たまには、ジョニー・ホッジス。明るい表通りで

パーカーもいいけど、たまにはホッジス。 特に、《明るい表通りで》。 なんて、陰影豊かな表現力。 このメリハリが、 ビバップ以降のモダンジャズに慣れた耳で聞くと、 ちょっと野暮ったく聴こえることもあるのかもしれないけれど、 それでもやっぱり、たまには、ホッジス、いいですよ。 この明るく陽気な調子の曲、 いや、だからこそ能天気かつストレートに演奏す…

続きを読む

アート・ペッパーのアドリブに対するセロニアス・モンクのコメント

ひとくちにジャズマンといっても、 演奏に対しての姿勢は千差万別です。 トータルに音楽を見渡して演奏するタイプもいれば、 その場一瞬の自己表現に燃えるタイプもいます。 どちらが良い、悪いの問題ではなく、 我々リスナーからしてみれば、 素晴らしいアドリブが聴ければいいんですけどね。 その昔、『ダウンビート』という雑誌が、 ピアニスト、セロニアス・モンクに、 …

続きを読む

充実したアンサンブル!マクリーンの『ニュー・ソイル』

アルトサックス奏者、ジャッキー・マクリーンは、 プレスティッジ・レーベルに嫌気がさして、 ブルーノート・レーベルに移籍します。 「ジャズから外れたことさえしなければ、なんでも自由にやっていからね」 「リハーサル(練習)たっぷりやっていいからね」 そんな、アルフレッド・ライオン(ブルーノートの社長)の言葉に すっかり感激したマクリーン。 まずは最初に『ジャッキーズ…

続きを読む

マッシモ・ウルバーニ(as)おすすめの2枚

先日、YouTubeにマッシモ・ウルバーニを紹介した音声をアップしました。 イタリアのアルトサックス奏者ですね(93年没)。 この動画でも紹介しましたが、 マッシモ・ウルバーニを知るためには、 ぜひ以下の2枚を聴いて欲しいな、と。 まずは、『デディケーションズ・トゥ・アルバート・アイラー・アンド・ジョン・コルトレーン』の 《マックスズ・ムー…

続きを読む

アフィニダッド/デヴィッド・ビニー+エドサード・サイモン

アルトサックス奏者、デヴィッド・ビニーと、 ピアニスト、エドサード・サイモンの 『アフィニダッド』評をアップしました。 ▼こちらです♪ アフィニダッド/デヴィッド・ビニー ドラムスにはブライアン・ブレイドが参加。 コンテンポラリーなジャズと、 知的で少々沈鬱な(そして気持ちよく知的な) ラテンフレバーの演奏を交互に楽しむことが出来ます。 …

続きを読む

トケビ カン・テーファン

ちょっと強引かもしれないけれど、 カン・テーファン、アルバート・アイラー説? を、動画で語ってみました。 韓国の伝統音楽と旋律、民族楽器…… 自らのルーツに立ち返った フリージャズ・アルトサックス奏者、姜泰煥(カン・テーファン)の おすすめアルバム、『鬼神(トケビ)』です。 ピュアな内面のエネルギーの発露に耳を傾けてみよう! …

続きを読む

《ボディ・アンド・ソウル》が切なくさわやかなパーカー音源

チャーリー・パーカーの最古の録音から私家録音まで収録された 『バード・イン・タイム 1940-1947』評をアップしました。 ▼こちら バード・イン・タイム 1940-1947/チャーリー・パーカー 4枚組のCDですが、 これがあれば、このセットだけで4ヶ月は楽しめそうです。 (もっといけるかも?) 素晴らしい演奏ばかりなのですが、 膨大な曲群…

続きを読む

網走のアート・ペッパー~《ボディ・アンド・ソウル》

アート・ペッパーの魅力は、 露骨に訴えかけないところ。 しかし、露骨じゃないからといって、 クールなのかというと、そういうわけでもなく、 こちらがキャッチできるほど、 訴えかけてくるものは具体的で分かりやすい。 でも、「これみよがしな訴えかけ」ではなく、 かといって、分かりにくい訴えかけ方でもなく、 比較的ストレートではあるんだけれども、 チラリとわかりやす…

続きを読む

『52丁目のチャーリー・パーカー』評

Bird on 52nd Street/Charlie Parker 『52丁目のチャーリー・パーカー』を「カフェモンマルトル」にアップしました。 ▼こちらです 52丁目のチャーリー・パーカー/チャーリー・パーカー ジミー・ネッパー(tb)がプライベートで録音したものが音源化されたものです。 音質は悪いのですが、躍動、飛翔するパーカーの魅力は、ノイズを飛び越えて、こ…

続きを読む

ブルースの真実 オリヴァー・ネルソン

The Blues And Abstruct Truth/Oliver Nelson オリヴァー・ネルソンの代表作『ブルースの真実』評をアップしました。 ▼こちらです(・∀・)b ブルースの真実/オリヴァー・ネルソン オリヴァー・ネルソンの頭の中にあったのは、 おそらくはエリントン楽団のアンサンブルだったんでしょう。 (というより、この時代のアレンジャ…

続きを読む

ホッジ・ポッジ ジョニー・ホッジス

Hodge Podge/Johny Hodges パーカーに疲れたとき。 いや、私の場合は滅多にそんなことはないのですけれども、それでもめまぐるしく音符が校則運動を繰り返すアルトサックスよりも、もう少し柔らかく深みのあるアルトサックスの音色を、ゆっくり&じっくり堪能したい時に手が伸びるのが、ジョニー・ホッジス。 この豊かな音楽性、表現力は、さすが、チャーリー・パーカ…

続きを読む

ライツ・アウト ジャッキー・マクリーン

Light Out!/Jackie McLean プレスティッジのマクリーンは、正直、ハードバップ好きにとっては、どれもが似たような感じ、いや失礼!どれもが、素晴らしいのですが、この『ライツ・アウト』も同様で、マクリーン好きは是非とも持っていたい逸品ですね。 どうして、プレスティッジのマクリーンがいいのかというと、どの演奏も、というかほとんどすべてが、熱血か哀愁、あるいは、熱血と…

続きを読む

チェック・アウト・タイム オーネット・コールマン

Love Call/Ornette Caleman オーネット・コールマンの『ラヴ・コール』収録の《チェック・アウト・タイム》。 オーネットに次ぐデューイ・レッドマンのテナーサックスソロから俄然演奏が面白くなる。 加速してゆくリズム。 エルヴィンのシンバルワークがより一層鋭くシャープになってゆく。 鋭利なシンバルに、デューイの怪獣のような咆哮。 独特なムー…

続きを読む

チャーリー・パーカー サヴォイ・ダイアル・レコーディングス

重度のパーカー・フリーク以外にはあまりお勧めできないけれども、サヴォイとダイアルのパーカーのレコード10枚のボックスセット、百科事典感覚で持っていたいな~という願望はあります。 老後に備えて買っておくのも良いかも。 午前中に、ゆっくりと「今日は何枚目を聞こうかな?」などと気持ちよく迷い、選び抜いたレコードをターンテーブルに乗せ、ゆっくりとレコードに針を下し、コーヒーを…

続きを読む

アート・ペッパーの《ホリデイ・フライト》

The Art Of Pepper/Art Of Pepper 1曲目の《ホリデイ・フライト》に耳を傾ける。 メリハリの効いたアルトサックスの音色。 一音一音キチンと構築されたフレーズは、その隅々までもが、あか抜けている。 東海岸のブルーノートなどのサウンドに慣れた耳で聴くと、サラリとした感触を受けるかもしれないけれども、けっこうサックスの音色の芯は太く、キチッと締ま…

続きを読む

渡辺貞夫 ライヴ・アット・ジャンク

Live At Junk/渡辺貞夫 1969年、渡辺貞夫が36歳の時のライヴ。 場所は、銀座にあったジャズクラブ「ジャンク」。 当時23歳だった増尾好秋のギターも新鮮です。 (・∀・)b ▼収録曲 1. シェリル 2. 空が落ちてきたらどうしよう 3. ジョージア・オン・マイ・マインド~ザ・テーマ 4. ジス・ガイズ・イン・ラヴ・ウィズ・ユー 5.…

続きを読む

ネイチャー・オブ・シングズ/レニー・ハンブロ

Nature Of Things/Lenny Hambro ジャケ買い⇒当たり!の一枚。 (・∀・)b ピアノがエディ・コスタ。 彼の硬質なピアノと、ハンブロの柔らかいサックスが、まるでブルーベックとデスモンドのコンビのよう。 (もちろんテイストは全然違うけど) インパクトよりも、流麗な歌心を心行くまで楽しんでください。 ▼収録曲…

続きを読む

エリック・ドルフィーのスピード感と跳躍力

カセットテープを再生するデッキを 先日秋葉原の「ラジオ会館」5Fで 中古で買ってからというものの、 一日中、カセットに録音された音楽ばかりを聞く日々です。 (まだ2日目だけど) 特に80年代から90年代にかけての、 「ニューミュージック」や「洋画」など、 懐かすうぃ〜い音楽を聴いて 身も心まで懐かすぅい〜い状態なのですが、 カセットといえば、 私は中学…

続きを読む

スティーヴ・コールマン『ブラック・サイエンス』

スティーヴ・コールマンの『ブラック・サイエンス』。 ああ、そういえば そんなアルバムあったよね〜。 そんな感じで、なんとなく、 ジャズの歴史の中の記憶に埋もれていっているような気がするアルバムなんですが、 皆さんはいかがでしょうか? 変拍子や、プレイヤーの即興依存に陥らないユニークなアンサンブルなど、 コールマンがM-BASE派とともに打ち出した…

続きを読む

アイム・オールド・ファッション/渡辺貞夫

渡辺貞夫の『アイム・オールド・ファッション』評をアップしました。 ▼こちらです http://cafemontmartre.tokyo/music/im_oldfashion/ 冒頭の《コンファメーション》良し。 叙情的な《チェルシー・ブリッジ》も良し。 アップテンポの《アイム・オールド・ファッションド》も良し。 ナベサダの原点…

続きを読む

キャノンボールとエヴァンスの傑作コラボ『ノウ・ホワット・アイ・ミーン』

Know What I Mean/Cannonball Adderley キャノンボール・アダレイの『ノウ・ホワット・アイ・ミーン』評をアップしました。 ▼こちらです ノウ・ホワット・アイ・ミーン/キャノンボール・アダレイ ビル・エヴァンスが参加していることもあり、 彼作曲の《ワルツ・フォー・デビー》も演奏されています。 キャノンボールが吹く《ワルツ・フォー・デビ…

続きを読む

追悼 オーネット・コールマン

先日、6月11日にオーネット・コールマンが亡くなりました。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 私は、その日、追悼の気持ちで、 『ジャズ来るべきもの』の《ピース》を聴きました。 今頃、この演奏で描かれたような音空間、 そう、奇妙に落ち着くことができる平静な曲線空間に到着した頃なのかな、 ……なんて思いながら。 そして、奄美大島在住・サウン…

続きを読む

オール・ザ・シングズ・ユー・アー コニッツ・ミーツ・マリガン

これぞ「省略の美」というべきでしょう。 『コニッツ・ミーツ・マリガン』の《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》は。 リー・コニッツのアルトが繰り出す 鋭い出だし。 しかも、たったの2音。 この2音で、スタンダードナンバー《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》の 出だしのメロディに使用される数音を表現しきっちゃっている。 似たような…

続きを読む

コンファメーションの秘密

ずいぶん昔に書いた チャーリー・パーカーの《コンファメーション》についての考察のようなものを加筆修正しました。 ▼こちらです コンファメーションで気づいたパーカーの秘密 やっぱり、この曲は、 ビ・バップ、ハード・バップを演る者にとっては、 教科書のようなものですね。 受験英語でいえば、 文型の学習であり、構文の暗記であり、 英文法の基礎習得に値す…

続きを読む

エリック・ドルフィーの変遷

特徴あるエリック・ドルフィーの吹奏スタイル。 唯一無二の非常に特徴的なフレージングです。 一度彼の表現スタイルがインプットされてしまえば、 一聴するだけで、誰もがエリック・ドルフィーだと認識できるでしょう。 しかし、彼の特徴あるスタイルも、 活動期間の初期と後期とでは随分と違います。 たとえば、『アウト・ゼア』と、 『アウト・トゥ・ランチ』とでは、 音…

続きを読む

レミニシン ジジ・グライス

なにげ優良ジャズマンによる、なにげ名盤。 ジジ・グライスの『レミニシン』。 くつろいだ気分でジャズを聴こうと思った際、 さて、どのアルバムを聴こうか?と悩むことはありませんか? ウェス参加をかければハズレなし、 あるいは、 ミルト・ジャクソン参加のものをかければ間違いなし、 ……など、 人によって選択基準があるとは思いますが、 その中の一枚に、これを加え…

続きを読む

Straight, No Chaser キャノンボール・アダレイ

奄美大島“音のソムリエ”高良さんも書かれている通り、 ▼こちら キャノンボール・アダレイの好演盤 キャノンボールは、ダテに“ジュリアン”じゃないっ!(`▽´)y-゜゜゜ 個人的にもキャノンボールの快演で 大好きな演奏は多いのですが、 今日の気分は《ストレート・ノー・チェイサー》ですかね。 マイルスのセクステット時代の演奏です。 『マイルストーン…

続きを読む

ホワイ・ワズ・アイ・ボーン ジャッキー・マクリーン

ジャッキー・マクリーンほど、 《ホワイ・ワズ・アイ・ボーン》似合うジャズマンもいないのではないかと。 『4,5&6』で奏でる マクリーンの《ホワイ・ワズ・アイ・ボーン》は、 勢いがありつつ、翳りもあり、 少し不器用なところや、少々青臭いところもふくめて 真面目で実直な青年が真摯にジャズしている感じが伝わってきて、 すごく応援したくなってしまうのです。 《セ…

続きを読む

アート・ペッパー 枯葉

《枯葉》に名演は数あれど、 アート・ペッパーの演奏もその中のひとつです。 『ウェイ・イット・ワズ』に収録されている演奏ですね。 ドロ・コカーのピアノと、 ジミー・ボンド(ってことはジェームス・ボンド?!)のベースによる 要点を押さえた的確なサポートもあり、 ペッパー流の美学が冴えわたっているのです。 まるで、簡潔にまとまった 上質な短編小説…

続きを読む

オーネット・コールマン エリック・ドルフィー

寺島靖国氏と安原顕氏の対談本を久々に読み返してみました。 JAZZジャイアンツ名盤はこれだ! (講談社プラスアルファ新書) お二人のお話によると、 オーネット・コールマンの出現後、 当時のジャズ喫茶では、 オーネットのアルバムはほとんど流れておらず、 エリック・ドルフィーがよくかかっていたのだそうです。 へぇ~。 ▼かからなかった ジ…

続きを読む

Scrapple From The Apple Charlie Parker On Dial

なにしろ古い録音なので、 最初に聞いたときは、その素晴らしさなど直観的に理解できようはずもなく、 なんだか、ほのぼのとした雰囲気だな~ 程度にしか思わなかったのですが、 ヴァーヴやダイアルで“修行”した後に ダイアルのパーカーに戻ってくると、 これまた聴こえ方が違ってくるんですよね。 曲によってはスクラッチノイズ(ヒスノイズ?)が目立つものもあり、それが否が応でも半世紀…

続きを読む

Charlie Parker at Storyville/Bird At The Hi-Hat

チャーリー・パーカーのライブ盤 『ストリーヴィル』と『ハイハット』のカップリングCD。 Classic Albums: Charlie Parker at Storyville/Birdアーティスト: Charlie Parker出版社/メーカー: EMI Gold発売日: 2013/01/24メディア: CD この2枚と、あと『バード・アット・セントニックス』もカップリン…

続きを読む

ホリデー・フライト・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス 1953

アート・ペッパーとソニー・クラークの最初で最後の共演盤、 『ホリデー・フライト・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス 1953』。 うーん、聴きたい! ちなみに、ベースはハリー・ババシンです。 ▼収録曲 Disc 1 1. ブラウン・ゴールド 2. ジーズ・フーリッシュ・シングズ 3. ティックル・トウ 4. テンダリー 5. ストライク・アッ…

続きを読む

たるんだ朝にはウッズを聴け!

気合一発、 フリーダム・ジャズダンス! たるんだ朝にはウッズを聴け! 『フランクフルトのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン』ね。 ガツンと気合いを注入しましょう。 特に、憂鬱になりがちな明日、月曜日の朝には。

続きを読む

ジョン・ジェンキンス

かなりのジャッキー・マクリーン好きを自称している私でも、 いきなりジョン・ジェンキンスを不意打ちでかけられ、 「これどお?」 と聞かれたら、 「うーん、マクリーンはやっぱりイイねぇ」 なんてマヌケを言ってしまいそうなのが、コレ。 ジョン・ジェンキンス・ウィズ・ケニー・バレル ジョン・ジェンキンスのアルトサックスは、 マクリーンに似ています。 …

続きを読む

リコ 5番

チャーリー・パーカーが使用していたリードは、リコの5番。 あくまで私の周囲だけの話ですが、アルトサックス吹きで、5番を使用している人は見たことがありません。 そもそも、リコよりラボーズやバンドーレン派が多いのですね。 こちらは3番  ↓ リコ アルトサックスリード リコ 3番メーカー: RICOメディア: エレクトロニクス で、彼らは一様に2.5番や3番を使用…

続きを読む

ソニー・クリスの『ゴー・マン!』

アルトサックス奏者、ソニー・クリス入門としては最適な本盤。 パーカー派のアルティストとして有名なクリスではあるが、パーカーとはまた違うクリーミーな音色で、軽やかに疾走するクリスならではの持ち味がよく出ているアルバムだと思います。 ゴー・マン!ソニー・クリスEMIミュージックジャパン発売日 2010-09-22定価:¥999(税込)価格:¥991(税込)発送可能時期:在庫あ…

続きを読む

ソニー・クリスの『アップ・アップ・アンド・アウェイ』

カムバック直後のタル・ファーロウとの共演が目玉のアルバム。 ソニー・クリスの歌心は相変わらずで、1967年、ヨーロッパから帰国直後に録音された。 サニー・デイヴィス・ジュニアのナンバーを冠したタイトル、演奏は、多くのジャズ、ソウル聴きのハートを熱くする! ▼パーソネル ソニー・クリス(as) タル・ファーロウ(g) シダー・ウォルトン(p) ボブ・クランシ…

続きを読む

よういちさん、お疲れさまでした。~パーカー派アルト特集

昨日、ジャズ喫茶「いーぐる」で催された「いーぐる特集」、鈴木よういちさんによる「チャーリー・パーカー vs. ”パーカー派” 十番勝負」に出席してきました。 スティット、キャノンボール、ウッズ、マクファーソン、クリス、ルードナ、マクリーン、カーク、オーネット、ドルフィー、スティーヴ・コールマンらそれぞれのアルトサックス奏者の特徴を、パーカーと対比させることによって分かりやすく丁寧に、か…

続きを読む

やっぱり夜はこれでしょう!って感じ?

癒しでも、ピアノトリオでもないけど、これこそ夜に聴いて深い大感動に打ちふるえて欲しいのが、エリック・ドルフィーの『アット・ザ・ファイヴ・スポットvol.1』の《ザ・プロフェット》。 アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1+1アーティスト: エリック・ドルフィー,ブッカー・リトル,マル・ウォルドロン,リチャード・デイヴィス,エド・ブラックウェル出版社/メーカー: ユニバーサル ミ…

続きを読む

矢野沙織ライブの感想

先日、渋谷の「duo music exchange」にて行われた矢野沙織ファイナル・ライブで演奏された曲目は、以下の通りです。 1.スターダスト(口笛入り) 2.ブルース・ウォーク 3.アリゲーター・ブーガルー 4.ザ・キッカー 5.ファイヴ・スポット・アフターダーク(ドラムソロ中に衣装替え) 6.ス・ワンダフル 7.スイート・ケイク 8.ドント・エクスプレイン 9.ハ…

続きを読む

矢野沙織ライブin渋谷「duo music exchange」

つい先ほど、矢野沙織さんの渋谷「duo music exchange」で行われたライブから戻ってきました。 詳細は、別の機会にアップすると思います。 おそらく、ジャズカフェ「スコット・ラファロ」のオーナー、tommyさんのブログや、 “甲斐のJAZZ虎”いっきさんのブログにも、ライブレポートがアップされるのではないかと思われます(笑)。 お楽しみに! ▼久々に聴…

続きを読む

放送第77回『ルー・ドナルドソン特集』(3)

今回のルー・ドナルドソン特集のアフターアワーズでは、ゲストの矢野沙織さんとルーさんの代表作《ブルース・ウォーク》のセッションを行いました。 Fマイナーのブルースですが、 いままでFマイナーのブルースは、いくつか演奏したことはあるのですが、テーマが《ブルース・ウォーク》のFmブルースを演奏したのは、この番組のセッションがはじめて。 つまり、初めて演奏する曲をぶっつけ本番一…

続きを読む

放送第77回『ルー・ドナルドソン特集』(2)

昨日のtommyさん(スコット・ラファロのオーナー)のブログを見ると、 皮ジャン・沙織刑事から「ドナルドソン事件」の取り調べを受ける雲容疑者 とある(笑)。 ⇒このページです 雲容疑者!? と一瞬ぎょっとなりますが、 これは、tommyさんが撮影した、今回の「ルー・ドナルドソン特集」の収録風景。 たしかに、写真を見ると、そう見えないこともないです(笑)。…

続きを読む

放送第77回『ルー・ドナルドソン特集』

今回の放送テーマのルー・ドナルドソン特集(ゲスト:矢野沙織さん)でかけた曲を紹介します。 ディレクター嬢のオープニングトークのバックで流れたのは、ルーさんのトレードマーク曲の一つともいえる《ブルース・ウォーク》。 ブルース・ウォークアーティスト: ルー・ドナルドソン,ハーマン・フォスター,ペック・モリソン,デイヴ・ベイリー,レイ・バレット出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパ…

続きを読む

ルー・ドナルドソン特集ポッドキャスト編と「できるかな」と「まんがはじめて物語」。ゴン太くん→もぐたん なんで!?(汗)

本日より放送の「快楽ジャズ通信」は、ルー・ドナルドソン特集です。 番組でかけた局の紹介は明日以降にアップしますので、少々お待ちください 番組の内容紹介はポッドキャスト編としてアップしていますので、是非、お聴きください。 ⇒こちらからダウンロードしてお聴きください ちなみに、ポッドキャスト編では、その昔、NHK教育テレビで放送されていた「できるかな」の話がチラリと出てき…

続きを読む

今回のゲストは矢野沙織さんです。

コミュニティFM、高音質衛星デジタルラジオ・ミュージックバードのJazz chとcross cultureチャンネルにて放送している「快楽ジャズ通信」、明日からのゲストは、アルトサック奏者の矢野沙織さんです。 特集テーマは「ルー・ドナルドソン」。 お楽しみに! ▼矢野沙織さんのアルバム YANO SAORIアーティスト: 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテ…

続きを読む

雨の日の夜のジャズ~カム・レイン・オア・カム・シャイン

雨が降ってきましたね。 雨の日の夜中に、じゃあ雨にちなんだジャズでもかけようかと思い、じゃあ、ベタに《カム・レイン・オア・カム・シャイン》にしようと思いました。 じゃあ誰の演奏がいいか。 間違っても、ジャズ・メッセンジャーズや、マンハッタン・ジャズ・クインテットのようなグループの演奏ではないだろう。 夜中だし、ピアノ・トリオにしようかなと思い、 ソニー・クラーク、ビ…

続きを読む

放送第75回『エリック・ドルフィー~アルトサックス編』(3)

何故エリック・ドルフィーのように音楽表現に真摯でストイックなジャズマンがあまり聴かれていないのだろう? という不思議な気持ちは昔からありますね。 実力と評価は必ずしも一致するものではないけれども、いや、むしろ一致しないほうが多いんだろうけどね。 まいいや、『アット・ザ・ファイヴ・スポットvol.1』の《ザ・プロフェット》聴こっと。 アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1…

続きを読む

放送第75回『エリック・ドルフィー~アルトサックス編』(2)

本日は、番組でかけたアルバムと曲を紹介いたします。 今回、ドルフィーのアルトサックスの特徴として、3つのキーワードを掲げてみました。 1、超スピード 2、無重力 3、肉感的 このキーワードに則って、各曲を紹介してゆきましたが、 まずは、ドルフィーのアルトサックスが描き出す摩訶不思議かつスリリングな世界をお楽しみください。 アルバム『アウト・ゼア』よりタイトル曲《…

続きを読む

放送第75回『エリック・ドルフィー~アルトサックス編』(1)

本日の午後8時からコミュニティFMにて、 明日の午後10時からは高音質衛星デジタルラジオのミュージックバード・ジャズチャンネルにて、 来週木曜日の午後11時からは同じくミュージックバードのクロスカルチャー・チャンネルにて放送されます。 さて、番組でかけた曲なのですが、それは明日以降にアップさせていただきたいと思います。 ポッドキャスト編、未聴の方は、是非、この特集を紹介してい…

続きを読む

放送第72回「ジャッキー・マクリーン」(5)

マクリーン特集の2曲目にかけた曲は、マクリーンが尊敬してやまない先輩のテナーサックス奏者、デクスター・ゴードンと、コペンハーゲンの「カフェ・モンマルトル」で共演したライブ『ミーティング』より、《アルプ通り》でした。 Jackie Mclean & Dexter Gordon / Meeting 正直、ジャムセッションに近い形の演奏なので、完成度という面から見ると、けっこう荒い…

続きを読む

放送第72回「ジャッキー・マクリーン」(4)

今回のジャッキー・マクリーン特集で最初にかけた曲は、『デーモンズ・ダンス』から《スイート・ラヴ・オブ・マイン》。 デモンズ・ダンス / ジャッキー・マクリーン このアルバムにサイドメンとして参加しているウディ・ショウの曲なんですが、これがまた染みるメロディなんですよ。 このような哀感のこもったメロディにマクリーンの切ないアルトがピタリとはまることは言うまでもありません。…

続きを読む

放送第72回「ジャッキー・マクリーン」(3)

今回の纐纈雅代さんがゲストのジャッキー・マクリーン特集、ジャズ友のいっきさんが、御自身のブログ「いっきのJAZZあれこれ日記」で、細かくレポートしてくださっています。 是非、ご覧になってください。 ⇒こちらをクリックするといっきさんのブログに飛びます そう、番組ラストの《レフト・アローン》のセッションは、生と放送では迫力、大違いだったんですよね~。 《レフト・アローン…

続きを読む

放送第72回「ジャッキー・マクリーン」(2)

ジャッキー・マクリーン特集でかけた曲を紹介します。 まずは、ディレクター嬢によるマクリーンのプロフィール紹介のバックで流れている曲は、『4,5&6』より《センチメンタル・ジャーニー》。 4,5&6 / ジャッキー・マクリーン 纐纈さんと私の長話の後に、両者の好みが一致した曲をかけました。 『デーモンズ・ダンス』より《スウィート・ラヴ・オブ・マイン》。 …

続きを読む

放送第72回「ジャッキー・マクリーン」(1)

「快楽ジャズ通信」、本日の午後8時からコミュニティFM、 明日の夜10時からミュージックバードのJazzチャンネル、 来週木曜日の夜11時からミュージックバードのcross cultureチャンネルで放送されるテーマは、 アルトサックス奏者のジャッキー・マクリーン。 放送でかけたアルバムの紹介はまた後日ということで(同録がまだ届いてないんですよ)、今回は、「私の大失敗」について書…

続きを読む

今回の特集は、ジャッキー・マクリーン

さて、本日からの特集は、アルトサックス奏者のジャッキー・マクリーンです。 ゲストは、アルトサックス奏者の纐纈雅代さん。 お楽しみに! ▼纐纈さんの音源もかけます! 鈴木勲 / Solitude: Feat.纐纈雅代 【CD】 ⇒一足先にポッドキャスト編もアップされています

続きを読む

映像で観る阿部薫

You Tubeを徘徊していたら、阿部薫の映像を見つけました。 私は『エンドレス・ワルツ』などで脚光を浴びる前の一時期、阿部薫にハマっていたこともあり、けっこうアルバムを集めては、聴いて、たまに「おりゃ~!」と発狂していました(笑)。 でも、いつも音源聴くたびに 「生演奏を見ていない俺は、きっと半分も“世界”を感じていないんだろうな」というストレスも多少感じていたこともまた事実…

続きを読む

纐纈さんのサックスに背中ゾワゾワ!?

昨日、TFMのスタジオにて「快楽ジャズ通信」の収録を行いましたが、収録現場に遊びにいらした、ジャズ友いっきさんが、早速そのときの模様をブログにアップされています。 “「いっき」のJAZZあれこれ日記” タイトルは、「纐纈雅代さんのアルトに背中が”ゾワゾワ”!」。 “背中ゾワゾワ”って面白い表現だ(笑)。 纐纈さんのルックスを、EXILEと一緒に踊っていそうなレゲエネエ…

続きを読む

纐纈雅代さんに、矢野沙織さんの新譜をブラインド(笑)

昨日、「快楽ジャズ通信」の収録にいらしていただいた纐纈雅代さんに、 同じ女性アルトサックス奏者としての意見を聞いてみようと、矢野沙織さんの新譜を聴いてもらいました(笑)。 BEBOP AT THE SAVOYアーティスト: 矢野沙織,ジム・ロトンディ,Hideo Ichikiawa,ランディ・ジョンストン,Tomio Inoue,パット・ビアンキ,Hideo Yamaki,Fukus…

続きを読む

纐纈雅代さんがゲスト!

昨日、番組収録してきました。 テーマはジャッキー・マクリーン。 ゲストは、アルトサックス奏者の纐纈雅代さんでした。 ソリチュード フィーチャリング纐纈雅代アーティスト: 鈴木勲,纐纈雅代,塩本彰,小松伸之,中村恵介出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2008/09/10メディア: CD番組後のアフターアワーズでは、 纐纈さんの超・入魂アルトも聴くこ…

続きを読む

まだまだありまくるジャッキー・マクリーンの名演

ジャッキー・マクリーンに矢野沙織と、 昨日より「アルトサックス強化習慣」状態に いつのまにかなっている状態なのですが、 じゃあ、チャーリー・パーカーは聴いたのかというと、そういえば、まったく聴いていません。 そう思った矢先に 禁断症状が出てきそうなので、 ここは引き続き、マクリーンを聴き続けることにしましょう。 ドナルド・バードの《フュエゴ》のマクリーンも熱くていいんだ…

続きを読む

ジャッキー・マクリーンとデクスター・ゴードンの『ザ・ミーティング』

ジャッキー・マクリーン特集の選曲に数日前から結構苦労しています。 なぜかというと、いい演奏が多すぎるから。 というより、大好きな演奏が多すぎるから、といったほうが近いかな。 とにかく、彼はキャリアが長かったから、残したアルバムも多くて、そのほとんどのアルバムがハズレなしですからね。 リーダーアルバム以外にも、 直立猿人アーティスト: チャールス・ミンガス,ジャッ…

続きを読む

ルー・ドナルドソンと矢野沙織の《ブルース・ウォーク》

本日発売の矢野沙織の『ビ・バップ・アット・ザ・サヴォイ』の中でもとりわけ印象深いナンバー《ブルース・ウォーク》と、本家の作曲者、ルー・ドナルドソンによる《ブルース・ウォーク》を聴き比べ。 BEBOP AT THE SAVOYアーティスト: 矢野沙織,ジム・ロトンディ,Hideo Ichikiawa,ランディ・ジョンストン,Tomio Inoue,パット・ビアンキ,Hideo Yamak…

続きを読む

矢野沙織シークレットライブ(3)

あ、そうそう、矢野沙織シークレットライブの演奏曲目を書くの忘れていました。 1、ブルース・ウォーク 2、スウィート・ケイクス 3、スワンダフル 4、オープン・マインド 5、ウイスキーがお好きでしょ 今回の新譜中心のセレクトかと思いきや、 アルバム未収録曲もいくつか披露。 ラストの石川さゆりでお馴染みの《ウイスキーがお好きでしょ》では、口笛も披露して会場を湧かせました。…

続きを読む

矢野沙織シークレットライブ(2)

昨日おこなわれた矢野沙織シークレットライブの1コマです。 撮影は、沖縄のジャズカフェ「スコット・ラファロ」のオーナーtommyさん。 ステージ終了後、メディア関係者の取材枠が設けられました。 沙織さんのお話のなかで興味深かったことを以下、箇条書きしてみます。 9歳の時にブラスバンドに入った。 他の女の子と同じく、女の子に人気なフルートを志望したが、競争率…

続きを読む

纐纈雅代さんのアルトサックスもいいぞ~

本日発売の矢野沙織の新譜のことばっかり書いているような気がしますが(笑)、 女性アルトサックス奏者といえば、 纐纈雅代さんも忘れてはいけません。 彼女もチャーリー・パーカーに心酔する生粋のビ・バッパー。 以前、番組にゲスト出演していただいた際、私のベースとお手合わせいただいたのですが、ほんと、心底パーカーのことが好きなんだな~と演奏からは感じられました。 なにしろ、…

続きを読む

矢野沙織シークレットライブ

昨日、渋谷で行われた矢野沙織シークレットライブのの一こま。 一緒に行ったtommyさんの撮影です。 ステージに登場した瞬間、彼女の衣装から、一瞬椎名林檎のライブに来たのかと思った(笑)。 渋谷の「トランペットルーム」という赤い壁に赤い絨毯、天井には無数のシャンデリアと、壁には複数の鹿の剥製(レプリカ?)という、なんというか、美輪明宏の自宅というか、江戸川乱歩の「赤い部屋…

続きを読む

矢野沙織『BEBOP AT THE SAVOY』の収録曲

明日発売の矢野沙織9枚目の新作『ビ・バップ・アット・ザ・サヴォイ』の収録曲です。 1. ザ・キッカー 2. スウィート・ケイクス 3. ブルース・ウォーク 4. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ 5. ス・ワンダフル 6. バードランドの子守唄 7. オリーブ・リフラクションズ 8. スターダスト 9. ファイヴ・…

続きを読む

小林香織『LUV SAX』

ジャズサックス、というよりも、サックスインスト、という感じかもしれない。 たしかに聴きやすくはあるのだが、コアはジャズマニアにはちょっと歯ごたえ少ないかも?! ▼収録曲 1. Story 2. もらい泣き 3. Missing 4. Sweet Memories 5. メリー・ジェーン 6. 元気を出して 7. PRIDE 8. I Love You…

続きを読む

ウェイリング・ウィズ・ルー ルー・ドナルドソン

ルー・ドナルドソンの代表作 『ブルース・ウォーク』をいいなぁ~と感じて、 じゃあ、次はどれ聴こうかな?と思ったときは、 コレがオススメです。 ウェイリング・ウィズ・ルーアーティスト: Lou DonaldsonEMIミュージックジャパン発売日: 2009/12/09メディア: CD▼収録曲 1. キャラヴァン 2. オールド・フォークス 3. ザット・グッド・オールド・…

続きを読む

ソニー・クリスとドロ・コカーの『ブルース・イン・マイ・ハート』

ソニー・クリスのアルトと、ドロ・コカーのピアノはとても相性が良いと思う。 当初はLPで発売された2人のレコード2枚分の録音が1枚のCDになったのがコレ。 お得盤です。 ▼パーソネル ソニー・クリス (as) ドロ・コカー (p) レイ・クロウフォード (g on 1-5 & 14) ラリー・ゲイルズ (b) ジミー・スミス (ds) Recorded in …

続きを読む

フィル・ウッズ『ペアリング・オフ』

フィル・ウッズとジーン・クイル。 2名のアルトサックスの競演。 と同時に、 2名のトランペッター、 ケニー・ドーハムと、ドナルド・バードの競演も楽しめる。 この両楽器のバトルを好サポートするトミフラのピアノも聴きもの。 ▼収録曲 1. ザ・スタンリー・ストンパー 2. クール・エイド 3. ペアリング・オフ 4. サドゥンリー・イッツ・スプリング ペアリ…

続きを読む

ソニー・クリス『アイル・キャッチ・ザ・サン!』

ソニー・クリスのプレスティッジ最後の録音作品。 ピアノにはハンプトン・ホーズが参加。 ここでのクリス節は、日本人の琴線に触れる要素がたっぷり! 明るく澄んだアルトサックスの音色で奏でられるフレーズが、なぜか泣ける。 ▼収録曲 1. ドント・レイン・オン・マイ・パレード 2. ブルー・サンセット 3. アイ・ソート・アバウト・ユー 4. カリフォルニア・スクリーミン…

続きを読む

アート・ペッパー『ストレート・ライフ』

後期ペッパーの快作、『ストレート・ライフ』。 ギャラクシー移籍第二弾の作品。 トミフラ、ミッチェル、ヒギンズらリズム隊が素晴らしい。 ▼パーソネル アート・ペッパー (as) トミー・フラナガン (p) レッド・ミッチェル (b) ビリー・ヒギンズ (ds) ケネス・ナッシュ (per) #5 1979年9月21日録音 ▼収録曲…

続きを読む

放送第36回『オーネット・コールマン』(5)

オーネット・コールマンの特異な作曲センスを味わいたければ、なにはさておき『ジャズ来るべきもの』をオスエメしたいと思います。 有名曲にして代表曲の《淋しい女》が入っているアルバムですね。 発表された当時は、「なんじゃこりゃ~?」の反応が圧倒的だったそうですが、いちはやくオーネットの才能を見抜いた人物も少数ながらいました。 MJQのピアニスト、ジョン・ルイスもその一人ですね…

続きを読む

放送第36回『オーネット・コールマン』(4)

オーネット・コールマンのアルバムで、これも是非、聴いておいて欲しい!なアルバム第2段としては、なんといっても『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』を推したいです。 もう、なんというか、こんなに単純で楽しくてもいいの? っていうぐらい、クルクルパァ紙一重のシンプルで鼻歌のようなメロディを、これでもか、これでもかと執拗に繰り返すところが、笑える。と同時に、めちゃくちゃ気持ちいいです。 …

続きを読む

放送第36回『オーネット・コールマン』(3)

オーネット・コールマン特集の中でのハイライトは、なんといっても『ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン』の圧倒的な演奏だったと個人的には思っています。 で、このピアノレストリオの演奏にグッときた方は、是非、『クロイドン・コンサート』というアルバムも聴いてみてほしいのであります。 ドラムもベースも、ゴールデンサークルのときと同じメンバー。 デヴィッド・アイゼンソン(b)…

続きを読む

放送第36回『オーネット・コールマン』(2)

本日放送のPCM放送バージョン、アフターアワーズ編は、纐纈さんと《コンファメーション》のセッションをしています。 打ち合わせなしのいきなりの音合わせなので、かなりラフな演奏ではありますが、私のベースはさておいて、纐纈さんのパーカー研究っぷりをお楽しみください。 鈴木勲さんのバンドでは、血管がブチ切れそうなアグレッシブなプレイをしている彼女ですが、ルーツはチャーリー・パーカー。 …

続きを読む

放送第36回『オーネット・コールマン』(1)

The Shape Of Jazz To Come/Ornette Coleman 『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、今回のテーマはアルトサックス(とトランペット、バイオリン)奏者、オーネット・コールマン特集です。 ゲストは、アルトサックス奏者の纐纈雅代さんです。 この番組は、全国52局のコミュニティFMでは、…

続きを読む

纐纈雅代さんがゲスト出演!

アート・ブレイキー、マル・ウォルドロン、セロニアス・モンク、エラフィッツ・ジェラルド、ウイントン・ケリー、ロン・カーター、チャールズ・ミンガス、ポール・デスモンド、、ボビー・ティモンズ、ジム・ホール、フィリー・ジョー・ジョーンズ、デューク・ピアソン、ケニー・バレル……。 そうそうたるジャズジャイアンツたちとの共演歴のあるベーシスト鈴木勲こと、オーマさん。 彼に今かわいがられている若手…

続きを読む

ソニー・クリス&ジョルジュ・アルヴァニタス・トリオ『ライヴ・イン・イタリー』

イタリアで行われた、ソニー・クリスと伴奏するジョルジュ・アルヴァニタスのトリオ、そして現地のオーケストラによる演奏。 バックの編成がシンプルであれ、豪華であれ、クリスはいつものクリス。 流麗にコブシを回しながら歌うさまは変わりがないのだな、と。 ▼収録曲 1. Tin Tin Deo 2. Lover Man 3. Sonny's Blues 4. Summer…

続きを読む

Ornette Coleman『COMPLETE LIVE AT THE HILLCREST CLUB』

オーネット・コールマンの新譜、ではなく、レコード2枚分の内容を1枚にまとめた復刻盤です。 ロサンゼルスの「ザ・ヒルクレスト・クラブ」でライブ録音された内容で、ピアノがポール・ブレイ。 これまでは『The Fabulous Paul BleyQuartet』や『Coleman Classics 1』などに、いくつかの音源は登場していたが、1枚のCDにコンパクトにまとめられたのはこれがは…

続きを読む

ソニー・クリス『ハンプトン・ホース・セッションズ』

さらりとしたノリの裏に、ほのかなコクを感じさせるハンプトン・ホースのピアノ。 軽やかな語り口ながらも、その裏には一抹の哀愁を漂わせる、ソニー・クリスのアルトサックス。 この二人の相性は、悪くない。 というより、抜群だ。 ノリよく軽快かと思えば、単にそれのみならず、じっくりと耳を傾けるに値するだけの懐の深さもある。 なので、このアルバム、ジャケットや存在感など、けっこう地味な…

続きを読む

放送第16回「チャーリー・パーカー入門」(2)

チャーリー・パーカーは、 ほんと、私にとって、そして私以外の多くの方にとってもジャズ・心の故郷(笑)的な存在なので、語りだしたらキリがないのですが、入門者で、これからパーカーを聴いてみようと思っている方は、今回よういちさんのセレクトをおさえれば、ほぼOKだと思います。 でも、やっぱり、まだまだありまっせ~と紹介したくなる音源がいっぱいあるんですな~(笑)。 あと5分で収録に出かけな…

続きを読む

パーカー初心者に教えるパーカー接近の極意

さてさて、本日はほとんどネットしてる時間がないので、 手短に書いて、タイマーかけて飲みに出かけてしまいますが(すいません)、パーカー週間ってことで、パーカーのちょっとした話題を。 パーカー入門に最適なアルバムとして『ウィズ・ストリングス』を挙げる方が多く、私もその説を認めるにやぶさかではありません。 しかし、もしかしたら、代表作の一つとして挙げられやすいもう1枚のアルバム『ナウズ・…

続きを読む

放送第16回「チャーリー・パーカー入門」(1)

本日ミュージックバードで放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」の特集テーマは、 「チャーリー・パーカー入門」です。 チャーリー・パーカーの魅力にとりつかれた男、「チェイシン・ザ・バード」というパーカー研究家サイトの管理人のよういちさんをゲストにお迎えしました。 ▼よういちさんのサイト Chasin' The B…

続きを読む

オーネットの『ゴールデン・サークル』で聴いて、心洗われた。

オーネット・コールマンの『ゴールデン・サークル』を久々に聴いて、心洗われた。 泉のごとく湧き出てくるオーネットのアルトは、どこまでも奔放。 このスピード感、飛翔感は、透明感は心の中の膿出し効果には最適。 さらに、凄烈なチャールズ・モフェットのシンバルもパワフルかつ澄んでいて、出てきた膿を洗い流す清流のごとし。 このアルバムの目玉は、なんといっても《フェイシーズ・アンド・プレイ…

続きを読む

納涼パーカー!

パーカーに、難解!だとか、よく分からない、というイメージを抱いている人は少なくとも、私の周囲にはいないのだが、それでも、やっぱり、聴かず嫌いな人もいると思うので、ま、べつにそれに関しては何を買おうが、何を楽しもうが、その人の勝手なので、お好きなほうをお楽しみください、なのだが、このように暑い日が続くなか、仕事帰りに、居酒屋で枝豆つまみながら、ビールをカーッとやりたいと感じる、そんな気分に最適な「…

続きを読む

今週のこれを聴くべし!~エリック・ドルフィー『ラスト・デイト』

エリック・ドルフィー代表作の1枚の『ラスト・デイト』。 このアルバムでは、フルートによる演奏《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ》の人気が高い。 もちろん、浅田彰の「鳥になるベクトル」ではないが、私もこの天に飛翔するかのようなフルートのプレイ、そして、ときとして、尺八や和笛の「和」の要素すら漂わせる幽玄でいながらにして力強いドルフィーのフルートには強く魅了されている一人…

続きを読む

アート・ペッパーのエキサイティング未発表音源

今月発売された、アート・ペッパーのエキサイティング未発表音源。 タイトル通り、1980年に行われたロンドンでのライブ音源だ。 まず、結論から言ってしまえば、後期ペッパーを代表する名演だといっても過言ではないということ。 特に、エキサイティングに煽りまくるカール・バーネットのドラムが、こちらのマインドにビシバシと迫ってきて気持ちがイイ。 加えて、ミルチョ・レビエフの…

続きを読む

クリス・ハンター『スカボロー・フェア』

音色やプレイスタイルから、なにかとデヴィッド・サンボーンと比較されがちなクリス・ハンターですが、彼ならではのオリジナリティを強力に打ち出したのが1989年に録音された『スカボロー・フェア』です。 ポップなメロディ・ラインのセンス、暖かくマイルドなトーンは、ゆるやかな気持ちにさせてくれます。 ジャズとして構えて聴くのではなく、極上のBGMとしての1枚。 スカボロー・フェア /…

続きを読む

今週のこれを聴くべし!/アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズムセクション

ジャズファンの多くが所有しているであろう「ジャズの名盤」から、そのアルバムを代表する有名曲以外の演奏を取り上げて、じつは、こういういい演奏も隠れて眠ってますよ、ってことを紹介するコーナーなんだけど、今週は、うーん、困った! 取り上げるアルバムは、超有名な名盤 なんだけど、このアルバムを名盤たらしめているのは、そう、皆さんご存知のように、邦題《帰ってくれればうれしいわ》の《Yo…

続きを読む

ソニー・クリス『ジス・イズ・クリス』

冒頭の《ブラック・コーヒー》、次いで2曲目の《酒と薔薇の日々》、さらに駄目押しで3曲目の《ホェン・サニー・ゲッツ・ブルー》。ここまで引っ張られれば(多くの人は虜になっちゃうと思うけど)、もうあとは、最後まで一気に聞けてしまうこと請け合い。 掴みバグツン、演奏内容抜群の逸品。 クリスの魅力を存分に味わえるワン・ホーン作品です。 ▼収録曲 1. Black C…

続きを読む

ソニー・クリス『アウト・オブ・ノーホェア』

明るく澄んだ音色で、裏表なく明朗に吹き上げるクリス。 濁りやダークな成分が少なく、それこそ竹を割ったように明快で率直。 だからこそ、切なく感じ、胸が締め付けられることもある。 クリスファンは、きっと、彼の明るさ、淀みのないアルトサックスから、微量の哀しみの成分をも敏感に感じ取っているのだろう。 ジャケット通りの真っ青な澄んだ青空を連想させる、タイトル曲の《アウト・オブ・ノ…

続きを読む

ソニー・クリス『ソニー・クリス・プレイズ・コ-ル・ポーター』

ソニー・クリスがコール・ポーターの作品に挑んだ演奏集。 なかなかに直球ストレート。 ヘンな捻りやカッコつけな要素を交えない正々堂々としたサックスの歌いっぷりに好感が持てる。 聴きごたえのある1枚。 ▼収録曲 1. アイ・ラヴ・ユー 2. エニシング・ゴーズ 3. イージー・トゥ・ラヴ 4. イッツ・オールライト・ウィズ・ミー 5. イン・ザ・スティル・オブ・…

続きを読む

ソニー・クリス『ビート・ゴーズ・オン』

ソニー・クリスがビートルズの《イエスタデイズ》を取り上げているところが、このアルバムのトピックスかもしれない。 ただ、クリスの吹奏は、いつものクリス節なので、ビートルズの有名曲であろうとなかろうと、特にウケ狙いを狙ってやっていますという感じが漂わないところが良い。 ▼収録曲 1. The Beat Goes On 2. Georgia Rose 3. Somewher…

続きを読む

Lee Konitz『Satori』

Satori。 悟り。 なにやら、宗教めいたものを感じてしまうし、辛気臭い内容を勝手に先入観でもってしまいそうだが、じつはスタンダード多めの聴きやすい内容のアルバムでもある。 ピアノはマーシャル・ソラールで、ベースがデイヴ・ホランド、ドラムスがジャック・ディジョネット。 Satori/Lee Konitz ▼収録曲 1. Just Friends 2. On G…

続きを読む