松本茜★新譜の初回特典

渋谷で行われた「矢野沙織シークレットライブ」の帰りにTOWER RECORDSに寄ったんだけど、ジャズ売り場には、すでに明日発売の、矢野沙織と松本茜の新譜が並んでいました。 矢野沙織の新譜は大きくポスターを使ったディスプレイが施され、 松本茜の新譜は初回特典として「サイン入り生写真付き」のシールが貼られていました。 知らんかった。 他のタワーでもやってるのかな? 欲…

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Hank Jones『Bop Redux』評

ハンク・ジョーンズの『バップ・リダックス』。 今日よりちょうど、33年前に録音された作品です。 個人的には、ロン・カーターとトニー・ウィリアムスと組んでいたピアノトリオ「グレート・ジャズ・トリオ」の演奏より、こちらのほうが好みです。 オーソドックスで、クオリティの高いピアノトリオが好きなすべてのジャズファンに捧げたいアルバムです。 ハンク・ジョ…

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放送第68回「ケニー・ドリュー」特集(2)

ケニー・ドリューにしろ、バリー・ハリスにしろ、さすがパウエル派ピアニストと呼ばれているだけのことはあり、彼らのキャリア初期の演奏を聴くとバド・パウエルそっくりです。 それは、もちろん彼らピアニストが憧れの先輩ピアニスト、バド・パウエルの演奏の模倣からスタートしたこともあるのですが(後に、パウエルのスタイルを下敷きに少しずつ自己のスタイルを確立してゆく)、この「パウエルに似た感じ」は、単…

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レニー・トリスターノ『鬼才トリスターノ』

レニー・トリスターノの『鬼才トリスターノ』! 聴けば聴くほどおっかね~アルバムです(笑)。 ちなみに、最近のトリスターノナンバーを演奏している、石田幹雄の『ターキッシュ・マンボ』や、 TURKISH MAMBOアーティスト: 石田幹雄トリオ,石田幹雄,Mattias Svensson,本田珠也出版社/メーカー: Five Stars Records発売日: 20…

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放送第68回「ケニー・ドリュー」ゲスト:水岡のぶゆき

本日から放送の「快楽ジャズ通信」のテーマはケニー・ドリューです。 ゲストはピアニストの水岡のぶゆきさん。 さて、番組でかけた曲とアルバムを紹介します。 まずは、掴みの1曲ということで『ダーク・ビューティ』より《ラン・アウェイ》。 瑞々しく勢いのあるプレイをお楽しみください。 ダーク・ビューティ(紙ジャケット仕様)アーティスト: ケニー・ドリュー出版社/メーカー:…

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『君に届け』のBGMには、美里さんの《マロングラッセ》がよく似合う。

昨年から妙にハマっている深夜放映のTVアニメがあって、 『君に届け』なんですが、 これ、結構いいんだな(笑)。 原作はマーガレットコミックスから出ている椎名軽穂の少女マンガなんだけど、 君に届け (1) (マーガレットコミックス (4061))作者: 椎名 軽穂出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05/25メディア: コミックアニメもなかなか良いのですよ。 見てい…

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きわめて上質なピアノソロ

いっきさんがブログ、 “「いっき」のジャズあれこれ日記”で、 ハンク・ジョーンズの『ティプ・トー・タップダンス』を紹介しています。 ⇒こちらの記事です Tiptoe Tapdanceアーティスト: 出版社/メーカー: Original Jazz Classics発売日: 1996/02/12メディア: CD私、このアルバムは大好きで、 学生時代から愛聴していました。 …

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まったりモードでやる気なしでも、『パララックス』の《ジ・アザー・サイド・オブ・ミッドナイト》で少しだけ回復する

息子がまだ保育園児だったころ、 嫌いな食べ物は?と聞かれたら 「とくに嫌いなものはないんだけれども……」 と前置きをしつつも、 「おせち料理が苦手」と答えていました。 理由は、なんか調子が狂うから。 だそうで。 これを聞いて、私は、なんて贅沢な子供なんだ!と思ったものですが、昨年あたりから、なんとなく息子のいいたいこと分かってきました。 調子狂うんですよ。 …

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西山瞳の《ジ・アザー・サイド・オブ・ミッドナイト》にぞっこん

西山瞳さんというピアニストに注目しています。 昨年、 いや、年が明けたから、もう一昨年になっちゃうか。 「ジャズ批評」誌上で、 「現代女性ジャズピアノを聴く」というテーマの対談を ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤さんとさせていただきました。 ジャズ批評 2008年 11月号 [雑誌]作者: 出版社/メーカー: 松坂発売日: 2008/10/25メディア: 雑誌 その…

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Phil Woods『Phil Talks With Quil』評

フィル・ウッズと ジーン・クィルの熱いサックスバトル 『フィル・トークス・ウィズ・クィル』評をアップしました。 ▼こちらです。 フィル・トークス・ウィズ・クィル/フィル・ウッズ 熱いけど、 熱いだけの勢い任せの演奏ではなく、 キチンと聴ける内容なのが素晴らしい。 時々思い出したように聴いていますが、 ほんと、元気になれます。 栄養ドリン…

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松本茜さんの新譜『プレイング・ニューヨーク』は1/20発売だ!

もう来年の春で卒業だったかな?  女子大生ピアニスト・松本茜さんの新譜が、 来年(来月)の1月20日に発売されます。 タイトルは『プレイング・ニューヨーク』。 先週から、一足先に、聴きまくっていますが、いいぞ~。 のっけから、ドカーンと迫力演奏、ビックリさせてくれます。 今回はバップチューン中心の選曲。 ライブでの定番ナンバーで、私が大好きなバド・パウエ…

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1月のケニー・ドリュー特集、ゲストは水岡のぶゆきさん

昨日、1月分の番組2本分の収録を行ってきました。 そのうちの1本は、ケニー・ドリュー特集。 ゲストは水岡のぶゆきさんです。 彼とは、実は20年ぐらい前に一緒にバンドを組んでいたんです。 たしか、渋谷の楽器屋でベースを買ったときのことです。 ベースを買った後、その楽器屋さんには、メンバー募集の掲示板があったので、そこにメンバー募集の張り紙を出したんですよ。 まだ、ベース…

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放送第63回「マッコイ・タイナー特集」(2)

村上春樹の『海辺のカフカ』を読まれましたか? 海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫) 読まれた方は、下巻でジョン・コルトレーンの《マイ・フェイヴァリット・シングズ》が登場したことを覚えてますか? これから読む方もいらっしゃるでしょうから、どこに登場するかは内緒ですが(笑)、じつにピタリとハマったところに、ピタリとくる選曲だと思います。 ジョン・コルトレ…

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誰だ、こんな音楽かけてるのは!

昨日書いてアップした「ジャズ喫茶話」ですが、いっきさんがウケてくれたので、調子にのって、パート2を書きます(笑)。 私は、アルバイトをしてみたかったジャズ喫茶に、後輩がアルバイトをしている日にお邪魔して、夜な夜な通ってはレコードをかけていた、ということは先日書いたとおり。 ある日のこと。この店に行こうと思ったら、急にイヤな予感がしたので、行くのをやめました。 大正解でした。…

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放送第63回「マッコイ・タイナー特集」(1)

今回放送の「快楽ジャズ通信」のテーマは、マッコイ・タイナー。 ゲストは板橋文夫さん。 今回は番組中にかけた音源の紹介をいたします。 まずは、板橋さんが学生時代に夢中になってコピーしたという思い出のレコード、マッコイの『インセプション』よりタイトル曲。 インセプションアーティスト: マッコイ・タイナー,アート・デイビス,エルビン・ジョーンズ出版社/メーカー: ユニバーサル ミュ…

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今回のテーマはマッコイ・タイナー。ゲストは板橋文夫さん

本日からの「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、ピアニスト、マッコイ・タイナーです。 ゲストは、板橋文夫さん。 板橋さんのユニークなトークもたっぷり楽しめます。 コミュニティFMは、本日午後8時から55分、 ミュージックバード・ジャズチャンネルでは、明日の午後10時より1時間、 ミュージックバード・クロスカルチャ…

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放送第61回『ソニー・クラーク特集』

快楽ジャズ通信」今回の特集は、ピアニスト、ソニー・クラークです。 ゲストはジャズライターの阿部等さんです。 阿部さんは今回で2回目の出演。前回はハードバップの特集でした。 阿部さんを前にすると、互いの好みがあまりにも一致しているためか、表情が自然に綻んできてしまいます。 そして、交わす言葉も互いの認識や評価が一致しているためか「いいっすよね~」「いやぁ素晴らしい」で通…

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ソニー・クラーク特集!明日、明後日、来週木曜日。

さて、明日からの「快楽ジャズ通信」の特集は、いよいよお待ちかね(?)、ピアニスト、ソニー・クラークの特集です。 ゲストにはジャズライターの阿部等さんをお迎えし、極上の「気持ちよかよか」なジャズをたっぷりとお届けいたします。 お楽しみに! ▼これももちろんかけます! クール・ストラッティンアーティスト: ソニー・クラーク,アート・ファーマー,ジャッキー・マクリーン,ポール・チェ…

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松本茜さんに弾いてもらいたい曲。

先日、いっきさんのブログでもチラリと出てきたクイン・ジョンソンの新譜の『クイン・ジョンソン・トリオ』。 (ちなみに、記事はこちら⇒「PCMジャズ喫茶」のゲストは川島重行プロデューサー(その3)) このアルバムは私も持っていて、何度か聴きました。 演奏の締まりとスピード感は申し分ないと思います。 iPodで聴くとね(笑)。 そう、このようなタイプのビシッと統制のとれたアンサンブル…

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ピアニスト・水岡のぶゆき

昨日アップされていた、いっきさんのブログ、面白かったですね。 近藤サトが司会を務めた番組「音楽の正体」についての解説がされていました。 ⇒「いっき」のJAZZあれこれ日記 つい最近、いっきさんと私の間では、松本茜さんの《ハーフ・ブラッド》という曲で、控えめながらも効果的に用いられている「sus4(サスフォー)」と呼ばれているコードの響きと、曲の流れの中でどのように使われているの…

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動くジミー・スミス~Jazz Icons: Jimmy Smith Live in 69

1969年のライブの模様のDVDです。 ジャケ写、 このアングルからみると、 ジミー・スミスがずいぶん小さく見えますが、 実際、映像みると、けっこう小柄です、ジミー・スミスは。 小柄な身体から、あふれ出るバイタリティ。 まるで、ジョニー・グリフィンのような「リトル・ジャイアント」ですね。 やっぱり動くジミー・スミスは良い! …

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スガダイローさんと対談、セッション

先日、荻窪の「velvet sun」というライブハウスで、スガダイローさんと対談をしました。 ピアニスト・スガダイローの音楽に迫る!というのがメインの趣旨。 題して「虚構の中のリアリズム」です。 とかいいつつ、本当はガンプラの話がしたかっただけなんですが(笑)、強引にガンダムとジャズの話をくっつけるような展開にしました(笑)。 この対談風景は、来月(11月)の1日にJAZZ動…

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スガダイローセッション

スガダイロー氏が主宰するフリージャズのセッションに参加してきました。 いや~楽しかった。 詳細は追ってアップしようと思います。

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外山安樹子『オール・イズ・イン・ザスカイ』

外山安樹子の新譜『オール・イズ・イン・ザスカイ』。 のびのび+溌剌+綺麗な音色+魅惑のメロディラインのジャズピアノといえましょう。 外山安樹子 / All Is In The Sky 【CD】 ドラマー、秋葉正樹のサポートも光る! 収録曲は以下の通り。 1. Springlake 2. Miff's Walk 3. Standing Alone 4. …

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瓦解。

と書くと、 なにやらネガティヴなイメージを持ってしまいがちですが、今まで築き上げてきたものを一瞬でブチ壊す、あるいはブチ壊されてしまう快感っていうのも、人間複雑な生き物ゆえ、あるんですよね。 本来、煙草だって、酒だって、さらには麻薬だって、身体に悪いことは分かっていつつも、摂取する悦びっていうものは味わったことのある人にはあるわけでして(と書くと、誤解されそうなので断っておきますが、私は…

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山中千尋『ランニング・ワイルド』

ベニー・グッドマンのスモール・コンビがお気に入りだという山中千尋が、グッドマンに挑んだ作品。 グッドマン生誕100周年記念アルバムでもある。 クラリネット、ヴァイブ、ギター、ピアノ、ベース、ドラムという6人編成は、まさにライオネル・ハンプトンが所属していた時代のグッドマンのスモール・コンボ。 ノスタルジックなオマージュに陥らず、現代風のスピード感にあふれ、適度にゴリッとした歯ご…

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オープニング・トークのテーマ

本日午後8時からの特集「レイ・ブラウン」についてですが、番組でかけたアルバムと曲については、明日以降にアップいたします。 ……というのも、まだ同録が届いてないのよ。 いつも同録を聴きながら書いているので、ご了承ください。 さて、本日の「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」より、2年目に突入します。 いやぁ~、あっという間で…

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トミー・フラナガン『セロニカ』

1982年録音の、トミフラがモンクの作品に挑んだ作品。 アクの強いセロニアス・モンクの曲を、曲の根幹を崩すことなく、トミフラが丁寧にアクをすくい取り、丁寧に料理をした、そんな感じの聴きやすく、かつコクもある作品。 ▼パーソネル トミー・フラナガン(p) ジョージ・ムラーツ(b) アート・テイラー(ds) ▼収録曲 1. NORTH OF THE SUNSET…

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明日からの特集は、キース・ジャレットです。

明日、明後日、来週木曜日の「快楽ジャズ通信」の特集は、キース・ジャレットです。 多彩な演奏活動を重ねてきたキースの魅力を55分の中に封じ込めるのは至難の業ではありましたが、できるだけ様々な角度から彼の魅力を紹介してみました。 特に、キースは、なぜ呻き、腰をくねらせながらピアノを弾くのか? についても、私なりの推論とキースの音楽性を重ね合わせて語ってみました。 ど…

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上原ひろみ『プレイス・トゥ・ビー』

上原ひろみ初のピアノソロアルバム。 ラスト曲には矢野顕子も参加。 ▼収録曲 1. BQE 2. シュー・ア・ラ・クレーム 3. シシリアン・ブルー 4. ベルン、ベイビー、ベルン 5. サムウェア 6. ケープコッド・チップス 7. アイランド・アゾレス 8. パッヘルベルのカノン 9. ビバ!ベガス-ショー・シティー、ショー・ガール 10. ビバ!ベガス-デイタ…

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スガダイロー『坂本龍馬の拳銃』評

スガダイローさんの傑作『坂本龍馬の拳銃』評を少しだけ、加筆修正して再アップしました。⇒こちら  ▼「腹が減っては戦は出来ぬ!」収録中におにぎりを食うスガさんがカッコいい(笑)

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スガダイローさんがゲスト!

昨日は、スガダイローさんがゲストの回を収録してきました。 ご覧いただければ、おわかりのとおり、 スガダイローさんは、まるで昔の人が現代にタイムスリップしてきたかのような、独特な佇まいの方です。 なにしろ、「ジャズ侍」なアルバムを出している方ですからね~   こちらとしては、「和装しないと絶対にアカン!」と思い、かれこれ20年近くも愛用している山本寛斎デザインの浴衣を…

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チック・コリア&上原ひろみ『デュエット』

2007年9月にチック・コリアと上原ひろみが「ブルーノート東京」にて行ったライブの模様の映像。 スリリングでいながらも危なっかしさを感じさせない2人の相性の良さが見所、聴きどころ。 デュエット [DVD]ユニバーサル ミュージック クラシック発売日 2009-09-02定価:¥4,200(税込)価格:¥3,746(税込)発送可能時期:在庫あり。

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ハンコック『サンライト』の隠し玉

昨日より、ハービー・ハンコックの『サンライト』の《アイ・ソート・イット・ワズ・ユー》と、笠井紀美子の『バタフライ』の《アイ・ソート・イット・ワズ・ユー》と、真心ブラザーズの《エンドレス・サマー・ヌード》を交互に聴いている私。 特に真心ブラザーズのノリノリの曲は、「う~ん、サビのメロディが、松任谷由美の《ダンデライオン》に似とるかもしれんの~」などと呟きながらも、気分は完全にソウルモ…

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ハービー・ハンコック私的愛聴盤3枚

今回は私が好きな「極私的愛聴盤」3枚を公開しようと思います。 ハンコックの演奏の特徴のひとつとして、個性的な和音の響きがあります。 彼ならではの響きは、他のどのジャズマンにはないオリジナリティがあります。 同じハービーはハービーでも、もう一人の独特な和音の響きを放つハービー・ニコルスがいます。 彼の和声は、どんどん内側に閉じてゆくような、じっとりとした重い響きですが、ハンコッ…

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こんなに素敵な日には Duke Pearson

ここ数日、暑いは暑いんだけど、湿度のあまり感じられないカラッとした心地よい、まるで北海道の夏のような日が続いているので、冷房嫌いな私としては、冷房なしで快適に過ごせる日が多くて嬉しいです(ちなみに、我が家は今年になってからは、まだ3回しか冷房を使ってません。しかもドライで)。 今日の昼も先日より引き続き、心地よい暑さだったので、窓を開け放ち、昼間から缶ビールを飲んでいい気分だったんですが、…

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放送第42回『アート・ブレイキー・アンド・ジャズメッセンジャーズ』(4)

今週放送のアート・ブレイキー特集で、ゲストのデヴィッド・マシューズ氏に「歴代メッセンジャーズのピアニストでもっとも好きなピアニストは?」と質問をしてみました。 やっぱりピアニストのマシューズ氏ですから、どのピアニストが気になるのかは興味あるところです。 アレンジャーのマシューズ氏のことですから、きっとホレス・シルヴァーなのだろうなと予想はしていましたが、やはり、ホレス・シルヴァーでした。…

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放送第42回『アート・ブレイキー・アンド・ジャズメッセンジャーズ』(2)

本日、ミュージックバードのジャズチャンネルで放送される「快楽ジャズ通信」の目玉は、なんといってもアフターアワーズ編でしょうね。 これは、コミュニティFMでは聴けないオマケコーナーなんですが、今回はデヴィッド・マスーズ氏のピアノ(正確にはエレピ)の演奏が数分ですが聴くことができます。 ゲストがミュージシャンの場合、「軽い気分でセッションをしてしまおう!」というのがこの番組の売りなのです…

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放送第40回「ミシェル・ペトルチアーニ」(4)

番組のアフターアワーズ編では、2曲をさわりでかけましたが、後半にかけた曲は、《ワルツ・ニュー》。 聞けばすぐにわかるとおり、この曲のコード進行は《いつか王子様》です。 《いつか王子様》を裏返したようなシンプルな旋律ゆえ、はじめて聞く人も親しみを感じるのではないかと思います。 この演奏は、ウェイン・ショーター、ジム・ホールとの共演ライブ『パワー・オブ・スリー』からのナンバーですが、こ…

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放送第40回「ミシェル・ペトルチアーニ」(3)

ミシェル・ペトルチアーニのプロフィールにふれていませんでしたね。 彼はフランスのオランジュというところででイタリア系フランス人の家庭に生まれ育ちました。 父がギタリスト、兄がベーシストという音楽一家ということもあり、また先天性の病ゆえ、スポーツができないためもっぱら関心は音楽に向けられ、習っていたクラシックピアノのレッスンに明け暮れるようになります。 その頃のアイドルは、デュー…

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放送第40回「ミシェル・ペトルチアーニ」(2)

ミシェル・ペトルチアーニのピアノの特徴は? といえば、まずは、ピアノの音の芯、粒立ちの硬質さがありますが、彼のプレイから漂う情緒は、一貫してヨーロッパならではのエレガンスさに満ちているものが多いです。 それが顕著なのが、ゲストの妹尾美里さんオススメの『フラミンゴ』。 ヴァイオリン奏者のステファン・グラッペリとの共演で、グラッペリのヴァイオリンが流れ出た瞬間から、頬が思わず緩…

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放送第40回「ミシェル・ペトルチアーニ」(1)

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』。 第40回目のテーマは、ピアニストの「ミシェル・ペトルチアーニ」です。 ゲストは、ピアニストの妹尾美里(せのお・みさと)さん。 ペトルチアーニを聴いてクラシックからジャズに転向したというほどのペトルチアーニ好きさんです。 この番組は、本日午後8時より全国52局のコミュニティFMで…

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放送第39回「ジミー・スミス」(4)

ジャズオルガン、ロックオルガンといいますが、 その「オルガン」とは、ハモンドB3を指すといっても、まず間違いはないでしょう。 それほどまでに、ハモンドB3は多くのミュージシャンに愛され、 最新型のオルガンが普及している今日でさえも、 「あの暖かみのある音色がたまらない」と、 B3にこだわる鍵盤奏者は多いです。 ちなみに、ハモンドとは、開発者のローレンス・ハモン…

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放送第39回「ジミー・スミス」(3)

今月の10日に、ブルーノートの名盤50タイトルが1100円という廉価で発売されました。 廉価で50枚という思い切った大量リリース。先日ゲスト出演していただいたEMIミュージックジャパンの行方さんも「100枚全部買いの人もいるんだよ」と仰っていたとおり、“大人買い”な入門者も多いようです。 全部買っても5万5000円ですからね。 いやはや、私の場合は、その昔、1800円前後の輸入…

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放送第39回「ジミー・スミス」(2)

活動的の長いジミー・スミスなだけあり、出しているアルバムの数も膨大です。 たとえば、彼を“発見”し、 最初に彼のリーダー作を世に送り出したブルーノートですが、 このレーベルだけでも40枚近く彼参加のアルバムをリリースしています(笑)。 演奏時間の長い曲も多いので、今回も選曲には苦労しましたが、それでもできるだけジミー・スミスのオルガン奏者の持つ様々な側面を、演奏の肌ざわりやアプロ…

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放送第39回「ジミー・スミス」(1)

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』。 今回のテーマは、オルガン奏者の「ジミー・スミス」です。 この番組は、本日午後8時より全国52局のコミュニティFMで放送されます。 ミュージックバードのジャズ・チャンネルでは、明日(日曜日)の22時からの放送、同じくクロスカルチャー・チャンネルでは、来週木曜日の23時より放送されます。 …

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明日からジミー・スミス!

明日の土曜日、明後日の日曜日、 そして、来週木曜日放送の「快楽ジャズ通信」は、 ジミー・スミス特集です。 ファンキー、ノリノリ、圧倒的な音のシャワー! 選りすぐりの音源が流れます。 どうぞお聴き逃しなく! 土曜日:コミュニティFM52局(午後8時~8時55分)    ※放送FM局は右サイドテーブルを参照してください。 日曜日:高音質デジタル放送ミュージックバー…

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放送第38回「ウイントン・マルサリス」(3)

ウイントン・マルサリスの父、エリス・マルサリス。 彼は、ベテランピアニストとして、またジャズ教育者としても有名です。 地元のニューオーリンズを中心に活動しているためか、あまり有名ではないかもしれませんが、息子のウイントンとの共演アルバム『スタンダードタイム vol.3』が発売された頃は、話題になりました。 しかし、これとほぼ同時期に発売された、リーダー作(ピアノトリオ)…

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妹尾美里さんがゲスト出演!

昨日は、ピアニストの妹尾美里さんがゲストの回を収録しました。 特集はミシェル・ペトルチアーニ。 誤解なきよう、先にお断りしておくと、ペトルチアーニと美里さんのピアノはまったく別物です。 美里さんは、ペトルチアーニのコピーキャッツというわけでは全然ありません。 しかし、昨年、発売されたばかりの美里さんのCDをショップで試聴したときに受けた熱量や、ほとばしるエネルギー感の…

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ザ・ディレクター嬢は聴いた!~セロニアス・モンク編

えー、ようやくというか、お待ちどうさまというか、もう忘れた?というか、 「ザ・ディレクター嬢は聴いた!」のセロニアス・モンク・正解編です(汗)。 約1か月前の5月11日出題した、モンクの放送(1/31)でかけた曲の中で、ディレクター嬢が一番お気に入りのものは何だったでしょう?という出題でしたが(こちらを参照のこと)、正解は、 『モンクス・ブルース』の《リフレクションズ》 …

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放送第35回『レッド・ガーランド特集』(5)

時間の関係で、番組の中では取り上げられませんでしたが、私がお勧めしたい、「そのほかのガーランド」のアルバムをいくつか。 『グルーヴィ』が「表名盤」だとすると、コチラは「隠れ名盤」かもしれません。『ブライト・アンド・ブリージー』。 BGMとしても聴けるぐらい聴きやすく、それでいて奥も深いという傑作です。 珍しいガーランドのピアノソロのアルバム、『レッド・アローン』。 ド…

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放送第35回『レッド・ガーランド特集』(4)

アップテンポのレッド・ガーランドの左手を聞くと、じつに軽妙に、 ♪っちゃ、っちゃ、、ちゃちゃっ と、疾走する右手のメロディに、絶妙なタイミングで和音のバッキングをつけていることが分かります。 この左手のタイミングの良さで、もう一人思い浮かぶのが、ピアニスト、エロール・ガーナーです。 彼の左手は、ビハインド・ザ・ビートと呼ばれ、リズムにタメを持たせてバッキングを入れるタイミ…

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放送第35回『レッド・ガーランド特集』(3)

放送中にも話しましたが、レッド・ガーランドを聴いてみようと思った方は、まずは何はさておいても『グルーヴィ』を聴いてみてください。 レッド・ガーランドというピアニストのいいところが全て凝縮されているといっても過言ではありません。 美しいシングルトーン、 ガーランドならではの、しっとりとした和音の美しい響き、 緩みとテンションの絶妙な調和、 収録されている6曲を通しで聴…

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放送第35回『レッド・ガーランド特集』(2)

コロコロと転がるように独特な粒立ち。 ピアノの音色に特徴のあるレッド・ガーランドですが、生涯にわたってすべてのレコーディングがそうだとは限りません。 たとえば、ザナドゥから出ている『キーストンズ!』というアルバムがあります。 これは、1977年、サンフランシスコの「キーストンズ・コーナー」で演奏されたライブの記録ですが、この音源で聴けるガーランドのタッチは、荒々しく、まるで…

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放送第35回『レッド・ガーランド特集』(2)

コロコロと転がるように独特な粒立ち。 ピアノの音色に特徴のあるレッド・ガーランドですが、生涯にわたってすべてのレコーディングがそうだとは限りません。 たとえば、ザナドゥから出ている『キーストンズ!』というアルバムがあります。 これは、1977年、サンフランシスコの「キーストンズ・コーナー」で演奏されたライブの記録ですが、この音源で聴けるガーランドのタッチは、荒々しく、まるで…

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放送第35回『レッド・ガーランド特集』(1)

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、今回のテーマはピアニストのレッド・ガーランド特集です。 今回はゲストなし。 一人でベラベラしゃべっていますが(笑)、 今回は、趣向を変えて、というか局側からの要請により、リスナーからのお便り(ファックス)も1通だけですが紹介しています。 この番組は、全国52局のコミュニティFMでは、本日…

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トミー・フラナガン『バラッズ・アンド・ブルース』

エンヤのトミフラはどれもいいが、たまに『バラッズ&ブルース』を聴くと、やっぱ、トミフラってうまいな~と溜め息がもれてしまう。 うまいというのは、ピアノの技術はもちろんのこと、表現力と、足し算引き算のバランス感覚とか、だね。 ▼収録曲 1. ブルー・トゥエンティ 2. スクラップル・フロム・ジ・アップル 3. ウィズ・マリス・トゥワーズ・ノン 4. ブルース・フォー・…

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トミー・フラナガン『ジャイアント・ステップス』

そういえば、コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』でピアノを弾いていたのは、トミフラだったよね~と思いださせるアルバム。 コルトレーンバージョンでは、途中でピアノソロの手が止まる箇所があるが、この盤では、そのリベンジ演奏、になるのかな? いずれにせよ、アトランティック時代のコルトレーンのナンバーを中心に繰り広げられる演奏は、コルトレーンが醸し出す重たい雰囲気とは一線を画する、…

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トミー・フラナガン『スーパー・セッション』

1980年にエンヤに録音した、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムスがエルヴィン・ジョーンズのトリオでの演奏。 野性のエルヴィンと、端正なトミフラって、タイプは違うにもかかわらず、相変わらず相性いいよなぁと改めて思える1枚。 ▼収録曲 1. ジャンゴ 2. マイナー・パーハプス 3. トゥー・レイト・ナウ 4. アイ・ラヴ・ユー 5. ラチェルのロンド 6. 昔は良かっ…

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忘れたころに、今週のザ・ディレクター嬢は聴いた!

えーと、 告知してから、だいぶ時間が経ってしまいましたが、 「マイルスが愛したピアニストたち」の回でかけた音源の中で、ディレクター嬢が「もっとも好き!」だったのは、 アキコ・グレースさん『ピアノリウム』の《Spacetime Water/真空の水》でした。 この曲の独特な世界観にほれました。 映画音楽のように、曲の情景が頭の中にぱぁーっと広がり、聴いていてとても気持…

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放送第30回 フレディ・レッド特集(2)

今回フレディ・レッド特集で、彼の「せつなさのスパイス」として、メジャーセブンス系のコードの使い方のセンスについて言及しました。 簡単にいえば、ルート(コードの一番根っこになる音)から長7度(7番目)の音を重ねた和音で、このコードの響きを「しんみり」「しっとり」としたニュアンスで受け止める人も多いと思います。 レッドが作る曲は、躍動的な部分と、しんみりとした部分が露骨に分かれていること…

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放送第30回 フレディ・レッド特集

快楽ジャズ通信も、早いもので、本日の放送で第30回を迎えました。 50回まではあっという間にいきそうですね。 願わくば、私のメルマガのように1000号を突破するぐらいまでは続けたいものですが、週一のペースだと私はきっとヨボヨボのお爺さんになっていることでしょう。 ま、回数云々よりも充実した内容を目指してゆきたいと思います。 さて、今回の特集はピアニスト、フレディ・レッドの…

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いうなれば挑発的なピンクの薔薇

あふれ出るロマンティシズム。 全曲オリジナルで固めた、妹尾美里のファーストアルバム。 いうなれば挑発的なピンクの薔薇。 ほとばしる香気漂うピアノは、前へ前へと疾走してゆく。 優美さと常に湛えた1音1音の音符。 しかし、単に漂うのは甘い優美さのみならず、必ず「私を聴いてください。私を知ってください。願わくば魅入られてください」という強い主張が込められており、この意気込みが全体に漲…

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グレート・ジャズ・トリオだけではなく、スーパー・ジャズ・トリオも聴いてみよう。

ハンク・ジョーンズの「グレイト・ジャズ・トリオ」に対抗して作られたのか、トミフラのスーパージャズトリオも一世を風靡しましたね。 トミー・フラナガン、レジー・ワークマン、ジョー・チェンバースの3人。 どのナンバーも安定感ある演奏に仕上がっています。 ▼収録曲 1. Pent-Up House 2. Condado Beach 3. Let's Call This 4.…

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ジワリなピアニストのノリノリ演奏/ジュニア・マンスの『アット・ザ・ヴィレッジヴァンガード』

ジュニア・マンスのピアノは黒い。 しかし、この黒さって、 たとえばボビー・ティモンズのような、 分かりやすい粘りのある黒さとは違う。 また、レイ・ブライアントのように 露骨ともいえるくらいタッチとフレーズに 特徴のある分かりやすい黒さでもない。 あくまで、どこまでも、さりげない黒さ。 この彼の黒さの特質がよく出ているのが、 ヴァーヴの『ジュニア』だと思う…

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名曲の名料理人2人/ガーランド『グルーヴィ』、コカー『カリフォルニア・ハード』

しんみり、しっとり、うっすら涙の 《ゴーン・アゲイン》が、 レッド・ガーランドだとすると、 Groovy むせび泣け! 号泣せよ! 感動の嵐! の 《ゴーン・アゲイン》が、ドロ・コカーのバージョン。 カリフォルニア・ハード+1 原曲が素晴らしいということがまず第一にあるが、 それぞれ二人のピアニストの料理っぷりもなかなか。 ただ…

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ジャケット眺めながらコーヒー飲みたい

霧にかすむ遠方のエッフェル塔を背後に、コート姿の2人のジャズメンが談笑して歩いている。 ジョン・ルイスと、サッシャ・ディステルだ。 オシャレなモノクロ写真お上に赤いゴシック体のタイポグラフィ。 上記CDジャケットは、トリコロールをあしらっているのか、オレンジがかった赤と水色のストライプがはいっているが、オリジナル盤のLPは、たしか、このストライプはなかったはず。 個人…

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Manami Morita『Colors』

「ポスト上原ひろみ」と称されてもいるManami Moritaの作品。 エレベがベースをつとめるピアノトリオもあってのことだと思うが、それにしても自由奔放なピアノを弾く人だ。 メロディの寸詰めがユニークな《マイ・フェイヴァリット・シングズ》が面白い。 ColorsManami Morita発売日 2009-03-10価格:¥2,288(税込)発送可能時期:在庫あり。

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グレート・ジャズ・トリオ+スーパー・ジャズ・トリオ=マスター・トリオ?

ザ・グレート・ジャズ・トリオといえば、ピアノがハンク・ジョーンズで、ベースがロン・カーター、ドラムスがトニー・ウィリアムスなのはご存知のとおり、 では、ピアニストがハンクからトミフラに変わったら? というのがこのアルバム。 当時のトミー・フラナガンは、グレート・ジャズ・トリオに対抗して(?)、ジョー・チェンバースとレジー・ワークマンとスーパー・ジャズ・トリオを結成していたけれど…

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大西順子はジャズピアニストであると同時に、熱烈なジャズファンなのだと思う。

Aトレイン特集のラストを飾ったのは、大西順子の『ピアノ・クインテット・スイート』のバージョン。 私、大西順子のピアノ結構好きです。 彼女がデビューの際は、渋谷のクアトロのライブにも足運んだぐらいですから。 そう、今の女房、当時の彼女は東芝EMI(当時)の行方さんが発足させた「J Ladies」の会員だったので、会員特権を行使させて、クアトロのライブチケットを手に入れ、彼女(…

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エリントンを聴いていたらダラー・ブランドを聴きたくなってきた

デューク・エリントンを聴いていたら、ダラー・ブランドが聴きたくなりました。 現在、彼はイスラムに改宗してアブドゥーラ・イブラヒムと名乗っていますが、まだダラー・ブランドだった頃の彼のピアノは、その表現内容はまったく違うものの、カキーン!とアタックの強いタッチ、そして重たく沈んでゆくようなピアノの重力感は、まるでエリントンの息子かと思うほどのものがあります。 エリントンに心酔し、エリン…

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放送第17回『マイルスが愛したピアニストたち』(2)~グレース語録

アキコ・グレースさんがゲストの放送17回目は、お互いかなり突っ込んだ話をした記憶があります。 彼女から教えられることも多く、今回は、アキコ・グレースさんが番組中に話された中でも、個人的に印象に残った言葉を書いてみます。 【アキコ・グレース語録】ですね(笑)。 ピアノとエレピの違いは、まずアクションが違います。 エレピでないと出せないフレーズは結構ありますね。 あと、倍音が鳴…

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放送第17回「マイルスが愛したピアニストたち」

さて、お待たせしました。 というか、お待たせしてすいませんでした(汗)。 アキコ・グレースさんがゲストの放送第17回目、テーマは「マイルスが愛したピアニストたち」です。 アキコ・グレースさんとは、以前TFMのロビーで偶然バッタリお会いした際、マイルスとトリスターノで話が盛り上がったので、だったらマイルスの音楽やピアニストを、ピアニスト目線で番組で語ってもらったら面白いだろうなと…

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放送第17回「マイルスが愛したピアニストたち」(1)

さて、本日のブログは、本来ならば、番組でかけるCDを紹介する日なのですが……、 実は番組の同録がまだ手元になくてですね、詳しく書けないんですよ(涙)。 昨日、パーティに行ってきまーすと書きましたが、 そのパーティとはじつはアキコ・グレースさんのアルバム発売のパーティだったんですね。 『ピアノリウム』という全編ソロピアノのアルバムです。 力強いタッチと、明確な世界観、美しいピ…

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本日放送の快楽ジャズ通信のテーマは、「マイルスが愛したピアニストたち」です。

本日、コミュニティFMで午後8時より放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、「マイルスが愛したピアニストたち」です。 ゲストにアキコ・グレースさんをお招きしています。 そして、もちろん、アキコ・グレースさんの新譜も2曲かけます。 私、彼女の前作のトリオ、 アキコ・グレース/グレースフル・ヴィジョン …

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ニュー・ロマン・トリオのCD2枚発売!

ニュー・ロマン・トリオの新譜2枚発売中! 松本茜嬢奏でるぬくもりのあるピアノで、この冬を暖かく! ジャズで聴くバッハ BACH JAZZ/NEW ROMAN TRIO[CD] ジャズで聴くバカラック BACHARACH JAZZ/NEW ROMAN TRIO[CD] どっちがいいんだよ? 迷うよ? そうお悩みの貴兄には、個人的にはバッハのほうをお勧めしたいかな。 …

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今週のザ・ディレクター嬢は聴いた!~バド・パウエル編

さて、今週のザ・ディレクター嬢は聴いたの出題は、「バド・パウエル絶頂期」からです。 今回は問題多いっすよ~。 当たった方には、例によって本差し上げます。 さて、ディレクター嬢が「いい!」と思った曲は、 以下のどれでしょう? 1.『ジニアス・オブ・バド・パウエル』より《二人でお茶を(take 5)》 2.『スティット・パウエル・JJ』より《ファイン・…

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放送第9回 バド・パウエル特集~《ウン・ポコ・ローコ》について

そういえば、バド・パウエルの特集で、絶頂期の代表的演奏ともいわれている《ウン・ポコ・ローコ》をかけませんでした。 そういえば、昨年四谷の「いーぐる」で行った連続講演「パウエル特集」でも《ウン・ポコ・ローコ》をかけませんでした。 何か意図があるのか? 雲チンは《ウン・ポコ・ローコ》が嫌いなのか? もしかしたら、いろいろと思いを巡らせた方もいらっしゃると思いますが、私…

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放送第9回 「絶頂期のバド・パウエル」(4)

放送中にお話しした、バド・パウエルのピアノの音色について書きます。 彼の音色は、一言でいえば立っている。 一音一音が非常に強いです。 それは芯が強い、ということもありますが、クリアで明晰な芯の強さとはちょっと違います。 もう少し歪みや濁りのある成分のある音といったらいいのかな? なにかザクっとした荒い手ごたえをも感じる音。 まるでピアノを捩じ伏せ、捩じ伏せられたピ…

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放送第9回 「絶頂期のバド・パウエル」(3)

初心者にまずお勧めしたいバド・パウエルのアルバムを1枚挙げろと言われれば、躊躇なく『ジャズ・ジャイアント』を選ぶと思います。 私自身、飽きもせず、このアルバムを20年も聴き続けていますし、元旦は必ず『ジャズジャイアント』の《テンパス・フュージット》を聴いて身も心も清める習慣も20年近く続いています(笑)。 あ、もちろん最近は元旦一発目にかけるとは限らないですが、それでも1…

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放送第9回 『絶頂期のバド・パウエル』(2)~アフター・アワーズ編

本日22時からもミュージックバードで「バド・パウエル絶頂期編」を聴くことができますが、今回はミュージックバードの会員さんのみが聴ける、オマケの5分コーナー「快楽ジャズ通信~アフターアワーズ編」について。 今回は、タワーレコード渋谷店のジャズ・バイヤー吉村健(たけし)さんをゲストにお招きしました。 昨年、ふとしたことで知り合いになり、彼の感度の高さと、温厚な人柄に惚れ、ついに番組にも出…

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放送第9回「絶頂期のバド・パウエル」

暑苦しくて鬱陶しいトークが評判の高野雲です(笑)。 先週の「コルトレーン特集」は、音楽にも増して暑苦しいトークだ!と一部の方からは褒められましたが(?)、ま、季節は冬。 寒い時期なので、暑苦しいぐらいのホットさもたまにはイイのではないでしょうか?(笑) たぶん今晩(と明日の晩)のトークも鬱陶しいと思います(ご勘弁を……)が、寒さを吹き飛ばすホットな音源をかけまくりますので、どう…

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放送第7回 チック・コリア特集(4)

今回は、番組後半にかけた一子さんの音源紹介です。 最初はub-xの『ヴェガ』より《コール・ミー》。 『ヴェガ』は、昨年の秋に発売されたアルバムです。 私、昨年のまさにこの時期、仕事で山形に行ったんですが(帰りに『オクテット』にも寄った♪)、日が落ちた山形市内は、もうかなりの寒さで、商店街を抜けて山形駅に向かう暗い道をトボトボと歩いているときに、iPodで繰り返し聴いてい…

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放送第7回「チック・コリア特集」(3)

Now He Sings Now He Sobs/Chick Corea 先日の土曜日と日曜日に放送された橋本一子さんがゲストの「チック・コリア特集」でかけたアルバムを本日は紹介したいと思います。 1曲目は、『ナウ・ヒー・シングズ・ナウ・ヒー・ソブズ』より《マトリクス》です。 コンプリート・ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス/チック・コリア ¥1,800 Ama…

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放送第7回「チック・コリア特集」(2)

本日は、午後10時より1時間、「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」が放送されます。 お楽しみに~。 ゲストは橋本一子さん。 特集テーマは、アコースティック時代のチック・コリア。 しかし、放送全体をプレイバックして分かったんですが、「チック・コリアを題材にした、橋本一子研究」とも受け取れる内容かもしれません(笑)。 …

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放送第7回「チック・コリア特集」(1)

今夜8時より、コミュニティFMで放送される、『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』のテーマは、「アコースティック期のチック・コリア」です。 ゲストは、ピアニストの橋本一子さん ……もう、YMOのサポートメンバーの頃から、ファンだったんですよ クールな美貌のお姉さまっ!て感じで、夢中になって、ヒットスタジオ(だったかな?)…

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上原ひろみ『ビヨンド・スタンダード・ツアー・エディション(DVD付)』HIROMI’S SONICBLOOM

CDの収録曲は『ビヨンド・スタンダード』と同じ。 DVDがついているところが『ビヨンド・スタンダード』とは異なるところですが、すでに『ビヨンド・スタンダード』を持っている人は、映像も観てみたいという人以外は、収録曲は同じなので、その点を念頭に置いた上で購入を検討されたほうが良いと思います。 ▼収録曲 ディスク:1 1. イントロ-朝日の如くさわやかに 2. 朝日の如くさわや…

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トミー・フラナガンの『セロニカ』別ジャケット

トミフラの『セロニカ』にも別ジャケットがあったんですね。 ▼こちら Thelonica (24bt) (Dig)Tommy FlanaganEnja発売日 2008-10-14価格:¥1,699(税込)発送可能時期:在庫あり。 個人的には、オリジナルのほうが見慣れているというか、いいというか……。 ▼元 セロニカ / トミー・フラナガン, ジ...

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『東京リサイタル』トミー・フラナガン

パブロ・レーベル30周年企画のヘリテッジ・オブ・ジャズ~パブロ40の中の1枚で、1975年に東京で行われたライヴの模様を収録。 トミフラがエリントン、ストレイホーンの名曲をプレイしており、極上の仕上がりとなった。 ▼収録曲 1. All Day Long 2. UMMG (Upper Manhattan Medical Group) 3. Something To Live…

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フィニアスを代表する1枚

ここ1週間、大好きなバド・パウエルを封印し、フィニアス・ニューボーンJr.ばかりを聴いている。 ここで得た結論。 パウエルも天才だが、フィニアスもまぎれもなく天才だ。 タイプはまったく違うが、フィニアスの才気走ったピアノは、この天才っぷりを上手にコントロールしないと、本人ですらも制御不能で、時としてとんでもない方向にいってしまう。 この“ピアノ力(りょく)”は諸刃の剣とで…

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なにもこんなに高速でやる必要ないのに、な、シリア

私はバド・パウエル作曲の《シリア》という曲が大好きだ。 名盤『ジャズ・ジャイアント』の2曲目。 あまりに有名かつ名演の《テンパス・フュージット》の次の曲なので、 いささか地味な印象もぬぐえないかもしれないが、 『ジャズ・ジャイアント』バド・パウエル なかなかどうして、この時代の鬼気迫るパウエルが 少々肩の力を抜いて演奏しました、という趣きの演奏、なかなか素晴ら…

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トミー・フラナガン『レッツ』

1993年録音。 トランペッターで、トミフラの友人でもあったサド・ジョーンズ作曲のナンバーを演奏した、いわば、サド・ジョーンズ作品集。 あいかわらず、センスの良いピアノを聴かせてくれます。 ▼パーソネル トミー・フラナガン(p) イエスパー・ルンゴー(b) ルイス・ナッシュ(ds) ▼収録曲 1. Let's 2. Mean What You Say …

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トリオ以外のソニー・クラークの代表作

ソニー・クラークの2枚目のリーダー作。 フロントは、ドナルド・バード(tp)に、ジョン・コルトレーン(ts)に、カーティス・フラー(tb)の3管編成。 ゆえに、一瞬、ピアノのソニー・クラークがリーダーだということを忘れそうになるが、ピアノソロのパートになると、さすがはソニー、もしかしたらコルトレーンのザックリとしたプレイに感化されたのかもしれないが、ソニーのピアノは、いつもに…

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山下洋輔『家』(紙ジャケット仕様) がCD再発売!

1976年に発売された筒井康隆の小説を題材にした山下洋輔の作品。 筒井康隆本人がナレーションで全面参加しています。 ブラジル音楽に取り組んだ最初の日本人で、伝説のボサノバ・ギタリストでもある伊勢昌之や、タモリも参加。 ジャズ畑からは、坂田明、向井滋春、近藤等則らが参加。 さらにシュガーベイブからは大貫妙子、寺尾次郎、村松邦男も参加というジャンルや音楽性を超えた素敵すぎる布…

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デトロイトの盟友同士による、デトロイト回想

トミー・フラナガンと共に、デトロイト出身のギタリスト、ケニー・バレルとの共演。 若き日のトミフラが、デトロイト在住時代に出演していたジャズ・クラブ『ブルーバード・イン』を回顧して作曲したタイトルナンバーが光る。 ▼収録曲 1. ブルーバード 2. イエスタデイズ 3. フィフティ・トゥエンティワン 4. ブルース・イン・マイ・ハート 5. バルバドス 6. ビヨンド・ザ・…

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ザヴィヌルのルーツはアコーディオン

私はもともとアコーディオンを弾いていた。アコーディオンは自分の思いのままに、すぐにちがったサウンドを作り出せる楽器だ。いろんな音を押すボタンがあり、私にとってはそれが最初のシンセサイザーだったんだ。7歳のときに、アコーディオンに少し手を加えたこともある。ビリヤードのテーブルに貼るためのフェルトが椅子に置いてあったのをカフェから盗んできて、それを両側のサウンドボードのなかに二重に重ねて貼ったん…

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ザ・アシスタント嬢は聴いた!(最終回)

さて、一部の方からは熱烈な応援をいただいていた、「ザ・アシスタント嬢は聴いた!」も、本日で最終回です。 なぜなら、アシスタント嬢、本日で退職、なのです(笑)。 今まで、何度も徹夜をさせちゃったり、過酷な労働を強いてしまったこともあったりもしたけど、よくガンバってくれた、どうもありがとう! 新しい環境でも、楽しくバリバリ頑張っておくれ! というわけで、最後にアシスタント嬢に…

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池田芳夫、田村翼を語る

私のジャズ友であり、 ジャズカフェ「スコット・ラファロ」のオーナーでもあるtommyさんは、 ベーシスト・池田芳夫さんにベースを習っているのですが、 池田芳夫さんといえば、 田村翼との共演歴のある方。 昨日は、tommyさん、ベースのレッスンもそこそこ、 池田先生に色々とインタビューをされたようで、 その内容が、 「スコット・ラファロ」のブログにア…

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