは、 「ビル・エヴァンスとインタープレイという新たなピアノトリオの手法を確立しました」 という文字情報ではない。 トピックスにはなるけれども、 演奏内容がしょぼかったら ここまで多くのジャズファンに聴き継がれていなかっただろう。 ラファロのベースは 聴き手の好奇心と想像力と好奇心を刺激してやまないサムシングがあると私は感じています。 …

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放送第29回 スコット・ラファロ(2)~手癖の回避

まずは昨日の補足です。 ジョン・ルイスの『ゴールデン・ストライカー』の《ジャンゴ》ですが、ギターはジム・ホールです。 書き忘れ、書き忘れ。 申し訳ない。 この回にゲスト出演してくれたtommyさんは、ご自身のブログに “そ「自分がやらなくてもいい」という判断が出来るのは「究極のクリエィティブ」だと思うんだよね。” と書かれていますが、私もそのとおりだと思います。 …

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放送第29回 スコット・ラファロ(1)

快楽ジャズ通信第29回目の特集はベーシスト、スコット・ラファロの特集です。 全国52局のコミュニティFMでは、本日午後8時より。 ミュージックバードのジャズ・チャンネルでは、明日午後10時より。 ミュージックバードのクロスカルチャー・チャンネルでは、来週水曜日の午後11時より放送されます。 では、今回も番組で流したアルバムと曲目紹介をサラリと。 『サンデイ・アット・ザ・…

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いよいよスコット・ラファロです。

明日・明後日の「快楽ジャズ通信」のテーマは、 ベーシスト、スコット・ラファロです。 ビル・エヴァンス・トリオのインタープレイで有名なベーシストですが、「エヴァンスとの共演がラファロではない。もっと多彩な活動をしていたベーシストなのだ」と主張するのは、ゲストにお迎えした沖縄のジャズカフェ「スコット・ラファロ」のオーナーtommyさん。 「こんな録音にも参加していたんだ!?」 と…

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放送第24回 ジャコ・パストリアス特集(3)ジャコのり

先日は、ジャコの空ピックによるゴーストノートをも含めた驚くべき音符量についてを書きましたが、ジャコの凄さはもちろんそれだけではありません。 むしろ、シンプルな音数が少ないベースラインでの猛烈なグルーヴ感も特筆すべきものがあります。 その一例が、『シュトゥットガルト・アリア』の1曲目《アメリカン・ボーイ》のシンプルなラインでしょうね。 シュトゥットガルト・アリア シンプ…

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放送第24回 ジャコ・パストリアス特集(2)

じゃこのめさんがオススメのジャコ参加のジョニ・ミッチェルの音源。 これらを聴くたびに思うのですが、「もうひとつのヴォーカル」的な役どころをベースで担っているベースを聴くたびに、ジャコはベーシストだけではなく、“電気チェリスト”なる役割を担っていたのだなぁという思いが強まります。 それとは別の側面が顔を出すとき。 それは、リズミックなバッキングをしているときのジャコです…

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放送第24回 ジャコ・パストリアス特集(1)

本日放送の第24回「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、ジャコ。 ベーシストのジャコ・パストリアスの特集でお送りします。 コミュニティFMでは本日午後8時より。 衛星デジタルラジオ・ミュージックバードでは、明日の午後10時からの放送になります。 ゲストは、ジャコ・パストリアス研究家にして、サイト「じ…

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アンティーブ・ジャズ・フェスティバル~「ヨーロッパのジャズフェス事情」

今回のゲストの藤岡靖洋さんが、ヨーロッパのジャズフェスティバルに魅せられたきっかけは、南仏で毎年催されるアンティーブ・ジャズ・フェスティバルがキッカケだそうです。 1960年に第一回が開催。 このときの記念すべき出演者が、ドルフィーを従えたミンガスのバンド。 そう、『ミンガス・アット・アンティーブ』の演奏がまさに第一回目の演奏だったのです。 このアルバ…

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ガット弦!

昨日の続きで、弦のお話をしたいと思います。 ガット弦についてもう少し書きくわえると、ガット弦が張られたtommyさんのベースを弾いた上での感想ですが、チューニングがスチール製の弦と比較すると狂いやすいという印象がありました。 元はといえば動物の内臓から作られていることもあり、温度や湿度に敏感で日によって弦のコンディションが左右されやすいのでしょう。 また、ガット弦を張られていた…

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放送第21回『現代ヨーロッパのベーシスト』(3)

「快楽ジャズ通信」を収録しているTFMのスタジオは、当然ながら音楽スタジオではないので、音響設備や機材などを含め、楽器の録音を前提とした環境ではありません。 しかしながら、そんな中でもディレクター嬢も結構頑張ってくれて、普通のマイクの1本録りにもかかわらず、池田師匠のチロリアンベース、いい音で録られているように感じました。 何人かのリスナーの方からも「いい音だった」というお声も頂戴し…

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放送第21回『現代ヨーロッパのベーシスト』~つづき

現代ヨーロッパのベーシスト特集。 先日の続きです。 次にかけたのが、ユッキス・ウオティーラ(Jukkis Uotila)がリーダーの『Meninas』、ベーシストは、アンダーシュ・ヤーニで、曲は《オン・グリーン・ドルフィン・ストリート》。 『Meninas』Jukkis Uotila(Spice of Life) CD番号:SOLSC-0014…

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放送第21回『現代ヨーロッパのベーシスト』(1)

本日午後8時より放送の「快楽ジャズ通信」のテーマは、現代ヨーロッパのジャズベーシストです。 ゲストはベーシストの池田達也さん。 私のベースの師匠でもあります。 最近は教則本も出版されましたね。 ▼ベース初心者の方は、ぜひご一読を。 今でも私がベースを弾いているのは、池田さんからベースの楽しさと、ベースの接し方を教えてもらったことが大きいと思っています。 も…

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ポール・チェンバースとトミフラの相性

トミー・フラナガンといえば、お相手ベーシストは、ジョージ・ムラーツや、レジナルド・ワークマンといったベーシストの名前がすぐに頭に思い浮かびます。 しなやかさが身上の彼らのベースプレイには、同じくしなやかなトミフラのピアノはしっくりとマッチします。 しかし、忘れてはならないのは、ポール・チェンバース。 チェンバースとトミフラの相性の良さも抜群。 チェンバースはどちらかという…

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放送第11回目「ポール・チェンバース特集」(6)

いやぁ、結局昨日は結局帰宅が遅くなり、チェンバースの続きを書けないままに終わってしまいました。 たしか、昨日はガット弦の話でしたよね? ガット弦は動物の腸から作られる弦。 近くで見ると、白いです。 金属的な銀系の色ではありません。 なんというか、極太の冷麺みたいな感じ?(笑) 普通の弦よりも、太めの4本が、指板の上をところせましと張られているのです。 通常のスチール…

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放送第11回目「ポール・チェンバース特集」(5)

ウッドベースを弾いている人でも、ガット弦の張ってあるウッドベースを弾いたことのある人は、今はもう少ないと思います。 ガットとは腸のこと。 古来より、バイオリンをはじめとした弦楽器の弦は、羊の腸などから作られていたのですね。 今の弦は、ナイロンかステンレス。 芯線も巻き線もステンレスのものもあれば、芯線がステンレス、巻き線はナイロンのものもある。 また、その逆のものも…

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放送第11回目「ポール・チェンバース特集」(4)

私の好きなポール・チェンバースのベースのノリは比較的ジャストです。 いや、ほんの少し前へ出たニュアンスかな。 あのグイグイと引っ張る牽引力、 ずんずんと迫る迫力は、 音色の太さもさることながら、彼のノリも大きいと思います。 一般に黒人=アフタービート という認識が流通しているためか、黒人ベーシストのノリはタメがあって、ジャストなビートに対して若干遅れたノリ、それがリズムに粘りを…

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放送第11回目「ポール・チェンバース特集」(3)

番組後半でかけた、『ベース・オン・トップ』の《イエスタデイズ》。 番組でもお話したように、最初はチェンバースのアルコのギコギコが気になって、なかなか良さが分からなかったのですが、私のベースの師匠の池田達也氏に、「良いオーディオ装置で聴かなきゃ絶対にわからない」「ふるえる空気を聴かなきゃだめだ」というようなことを言われて以来、なるべく良い音で聴くようにしています。 ベース・オン・トップ…

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放送第11回目「ポール・チェンバース特集」(2)

さて、本日の放送は、PCM放送のミュージックバードで午後10時からのオンエアとなります。 特集テーマはポール・チェンバース。 番組中、アフターアワーズでもお話していますが、 チェンバースのベースで、私がいいな!と思ったのは、 レッド・ガーランドの『グルーヴィ』だったんです。 グルーヴィー/レッド・ガーランド 《Cジャム・ブルース》を聴いて、なんて遊び心あふれた気持ちの良い…

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放送第11回 『ポール・チェンバース特集』

Bass On Top/Paul Chambers 本日、コミュニティFMで夜8時から放送される『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』 のテーマは、「ポール・チェンバース」です。 私が大好きなベーシストの特集を放送することが出来てとても嬉しいです。 本日は、番組中でかけた曲の紹介をサラリと。 「チェンバース的快感」…

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トニー・グレイ『チェイシング・シャドウズ』

ギタリストのジョン・マクラフリンの甥のベーシスト、トニー・グレイ。 ピアニスト、上原ひろみバンドでの活躍でも脚光を浴びる彼のソロアルバム。 もちろん上原ひろみも参加し、ドラムスにはマーティン・ヴァリホラも参加している。 ▼参加ミュージシャン トニー・グレイ (b) 上原ひろみ (p) リオーネル・ルエケ (g) グレゴア・マレット (harm) クリス・デイヴ、…

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