シダー・ウォルトン・トリオ/シダー・ウォルトン

Ceder Walton Trio 最近CD化されて発売されたシダー・ウォルトンのトリオです。 アルバムタイトルは、そのまま『シダー・ウォルトン』。 ドラムスがビリー・ヒギンスで、ベースがデヴィッド・ウィリアムス。 オーソドックスかつ堅実なリズムセクションですね。 ジャケットは、あまりそそらないデザインだけれども、シダー・ウォルトンの…

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テテ・モントリュー 1977年オランダでのライブ

Secret Love/Tete Montoliu テテ・モントリューの『シークレット・ラヴ』。 1977年、オランダでのライヴ盤です。 ベースがサム・ジョーンズ、 ドラムスがビリー・ヒギンズ。 もうリズムセクションだけでも最高ですね。 テテの疾走感あふれる「お手々」は、時折、「なんでこのタイミングでこの加速、そしてこのフレーズ?!」というようなド…

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カインド・オブ・パウエル

Kind Of Brown/Bud Powell 『カインド・オブ・ブルー』ではなく、 『カインド・オブ・パウエル』。 うーむ、古いようで新しいゾ。 最近は、ジャズ・ジャイアンツの『カインド・オブ』シリーズが、色々と発売されていますね。 クリフォード・ブラウンの『カインド・オブ・ブラウン』なんざ、 もろ、クリスチャン・マクブライドのアルバム名ではな…

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セシル・テイラーの『ユニット・ストラクチャーズ』

フリージャズの代表的ピアニスト、セシル・テイラーの『ユニット・ストラクチャーズ』評をアップしました。 ▼こちら ユニット・ストラクチャーズ/セシル・テイラー セシルの作品の中では、「難易度」の高い位置づけのアルバムかもしれません。 しかし、いったんアンサンブルの「カラクリ」のようなものに気付いてしまえば、一気に「難解」だと思っていた気持ちが溶解し、こちらの脳の中に…

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ブルーノートのソニー・クラーク・トリオ

Sonny Clark Trio/Sonny Clark ブルーノート盤の『ソニー・クラーク・トリオ』評を加筆しました。 ▼こちらです。 http://cafemontmartre.tokyo/music/sonny_clark_trio/ このアルバムが持つ大きな魅力は、 クラークのピアノのタッチはもちろんのこと、 忘れてはいけないのは、 …

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秋の気配を感じたら フレディ・レッドの『シェイズ・オブ・レッド』

Shades Of Redd/Freddie Redd あっという間に9月。 夏の汗ボタボタだった日々は、はるか過去の話になってきつつあります。 少しずつ秋の気配が感じられる今日のような日は、フレディ・レッドの『シェイズ・オブ・レッド』を聴いて、熱い演奏の中に漂う「切なさ」も味わってみましょう。 特に1曲目が良いんだな~。 『シェイズ・オブ・…

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にせ信者サム ホレス・シルヴァー

Song For My Father/Horace Silver 少し前まで猛烈に暑かった陽気が一転して、すっかり秋モード。 夜は毛布がないと肌寒いぐらいの空気になってきました、東京は。 そういう秋の夜長、にはまだ早いのですが、ヒンヤリした8月下旬の真夜中に聴きたくなるのが、コレ。 Song For My Father いや、もちろんタイトルナン…

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《フライト・トゥ・ジョーダン》と《ジェリコの戦い》

Flight To Jordan/Duke Jordan デューク・ジョーダンの『フライト・トゥ・ジョーダン』評を 加筆修正しました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/flight_to_jordan/ 《ジェリコの戦い》と、《フライト・トゥ・ジョーダン》のメロディ、 似てますねぇ~。 ヘタく…

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ワールド・ツアー/ザヴィヌル・シンジケート

このスピード感、やっぱり気持ちいですね。 ザヴィヌル・シンジケートの『ワールド・ツアー』。 やはり、リチャード・ボナのベースが良いですなぁ。 あと、ジョー・ザヴィヌルのキーボードの音色が、 クリーミィというか柔らかげなものが多いので、和みます。 と同時に、恐るべき瞬発力というかバンドのコントロール力。 緩急のコントロールは、 ウェ…

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松本茜『メモリーズ・オブ・ユー』と、昔のぶっつけ本番セッション音源

かなり前ですが、 かつてのラジオ番組「快楽ジャズ通信」に ゲストに出演されたピアニスト・松本茜さんと 番組終了後にセッションした音源が出てきたので、 こちらの記事にアップしました。 ▼ジャズピアニスト・松本茜のピアノの「タッチ」にもっと注目しよう! http://cafemontmartre.tokyo/music/akane_piano/ その時の模様 …

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ビル・エヴァンスが奏でる《マイ・フーリッシュ・ハート》の「あのメロディ」

ビル・エヴァンスを代表する名盤『ワルツ・フォー・デビー』の1曲目、 《マイ・フーリッシュ・ハート》の中盤で奏でられる あの印象的なメロディ、 ……と書いたところで、 おそらく人それぞれ 印象的な箇所は違うと思います。 ですので、具体的にどんな旋律なのか、 言葉より音のほうが分かりやすいだろうと思い、 ベースとピアノで弾いてYouTubeにアップして…

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ダーク・ビューティ/ケニー・ドリュー

ケニー・ドリューを代表するピアノトリオ 『ダーク・ビューティ』評を加筆修正しました。 ▼こちらです。 http://cafemontmartre.tokyo/music/dark_beauty/ タイトル曲《ダーク・ビューティ》や《サマー・ナイツ》。 ピアノの背後に流れる鈴の音、 ♪ちり~ん、ちり~ん これが良い効果を生んでいます。 …

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スタンダーズ vol.1/キース・ジャレット

キース・ジャレットの『スタンダーズvol.1』評を加筆しました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/standards_1/ キースが、ディジョネットやピーコックを選んだ理由は、 2人とも「ピアノが弾けるから」だったんですね。 いかに「メロディ」を大事にすることがコンセプトのトリオなのか、…

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ステイ・ルース ジミー・スミス

ホームページ「カフェモンマルトル」に、 ジミー・スミスの『ステイ・ルース』評をアップしました。 ▼こちらです ステイ・ルース/ジミー・スミス 宇宙飛行士になってしまったジミー・スミス。 なんともB級感ムンムンのジャケットで、 思わずノケぞってしまいますが、 内容は、なかなかテンション高い ソウル臭をふりまきまくるオルガンジャズなのです。 St…

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ラリー・ヤングのブルーノートデビュー作

ジャケットのタイポグラフィーがカッコいい グラント・グリーンのリーダー作『トーキン・アバウト』は、 オルガニスト、ラリー・ヤングの ブルーノートデビュー作でもあるんですね。 「オルガンのコルトレーン」と呼ばれるラリー・ヤングですが、 グラント・グリーンのコッテリギターと交わると、 良い意味で角が取れた感じになり、 あまり「オルガンのコルトレーン」とい…

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不快な湿気をぶっ飛ばすオルガンジャズ 安っぽい《テイク・ファイヴ》が逆に良いトゥルーディ・ピッツ

今日のようなムシムシと湿度の高い日は、 トゥルーディ・ピッツの《テイク・ファイヴ》でもかけて、 安いビールと、安いポテトフライをつまみながら、 ベッタリとした気分を吹き飛ばしたいですね。 女性オルガン奏者、トゥルーディ・ピッツの 『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』評をアップしました。 ▼こちらです イントロデューシング・ザ・…

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フランキー・ダンロップのドラミングが面白い『モンク・イン・イタリー』

演奏内容は、他のモンクの諸作の中では、 「中の上」ぐらいの位置づけなので、 特にセロニアス・モンクを代表する一枚!というほどではないのだけれど、 このアルバムが好きなモンクファンも多いはず。 『モンク・イン・イタリー』ね。 魅力を2つ挙げるとすると、 ひとつは、ピアノソロで奏でられる《ボディ・アンド・ソウル》の 構築的でありながらも、しみじみとした情緒も…

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バド・パウエルの『ライヴ・イン・ローザンヌ 1962』が地味に良い

バド・パウエルの『ライヴ・イン・ローザンヌ 1962』評をアップしました。 ▼こちら ライヴ・イン・ローザンヌ 1962/バド・パウエル 時々聴きます。 地味~にいいんですよね。 後期パウエルの音源の中でも、 あまり知られていない隠れた名盤かもしれません。 Live in Lausanne 1962 ▼収録曲 1. Anthropol…

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難曲《ジャイアント・ステップス》を平然と弾きこなすテテ・モントリュー。元気になれるピアノトリオ演奏!

楽器でジャズをかじったことがある人と、ない人の差は、 テテ・モントリュー・トリオの 《ジャイアント・ステップス》をどう捉え方の違い。 これに抱く感想の温度差は、かなりのものだと思います。 楽器をやっていない人は、 普通の勢いあふれるピアノトリオの演奏の一つとして感じるでしょう。 あまりにも普通に、平然と、しかもエキサイティングに演奏しているから。 …

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日曜日のジャズ ジャック・ウィルソンの『イースタリー・ウィンズ』がイイ(・∀・)b

新宿の東口を出て、ディスク・ユニオンに向かうまでの道。 いつもに増して、日曜日は人が多いです。 混雑しているってほどじゃないけど。 そんなとき、 ふと、ジャック・ウィルソンを聴きてぇ~と思ってしまいました。 ブルーノートの『イースタリー・ウィンズ』ね。 これ、なにげに、かなりの名盤なんですよ。 リーダーのジャック・ウィルソンは、 …

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スパニッシュなチックといえば、《スペイン》だが、《アイ・オブ・ザ・ビフォルダー》も忘れずに!

《スペイン》ほど、直球ストレート的に情熱的ではないかもしれないけど、 チック・コリア特有のスパニッシュフレヴァーと、迫り来るような情熱、 これを、いったん因数分解した上で、 音によるストーリーテリングの起伏を より細やかにしたかのようなアレンジの 《アイ・オブ・ザ・ビホルダー》。 エレクトリック・バンドの3枚目の目玉曲ですが、 「おっ、盛り上がるかな?」と思わせ…

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カラッと晴れた日に、バド・パウエルの《二人でお茶を》が気持ちいい

東京、今日はいい天気です。 気温だけは、夏のよう。 でも、夏のおうにジメッとした湿度はないので、 けっこう快適です。 今日干した布団で夜寝るのが楽しみ♪ こういうカラッと気持ちよく晴れ渡った日に バド・パウエルを聴くとしたら 何がいいのか考えてみました。 バド・パウエルのピアノって、 ものすごく熱くてエキサイティングなプレイが 特に…

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大西順子 デビューアルバム

やっぱり、なんだかんだいっても、 大西順子の最高傑作はファーストアルバムの『WOW』なんじゃないかと。 タッチの力強さ、 思い切りの良さと潔さ、 暖めてきたであろうアイデアの爆発…… 最初から最後まで、音が生き生きとしていて 一瞬たりとも気が抜けない気迫の一枚だと思うのです。 だからといって、それ以降のアルバムがイマイチというわけでは決してな…

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「サウンズパル」高良氏によるソニー・クラーク『リーピン・アンド・ローピン』評 

「サウンズ・パル」高良俊礼氏より、 ソニー・クラークの『リーピン・アンド・ローピン』評を ご寄稿いただきました! ▼こちらです ソニー・クラークとその情緒 もう、このアルバムはホーン陣も リズム隊も、渋過ぎるほどに渋いのです。 トランペットがトミー・タレンタインでしょ? テナーサックスが、チャーリー・ラウズにアイク・ケベック。 このB級感…

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松本茜 ピアノ タッチ

以前、こちらの記事にも書きましたが、 ▼ ジャコ・パストリアス奏法 「ドナ・リー」1曲マスター やっぱり、音価や、微妙なアーティキュレーションの違いだけで、 同じ内容に弾かれた旋律も、 野暮ったくもなるし、 カッコ良くもなるものです。 あと、演奏者が持つ「リズム感」の違いでも、 ずいぶんと、楽曲に吹き込まれる生命力は変わってきますね。 ミュージシャン…

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バド・パウエル THE COMPLETE RCA TRIO SESSIONS

中期のバド・パウエル。 こと、RCAに吹き込まれたバド・パウエルの演奏が私は大好きで、 昔は『タイム・ワズ』というCDを 何度も繰り返し聴いていたものです。 今では『タイム・ワズ』は廃盤になってしまっているので、 このRCAのコンプリートを是非おすすめしたいと思います。 中期のバド・パウエルの良さ。 これは色々あるのですが、 タッチの重さとダークさ…

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ソウル・ステーションのウイントン・ケリー

ハードバップ・ファンにはお馴染み、 ハンク・モブレイの『ソウル・ステーション』。 テナーサックスのワンホーンアルバムゆえ、 ハンク・モブレイの良いところをたっぷりと味わえる 素晴らしいアルバムです。 このアルバムの出だしの《リメンバー》が特に好き。 そう感じているジャズファンの方は、 きっと私だけではないと思います。 モブレイのリラックスした円…

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ウォルター・デイヴィスのパウエル的なピアノ

我々の多くが耳に馴染んでいる ウォルター・デイヴィスのピアノの音って、 ジャズ・メッセンジャーズでのピアノや、 ブルーノートの『デイヴィス・カップ』のピアノだったりします。 いずれも、管楽器入りの編成の中でのピアノですね。 では、ピアノトリオになると? 意外なことに、かなりバド・パウエル。 いや、もうそっくりそのまんま、 バド・パウエルのコピー…

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正月にバド・パウエル

正月にバド・パウエル。 もう20年以上、そんなスタイルが定着しちゃっていますね。 毎年『ジャズ・ジャイアント』を聴いて 気を引き締めるということが多いのですが、 今年はブルーノートの『ジ・アメイジング』のvol.1を聴きましたよ。 むしょうに《バウンシング・ウィズ・バド》が聴きたくなったので、 まずはこのナンバーの《マスターテイク》から。 導…

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Live In Hamburg 1972 キース・ジャレット

スタンダーズ・トリオとはまた違った 勢いと瑞々しさ。 ベースは、ピーコックではなくて、ヘイデン。 ドラムスは、ディジョネットではなくて、モチアン。 1972年、ハンブルグでのライヴ映像です。 初出の曲あり。 音良し。(・∀・)b 1972年6月14日、ドイツ・ハンブルグにて。 キース・ジャレット(p, fl, ss) チャーリ…

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Introducing カール・パーキンス

ピアニスト、カール・パーキンス唯一のリーダー作は、 『イントロデューシング』というアルバム。 パキパキッ! サクサクッ! 歯切れの良い心地よいピアノです。 このサクッとした雰囲気、 ウエストコースト・ジャズそのものです。 というか、ウエスト・コースト・ジャズに感じる カラリと晴れて湿度少ないテイストって、 じつはカール・パ…

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アヴェック・ユー 妹尾美里

妹尾美里さんの4枚目『アヴェック・ユー』。 アヴェック・ユー 再びピアノトリオのアルバムです。 で……、 よりピアノのタッチが繊細になった感あり。 ベーゼンドルファーのフラグシップ・モデル モデル290インペリアルを弾いていることにも関係ある?! 冒頭の3秒後から、 あのメロディ、響きで、 すでに美里ワールドに引き込まれます。…

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セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ

モンクの熱狂的だけど醒めた部分が混在し、 冷ややかだけども内部には情念が渦巻いているようなピアノ。 晩年の『ロンドン・コレクション』にも通ずる 不思議なピアノの肌触り。 そんなモンクにしか出せないピアノのテイストを ピアノトリオで楽しめるのが、 『セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ』の 《ワーク》 なんです。 …

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ソニー・クラーク 朝日のようにさわやかに

ソニー・クラークの『ソノー・クラーク・トリオ』。 あ、タイム盤ではなくて、ブルーノートのほうね。 このアルバムの代表曲といえば、 なんといっても《朝日のようにさわやかに》ですが、 聴きドコロといえば、 なんといっても、アドリブ後半の倍テンです! 売店、 じゃなくて、 倍テン=倍速テンポ のことね。 ソニー・クラ…

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ペイパー・ムーン デイヴ・ブルーベック・カルテット

デイヴ・ブルーベックの『ペイパー・ムーン』。 なんだか、洋書の絵本のようなジャケットですね。 パーソネルは、 お馴染みのポール・デスモンドがフロントではなく、 このアルバムのブルーベック・カルテットは、 テナーサックスのジェリー・バーガンジ。 まさかブルーベックが《セントルイス・ブルース》を演るとは。 ▼収録曲 1. ミュージック、マエスト…

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ハーレム・ブルース フィニアス・ニューボーン

フィニアス・ニューボーンJr.の『ハーレム・ブルース』。 これ、2曲目の《スイート・アンド・ラヴリー》が泣けるんですわ。 そう、モンク作曲のナンバーね。 セロニアス・モンクが作る曲から漂う 独特な匂いが良い意味で脱臭され、 でも、きちんとエッセンスは残した状態で、 演奏の隅から隅まで、くまなく超絶テクニック。 「うーん、凄…

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リーピン・アンド・ローピン ソニー・クラーク

ソニー・クラークのラストレコーディングである。 そいう先入観をもってジャケットを見ると、 むむっなるほど、死の前のアルバムな雰囲気! ……と思ってしまいがち。 ▼むむっ…… しかし、実際は、ラストレコーディングといっても 亡くなる1数ヶ月前の録音だし、 中身の演奏も、「まるで死を予期していたかのような」というよな ありがちな表現は、まったく当て嵌まりま…

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コンプリート・ボックス・ビル・エヴァンス・オン・ヴァーヴ

The Complete Box Bill Evans On Verve 1997年に発売されたら、発売と同時に即完売! ビル・エヴァンスのヴァーヴ時代のレコーディング、 18枚のCDに完全収録されたコンプリート・ボックス・セットです。 未発表演奏も多数収録。 22bitデジタルリマスター音源採用、 ブックレット(英語)付! …

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エレピ ビル・エヴァンス

エレピを弾くビル・エヴァンスも悪くないです。 硬いピアノの音とは違った アタックの弱いやわらかなフェンダーローズの音色でしか 表現できない世界も、たしかにあるんですね。 新しい楽器が登場した。 いっちょ使ってみるか! エヴァンスにとっては、 それぐらいの気軽な感覚だったのかもしれないけど、 でも、エヴァンスのキャリアの中では …

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バド・パウエルの芸術

ジャズ歴を積めば積むほど 染みてくるはず、この凄さ。 最初はどこが凄いのか もしかしたらピンとこない人も多いかもしれないけど、 ピアノトリオのいわば原点であり、原典がコレ。 バド・パウエルの芸術! たくさんのピアニストが、こういうふうに弾きたいと憧れました。 たくさんのピアニストたちが、これをコピーしました。 このスタイルを色濃く受…

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ドド・マーマローサのグリーン・ドルフィン・ストリート

ドド・マーマローサの『ドドズ・バック』は 聴きどころ満載の素敵なピアノトリオのアルバムです。 良いところを挙げればキリがないのですが、 今回は彼のピアノのタッチについて。 けっこう重たいタッチですよね? バド・パウエルを彷彿とさせる、 ズシン!とくる重量感あふれるピアノの音色です。 この音色と、ドドが持つ独特の揺れるようなタイム感。 …

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ケニー・バロン ホワット・イフ?

ケニー・バロンは、 個人的には、好きな演奏と嫌いな演奏が 両極端に分かれてしまうタイプのピアニストなんですが、 1986年、エンヤレーベルに吹き込んだ 『ホワット・イフ?』は良いピアノだと思います。 たぶん、ウォレス・ルーニーのトランペットが 前面に立っている効果もあるのだと思います。 スタン・ゲッツの『ピープル・タイム』の時もそうでしたが、…

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レッド・ガーランド

名イントロ。 あまり語られることはないけれど、 レッド・ガーランドは名イントロを生み出すピアニストの1人だと思います。 アート・ペッパーの『ミーツ・ザ・リズムセクション』の1曲目、 《帰ってくれればうれしいわ》のイントロを もういちど聴いてごらん。 なんて小粋な橋渡しをアート・ペッパーにしているんだろう。 そう思いません? アート・…

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レフトアローン +6 日本独自企画盤

『レフトアローン+6』。 「+6」って何? そう思って調べてみたら、 マル・ウォルドロンの『レフト・アローン』に ステレオバージョンがプラスされたものなのね。 特に未発表曲があるというわけではなく、 6曲すべての音源が ステレオ化されたものがプラスされとるわけです。 まだ聴いてないんですが、どう違うんでしょ? (聞き比べてみた方い…

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ラスト・ワルツ ビル・エヴァンス

ビル・エヴァンスの『ラスト・ワルツ』。 Last Waltz: Final Recordings Live Box エヴァンス晩年のライブの模様を 8枚組のCDに収録したボックスセットです。 エヴァンスの晩年といえば、 『コンセクレイション~ラスト・コンプリート・コレクション』という ボックスセットも出ていますが、 そこには収録されていない演奏がまだまだあったん…

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ジョージ・ケイブルス スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット

ジャコ・パストリアス作曲の 《スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット》という曲が大好きで、 この曲聴きたさで 『ナイト・アンド・デイ』、 発売当時は、くり返し聴いていました。 センチメンタルなフレーズや、 ナイーヴなタッチが時折出てくるところが 昔はちょっと引っかかったんですが、 今では、この優しさというか脆さのような部分も、 「分かる、分かる!」な心…

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ファイヴ・スポット コルトレーン&モンク

エリック・ドルフィーとブッカー・リトルのライブだったり、 ペッパー・アダムスとドナルド・バードのライブだったりと、 「ファイヴ・スポット」でのライヴ盤は、 熱くてクオリティの高い演奏が多いですね。 もちろん、 このモンクとコルトレーンの演奏もその1つ(・∀・)b。 ジャケットも雰囲気出ててカッコいい! 音の悪さもなんのその! …

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アーマッド・ジャマル 代表作

アーマッド・ジャマルが少ない音数で勝負できるのは、 一音一音のピアノの音の粒立ちの美しさにあるのだと思います。 たぶん、最近の速弾きピアニストには求めえない 気品すらたたえた音色です。 それがよく分かるジャマルの代表的名盤が 『パーシング・ラウンジ』なのです。 心地よし。 小粋。 大人チックなまったりとしたいやらしさのないお洒落感。 …

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バウンシング・ウィズ・バド Bud Powell

いつもはマスターテイクしか聴いていないんだけど、 たまに《バウンシング・ウィズ・バド》の別テイクを聴くと楽しいです。 アドリブの順番がパウエルに回ってきて、 パウエルが繰り出すピアノソロの出だしがなんとも可愛らしいのです。 ♪タラリン・タッ・タッ・タッ・タ……のフレーズの、 ♪タッタッタ……と跳ねるところが、 なんとも陽気で、ほのぼのとした気分になるのです。 …

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ハンプトン・ホーズ For Real

ハンプトン・ホーズの隠れ(?)名盤。 なんたって、ベースがスコット・ラファロですから。 「ビル・エヴァンスと組む前のラファロは、ピアノトリオでどういうベースを弾いていたの?」 という興味も満たせることでしょう。 エヴァンスとの共演があまりにも有名なので、 スコット・ラファロといえば、 「メロディアスで音数の多いベーシスト」というイメージが強いのでし…

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オスカーピーターソン おすすめ

ベースがペデルセンに ギターがジョー・パス。 なんて素敵な組み合わせ。 演奏は?というと、 これはもう 超絶、強烈、悶絶w( ▼o▼ )w Trio ▼収録曲 1. BLUES ETUDE 2. CHICAGO BLUES 3. EASY LISTENING BLUES 4. COME SUNDAY 5. SECRET LOVE …

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オスカーピーターソン 名盤 Walking the Line ベースはジョージ・ムラーツ

たまにはピーターソン。(・∀・)b やっぱりピーターソンはMPSがいい! そして、この盤、 『ウォーキング・ザ・ライン』のベースはジョージ・ムラーツ! これは聴きごたえアリ! 当時無名の新人だった弱冠26歳の ジョージ・ムラーツのベースが、 ピーターそんを刺激しまくる! ノリノリ! 充実の演奏群ヽ( ̄▽ ̄)ノ オスカ…

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ブラッドメルドートリオ

同時期に発売された『オード』と一緒に聴きたい、 ブラッドメルドーのピアノトリオ作品 『ホェア・ドゥー・ユー・スタート』です。 ▼収録曲 1. ガット・ミー・ロング 2. オランダ 3. ブラウニー・スピークス 4. ベイビー・プレイズ・アラウンド 5. エアジン 6. ヘイ・ジョー 7. サンバと恋 8. ジャム 9. タイム・ハズ・トールド・ミー…

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バド・パウエルの『ブルース・フォー・ブッフォマン』

バド・パウエル最後の(?)名盤、 『ブルース・フォー・ブッフォマン』評をアップしました。 ▼こちらです。 Blues For Bouffemont 個人的には後期パウエルの中では、 『イン・パリ』以上の傑作なんじゃないかと思っています。 ▼収録曲 1. In The Mood For A Classic 2. Like Someone In Lov…

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パウエル最後のアルバム『リターン・オブ・バド・パウエル』

バド・パウエル最後のスタジオ録音作品が 『リターン・オブ・バド・パウエル』です。 まるで自身の死を予期していたかのように、 長らく活動拠点としていた欧州から ニューヨークに戻り、 何枚かの吹き込みをしますが、 その中のでも最後の録音となるのがこの作品です。 出だしの1曲、 《アイ・ノウ・ザット・ユー・ノウ》。 うーむ、ピアノのフレーズの一音一音が、 …

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バック・アット・ザ・チキン・シャック ジミー・スミス

個人的には ブルーノート時代のジミー・スミスは、 初期の弾きまくり系、 オルガン・バッパーーーーーーーっ!!!!! な勢いあふれた弾けまくったアルバムのほうが好きなんですけど、 このアルバムのリラックステイストも 時々聴くぶんには悪くなかな、と。 このあたりから、 ジミー・スミスのオルガン、 角が取れてきたというか、 良い意味で丸くなりはじめていますよ…

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ライヴ・アット・イースト1993+コンサート1996 キース・ジャレット

DISC-1 キース・ジャレット・トリオが マイルスに捧げた一夜限りの野外コンサート。 1993年7月25日オープン・シアター・イーストでの映像。 DISC-2 皇太子ご夫妻も観覧された 1996年3月30日渋谷のオーチャード・ホールでのライブ。 トリオ(スタンダーズ)の詳細な ディスコグラフィー付き(・∀・)b ▼収録曲 DISC-1…

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マイ・フェイヴァリット・インスツルメンツ オスカー・ピーターソン

オスカー・ピーターソンのピアノソロ。 《パーディド》の左手のタッチが重厚。 ゴン!と腹に響く。 『マイ・フェイヴァリット・インスツルメンツ』はいいですなぁ。 MPSレーベルのピーターソンのピアノの音色は最高です(・∀・)b ▼収録曲 Someone To Watch Over Me Perdido Body And Soul Who …

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インターモジュレーション ビル・エヴァンス&ジム・ホール

今夜はこの冬最大の寒波襲来とか。 こういう寒い日は、鍋とジャズ。 同じエヴァンス、ホールのコンビだと 『アンダーカレント』よりも 『インターモジュレーション』のぬくもりが良い。 ボキャブラリーは豊富なんだけど、 ひけらかすような話し方は一切しない2人のインテリ。 ビル・エヴァンスとジム・ホール。 この2人の賢者が温厚な表情で穏やかに、 しかし…

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イエスタデイズ ジュニア・マンス

ジュニア・マンスの『イエスタデイズ』。 ジュニア・マンスのピアノトリオに エリック・アレキサンダーがゲスト参加。 演目はオーソドックスなスタンダード中心。 特に奇をてらった演奏はなく、 ストレート、ド直球勝負のアプローチ。 だからこそ飽きがこないのでしょう。 《柳よ泣いておくれ》のエリックのプレイなんぞ 自身のリーダー作より…

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フロム・ニューヨーク アキコ・グレース

私がもつ80年代以降のロン・カーターのイメージは、 一部の例外を除くと一貫して →ゆるゆる なんですね。 しかし、アキコ・グレースのデビュー作『フロム・ニューヨーク』では、 珍しく(?) →真剣 ぐいぐい押してくるピアノに負けじと、 気合いのはいったベースを弾いている。 余裕をかます余裕なく(?) 真剣に、かつ対等に一騎打ちをのぞんでいるかの様…

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瞑想と逸脱の世界 ジョン・ルイス

ジョン・ルイスは、つくづく通ごのみのピアニストなのだなと思います。 自分の場合、学生時代のときは、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのような、ドバーッ!と迫力のある汗をかいているものに惹かれ、「うーん、これぞジャズ!」と思っていたものですから、ジョン・ルイスはもちろんバイト先のジャズ喫茶では聴いていたものの、いまひとつピンとこなかったのですね。 ところが、たくさ…

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夏うたJAZZ 松本茜

松本茜&ニュー・ロマン・トリオが今年発表した 『夏うたJAZZ』が、 アマゾンで846円で売り出されています。 な、なんと定価の2,625円から68%オフ! 廉価で手にはいるのは嬉しいのだけれども、 茜ちゃんファンとしては ちょっと複雑な気分です。 持っていなかったので、 当然買います! 夏うたJAZZアーティスト: 松本茜(…

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アーマッド・ジャマル 3 Original Album Classics

アーマッド・ジャマルって、 マイルスがらみのエピソードから 名前こそは有名なピアニストではありますが、 実際のところ、彼のアルバムをたくさん持っている、聞いているという人は少ないのではないでしょうか? ま、いちばん無難というかオーソドックスなところで『バット・ノット・フォー・ミー』なら持ってますよ~、が関の山だったり。 バット・ノット・フォー・ミーアーテ…

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アップ・アンド・ダウン ホレス・パーラン

昨日に引き続きホレス・パーラン。 『アップ・アンド・ダウン』ね。 うーむ、これも黒い。 これもジャズ喫茶名盤なのではないでしょうか? 『アス・スリー』のトリオに、 テナーサックス奏者のブッカー・アーヴィン、 ギタリストにグラント・グリーンが加わった「濃ゆ~い」5人で繰り広げる、 黒くて重くてオイシイ作品です。 特に、ブッカー・アーヴ…

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ブルー・パーラン ホレス・パーラン

ジャズ喫茶名盤といってもいいですね。 なぜか家で聴くよりも ジャズ喫茶で珈琲を飲みながら聴いたほうがグッと音がしみこんでくる。 ダニー・リッチモンドの力強いシンバルワークもバシバシと胸に迫ってくる。 胸をはってリクエストできるアルバムなのではないかと。 作曲者のセロニアス・モンク以外のピアニストが弾く《モンクス・ムード》は、個人的にはコレがベ…

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ニュー・トリスターノ

雨が降るたびに涼しさが増す今日この頃。 秋が近付いてきます。 涼しく、日が短くなってきている日々の夜は、 色々なものごとをじっくりと考える良い機会。 そんなときは、 レニー・トリスターノの 『トリスターノ』のような厳格なピアノが相応しいのではないかと。 厳格すぎるかな? しかし、恐ろしいほど深~いのです。 New …

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ライヴ・イン・マルシアック 上原ひろみ

上原ひろみの新譜『ムーヴ』にガツーン!とやられた人は、是非、映像のほうも。 メンバーは、『ムーヴ』と同じく、アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスのザ・トリオ・プロジェクトです。 昨年の2011年10月26日から30日までの5日間、 5つの都市(ケルン、ブラティスラヴァ、ザルツブルグ、チューリッヒ、サシーレ)でのメイキング映像もオマケについています。…

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上原ひろみ 新譜

上原ひろみの新譜、 なかなか良いです。 かっこいい。 演奏のクオリティ高すぎ! 先日は、アンソニー・ジャクソンのベースが聴ければいいや的なことを書いたけど、いやいやピアノもドラムもすばらしいです。 唯一の欠点は、 真剣に聴くと、こちらが疲れてしまうことかな。 いや、それは音楽が悪いんでなく、 単にオレのせいなんだけど…

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Claus Raible 『Claus Raible Trio』評

本日2012年6月22日より、ちょうど13年前の1999年6月22日(と23日)に、ピアニスト クラウス・レイブルは、『クラウス・レイブル・トリオ』を録音しました。 きわめてオーソドックスなハードバップテイストのピアノトリオですね。 刺激的な要素はないかわりに、最後まで安定した内容ゆえ、安心して聴ける内容ではあります。

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トミー・フラナガン30歳のときの落ち着いたピアノトリオ

派手な内容ではないけれど、噛めば噛むほど味が出る、端正かつ上品なピアノトリオ。 トミー・フラナガンが30歳のときの録音で、この落ち着きっぷりはなかなか。 ▼収録曲 1. イン・ザ・ブルー・オブ・ジ・イヴニングス 2. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド 3. ヴェルヴェット・ムーン 4. カム・サンデイ 5. ボーン・トゥ・ビー・ブルー 6. ジェス・ファイン 7. イン・…

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バド・パウエル『ザ・ロンリー・ワン』評

本日2012年4月27日より、ちょうど57年前の1955年4月27日に、バド・パウエルはアルバム『ザ・ロンリー・ワン』の冒頭3曲、 《コンファメーション》、 《スター・アイズ》、 《ララバイ・イン・リズム》を録音しました。 バド・パウエル中期独特の重たいタッチとダークな感触が封じ込められたこのアルバム。 パウエルのダークな側面が色濃く出ています。 一般…

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パウエルとモンク

あくまで個人的な話ですが、私の場合、ジャズに迷ったら、モンクかパーカー、パウエルに還ればいいと思っています。 とはいえ、あまりジャズに迷ったことってないんですけどね(笑)。 時代とかスタイルとか新しい古いとかは関係なしに、聴きたいときに聴きたいものを聴いているだけなので。 ただ、何を聴こうか一瞬躊躇してしまうときは、上記アーティストのコーナーの棚に手が伸びているとい…

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ニューロマントリオ(松本茜)『JAZZで聴くバッハ』評

先日の予告どおり、松本茜(ニューロマントリオ)『ジャズで聴くバッハ』評をアップしました。 ⇒こちらです。 ネット銀行の電話保留音に使用されていることからも、信用第一でお客様に安心を提供する業種の宣伝、広報担当の方は、一度、この音源の使用をご検討されてみたらいかがでしょう? と、ファンゆえの宣伝(笑)。

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Bud Powell『Jazz Giant』評

新年あけましておめでとうございます。 さて、年明けの一発は、 バド・パウエルの『ジャズ・ジャイアント』。 このアルバムを元旦にかけて 身も心も引き締めることが多い私です。 厳しさと深い叙情性をただよわせる初期パウエルのピアノは、やはり素晴らしいですね。 本年も宜しくお願いいたします。

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トミフラの《ダラーナ》が染みる!

ここのところ連日飲みで、タクシー帰りの日々(涙)。 昨日も深夜にヘベレケになって帰宅し、 手が伸びたアルバムが、トミー・フラナガンの『オーバーシーズ』。 2曲目の《チェルシー・ブリッジ》が大好きで、それを聴こうと思ったのですが、昨日は《ダラーナ》が染みましたね。 追い酒の日本酒を飲みながら、うーん、いい気分。 エレガントな《柳よ泣いておくれ》もいい感じで…

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Bud Powell『A Portrait Of Thelonious』評

本日2011年12月17日より、ちょうど50年前の1961年12月17日に、バド・パウエルはパリで『ア・ポートレイト・オブ・セロニアス』を録音しました。 《モンクス・ムード》という曲は、モンクの作風と演奏スタイルとが非常にマッチした、個人的には大好きなモンク・ナンバーなのですが、バド・パウエルが演奏する《モンクス・ムード》もしみじみしたタッチで、なんともいえぬ風情を感じます…

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ブルーマンデイ? 曇った月曜日、これを聴いて元気になろう!

本日、曇り空。 12月も近い寒い陽気の月曜日。 テレビの天気予報では 洗濯物も乾きにくいなんていってますね。 なんだか、ふさぎ込んでしまいそうな一週間のスタート、 いわゆる「ブルーマンデイ」な気分の方も いらっしゃるかもしれませんが、 そんなときには、 エロール・ガーナーの 『コンサート・バイ・ザ・シー』を聴いて元気になろう! グイグイ押せ押せのビハインド…

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コン・アルマ レイ・ブライアント

本日2011年11月25日より、ちょうど51年前の1960年11月25日に、レイ・ブライアントは、アルバム『コン・アルマ』に収録されている《マイルストーンズ》と《ジャンゴ》を録音しました。 歯切れの良いタッチとコク、キビキビとメリハリのあるアーティキュレーションとリズム感。 個人的には、もっともレイ・ブライアントの持ち味が良いかたちで結晶しているバランスの良い作品だと思ってい…

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トミフラの《チェルシー・ブリッジ》

今朝から東京は、肌寒くなってきた気候にさらに拍車をかけるかのような冷え冷えとした雨が降っています。 皆さまお風邪などひかれぬよう。 暖かい部屋で飲む、暖かいコーヒーやココアが恋しくなるような日ですが、と同時に暖かくリラックスできる音楽もあったほうがいいですよね。 今、私はコーヒーを飲みながら、久々にトミー・フラナガンの『オーヴァー・シーズ』を聴いています。 …

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Kenny Drew『Morning』評

本日2011年9月8日より、ちょうど36年前の1975年9月8日、ケニー・ドリューと、ギタリストのフィリップ・カテリーン、そしてベーシストのニールス・ペデルセンのトリオは、『モーニング』を録音しました。 北欧の澄んだ空気を音が届けてくれるような、そんな爽やかで切ないサウンドは、少しずつ秋に向かい始めている今の季節にぴったりだと思います。 ▼レビューはこちらです♪ モ…

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ミシェル・ペトルチアーニ『トリオ・イン・トーキョー』評

アンソニー・ジャクソン奏でるエレクトリックベースの安定した重低音が大好きです。 なので時折、ミシェル・ペトルチアーニが晩年結成していたピアノトリオ、スティーヴ・ガットがドラムで、アンソニー・ジャクソンがベースのトリオがむしょうに聴きたくなります。 そんなときに引っ張りだすのがコレ。 『トリオ・イン・トーキョー』です。 Trio in Tokyo [Im…

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Tommy Flanagan『Over Seas』評

本日2011年8月15日より ちょうど54年前の本日1957年8月15日に、 J.J.ジョンソンのヨーロッパツアーにサイドマンとして同行した、 トミー・フラナガン、ウィルバー・リトル、エルヴィン・ジョーンズは、ピアノトリオの名盤『オーヴァー・シーズ』をレコーディングしました。 親分のJ.J.には内緒の録音(笑)。 夜、こっそり一行はホテルを抜け出してスタジオに駆けつけ録…

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Bud Powell『Bud!』評

本日2011年8月3日より、ちょうど54年前の1957年8月3日、バド・パウエルはブルーノートに『バド!』を吹きこみました。 バド・パウエル、ブルーノート3作目ですね。 くつろぎのブルース《サム・ソウル》、 蒼い空間を創出する《ブルー・パール》、 どす黒い《バド・オン・バッハ》などなど 聴きどころ満載のアルバムです。 1曲目に演奏される、何の変哲もない…

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川上さとみ『Innocent Eyes』評

川上さとみの3枚目のリーダー作『イノセント・アイズ』評をアップしました。 ⇒こちらです。 以前、寺島靖国氏の番組『PCMジャズ喫茶』に出演した際、寺島氏がこのアルバムの《ダウン・ウィズ・イット》を絶賛していました。 その少し後に『ジャズ批評』誌の企画で「女性ジャズピアノ」の企画が持ちあがり、ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤雅洋氏のコーナーの対談相手に…

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フレディ・レッド『アンダー・パリ・スカイズ』評

輸入盤が長い間品切れだったフレディ・レッドの『パリの空の下』。 しかし、現在は寺島レコードインポートが発売元となり、寺島氏書き下ろしの日本盤ライナー付きで発売されているので、手に入れられずに中古ショップめぐりをしつつもなかなか手に入らず、地団太踏んでいた方にとっては嬉しい状況になったのではないかと思います。 これ、沈鬱で沈み込むようなピアノが好きな人にはたまらないアル…

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Michel Petrucciani『Power Of Three』評

本日2011年7月14日より、ちょうど25年前の1986年7月14日のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルにて、ミシェル・ペトルチアーニと、ウェイン・ショーター、ジム・ホールの3人が繰り広げた、心温まるハイクオリティな演奏が収録されたアルバムが『パワー・オブ・スリー』です。 音の輪郭がしっかりとしたペトルチアーニのピアノに、ショーターのサックスとジム・ホールのギターのハ…

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ジャズピアノ 楽譜 独学

ジャズピアノの演奏は、クラシックと違って、独学も可能だと私は思っています。 アマチュアであれば、自分の持っている技量に応じて、その持っている技量の中で折り合いをつけながら最大限の表現が出来れば、それはとても楽しいことだし、人前で演奏し、あるいは人前で演奏する機会が増え、人から褒められれば、さらにはモチベーションが上がり、よりいっそう精進してみよう!という気になるからです。 も…

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ハンク・ジョーンズ『ティプトー・タップ・ダンス』評

本日2011年6月29日より、ちょうど34年前の1977年6月29日と、翌年の1978年1月21日に、ハンク・ジョーンズはソロピアノアルバム『ティプトー・タップ・ダンス』を録音しました。 端正なタッチで奏でられる落ち着いたソロピアノの演奏。 聴き手のマインドにじわりと染みてくるベテランにしか出せない風格は、何度でも聴きたくなる素晴らしい味わいです。 …

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Herbie Hancock『洪水~ライブ・イン・ジャパン‘75』評

本日2011年6月28日より、ちょうど36年前の1975年6月28 日の渋谷公会堂と、7月1日の中野サンプラザで、来日したハービー・ハンコック率いるヘッドハンターズがライブを行い、その模様が『洪水』に収録されています。 私、ポール・ジャクソンの太い音色でグルーヴするベースが大好きで、これを聴けるだけでも幸せ気分になれる幸せ盤がこのアルバムなのです。 彼のベーススタ…

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アローン・アット・モントルー レイ・ブライアント

先日、惜しくもこの世を去ってしまったレイ・ブライアント(合掌)。 彼の数あるアルバムの中でも、もっともエキサイティングで手に汗握る興奮と、ジャズピアノの楽しさを伝えてくれるのが、この『アローン・アット・モントルー』だと私は思います。 スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルで多くの聴衆を魅了したライブ。 聴衆が少しずつブライアントのピアノに引き込まれ、最後…

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ピアノの無料楽譜

アクセス解析をしていると、よく「ピアノの無料楽譜」という言葉で検索されて、どういうわけか、このHPに辿りつかれる方が多いようです。 無料楽譜がダウンロードできるサイトはいくつかあるのですが、個人的にはそれらをまとめたリンク集的なサイトの、こちらがオススメです。 ジャズのみならず、クラシック、洋楽、ポップスなど、それぞれジャンルにわかれた楽譜をダウンロード出来るサイトが集約…

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上原ひろみとエロール・ガーナー

タイムコントロール/上原ひろみ 先日、4/19に放送された「笑っていいとも!」の録画、ようやく観ることが出来ました。 テレフォンショッキングのゲストは、清水ミチコさんからの紹介の上原ひろみさん。 ちょうどアルバムの『ヴォイス』がグラミー賞受賞直後ということもあり、話題性も十分。 ヴォイス [CD+DVD, Limited Edition] / 上原ひろみ …

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Sonny Clark『Sonny Clark Trio (Time盤)』評

本日2011年3月23日より、ちょうど51年前の1960年3月23日に、ピアニスト、ソニー・クラークはタイムというレーベルに『ソニー・クラーク・トリオ』を録音しました。 『ソニー・クラーク・トリオ』といえば、ブルーノート盤が有名ですが、 ソニー・クラーク・トリオ+3 / ソニー・クラーク, ポール・チェンバース, フィリー・ジョー... タイム盤のほうの…

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ジョージ・ウォーリントン・イズ・バック

ジョージ・ウォーリントンといえば、白人パウエル系ピアニストとして知られていますが、おそらく多くの方が知っている彼の作品は、50年代のごくごく初期のものが多いのではないでしょうか? 『ジョージ・ウォーリントン・イズ・バック』は、83年に録音された作品で、なんと26年ぶりの録音です。 しかも、ピアノソロ。 パウエル風の力強い右手のメロディラインは健在ですが、月日を経たことによって、…

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ザ・サウンド・オブ・ジミー・スミス ジミー・スミス

ジミー・スミスの1957年ブルーノートにおけるマラソンセッションの5枚目、 『ザ・サウンズ・オブ・ジミー・スミス』! このアルバムでは、トリオとソロの演奏が選曲されています。 アート・ブレイキーが1曲のみドラムで参加、残りのトリオでのドラムはドナルド・ベイリーです。 ソロで演奏される《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》もなかなか。バロック風アレンジについ耳…

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ホレス・シルヴァー『ホレス・シルヴァー・トリオ』評

本日配信のメルマガは1520号。 それにちなんで、本日のご紹介はブルーノート1520番の『ホレス・シルヴァー・トリオ』です。 ホレス・シルヴァー初期の名作ですね。 初期の頃からホレス・シルヴァーのピアノはポキポキしていて、 ファンキーなスタイルを確立する前の、 この時期の彼のピアノのフレーズは、 バド・パウエルのフレーズがいたるところに顔を出すことから、 …

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