ウイントン・ケリーの《ソー・ホワット》

マイルス曰く「ケリーはマッチみたいなものだ。奴がいないとタバコが吸えない」(画像はライターですが……) 「カフェモンマルトル」に新記事をアップしました。 ⇒ケリーのようなピアノを弾きたい~『ブラックホーク』のマイルス・デイヴィス ウイントン・ケリーは昔から大好きなピアニストの一人ではありますが、 なかでもライヴ盤『ブラックホーク』の《ソー・ホワット》のケリーのピアノが…

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Living Without Friday/山中千尋

Living Without Friday/山中千尋 個人的には、澤野工房時代の山中千尋が好きだ。 つまり、初期のアルバム。 そして、これが知る人ぞ知る(?)デビュー作。 みずみずしいピアノ、 勢いとアイデアに溢れている。 中島みゆきの《砂の船》も演ってます♪ ▼収録曲 1. Beverly 2. Girl From Ipanema 3. …

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I Love You (Sweetheart Of All My Dreams)

Monk./Thelonious Monk モンクのピアノソロ、 《アイ・ラヴ・ユー》のが心に染みる。 特に、真夏の太陽が照り付ける朝。 暑い一日を予感させる空気の中、 セロニアス・モンクの『モンク.』収録の 《I Love You (Sweetheart Of All My Dreams)》が いいのです。 モンクがピアノ1台で心をこめて演奏をしてい…

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ヒューブリス リッチー・バイラーク

Hubris/Richie Beirach 1977年に録音された、リッチー・バイラークのピアノソロ作品です。 美しいピアノとサウンドは、 まさにECMサウンド。 強いてジャンルで括るのであれば、 ジャズやクラシックというよりも、 「ECM」というジャンルのほうが適切かもしれませんね。 もっとも、ECMの諸作の多くにも、 それは当てはまることかもしれません…

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マル・ウォルドロン ザ・クエスト

The Quest/Mal Waldron マル・ウォルドロンのリーダー作、 『ザ・クエスト』評をカフェモンマルトルにアップしました。 ▼こちらです。(・∀・)b ザ・クエスト/マル・ウォルドロン エリック・ドルフィーもブッカー・アーヴィンも参加! あの《ファイヤー・ワルツ》の「ゆっくりバージョン」も収録されています。 チャーリー・パーシップのスピー…

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ビヨンド・ザ・ブルーバード トミー・フラナガン

Beyond The Bluebird/Tommy Flanagan & Kenny Burrell トミー・フラナガンとケニー・バレル。 この2人の共通点は? ⇒デトロイト出身 同郷の2人によりリラックスした音の会話、それが『ビヨンド・ザ・ブルーバード』。 録音は1990年。 トミー・フラナガンが昔から演奏していたクラブ「ブルーバード」でのライブ。 フラナ…

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リユニオン・ブルース オスカー・ピーターソン&ミルト・ジャクソン

Reunion Blues/Oscar Peterson & Milt Jackson 溌剌、爽快! ミルトとピーターソンの『リユニオン・ブルース』。 久々に聴きましたが、 やっぱりいいですね。 冒頭の《サティスファクション》が始まって 数秒後には、鬱な気分が一新されることでしょう。 メリハリあって涼やかで。 音も鮮やかな輪郭で、パワフル。 …

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ホレス・パーランのピアノがやっぱりヤバい

Headin' South/Horace Parlan 奄美大島の高良さんも言及しているけれども、 ⇒ジャズは不良の音楽だ やっぱり、ホレス・パーランのピアノは、ジャズが持つダークでヤバい部分をわかりやすく体現していると思うんですよね。 濁りのあるタッチと、曇った和声感覚。 これは、彼が小児麻痺ゆえに、少ない指(片手3本ずつ)しか使えないということが大きいのだろうし…

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バド・パウエル 子供の声

The Scene Changes/Bud Powell 私が運営している個人サイト「カフェモンマルトル」。 先日、久々にアクセス解析をしてみたら、面白いキーワードを見つけました。 「バド・パウエル 子供の声」という言葉で検索して、私の個人サイトにたどり着かれていている方が何人もいらっしゃるようなのですね。 おそらくは、こちらのページだと思うんですけど。 ⇒ザ・シーン・…

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ルーズ・ブルース ビル・エヴァンス

Loose Blues/Bill Evans エヴァンスの隠れ名盤であり、サポート名盤でもあります。 ズート・シムズ、 ジム・ホール、 ロン・カーター、 フィリー・ジョー・ジョーンズ……。 確固としたスタイルを持つ彼らに対して、エヴァンスは彼らの個性を邪魔することなく、それでもエヴァンスにしか出せない存在感を築き上げています。 エヴァンスの高度な音楽性、というか…

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ブラッド・メルドーの《ソーラー》

Art of Trio 4: Back at the Vanguard イーストコーストのハードバップを聴き慣れた耳で、たとえば、ビル・エヴァンスやエンリコ・ピエラヌンツィのような白人ピアニストの演奏を聴くと? ⇒固い ⇒クラシック的なところがある そう感じる人も中にはいるかもしれません。 では、彼らを聴き慣れた耳で、今度はブラッド・メルドーを聴くと? ⇒…

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タウンホール ビル・エヴァンス

Bill Evans at Town Hall 『アット・タウン・ホール』で味わうことが出来るビル・エヴァンスのピアノの表情は、他のアルバムにはないニュアンスをたたえていると思います。 もちろん出てくるフレーズやハーモニーは、いつものエヴァンスと変わることはないのかもしれませんが、音の勢いというか表情ね。 悲しみと怒りがないまぜになっているような、そしてそのような感情が…

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エンジェル・アイズ デューク・ピアソン

Angel Eyes/Duke Pearson 「幻の」というと大袈裟かもしれませんけど、多くのジャズファンはあまり耳にしていないことが予想されるデューク・ピアソンのピアノ・トリオです。 メロディアスなナンバーが、次々と奏でられていきます。 ただし、単にキャッチーで甘い演奏に終始しないところが、アレンジャーとしても秀逸な才能を発揮したピアソンならではの料理技が冴えているとこ…

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マイ・コンセプション ソニー・クラーク

My Conception/Sonny Clark ソニー・クラーク好き、というよりは、ハードバップ好きは、ぜひとも持っていたい素晴らしい1枚です。 ドラムスでいえば、アート・ブレイキーがドラムを叩いているセッションと、後半の3曲はピート・ラロカが叩いているセッションと分かれてはいますが、ハードバップのオイシさは薄れることはまったくないのです。 特に、やっぱりカナメとなるの…

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ラ・ブランシュ 妹尾美里

La Blanche/妹尾美里 ピアニスト・妹尾美里さんの新作です。 ヽ(´・∀・`)ノ 今回は、ピアノトリオではなく、デュオ。 デュオといっても2種類のフォーマットで、一つは、ピアノとベース。 もう一つはピアノとピアノ。 もう一人のピアニストは、中嶋錠二氏でございます。 すでに、2~3枚前のアルバムからしてその雰囲気が濃厚なんだけれども、美里…

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カーニヴァル デニー・ザイトリン

Carnival/Denny Zeitlin デニー・ザイトリンというと、ヒゲもじゃなピアニストというイメージが個人的には強いのだけれども、それは、『ライヴ・アット・ザ・トライデント』のジャケ写のイメージが強烈だからなのでしょう。 ライヴ・アット・ザ・トライデント こちら、『カーニヴァル』のジャケ写のザイトリンは、ヒゲがなく、すっきり、さっぱり。 ではピア…

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デューク・ジョーダンのハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン

Flight To Denmark/Duke Jordan 長年、デューク・ジョーダンの「フライト」がつくアルバムは、有名な『フライト・トゥ・デンマーク』(スティープル・チェイス)よりも、『フライト・トゥ・ジョーダン』(ブルーノート)のほうが、断然ジャズっぽいと思ってました。 もちろん、今でも思っています。 フライト・トゥ・ジョーダン 骨太、ドッシリ、…

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アローン・トゥ・ロング トミー・フラナガン

Alone Too Long/Tommy Flanagan トミー・フラナガンのピアノ・ソロ・アルバムの『アローン・トゥ・ロング』。 1977年に録音されたトミフラ初のピアノソロアルバムです。 出だしの《パリの大通り》がエレガントで素晴らしいのです。 この曲は、お馴染みバド・パウエルの作曲なのですが、パウエルが弾く、パリの香気が強烈に立ち込める高貴なピアノに比べると、トミ…

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ア・ハーフ・ムーン・ベイ ビル・エヴァンス

A Half Moo Bay/Bill Evans 『ワルツ・フォー・デビー』の《ワルツ・フォー・デビー》だけが、「ワルツ・フォー・デビー」ではないのだよ。 つまり、スコット・ラファロ参加の有名なリヴァーサイド盤に収録された《ワルツ・フォー・デビー》だけではなく、その後になっても、エヴァンスは何度も《ワルツ・フォー・デビー》を録音しています。 その中でも、躍動感といい、まと…

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ビル・エヴァンス・アルバム シュガー・プラム

The Bill Evans Album/Bill Evans 『ビル・エヴァンス・アルバム』に収録されているナンバー《シュガー・プラム》評をアップしました。 ▼こちらです。 シュガー・プラム/ビル・エヴァンス ピアノ弾いたりエレピを弾いたりと忙しいエヴァンスですが、良い曲だし、ピアノもなかなかなのです。 (・∀・)b ▼収録曲 1. ファンカレロ …

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セシル・テイラー聴きまくり

Nefertiti,The Beautiful One Has Come/Cecil Taylor 過去に書いた記事、 「セシル・テイラー聴きまくり」を加筆修正しました。 ▼ こちらです 一日中、ガンガンとセシルを聴きまくった日が、 今となっては懐かしいです。 今は、なかなかそういう気力も体力もないかも。 1~2枚ぐらいだったら平気ですけどね。 …

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ブルース・ルーツ デイヴ・ブルーベック&ジェリー・マリガン

Blues Roots/Dave Brubeck & Gerry Mulligan ジャケットに誘惑されて聞いてみると、演奏にも誘惑され、いつしか音に埋没してしまった。 デイヴ・ブルーベックといえば、ポール・デスモンドがパッと思い浮かぶけれども、ここでの共演サックスはジェリー・マリガン。 デスモンドとのコンビを解消した後、今度はマリガンと組んで、こういうアルバムが出来上がり…

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ディナー・ミュージック カーラ・ブレイ

Dinner Music/Carla Bley カーラ・ブレイといえば……。 近寄りがたいコワモテ女子。 たしかフリージャズ方面の人たちとも交流があったよね? アンサンブルも構築的で固そうな感じ? カーラ・ブレイを「聴かず嫌い」の人が抱きがちなイメージは上記の如くだと思うんだけど、そのような人ほど、一度『ディナー・ミュージック』を聴いてみましょう。 …

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パリ・ブルース ホレス・シルヴァー

Paris Blues/Horace Silver ホレス・シルヴァーのライヴ盤! といえば、真っ先に思いつくのがブルーノートの『ドゥーイン・ザ・シングズ』だと思うんだけど、じゃあ他には? ……となると、 あとはアート・ブレイキーのメッセンジャーズ時代のライブ盤(これもブルーノートで、バードランドとかカフェボヘミアとか)ぐらいしか思いつきません。 しかし! …

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ライヴ・アット・ザ・キーストンコーナー テテ・モントリュー

Live At The Keystone Corner/Tete Montliew テテが、ベーシストにハービー・ルイス、ドラマーにビリー・ヒギンスを従えたトリオ演奏。 場所は、サンフランシスコの「キーストンコーナー」。 テテのピアノは、スティープルチェイスから出ている数々の演奏を聴けばお分かりのとおり(オススメは『テテ』!)、非常にエネルギッシュかる流麗なのですが、それに…

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ルグラン・ジャズ ミシェル・ルグラン

Legrand Jazz/Michel Legrand 私はそれほど、このアレンジが優れているとは思わない。全体的に平凡だ。 (ジョージ・ラッセル) 演奏? そんなに面白くなかったな。 用意された譜面を吹いて、ソロを取っただけだ。 (マイルス・デイヴィス) このサウンドには影響は受けなかった。 そういうものかと思った程度だ。 (ギル・エヴァンス) 「…

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ヒア・カムズ アール・ハインズ

Here Comes/Earl Hines アール・ハインズの『ヒア・カムズ』。 《バーニーズ・チューン》を聴いてみよう。 強靭にうごめくエルヴィン・ジョーンズのブラッシュワークがまずは気持ち良い。 そして、同様にこれまた強靭! リチャード・デイヴィスの粘るベース。 このドラムとベースが形作るリズムだけでも聴けてしまうのに、これに乗っかるハインズのピアノも力強…

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シングルズ・イン・ザ・ポット 水岡のぶゆき

Singles in the Pot/水岡のぶゆき&CAMARU 先日、個人サイトの「カフェモンマルトル」に、昔やっていたバンドの音源に関しての記事をアップしました。 ▼こちら シーサイド・メモリー/ディファレンシア この記事を書きながら、当時、一緒にバンド活動をしていたキーボーディストの水岡暢之氏のことを懐かしい気分で思い出していました。 水岡暢之氏、現在はジャズ…

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バド・パウエルが弾く《ジョー・ドゥ》

Bud Powell In Paris/Bud Powell 《ジョー・ドゥ》といえば、代表的な名演は、クリフォード・ブラウンとマックス・ローチの演奏でしょう。 では、この名曲をバド・パウエルが弾くと? 『バド・パウエル・イン・パリ』の演奏をお聴きください。 強いタッチによる芯のあるピアノ粒立ち。 後期の演奏ゆえ、前期のパウエルのアドリブように才気ばしった閃きは…

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モンク最後のピアノソロ 《Cordially》

The London Collection vol.3/Thelonious Monk コーディアリー ⇒真心をこめて セロニアス・モンクのラストレコーディング『ロンドン・レコーディング』のvol.3。 最後のアルバムの、それこそ一番最後に収められたこの祈るようなピアノに心震える。 9分を超す長めのピアノソロ。 曲表記は《Cordially (Improvis…

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レイ・ブライアントの《リフレクション》

Holiday For Skins vol.2/Art Blakey 《リフレクション》といえば、 フィニアス・ニューボーンが弾く『ウィ・スリー』の演奏がイイですね。 ロイ・ヘインズがリーダーのアルバム『ウィ・スリー』に収録されているバージョンですね。 We Three: Rudy Van Gelder Remasters Series でも、変わり種として…

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セロニアス・モンク ライヴ・アット・ザ・ジャズ・ワークショップ-コンプリート

Live At The Jazz Workshop-Complete/Thelonious Monk チャーリー・ラウズがテナーとして長年在籍していた、セロニアス・モンクのカルテットは、やっぱりどう逆立ちしても、「マンネリ」である感は否めないのだけれども、それでも、各所で行われたライヴ音源を聞き比べると、同じ「マンネリ」ナンバーでもあっても、演奏した日のメンバーの体調や気分、シチュエー…

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アメイジング・バド・パウエル vol.2 ニューヨークの秋

The Amazing Bud Powell vol.2/Bud Powell バド・パウエル、ブルーノートの『アメイジング・バド・パウエル vol.2』。 『vol.1』とともに長年愛聴しているアルバムです。 ただ、このアルバムのレビューなどで、もっとも評価されているナンバーは《グラス・エンクロージャー》であることが多いんですよね。 私、どうもこの曲、嫌いじ…

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ブラックマンバ アルマンダ・デジデリー

Black Mamba/Armanda Desidery ブラックマンバ。 といえば、ハブやキングコブラに並ぶ 獰猛で猛毒を持つアフリカのヘビ。 イタリアのピアニスト、 アルマンダ・デジデリーが弾く《ブラックマンバ》は? とってもエレガント、なのであります。 (・∀・)b 全体的なサウンドは、 特にエッジがあるというわけではなく、 きわめて穏健…

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ベラ・フレックとチック・コリアのデュオ『トゥー』

Two/Chick Corea & Bela Fleck ピアノとバンジョーの珍しい組み合わせ。 ピアノとバンジョーのデュオ。 チック・コリアとベラ・フレック。 名手と名手の対決、というわけではないけれども、 グイグイ二人とも音で攻めあっていて、 なかなかエキサイティングで楽しいですね。 ジャズにバンジョー。 あまりジャズには馴染みのない楽器かもしれな…

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トリロジー/チック・コリア、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイド

Trilogy/Chick Corea,Christian McBride,Brian Blade 一気に全曲聴き通すのは大変だけど、「今日はこの曲、明日はあの曲」というふうに、気分で曲をセレクトしてピンポイント聴きをすると、けっこう長く付き合えるアルバムなんじゃないかと思います。 最近の個人的なお気に入りは《リコーダ・ミー》。 もとより、ジョーヘン作曲のこの曲が大…

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デュオ ハンク・ジョーンズ&レッド・ミッチェル

Duo/Hank Jones & Red Mitchel ハンク・ジョーンズが、レッド・ミッチェルのグイグイ押してくるベースにのせられ、溌剌としたピアノを繰り広げています。 端正で繊細なピアニストのイメージの強いハンクですが、あの暴れん坊ドラマー、エルヴィン・ジョーンズの兄貴なだけあって、内に秘めた情熱は熱い! これを容赦なく勢いあるベースで引き出したのはミッチェル…

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スウィートネス 川上さとみ

Sweetnes/川上さとみ 個人的には蒼くて黒い、それこそジャケットのイメージそのまんまの『イノセント・アイズ』が好きなんですが、このホワイトなジャケットカラーの『スウィートネス』も素敵だと思っています。 イノセント・アイズ 『イノセント・アイズ』にも感じられたパウエルへの心酔っぷりは半端ではないようで《クレオパトラの夢》も取り上げています。 もっとも、単に…

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アンダーカレント 別ジャケ

Undercurrent + 6/Bill Evans & Jim Hall ビル・エヴァンス&ジム・ホールの あの有名な『アンダーカレント』。 ……の別ジャケ。 中身は一緒ですが、 貴重な写真っぽいこのジャケット、 ぶっといメガネのフレームと エヴァンスの表情が気になります。

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スリー・カルテッツ チック・コリア

Three Quartets/Chick Corea マイケル・ブレッカーが参加しているアルバムの中では、いちばん「ジャズっぽい」コレが好きかも。 なんてことを、しょっちゅう言っているので、よくマイケルのリーダーアルバムと一瞬カンチガイしてしまうんですよね。 CD棚からCDを探すときは「B」のコーナーを探してしまうのですが(ファミリーネーム順に整理して並べているので)、よく…

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クロッシングス ハービー・ハンコック

Crossings/Herbie Hancock アナログシンセ・ハンコック・ファンクが、最近、妙に気持ちが良いのです。 ポール・ジャクソンのベースも良いけれど、このアルバムではバスター・ウィリアムスのベースも良いかな、と。 そして、単なるポップなピコピコに陥らない、ダークな色彩をほんのりキープしているのは、ベニー・モウピンのバスクラやサックスの存在が大きい。 …

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ムーンビームス ビル・エヴァンス

Moonbeams/Bill Evans ジャケ写の女性は、 ベルベット・アンダーグラウンドのニコ。 この気だるい、耽美的なヴィジュアルが、 エヴァンストリオが繰り出す演奏内容そのものを 雄弁に語っています。 眠くなるほど気持ちが良いのは、 色気たっぷりのチャック・イスラエルのベースの賜物かもしれない。 ▼収録曲 1. リ・パーソン・アイ・ニュー 2.…

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テリー・ポラード 幻の作品

Terry Pollard/Terry Pollard ピアニスト、テリー・ポラード。 ご存じでしたか? 女性ピアニスト兼ヴァイブ奏者です。 女性ピアニストだからといって侮るなかれ。 中期バド・パウエルを連想させる硬派なタッチ。 ボーっとiTunesのシャッフルを聴いていたら、一瞬、初期の秋吉敏子のアルバムだと勘違いしてしまったほどです。 パーカーや…

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ザ・スタンダード/スーパー・ジャズ・トリオ(トミー・フラナガン)

The Standard/Tommy Flanagan(Super Jazz Trio) もう25年ぐらい前に買って、友人の家に置きっぱになっていた懐かしのCD。 オーソドックスで堅実な演奏なんだけれども、地味ぃ~というのが当時の印象で、夜、寝るとき以外には、あまり聴くことがないアルバムでした。 そして、忘れた頃、つまり20数年ぶりに聴いてみたんだけど、当時の印象が…

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パープル・シェイズのモンクのピアノが重くてドスン

Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk (Deluxe Edition) パープル・ヘイズ……、ではなくて(それはジミヘン)、パープル・シェイズ。 『アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズ・ウィズ・セロニアス・モンク』は、ベースの音があまり聴こえないので、せっかくグリフィンとかが良いプレイをしていても、いまひとつ…

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コンサート・バイ・ザ・シー 完全版

Concert By The Sea/Erroll Garner エロール・ガーナーの『コンサート・バイ・ザ・シー』の完全盤が登場! 先月発売されたこの3枚組は、 なんと36曲収録という大バージョンアップなんですよ。 もっとも、インタビューなどもあったり、 別テイクもあったりなのですが、 それでも36トラックというのは、超ボリュームです。 表紙は、あいか…

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ブライト・アンド・ブリージー レッド・ガーランド

Bright And Breezy/Red Garland プレスティッジから出まくっている レッド・ガーランドのリーダー作群、 個人的には、どれもが好きなのですが、 なかには「金太郎飴」、「同じテイスト」と感じる人も 少なくないようです。 だったらコレ! ⇒『ブライト・アンド・ブリージー』。 聴きなれたチェンバースのベースとガーランドのピアノ…

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ジャズ・アット・オバーリン デイヴ・ブルーベック

Jazz At Oberlin/Dave Brubeck クラシック、現代音楽。 ブルーベックのバックグラウンドがよくわかるアルバムです。 ポール・デスモンドの美しい音色のアルトサックスが、 かえってクラシック的な格調高さを出しているんですよね。 そして端正。 それでいて、さすがライヴなだけに、 盛り上げるのも巧み。 ブルーベックが他のジャズピアニ…

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ホレス・パーラン ミュージカリー・ユアーズ

Musicaly Yours/Horace Parlan やっぱり、ホレス・パーランのピアノはいいねぇ~。 彼の重く、ほんのりダークなタッチで奏でられる 有名曲の数々。 アローン・トゥゲザー、 メモリーズ・オブ・ユー……、 ルビー・マイディア……、 そして、ナルディス……。 うーん、どれもが染みる、染みる。 コーヒーとパーランが似合う秋になっ…

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クリエイション キース・ジャレット

Creation/Keith Jarrett ¥ キース・ジャレット70歳。 最近のピアノソロライヴの「いいとこどり」集大成。 「いいとこどり」⇒選曲は、キース自身です。 あいかわらず美しいピアノの音色、旋律は、 よりいっそう磨かれてきている、 というよりは、すでに悟りの境地? 個人的には『ケルン・コンサート』よりも好きですね。 ◎収録曲…

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バド・パウエル・イン・スカンジナヴィア

Bud Powell in Scandinavia/Bud Powell おお~! これは貴重な音源! どれもが後期パウエルの音源では聴いたことのあるナンバーばかりかもしれませんが、(でも《異教徒たちの踊り》は珍しい?)パウエルファンとしては、やっぱり聞き逃せない。 パウエル・ファン必携ですな! 限定999枚シリアル番号入りです。 ◎収録曲 1. …

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ドキシー アキコ・グレース

Graceful Vision/アキコ・グレース アキコさんが奏でる《ドキシー》。 ロリンズ作曲のファンキーナンバーが、 こうも凛と美しい佇まいの 格調高い演奏に生まれ変わっていますが、 かなり原曲のメロディから離れているため、 なかなか《ドキシー》の面影が見出せませんでした。 ラスト付近のメロディを聴いて、 「おおドキシー!」 そんな感じだった…

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シダー・ウォルトン・トリオ/シダー・ウォルトン

Ceder Walton Trio 最近CD化されて発売されたシダー・ウォルトンのトリオです。 アルバムタイトルは、そのまま『シダー・ウォルトン』。 ドラムスがビリー・ヒギンスで、ベースがデヴィッド・ウィリアムス。 オーソドックスかつ堅実なリズムセクションですね。 ジャケットは、あまりそそらないデザインだけれども、シダー・ウォルトンの…

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テテ・モントリュー 1977年オランダでのライブ

Secret Love/Tete Montoliu テテ・モントリューの『シークレット・ラヴ』。 1977年、オランダでのライヴ盤です。 ベースがサム・ジョーンズ、 ドラムスがビリー・ヒギンズ。 もうリズムセクションだけでも最高ですね。 テテの疾走感あふれる「お手々」は、時折、「なんでこのタイミングでこの加速、そしてこのフレーズ?!」というようなド…

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カインド・オブ・パウエル

Kind Of Brown/Bud Powell 『カインド・オブ・ブルー』ではなく、 『カインド・オブ・パウエル』。 うーむ、古いようで新しいゾ。 最近は、ジャズ・ジャイアンツの『カインド・オブ』シリーズが、色々と発売されていますね。 クリフォード・ブラウンの『カインド・オブ・ブラウン』なんざ、 もろ、クリスチャン・マクブライドのアルバム名ではな…

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セシル・テイラーの『ユニット・ストラクチャーズ』

フリージャズの代表的ピアニスト、セシル・テイラーの『ユニット・ストラクチャーズ』評をアップしました。 ▼こちら ユニット・ストラクチャーズ/セシル・テイラー セシルの作品の中では、「難易度」の高い位置づけのアルバムかもしれません。 しかし、いったんアンサンブルの「カラクリ」のようなものに気付いてしまえば、一気に「難解」だと思っていた気持ちが溶解し、こちらの脳の中に…

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秋の気配を感じたら フレディ・レッドの『シェイズ・オブ・レッド』

Shades Of Redd/Freddie Redd あっという間に9月。 夏の汗ボタボタだった日々は、はるか過去の話になってきつつあります。 少しずつ秋の気配が感じられる今日のような日は、フレディ・レッドの『シェイズ・オブ・レッド』を聴いて、熱い演奏の中に漂う「切なさ」も味わってみましょう。 特に1曲目が良いんだな~。 『シェイズ・オブ・…

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にせ信者サム ホレス・シルヴァー

Song For My Father/Horace Silver 少し前まで猛烈に暑かった陽気が一転して、すっかり秋モード。 夜は毛布がないと肌寒いぐらいの空気になってきました、東京は。 そういう秋の夜長、にはまだ早いのですが、ヒンヤリした8月下旬の真夜中に聴きたくなるのが、コレ。 Song For My Father いや、もちろんタイトルナン…

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《フライト・トゥ・ジョーダン》と《ジェリコの戦い》

Flight To Jordan/Duke Jordan デューク・ジョーダンの『フライト・トゥ・ジョーダン』評を 加筆修正しました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/flight_to_jordan/ 《ジェリコの戦い》と、《フライト・トゥ・ジョーダン》のメロディ、 似てますねぇ~。 ヘタく…

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ワールド・ツアー/ザヴィヌル・シンジケート

このスピード感、やっぱり気持ちいですね。 ザヴィヌル・シンジケートの『ワールド・ツアー』。 やはり、リチャード・ボナのベースが良いですなぁ。 あと、ジョー・ザヴィヌルのキーボードの音色が、 クリーミィというか柔らかげなものが多いので、和みます。 と同時に、恐るべき瞬発力というかバンドのコントロール力。 緩急のコントロールは、 ウェ…

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ダーク・ビューティ/ケニー・ドリュー

ケニー・ドリューを代表するピアノトリオ 『ダーク・ビューティ』評を加筆修正しました。 ▼こちらです。 http://cafemontmartre.tokyo/music/dark_beauty/ タイトル曲《ダーク・ビューティ》や《サマー・ナイツ》。 ピアノの背後に流れる鈴の音、 ♪ちり~ん、ちり~ん これが良い効果を生んでいます。 …

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スタンダーズ vol.1/キース・ジャレット

キース・ジャレットの『スタンダーズvol.1』評を加筆しました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/standards_1/ キースが、ディジョネットやピーコックを選んだ理由は、 2人とも「ピアノが弾けるから」だったんですね。 いかに「メロディ」を大事にすることがコンセプトのトリオなのか、…

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ステイ・ルース ジミー・スミス

ホームページ「カフェモンマルトル」に、 ジミー・スミスの『ステイ・ルース』評をアップしました。 ▼こちらです ステイ・ルース/ジミー・スミス 宇宙飛行士になってしまったジミー・スミス。 なんともB級感ムンムンのジャケットで、 思わずノケぞってしまいますが、 内容は、なかなかテンション高い ソウル臭をふりまきまくるオルガンジャズなのです。 St…

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ラリー・ヤングのブルーノートデビュー作

ジャケットのタイポグラフィーがカッコいい グラント・グリーンのリーダー作『トーキン・アバウト』は、 オルガニスト、ラリー・ヤングの ブルーノートデビュー作でもあるんですね。 「オルガンのコルトレーン」と呼ばれるラリー・ヤングですが、 グラント・グリーンのコッテリギターと交わると、 良い意味で角が取れた感じになり、 あまり「オルガンのコルトレーン」とい…

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不快な湿気をぶっ飛ばすオルガンジャズ 安っぽい《テイク・ファイヴ》が逆に良いトゥルーディ・ピッツ

今日のようなムシムシと湿度の高い日は、 トゥルーディ・ピッツの《テイク・ファイヴ》でもかけて、 安いビールと、安いポテトフライをつまみながら、 ベッタリとした気分を吹き飛ばしたいですね。 女性オルガン奏者、トゥルーディ・ピッツの 『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』評をアップしました。 ▼こちらです イントロデューシング・ザ・…

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フランキー・ダンロップのドラミングが面白い『モンク・イン・イタリー』

演奏内容は、他のモンクの諸作の中では、 「中の上」ぐらいの位置づけなので、 特にセロニアス・モンクを代表する一枚!というほどではないのだけれど、 このアルバムが好きなモンクファンも多いはず。 『モンク・イン・イタリー』ね。 魅力を2つ挙げるとすると、 ひとつは、ピアノソロで奏でられる《ボディ・アンド・ソウル》の 構築的でありながらも、しみじみとした情緒も…

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バド・パウエルの『ライヴ・イン・ローザンヌ 1962』が地味に良い

バド・パウエルの『ライヴ・イン・ローザンヌ 1962』評をアップしました。 ▼こちら ライヴ・イン・ローザンヌ 1962/バド・パウエル 時々聴きます。 地味~にいいんですよね。 後期パウエルの音源の中でも、 あまり知られていない隠れた名盤かもしれません。 Live in Lausanne 1962 ▼収録曲 1. Anthropol…

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難曲《ジャイアント・ステップス》を平然と弾きこなすテテ・モントリュー。元気になれるピアノトリオ演奏!

楽器でジャズをかじったことがある人と、ない人の差は、 テテ・モントリュー・トリオの 《ジャイアント・ステップス》をどう捉え方の違い。 これに抱く感想の温度差は、かなりのものだと思います。 楽器をやっていない人は、 普通の勢いあふれるピアノトリオの演奏の一つとして感じるでしょう。 あまりにも普通に、平然と、しかもエキサイティングに演奏しているから。 …

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日曜日のジャズ ジャック・ウィルソンの『イースタリー・ウィンズ』がイイ(・∀・)b

新宿の東口を出て、ディスク・ユニオンに向かうまでの道。 いつもに増して、日曜日は人が多いです。 混雑しているってほどじゃないけど。 そんなとき、 ふと、ジャック・ウィルソンを聴きてぇ~と思ってしまいました。 ブルーノートの『イースタリー・ウィンズ』ね。 これ、なにげに、かなりの名盤なんですよ。 リーダーのジャック・ウィルソンは、 …

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スパニッシュなチックといえば、《スペイン》だが、《アイ・オブ・ザ・ビフォルダー》も忘れずに!

《スペイン》ほど、直球ストレート的に情熱的ではないかもしれないけど、 チック・コリア特有のスパニッシュフレヴァーと、迫り来るような情熱、 これを、いったん因数分解した上で、 音によるストーリーテリングの起伏を より細やかにしたかのようなアレンジの 《アイ・オブ・ザ・ビホルダー》。 エレクトリック・バンドの3枚目の目玉曲ですが、 「おっ、盛り上がるかな?」と思わせ…

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カラッと晴れた日に、バド・パウエルの《二人でお茶を》が気持ちいい

東京、今日はいい天気です。 気温だけは、夏のよう。 でも、夏のおうにジメッとした湿度はないので、 けっこう快適です。 今日干した布団で夜寝るのが楽しみ♪ こういうカラッと気持ちよく晴れ渡った日に バド・パウエルを聴くとしたら 何がいいのか考えてみました。 バド・パウエルのピアノって、 ものすごく熱くてエキサイティングなプレイが 特に…

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大西順子 デビューアルバム

やっぱり、なんだかんだいっても、 大西順子の最高傑作はファーストアルバムの『WOW』なんじゃないかと。 タッチの力強さ、 思い切りの良さと潔さ、 暖めてきたであろうアイデアの爆発…… 最初から最後まで、音が生き生きとしていて 一瞬たりとも気が抜けない気迫の一枚だと思うのです。 だからといって、それ以降のアルバムがイマイチというわけでは決してな…

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「サウンズパル」高良氏によるソニー・クラーク『リーピン・アンド・ローピン』評 

「サウンズ・パル」高良俊礼氏より、 ソニー・クラークの『リーピン・アンド・ローピン』評を ご寄稿いただきました! ▼こちらです ソニー・クラークとその情緒 もう、このアルバムはホーン陣も リズム隊も、渋過ぎるほどに渋いのです。 トランペットがトミー・タレンタインでしょ? テナーサックスが、チャーリー・ラウズにアイク・ケベック。 このB級感…

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バド・パウエル THE COMPLETE RCA TRIO SESSIONS

中期のバド・パウエル。 こと、RCAに吹き込まれたバド・パウエルの演奏が私は大好きで、 昔は『タイム・ワズ』というCDを 何度も繰り返し聴いていたものです。 今では『タイム・ワズ』は廃盤になってしまっているので、 このRCAのコンプリートを是非おすすめしたいと思います。 中期のバド・パウエルの良さ。 これは色々あるのですが、 タッチの重さとダークさ…

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ソウル・ステーションのウイントン・ケリー

ハードバップ・ファンにはお馴染み、 ハンク・モブレイの『ソウル・ステーション』。 テナーサックスのワンホーンアルバムゆえ、 ハンク・モブレイの良いところをたっぷりと味わえる 素晴らしいアルバムです。 このアルバムの出だしの《リメンバー》が特に好き。 そう感じているジャズファンの方は、 きっと私だけではないと思います。 モブレイのリラックスした円…

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ウォルター・デイヴィスのパウエル的なピアノ

我々の多くが耳に馴染んでいる ウォルター・デイヴィスのピアノの音って、 ジャズ・メッセンジャーズでのピアノや、 ブルーノートの『デイヴィス・カップ』のピアノだったりします。 いずれも、管楽器入りの編成の中でのピアノですね。 では、ピアノトリオになると? 意外なことに、かなりバド・パウエル。 いや、もうそっくりそのまんま、 バド・パウエルのコピー…

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正月にバド・パウエル

正月にバド・パウエル。 もう20年以上、そんなスタイルが定着しちゃっていますね。 毎年『ジャズ・ジャイアント』を聴いて 気を引き締めるということが多いのですが、 今年はブルーノートの『ジ・アメイジング』のvol.1を聴きましたよ。 むしょうに《バウンシング・ウィズ・バド》が聴きたくなったので、 まずはこのナンバーの《マスターテイク》から。 導…

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Live In Hamburg 1972 キース・ジャレット

スタンダーズ・トリオとはまた違った 勢いと瑞々しさ。 ベースは、ピーコックではなくて、ヘイデン。 ドラムスは、ディジョネットではなくて、モチアン。 1972年、ハンブルグでのライヴ映像です。 初出の曲あり。 音良し。(・∀・)b 1972年6月14日、ドイツ・ハンブルグにて。 キース・ジャレット(p, fl, ss) チャーリ…

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Introducing カール・パーキンス

ピアニスト、カール・パーキンス唯一のリーダー作は、 『イントロデューシング』というアルバム。 パキパキッ! サクサクッ! 歯切れの良い心地よいピアノです。 このサクッとした雰囲気、 ウエストコースト・ジャズそのものです。 というか、ウエスト・コースト・ジャズに感じる カラリと晴れて湿度少ないテイストって、 じつはカール・パ…

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アヴェック・ユー 妹尾美里

妹尾美里さんの4枚目『アヴェック・ユー』。 アヴェック・ユー 再びピアノトリオのアルバムです。 で……、 よりピアノのタッチが繊細になった感あり。 ベーゼンドルファーのフラグシップ・モデル モデル290インペリアルを弾いていることにも関係ある?! 冒頭の3秒後から、 あのメロディ、響きで、 すでに美里ワールドに引き込まれます。…

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セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ

モンクの熱狂的だけど醒めた部分が混在し、 冷ややかだけども内部には情念が渦巻いているようなピアノ。 晩年の『ロンドン・コレクション』にも通ずる 不思議なピアノの肌触り。 そんなモンクにしか出せないピアノのテイストを ピアノトリオで楽しめるのが、 『セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ』の 《ワーク》 なんです。 …

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ソニー・クラーク 朝日のようにさわやかに

ソニー・クラークの『ソノー・クラーク・トリオ』。 あ、タイム盤ではなくて、ブルーノートのほうね。 このアルバムの代表曲といえば、 なんといっても《朝日のようにさわやかに》ですが、 聴きドコロといえば、 なんといっても、アドリブ後半の倍テンです! 売店、 じゃなくて、 倍テン=倍速テンポ のことね。 ソニー・クラ…

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ペイパー・ムーン デイヴ・ブルーベック・カルテット

デイヴ・ブルーベックの『ペイパー・ムーン』。 なんだか、洋書の絵本のようなジャケットですね。 パーソネルは、 お馴染みのポール・デスモンドがフロントではなく、 このアルバムのブルーベック・カルテットは、 テナーサックスのジェリー・バーガンジ。 まさかブルーベックが《セントルイス・ブルース》を演るとは。 ▼収録曲 1. ミュージック、マエスト…

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ハーレム・ブルース フィニアス・ニューボーン

フィニアス・ニューボーンJr.の『ハーレム・ブルース』。 これ、2曲目の《スイート・アンド・ラヴリー》が泣けるんですわ。 そう、モンク作曲のナンバーね。 セロニアス・モンクが作る曲から漂う 独特な匂いが良い意味で脱臭され、 でも、きちんとエッセンスは残した状態で、 演奏の隅から隅まで、くまなく超絶テクニック。 「うーん、凄…

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リーピン・アンド・ローピン ソニー・クラーク

ソニー・クラークのラストレコーディングである。 そいう先入観をもってジャケットを見ると、 むむっなるほど、死の前のアルバムな雰囲気! ……と思ってしまいがち。 ▼むむっ…… しかし、実際は、ラストレコーディングといっても 亡くなる1数ヶ月前の録音だし、 中身の演奏も、「まるで死を予期していたかのような」というよな ありがちな表現は、まったく当て嵌まりま…

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コンプリート・ボックス・ビル・エヴァンス・オン・ヴァーヴ

The Complete Box Bill Evans On Verve 1997年に発売されたら、発売と同時に即完売! ビル・エヴァンスのヴァーヴ時代のレコーディング、 18枚のCDに完全収録されたコンプリート・ボックス・セットです。 未発表演奏も多数収録。 22bitデジタルリマスター音源採用、 ブックレット(英語)付! …

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エレピ ビル・エヴァンス

エレピを弾くビル・エヴァンスも悪くないです。 硬いピアノの音とは違った アタックの弱いやわらかなフェンダーローズの音色でしか 表現できない世界も、たしかにあるんですね。 新しい楽器が登場した。 いっちょ使ってみるか! エヴァンスにとっては、 それぐらいの気軽な感覚だったのかもしれないけど、 でも、エヴァンスのキャリアの中では …

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ドド・マーマローサのグリーン・ドルフィン・ストリート

ドド・マーマローサの『ドドズ・バック』は 聴きどころ満載の素敵なピアノトリオのアルバムです。 良いところを挙げればキリがないのですが、 今回は彼のピアノのタッチについて。 けっこう重たいタッチですよね? バド・パウエルを彷彿とさせる、 ズシン!とくる重量感あふれるピアノの音色です。 この音色と、ドドが持つ独特の揺れるようなタイム感。 …

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ケニー・バロン ホワット・イフ?

ケニー・バロンは、 個人的には、好きな演奏と嫌いな演奏が 両極端に分かれてしまうタイプのピアニストなんですが、 1986年、エンヤレーベルに吹き込んだ 『ホワット・イフ?』は良いピアノだと思います。 たぶん、ウォレス・ルーニーのトランペットが 前面に立っている効果もあるのだと思います。 スタン・ゲッツの『ピープル・タイム』の時もそうでしたが、…

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レッド・ガーランド

名イントロ。 あまり語られることはないけれど、 レッド・ガーランドは名イントロを生み出すピアニストの1人だと思います。 アート・ペッパーの『ミーツ・ザ・リズムセクション』の1曲目、 《帰ってくれればうれしいわ》のイントロを もういちど聴いてごらん。 なんて小粋な橋渡しをアート・ペッパーにしているんだろう。 そう思いません? アート・…

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ラスト・ワルツ ビル・エヴァンス

ビル・エヴァンスの『ラスト・ワルツ』。 Last Waltz: Final Recordings Live Box エヴァンス晩年のライブの模様を 8枚組のCDに収録したボックスセットです。 エヴァンスの晩年といえば、 『コンセクレイション~ラスト・コンプリート・コレクション』という ボックスセットも出ていますが、 そこには収録されていない演奏がまだまだあったん…

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ジョージ・ケイブルス スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット

ジャコ・パストリアス作曲の 《スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット》という曲が大好きで、 この曲聴きたさで 『ナイト・アンド・デイ』、 発売当時は、くり返し聴いていました。 センチメンタルなフレーズや、 ナイーヴなタッチが時折出てくるところが 昔はちょっと引っかかったんですが、 今では、この優しさというか脆さのような部分も、 「分かる、分かる!」な心…

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ファイヴ・スポット コルトレーン&モンク

エリック・ドルフィーとブッカー・リトルのライブだったり、 ペッパー・アダムスとドナルド・バードのライブだったりと、 「ファイヴ・スポット」でのライヴ盤は、 熱くてクオリティの高い演奏が多いですね。 もちろん、 このモンクとコルトレーンの演奏もその1つ(・∀・)b。 ジャケットも雰囲気出ててカッコいい! 音の悪さもなんのその! …

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アーマッド・ジャマル 代表作

アーマッド・ジャマルが少ない音数で勝負できるのは、 一音一音のピアノの音の粒立ちの美しさにあるのだと思います。 たぶん、最近の速弾きピアニストには求めえない 気品すらたたえた音色です。 それがよく分かるジャマルの代表的名盤が 『パーシング・ラウンジ』なのです。 心地よし。 小粋。 大人チックなまったりとしたいやらしさのないお洒落感。 …

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バウンシング・ウィズ・バド Bud Powell

いつもはマスターテイクしか聴いていないんだけど、 たまに《バウンシング・ウィズ・バド》の別テイクを聴くと楽しいです。 アドリブの順番がパウエルに回ってきて、 パウエルが繰り出すピアノソロの出だしがなんとも可愛らしいのです。 ♪タラリン・タッ・タッ・タッ・タ……のフレーズの、 ♪タッタッタ……と跳ねるところが、 なんとも陽気で、ほのぼのとした気分になるのです。 …

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ハンプトン・ホーズ For Real

ハンプトン・ホーズの隠れ(?)名盤。 なんたって、ベースがスコット・ラファロですから。 「ビル・エヴァンスと組む前のラファロは、ピアノトリオでどういうベースを弾いていたの?」 という興味も満たせることでしょう。 エヴァンスとの共演があまりにも有名なので、 スコット・ラファロといえば、 「メロディアスで音数の多いベーシスト」というイメージが強いのでし…

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オスカーピーターソン おすすめ

ベースがペデルセンに ギターがジョー・パス。 なんて素敵な組み合わせ。 演奏は?というと、 これはもう 超絶、強烈、悶絶w( ▼o▼ )w Trio ▼収録曲 1. BLUES ETUDE 2. CHICAGO BLUES 3. EASY LISTENING BLUES 4. COME SUNDAY 5. SECRET LOVE …

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オスカーピーターソン 名盤 Walking the Line ベースはジョージ・ムラーツ

たまにはピーターソン。(・∀・)b やっぱりピーターソンはMPSがいい! そして、この盤、 『ウォーキング・ザ・ライン』のベースはジョージ・ムラーツ! これは聴きごたえアリ! 当時無名の新人だった弱冠26歳の ジョージ・ムラーツのベースが、 ピーターそんを刺激しまくる! ノリノリ! 充実の演奏群ヽ( ̄▽ ̄)ノ オスカ…

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