トゥ・マイ・クイーン ウォルト・ディッカーソン

ウォルト・ディッカーソンの 『トゥ・マイ・クイーン』。 彼は「メタリック・コルトレーン」とも言われ、 彼にしか醸し出せない独自な音空間を築き上げた ヴィブラフォン奏者です。 そんな彼の代表作が、 『トゥ・マイ・クイーン』で、 エリック・ドルフィーの紹介で、 プレスティッジ(正確にはニュージャズ)に 吹き込むことになったそうです。 このアルバ…

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ハッピー・グラウンド ジョニー・リトル・トリオ

暑~い夏に、 岩手県の盛岡や水沢駅のホームに降りると、 涼やかな風鈴の音が迎えてくれます。 南部鉄器の名所ですからね。 この涼やかな音色の心地よさは、 まるで、ジョニー・リトル(ライトル)の ヴィブラフォンの音色のようでもあります。 涼やかかつソウルフルなリトルのヴァイブを聴いて 気持ちよくなりたければ、 やっぱり『ハッピー・グラウンド』でしょう。 …

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綺麗に溶け合うハッチャーソンとハンコック

ボビー・ハッチャーソンの『オブリーク』のタイトル曲《オブリーク》。 ハッチャーソンのマレットが叩きだすこのスピード感! メカニカルかつ精緻なフレーズが美しく光る。 そして後に続くハンコックのピアノも これまたメカニカルかつ精緻。 ハッチャーソンのヴァイブはハンコック的でもあり、 また、ハンコックのピアノはハッチャーソン的でもある。 つまり、両者の相性は双…

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サンフランシスコ ボビー・ハッチャーソン

Sanfrancisco/Bobby Hutcherson ハロルド・ランドのテナーって、こんなに黒かったっけ? 共演者が共演者だと、こうまで変わるランドのサックス。 思わぬ発見に、口元ほころびニンマリとした笑みを浮かべてしまいます。 ジョー・サンプルも参加! 心地よいノリとグルーヴを楽しめる、アルバムとしての地味度はいまひとつながらも、バネの効いたノリを楽しめ…

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フォー・シーズンズ ボビー・ハッチャーソン

Four Seasons/Bobby Hutcherson ボビー・ハッチャーソンの『フォー・シーズンズ』評をアップしました。 ▼こちら フォー・シーズンズ/ボビー・ハッチャーソン サマータイム……。 枯葉……。 スターアイズ……。 ハッチャーソンがスタンダードナンバーを中心に演奏しているカルテットです。 オランダのタイムレスレコードに…

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シーラス ボビー・ハッチャーソン

Cirrus/Bobby Hutcherson 硬質なヴァイヴ。 ハッチャーソンのイメージを「硬質だ」とお思いの方は、このアルバムを聴いて、そのような思い込みは心地よく覆されてみましょう! ハッチャーソンのヴァイヴ、いや、マリンバ。 とても心地よし。 ▼収録曲 1. ローズウッド 2. イーヴン・レイター 3. ロング・オア・ライト 4. ズリ・…

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モンタラ ボビー・ハッチャーソン

Montara/Bobby Hutcherson タイトル曲の《モンタラ》。 この気だるいグルーヴは極上グルーヴ。 このグルーヴの源泉はパーカッショニスト達が繰り出す「うねり」にあり! ウィリー・ボボも参加。 ボボほか、4~5人のパーカッション奏者が参加した、ハッチャーソン流「南国グルーヴ」の快作です。 《モンタラ》は、甘いムードをブルー・ミッチェルのトラ…

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テディ・チャールス・テンテット/テディ・チャールス

Teddy Charles Tentet/Teddy Charles ジョージ・ラッセル、ギル・エヴァンス、ジミー・ジェフリーらがアレンジに参加。 (・∀・)b 美しいヴァイヴを彩る、なかなか硬派でタフな手応えのアレンジとアンサンブルを楽しめます。 ▼収録曲 1. ヴァイブレイションズ 2. クヮイエット・タイム 3. エンペラー 4. ネイチャー・ボ…

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ダスター/ゲイリー・バートン

ゲイリー・バートンの『ダスター』評をアップしました。 ▼こちらです。 http://cafemontmartre.tokyo/music/duster/ ラリー・コリエルが熱い! バートンの勢いも止まらない! ジャズ・ロックを代表するアルバムという世評ですが、 ロイ・ヘインズの柔軟なドラムあってのことでしょう。 コルトレーンの没年に録音された…

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ミルト・ジャクソン『オパス・デ・ジャズ』評

本日2011年10月28日より、ちょうど56年前の1955年10月28日にミルト・ジャクソンは『オパス・デ・ジャズ』を録音しました。 脳内にコロコロとミルトのヴィブラフォンの音が、 心地よく涼やかに転がる転がる。 それがまた、気持ちいいのなんの。 しかも、フルートと音が綺麗に溶け合って、 音色だけでも心地よいですね。 ゆったりリラックスした気分で聴けます。…

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Milt Jackson Quartet

本日2010年5月20日よりちょうど55年前の1955年5月20日に、ミルト・ジャクソンはプレスティッジに『ミルト・ジャクソン・カルテット』を録音しました。 ミルト・ジャクソン・クァルテット / ミルト・ジャクソン, ホレス・シルヴァー, パーシー・ヒ... ピアノはホレス・シルヴァーですが、彼以外は、MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のメンバー。 そして、ピアノがジョン…

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デイヴ・パイク『パイクス・ピーク』評

Pike's Peak/Dave Pike ヴィブラフォン奏者、デイヴ・パイクの『パイクス・ピーク』評をアップしました。 ⇒こちらです。 ピアノで参加するはビル・エヴァンス。 最愛の相棒ベーシストスコット・ラファロを交通事故で失くし、茫然自失となったエヴァンスが立ち直るためにこの録音に参加した、といった文脈で語られがちですが、ここでのエヴァンスのプレイはい…

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放送第44回『ゲイリー・バートン特集』(4)

私が最近愛聴しているゲイリー・バートンは、今年発売されたパット・メセニーとのライブ盤です。 この『カルテット・ライブ』というアルバムは、パット・メセニーのギターとゲイリー・バートンのヴァイブの相性がとても良いのです。 ギターとヴァイヴの音色はもちろん違うのですが、それでも音の触感は、まるで双子のよう。 あるときは美しく溶け合い、あるときは互いを引き立て合う演奏のコンビネ…

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放送第44回『ゲイリー・バートン特集』(3)

昨日は、同じヴァイブラフォンという楽器でも、 録音のポイントが違うだけで、 ホワ~ン!と柔らかく空間を漂うような音響になったり、 カツン!とマレットが板を叩くアタックの強い音になる このような話を書きました。 昨日書いたことをフォローするようですが、 はたけやま裕さんの『ケオティック・プラネット』におけるヴァイブラフォンの録音が悪いというわけでは決してありません。 …

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放送第44回『ゲイリー・バートン特集』(2)

ミュージックバードで放送される「快楽ジャズ通信」では、コミュニティFMでは放送されない「アフターアワーズ編」が5分間あります。 今回の「アフターアワーズ編」は、ゲストの山﨑史子さんとセッションをしました。 ▼ヴィブラフォンを教えてもらっている私 曲目は《ドナドナ》です。 山﨑さんから《ドナドナ》希望の連絡があったときは、 え? 子牛の歌の《ドナドナ》? と思ったもので…

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放送第44回『ゲイリー・バートン特集』(1)

8月1、2、6日に放送の『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』のテーマは「ゲイリー・バートン」特集。 ゲストには、ヴィブラフォン奏者の山﨑史子さんをお迎えしています。 山﨑さんは、スタジオまでわざわざ愛機を持ってきてくださいました。 感謝です! 本日は、番組でかけたアルバムと曲をさくさくっと紹介してゆきたいと思…

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明日からは、ゲイリー・バートン特集

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、明日、明後日、来週木曜日の特集は、ヴィブラフォン奏者のゲイリー・バートンです。 ゲイリー・バートンに心酔してやまないヴィブラフォン奏者の山﨑史子さんがゲストです。 バートンを、ヴィブラフォンを、熱く語る山﨑さんは、とてもチャーミングな方でした。 彼女のトークもあわせてお楽しみに!

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デイヴ・パイク『リンボ・カーニバル』

名盤『パイクス・ピーク』録音の後にレコーディングされた、快楽的サウンドのなかにもストイックな生真面目さも漂う、面白い肌触りのサウンドの『リンボ・カーニバル』。 プロデューサーはテオ・マセロ、 録音技師は、ルディ・ヴァン・ゲルダー、 ピアノで参加しているのは、トミー・フラナガンと、けっこう豪華な面子が、この仕事に関わっていたのだな~、と改めて。 ▼収録曲 1.…

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