デクスター・ゴードンの未発表ライブ『サンフランシスコ'82』

タイトルどおり、 82年、サンフランシスコでのライヴ。 こんな音源も残されていたのね。 なにしろ、コルトレーンの難曲 《モーメンツ・ノーティス》が聴けるところが嬉しいですね。 コルトレーン風コードチェンジも、 デックス流に変化しているという。 悠々自適のレイドバック奏法。 どこまでもデックス。 貫禄たっぷり。 さすが! …

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ドン・ウィルカーソンの『エルダー・ドン』レビュー

レイ・チャールズのバックバンドでの活躍でも有名な、 テナーサックス奏者、ドン・ウィルカーソンは、 1962~63年の間、 集中的にブルーノートにレコーディングをしています。 全部で3枚。 3枚ともギターにはグラント・グリーンが参加しているという。 『エルダー・ドン』  ↓ 『プリーチ・ブラザー』  ↓ 『シャウティン』 という順番ですね。 この3枚…

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モンクを支えたホーキンス

コールマン・ホーキンスといえば、 フレッチャー・ヘンダーソン楽団の看板テナー奏者でした。 伴奏楽器だったテナーサックスで 男前なソロを披露し、 この楽器の地位を押し上げた功績から モダンテナーの父ともいわれています。 そんなホーキンスですが、 13歳年下だったセロニアス・モンクが不遇だった時代に、 彼の面倒を見てあげたことはあまり知られていません。 …

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ジェームス・クレイ&デヴィッド・ニューマンの『ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペーセス』評

ジェームス・クレイ&デヴィッド・ニューマンの『ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペーセス』。 このアルバムの動画解説をYouTubeにアップしています。 よろしければどうぞ! ▼レビューはこちらに書いています♪ ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペーシズ/ジェームス・クレイ&デヴィッド・ニューマン …

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バルネ・ウィラン『バルネ』評

フランスのテナーサックス奏者、 バルネ・ウィランの『バルネ』評をアップしました。 ▼こちらです♪ バルネ/バルネ・ウィラン ケニー・ドーハムの《ベサメ・ムーチョ》、 《エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー》の ケニー・ドリューのイントロなど、 「アメリカ勢」のキャラ立ちの著しいライブではありますが、 なかなかに彼らが作り出すムードに上手にフィットしつ…

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ジュニア・クックのジュニアズ・クッキン

テナーサックス奏者、ジュニア・クックのリーダー作、 『ジュニアズ・クッキン』を動画で紹介してみました。 フロントは、ジュニア・クックのテナー、 そしてトランペットはブルー・ミッチェルです。 長らく、ホレス・シルヴァーのグループのフロントを支えていた2人です。 木に寄りかかっている2人。 なんか、良い感じ。 個人的には《イージー・リ…

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アフリカ/ファラオ・サンダース

のっけから強烈なフラジオで脳天くらくら。 いいぞ、ファラオ!気持ちいい。 夏の暑さはスイカとファラオで吹き飛ばせ! 1曲目の《ユーヴ・ゴット・トゥ・ハヴ・フリーダム》は、 ファラオの咆哮でツカミはバッチリ! 後に続くジョン・ヒックスのピアノソロは、 まるでマッコイのごとく。 自分が加入する前のコルトレーン・カルテットのサウンドを …

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ソニー・スティット『ペン・オブ・クインシー』評をアップしました。

ソニー・スティットの『ペン・オブ・クインシー』評をアップしました。 ▼こちらです♪ ペン・オブ・クインシー/ソニー・スティット クインシー・ジョーンズによる 主役を引き立てることに長けたアレンジが、 スティットの個性をよりいっそう浮き彫りにしてしまった! そしてその結果は……?!

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ヤヴァかっこ美しいJRモンテローズ

In Action/J.R.Monterose 幻の名盤! ジャケット良し、 もちろん音も良し! ブルーノートのモンテローズも独特の味わいだけれども、 こちらのモンテローズのテナーは「美」。 で、むんむんとジャズなテイスト! 以前も紹介した記憶があるけれども、 やっぱりこのアルバムはヤヴァ凄い! ▼収録曲 1.ワルツ…

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武田和命 ジェントル・バラード評

Gentle November/武田和命 サウンズパルの高良俊礼さんより、 武田和命の『ジェントル・バラード』評をご寄稿いただきました。 ▼こちらです 武田和命~その叙情と潤いのバラード うん、たしかに秋が似合うテナーです。 深く、コクと潤いのある 日本人の琴線に触れる微細なニュアンスが素敵です。 コルトレーンのバラード好きの方も是非。…

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パワー・トゥ・ザ・ピープル ジョー・ヘンダーソン

Power To The People/Joe Henderson ムード一発で聴くアルバムですね。 もちろんジョー・ヘンダーソンの「ふがふが」テナーは健在でタマラン味を醸しだしているのですが、この芯があるんだけれども茫洋としたテナーサックスを包み込むリズムセクションが、これまた素晴らしいのです。 ハンコック、ロン・カーター、ディジョネット! なんて凄いリ…

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途中でヘタる感じがなんともいえないロリンズの《ノン・センツ》

Don't Stop The Carnival/Sonny Rollins ヘバっちゃうんですよね、演奏のところどころで。 特にメンバーの誰というわけでもないけれども、ヘタってしまう瞬間が重なると、ほんの一瞬だけなんですが、「はぁ、よっこらしょ」な雰囲気が醸しでちゃんですよ。 ソニー・ロリンズの『ドント・ストップ・ザ・カーニヴァル』収録の《ノン・センツ》が特にそれが顕著。 …

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クリフォード・ジョーダンの《ラッシュ・ライフ》が素晴らしい!

Spellbound/Clifford Jordan 《ラッシュ・ライフ》といえば、コルトレーンを思い出す人も多いと思います。 コルトレーンのバラード表現はあまり好きではない私ですが、素朴な味わいが、ふうわりと醸しでるアルバム『ラッシュ・ライフ』に収められた《ラッシュ・ライフ》は嫌いではありません。 しかし、コルトレーンの《ラッシュ・ライフ》もいいけれど、クリフォード・ジョ…

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コルトレーンの猛成長っぷりがスゴい! この2枚を聴き比べてみよう!

Jazz At The Plaza vol.1/Miles Davis 「ヘロヘロ」から「ブリブリ!」へ。 コルトレーンの猛成長っぷりを体感し、唖然とし、口をアングリと空けてみたい方は、《イフ・アイ・ワー・ア・ベル》をチェック曲にしてみると良いでしょう。 最初に『リラクシン』の同曲を聴いた後、『ジャズ・アット・ザ・プラザ vol.1』の同曲を聞いてみましょう。 リ…

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ザ・ジェントル・サイド・オブ・ジョン・コルトレーン

The Gentle Side of John Coltrane 個人的にはコンピレーションものはほとんど聞かないのだけれども、あのマイケル・カスクーナが編纂したとなると、ちょっと興味が湧きますね。 いちおう、我が家のiTunesには、全曲はいっているので、この順番で聴いてみようかなと考えているところです。 曲の並びが変わるだけでも、ずいぶんと印象が変わりますからね。 …

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ガトー・バルビエリ 追悼記事

In Serch Of The Memory/Gato Barbieri 今月、4月2日にこの世を去った、テナーサックス奏者のガトー・バルビエリ。 彼に寄せる追悼原稿を、奄美大島の高良俊礼氏よりいただきましたので、「カフェモンマルトル」に掲載いたしました。 ▼こちらです 追悼:ガトー・バルビエリ 初期のアルバム『イン・サーチ・オブ・ザ・メモリー』について書かれておら…

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イン・アクション J.R.モンテローズ

In Action/JR Monterose 思わず、香りの強いコーヒーをいれて飲みたくなる! そんなジャケットと音です。 オリジナルのレコードは、なんと数百枚しかプレスされていなかったのだそうです。 まさに「幻の名盤」だったんですね。 それをCDで気軽に聴けるなんて、なんて素晴らしい時代に僕らは生きているんだ!  ̄∇+ ̄)vキラーン モンテローズが…

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チタリン・シャウト アーネット・コブ

Chittlin Shout/Arnett Cobb 奄美大島の音のソムリエ・高良俊礼氏さんからご寄稿いただいたアーネット・コブの『チタリン・シャウト』評をアップしました。 ▼こちらです テキサスのブルース親父、アーネット・コブ なるほどね~、 コブ漬け、コブ漬け、 こぶ漬が食べたくなります。 チタリン・シャウト ▼収録曲 1. Chit…

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ソニー・サイド・アップ ディジー・ガレスピー

Sonny Side Up/Dizzy Gillispie ソニー vs ソニー。 ロリンズとスティットが、テナーで参加しているガレスピーのアルバム、それが『ソニー・サイド・アップ』です。 個人的には、スティットよりもロリンズのほうが断然フェイヴァリットなのですが、ここでのスティットは、ロリンズに負けず劣らず、獅子奮迅。 でも、やっぱり大物の風格というか、スケールの大…

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テナー・タイタンズ ベン・ウェブスター&デクスター・ゴードン

Tenor Titans/Ben Webster & Dexter Gordon ベン・ウェブスターとデクスター・ゴードン。 悠然⇒ベン。 泰然⇒デックス。 その発する音には、堂々たる風格をたたえた2人のテナーサックス奏者の共演盤が『テナー・タイタンズ』です。 残念ながら、このアルバムに収録された7曲すべてが2人の共演ではないけれど、競演、いや共演してい…

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タフ・テナーズ・バック・アゲイン! ジョニー・グリフィン&エディ・ロックジョウ・デイヴィス

Johny Griffin & Eddie "Lockjaw" Davis 「タフ・テナー」。 この一言だけでも、そそられません? 聴いてみて~って好奇心がくすぐられませんか? エディ・ロックジョー・デイヴィス、そしてジョニー・グリフィンの2人。 まさにバイタリティあふれる2大タフテナーズ。 この2人の熱演が北欧のカフェモンマルトルにて! テナー・バトル…

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カタルシス! ジョニー・グリフィン

Catharsis!/Johnny Griffin ヨーロッパに拠点を移したグリフィン。 場所はデンマークのコペンハーゲン。 時は1989年。 所変われど、年代変われど、彼のテナーのリトル・ジャイアントっぷりは健在! とにかく吹くわ吹くわ、熱いわ熱いわ! バックのケニー・ドリューのピアノもグリフィンを煽る煽る! まさにタイトルどおり、聴き手に「カタル…

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T.T.T J.R.モンテローズ

T.T.T/J.R.Montrose J.R.モンテローズといえば、すぐに思い出すのが、ミンガスの『直立猿人』だったり、ブルーノートの『J.R.モンテローズ』だったりなのですが、これらから受けるイメージは、いずれも「クセのあるテナー」なのではないでしょうか? ところがところが。 たしかにクセというか、独特のコクはあるんですが、 ストーリーヴィルから出ている、このライブ…

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ジョー・ミーツ・ザ・リズム・セクション ジョー・ヴァン・エンキューゼン

Joe Meets The Rhythm Section/Joe Van Enkhuizen オランダのテナー奏者、ジョー・ヴァン・エンキューゼンがホレス・パーラン・トリオと共演したアルバム『ジョー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』。 重くてアーシー、そしてキレとコクのあるホレス・パーランのピアノは、アルヘア・ウッドのドラムと、ジョージ・タッカーのベースが一番の相性だと思って…

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モーメンツ・ノーティス チャーリー・ラウズ

Moment's Notice/Charlie Rouse 自由闊達なチャーリー・ラウズのテナーを聴け! どうも、セロニアス・モンク・カルテット時代にフロントでフゴフゴと同じようなフレーズを繰り返しがちなラウズのプレイって、すごく狭い部屋の中でもがいているように感じるんですよ。 表現におけるダイナミクスの振幅が少ない。 だから、マンネリといわれるのも、ある意味仕方のな…

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ムーヴィン・ハウス ミケーレ・ポルガ

Movin' House/Michele Polga ショーターや、ジョーヘン。 特に、ジョーヘン(ジョー・ヘンダーソン)。 イタリアのミケーレ・ポルガのテナーは、いわゆる、ジャズサックスの歴史の中で、ポスト・コルトレーンと呼ばれた上記2名の重量級テナーサックス奏者の非凡なメロディ感覚やフレージングをかなり研究して自家薬籠中の物にした形跡アリ。 もちろん、漂うテイ…

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ペン・オブ・クインシー ソニー・スティット

Pen Of Quincy/Sonny Stitt ソニー・スティットは、 それほど好きなアルト奏者ではないんだけれども、 このアルバムが好きなのは、 おそらくは選曲とアレンジの良さ、 そして、そのお膳立てに乗っかって 気持ちよく吹くスティットに魅了されるからなのかもしれない。 ▼収録曲 1. マイ・ファニー・ヴァレンタイン 2. ソニーズ・バニー 3. …

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ジルベルト・ウィズ・タレンタイン

Gilberto with Turrentine タイトルを見るだけだと、「おっ!ゲッツの次は、今度はテナーサックスにスタンリー・タレンタインを迎えてのジャズテイスト溢れるボサノバアルバムか?!」って思うかもしれないんだけど、ちょっと違うんだよね。 同じテナーサックス、同じスタン(スタンリー)でも、アルバムのテイストはまったく違う。 アストラッド・ジルベルトとスタンリー・タ…

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LIVE ファラオ・サンダース

Live/Pharoah Sanders ファラオ・サンダース、1981年のライヴ盤。 おそらくこれがファラオの最高傑作でしょう。 熱い! エキサイティング! 長尺演奏もまったく気にならないほど、音でグイグイ迫ってきます。 攻撃力高し。 スケールもデカし。 演奏の攻撃力は、ピアノのジョン・ヒックスから援護射撃の効果も侮れませんね。 そうそう、…

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ジェラルド・アルブライト Live at Birdland West

Gerald Albright/Live At Birdland West 爽快ミュージック! 元気になれます。 あまり深いことを考えずに、大音量で浴びてみよう。 イヤなこと、超解消?! ド・ジャズが好きな人は、敬遠するかもしれないけれど、たまには、こういう分かりやすく直球モリモリなサウンドも悪くないと思います。 ジョー・サンプルや、ハーヴィー・メ…

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スキッツォフリーニア ウェイン・ショーター

Schizophrenia/Wayne Shorter ウェイン・ショーターの『スキッツォフリーニア』。 文句なしに「ショーターのアルバムの中ではナンバーワン!」とまでは言わないけれども、ある意味、ショーター的な「ぶっ飛び度」と「ジャズ的充実度」が心地よく融合しているという意味では、かな~りレベルの高いアルバムであることは確か。 シャープなんだけれども重たく、重たくうね…

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ブルー・レスター レスター・ヤング

Blue Lester/Lester Young すごいポーズで吹いているなと思ったものです。 レスター・ヤングのことをまだ知らない時期に、このアルバムのジャケットを見たときは。 そして、このような吹きっぷりだから、さぞエキサイティングにブロウしまくるんだろうなと思いきや、柔らかく、どこまでも流れるように自然な躍動感、そして「粋」。 レスターの魅力がたっぷりと詰まった…

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ストックホルム・セッション スタン・ゲッツ

Stockholm Session/Stan Getz うーん、やっぱりゲッツはいい。 音はウォームで演奏の眼差しはクール。 この対比、混合具合が絶妙で、 2枚組みのボリュームのディスクでありながら、 また、同じ曲の別バージョンがいくつかあっても、 曲をスキップさせることなく、 ついつい最後まで聴き入ってしまうのです。 ▼収録曲 disc 1 …

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ズート・シムズの『ズート』評

Zoot/Zoot Sims 奄美大島在住の音のソムリエ、高良俊礼さんよりズート・シムズの『ズート』評をご寄稿いただきました。 ▼こちらです ズート・シムズ~サムシング・エルスなテナーマン~ 私もこのアルバム大好きです。 ズートの良いところが、たくさん出ていると思います。 もんわりと暖かなテナーサウンド、なかなか良い気分になれます。 今日の東京は…

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【フリージャズごっこ】Improvisation of Ya-G

大学時代に遊びで録音したフリージャズごっこのテープが発見されたので YouTubeにアップしました。 テナーサックスとギターとベースのトリオです。 テナーサックスの人は、 ふだんは、民俗音楽(ブルガリア民謡)や、 ロバート・フリップばかりを聴いている人なので、 その感性がテナーサックスでどこまで表出されているのかはわかりませんが、 なかなかユニークなサックス…

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ヒューストン・パーソン ジャスト・ビトウィーン・フレンズ

ヒューストン・パーソン、けっこう好きなんですよね。 ソウル、リズム&ブルース系のナンバーをブロウするのが得意な彼ですが、 では、誰もが知るスタンダードナンバーを彼がテナーで吹くと? それも《ダーン・ザット・ドリーム》や、 《アローン・トゥゲザー》のようなバラードを。 そのこたえが『ジャスト・ビトウィーン・フレンズ』。 結論から言うと、良い!…

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スタン・ゲッツ『スウィート・レイン』評

Sweet Rain/Stan Getz スタン・ゲッツの『スウィート・レイン』評をアップしました。 ▼こちらです。 http://cafemontmartre.tokyo/music/sweet_rain/ チック・コリアが良い、 チック・コリアが良い、 チック・コリアが良い、 チック・コリアが良い、 とばかり言われているアルバムですが、 ドラ…

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コルトレーン・アット・ニューポート

My Favorite Things/Coltrane at Newport ジョン・コルトレーンの『マイ・フェイヴァリット・シングス:コルトレーン・アット・ニューポート』評をアップしました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/myfavorite_newport/ 『セルフレスネス』が大好で、まだ未聴の方…

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コールマン・ホーキンスのバラードの秘密

コールマン・ホーキンスの『ジェリコの戦い』評を加筆しました。 ▼こちらです http://cafemontmartre.tokyo/music/jericho_hawk/ 以前、『スウィングジャーナル』のインタビュー記事で、 ブランフォード・マルサリスが、 ホーキンスのバラードについての分析を語っていた内容を思い出しました。 《町の噂》とい…

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コルトレーンのヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン

奄美大島「サウンズパル」の高良俊礼氏渾身のコラム、 コルトレーンの『ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン』についてをアップしました。 ▼こちらです 私がコルトレーン者になった理由 コルトレーンの『ヴィレッジ・ヴァンガード』といえば、 私の場合は、「アゲイン」ではないほうが好きなんですが、 高良氏の音楽歴を見ると、 「なるほどね~」と思います。 や…

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《リカード・ボサ》に飽きたら《ボサ・フォー・ベイビー》。こっちのモブレイのアドリブのほうがイイよ

ハンク・モブレイ。 ボサ。 この2つのキーワードを聞いたら 《リカード・ボサ》を思い浮かべる方も多いでしょう。 しかし、「もうこの曲、飽きちゃったよ」という人も少なくないのでは? そういうお方には、『ファー・アウェイ・ランズ』の 《ボサ・フォー・ベイビー》をおすすめします。 これ、夕方に聴くといいのよ。 微妙に「たそがれ…

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金鳥の夏、日本の夏、ジョーヘンの夏、ブルー・ボサの夏

関東は数日前に梅雨入りしましたが、 以降、いかにも「梅雨だぞ!」と感じてしまうような ジメジメした日や、 雨が降りっぱなしという日には 今のところ遭っていません。 午後になってからは、 ムシムシするほどではないのですが、 じゃっかん湿度が高くなってきましたが、 今日の午前中の東京は、 わりとカラッ!とした気持ちの良い陽気でした。 こういう、 カラッ!⇒ム…

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マーク・ターナー レイズ・オブ・ヘヴン

マーク・ターナーの初リーダー作『レイズ・オブ・ヘヴン』。 なかなか力強いテナーサックスです。 そして、ピアノやギターのような コード楽器のない、 なかなか硬派なフォーマット。 ドラムにベースのリズムセクションに、 フロントは、マーク・ターナーのテナーと アヴィシャイ・コーエンのトランペットの2管。 このカルテットが繰り出すサウンドは、 一…

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オパス・デ・バップ スタン・ゲッツ

オパス・デ・バップ! ふ〜ん、こんなアルバムもあったのね。 調べてみたら、メンツがスゴい。 ▼パーソネル スタン・ゲッツ ハンク・ジョーンズ カーリー・ラッセル マックス・ローチ ソニー・スティット ケニー・ドーハム バド・パウエル アル・ホール ▼収録曲 01. オパス・デ・バップ 02. ランニング・ウォーター 03. ド…

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ヒューストン・パーソンのグッドネス

ヒューストン・パーソン。 ソウルフルなテナーです。 個人的に大好きなアルバムは『グッドネス!』。 リズム隊はバネと腰があるので、 聴いてて気持ちがよく、 まったりとした気分でくつろげます。 個人的にはホッとひと息度の高い《ジャミラ》が好きですね。 このナンバーに限っては、 アドリブパートは テナーサックスよりも …

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バルネ バルネ・ウィラン

バルネ・ウィラン好きは……、 というよりも、 一抹のせつなさをジャズに感じたい人は、 両方聴こう。 バルネ モア・フロム・バルネ パリ。 クラブ・サンジェルマンでのライブ。 バルネ・ウィランにとっては、ホーム・グラウンドですが、 異国のジャズ本国からは、 ニューヨークの切なさを体現したかのようなラッパ吹き、 ケニー・ドーハムが参加…

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ライヴ・アット・バードランド ジョン・コルトレーン

《アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー》。 ラストの部分が印象的な、 コルトレーンの『ライヴ・アット・バードランド』。 無伴奏でコルトレーンが奏でる長~いカデンツァ、 この箇所全部を採譜して 音楽学校の生徒たちに教える教材にしているという人の インタビューを昔読んだことがあります。(誰だったっけ?←ド忘れ) それだけ、コルトレーンが吹…

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デクスター・ゴードンのアワ・マン・イン・パリ

『アワ・マン・イン・パリ』。 デクスター・ゴードンを代表する名盤です。 1曲目の《スクラップル・フロム・ジ・アップル》の スケール大きな豪快なブロー。 デックスのアドリブパートが終わり、 バド・パウエルのピアノソロが始まった瞬間の 最初の数音。 この音と雰囲気に ものすごくジャズを感じてしまうんですね。 う~ん、シビれる。 ▼収…

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モントリオール1982 ソニー・ロリンズ

学生時代から飽きることなく繰り返し観ている映像がコレ。 モントリオール1982 [DVD]出版社/メーカー: ビデオアーツミュージックメディア: DVD 2ギターにドラム、ベースというリズムセクションで、 ギターは、ボビー・ブルームに増尾好秋、 ベースはボブ・クランショウ、 ドラムスはジャック・ディジョネットという 今おもえばかなりの豪華メンバー。 …

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コルトレーン派のテナー奏者の表現スタイルあれこれ

パウエル派、パーカー派という分類があるように、コルトレーン派というテナーサックス奏者の演奏スタイルを分類する言葉がある。 言うまでも無く、ジョン・コルトレーンの奏法、あるいは精神性を継承しているテナー奏者たちが「コルトレーン派」とされるわけだが、黒人と白人では面白い傾向の違いがある。 アーチー・シェップ、アルバート・アイラー、ファラオ・サンダース。 彼ら黒人テナー奏者は、後期コ…

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ボサノバ・バッカナル チャーリー・ラウズ

本日2010年11月26日より、ちょうど48年前の1962年11月26日に、テナーサックス奏者のチャーリー・ラウズがブルーノートに唯一のリーダー作『ボサ・ノヴァ・バッカナル』を録音しました。 リズムはあくまで快楽的ですが、ラウズのテナーサックスはどこか抑制が効いていて、完全に浮かれ気分にはなっていないストイックさが感じられるところがミソ。 セロニアス・モンクのサイドマンの…

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ガトー・バルビエリ『サード・ワールド(第三世界)』評

今なお元気に活躍を続けるガトー・バルビエリ。 彼の代表作の1枚『サード・ワールド(第三世界)』をときには引っ張り出して聞くのも悪くありません。 ガトーの素朴で不器用なところが かえって強烈な磁力を音にもたらしています。 南米、アルゼンチンで生まれたわけでも、 育ったわけでもない多くの日本人の郷愁にも訴えかける、 この響きはいったいなんなんでしょう? 冒頭…

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John Coltrane『Impressions』評

本日2010年11月5日より、ちょうど49年前の1961年11月5日に、ジョン・コルトレーン以下、黄金のカルテットのエルヴィン・ジョーンズ、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソンは、アルバム『インプレッションズ』に収録されている《インプレッションズ》を演奏しました。 演奏が進めば進むほど壮絶、凄絶になってゆくエルヴィンの猛々しいドラミング。 ジャズの熱気ここに極まれり!です。…

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ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』SACD盤

SACD盤でより一層音がクリアで力強く。 腰のあるトミー・フラナガンのピアノサポートがより説得力ある形になって飛びだしてきます。 控えめ、脇訳なイメージの強いトミフラですが、かなり芯のある音とタッチでロリンズを支えていたことがよく分かります。 ▼収録曲 1. セント・トーマス 2. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ 3. ストロード・ロード 4. モリタート…

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ジョン・コルトレーンのマイ・フェイヴァリット・シングズ

本日2010年10月21日より、ちょうど50年前に、ジョン・コルトレーンは、ソプラノサックスをはじめて手にして録音した《マイ・フェイヴァリット・シングズ》がレコーディングされました。 本日東京はあいにくの雨。 このような雨の日に、旋回するマッコイ・タイナーのピアノに身を委ね、ほんのりメランコリックな気分にひたるのも良いかもしれません。     村上春樹の『海辺のカ…

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Dexter Gordon『ドゥーイン・オールライト』評

デクスター・ゴードンの『ドゥーイン・オールライト』! なんといっても、バックのピアノトリオがホレス・パーランの『アス・スリー』トリオなことが効いていますね。 トランペッターにはフレディハバードも参加。 悪かろうはずがない! な重量感と躍動感のある1枚! Doin Allrightアーティスト: 出版社/メーカー: Blue Note Records発売日: 2006/…

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《セント・トーマス》のカリプソと2ビートと4ビート

ソニー・ロリンズの不朽の名盤『サキソフォン・コロッサス』。 最初のナンバー《セント・トーマス》は、もちろんロリンズを代表する1曲であることは言うまでもありません。 そして、この曲のテーマを彩るリズムはマックス・ローチが叩き出すカリプソのリズム。 テーマが終わってしばらくしても、カリプソのリズムは持続します。 ローチのドラムソロを挟んで、リズムは4ビートにチ…

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オレ ジョン・コルトレーン

来年で録音50周年。 49年前の今日に吹き込まれたのが、コルトレーンの『オレ!』です。 自宅で、もっとも聴いている頻度の高いコルトレーンのアルバムが、じつはコレだったりします。 後半の《アイシャ》が個人的な マイ・フェイヴァリット・ナンバーなのですが、 タイトルナンバーの《オレ!》も 聴くたびに、じわじわと気分が昂まってきます。 執拗に和音を繰り返す…

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スタン・ゲッツ特集レポート

ジャズブロガーのいっきさんが、今回の「スタン・ゲッツ特集」の内容を克明にレポートしてくださっています。 ⇒こちらを読もう! いっきさん、いつもいつもありがとうございます。 土曜日、あるいは日曜日の放送を聴きもらした方は、いっきさんのレポートを読めば、番組を聴いた気分になるかも!? ⇒こちらを読もう! いっきさんが、私と同様『スタン・ゲッツ・カルテッツ』を好きだと…

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放送第84回「スタン・ゲッツの魅力」

本日、午後8時よりコミュニティFMで放送される特集を皮切りに、「快楽ジャズ通信」では、明日のミュージックバードの「ジャズチャンネル」、来週木曜日の「クロスカルチャーチャンネル」はスタン・ゲッツを特集します。 番組内でかけたアルバムと曲を今回は紹介。 『スイート・レイン』より《リザ》。 チック・コリアの瑞々しいピアノも聴きもの。 スウィート・レインアーティスト:…

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コールマン・ホーキンスの『トゥデイ・アンド・ナウ』はベテランの味わい

どっしりと安定感があるテナーにもかかわらず、身体の芯から揺らしてくれる。これぞベテランの味わい、風格。 ピアノのトミー・フラナガンも好演奏! ホーキンスがインパルスに残した、まぎれもなき傑作。 ▼収録曲 1. ゴー・リル・ライザ 2. クインテッセンス 3. ドント・ラヴ・ミー 4. ラヴ・ソング・フロム”アパッチ” 5. プット・オン・ユア・オールド・グレイ…

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放送第71回「コルトレーンのバラード」(4)

今週の特集「ジョン・コルトレーンのバラード」ですが、 番組で喋った内容を、 いっきさんのblogが非常にうまく要約してくれているので、 番組を逃した!聞いてなかった!という方は、是非ご覧になってみてください。 ⇒「いっき」のJAZZあれこれ日記 それにしても、いっきさんのブログの左サイドテーブルにズシンと鎮座おわします武田信玄の銅像、すごくいい味出してます(笑)。 い…

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放送第71回「コルトレーンのバラード」(3)

コルトレーンのバラード表現。 彼自身の吹奏スタイルや音色など、従来のテナーサックス奏者とは異質かつ余剰な部分が、モードという“表現手段”を得たことにより、はじめて、彼のテナーサックスのスタイルと合致したバラード表現を得ることが出来た。 これは、番組で何枚かの音源をかけながら、しつこく解説したとおりです。 明るくもあり暗くもある、 あるいは、 明るくもなければ暗くもない、…

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放送第71回「コルトレーンのバラード」(2)

今回の特集は「コルトレーンのバラード」。 番組でかけた曲を紹介してゆきます。 まず1曲目は、コルトレーンの『バラード』より《セイ・イット》。 バラード(デラックス・エディション) / ジョン・コルトレーン まあお約束な選曲というか(笑)。 コルトレーンといえば『バラード』。 『バラード』といえば1曲目。 多くのジャズファンの期待と…

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放送第71回「コルトレーンのバラード」

いやはや、本日、東京FMホールで行われた板橋文夫さんのライブ大迫力でした。 というわけで、ついさきほど、板橋さんのコンサートから帰ってきたため、本日から放送の「コルトレーンのバラード特集」でかけた曲のアップは明日にいたします。 スイマセン。 いつもは、このブログ、時間を決めて、予約投稿をするのが常なのですが(リアルタイムでアップすることは、ほぼありません)、今日はア…

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コルトレーンのバラード

今晩8時よりコミュニティFMで放送される「快楽ジャズ通信」のテーマは、「コルトレーンのバラード」です。 ミュージックバードのJAZZチャンネルでは、明日の夜10時から、 同じく、ミュージックバードのcross cultureチャンネルでは、来週木曜日の午後11時から放送されます。 コルトレーンのバラード表現は、 良くも悪くも“特殊”です。 たとえば、コールマン・ホー…

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豪快なベニー・ウォレスと、繊細なサポートが光るトミフラのピアノ『ザ・フリー・ウィル』

1980年に録音された作品で、当時、ニューヨークではブイブイいわせていた豪快さんテナー、ベニー・ウォレスが元気いっぱいなブロウを繰り広げる作品。 ドラムのダニー・リッチモンドも、ベースのエディ・ゴメスも躍動感あふれるリズムを送り込む。 そこに、鎮静剤としてピリリと締めの効いたピアノを奏でるトミフラのサポートが光りまくるという構図。 名作。 ▼パーソネル ベニー・ウォレス (…

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レスター・ヤングを聴きながら

ブログマラソンも、そろそろ終わりにしましょかね。 さすがに、1時間1記事連続投稿は大変でした(笑)。 ツイッターのようにはいかない! ということが分かっただけでも収穫。 ツイッターのように140文字程度で投稿すればいいじゃんと最初は思っていたけれども、ブログって書きはじめると結局どんどん書いてしまうんだよね。 だから、文字数が常に表示されて、「あ、そろそろ書き終わらなくちゃ」と…

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ソニー・ロリンズ『プレステッジ・プロファイルズ VOL.3』

プレスティッジにロリンズが残した演奏のベスト盤。 トミー・フラナガン、レッド・ガーランドらバックのピアニストの個性を聴き分けるのも楽しい。 ▼収録曲 1. セント・トーマス 2. モア・ザン・ユー・ノウ 3. 胸に歌があふれ 4. スロー・ボート・トゥ・チャイナ 5. マイ・アイデアル 6. イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー 7. イン・ア・センティメンタル・ムード…

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『Hank Mobley Sextet』評

ハンク・モブレイの『ハンク・モブレイ・セクステット』評をアップしました。 ⇒こちらから記事に飛んでください モブレイのスムースで流れるようなメロディアスなプレイはもちろんのこと、デビュー直後の若き日のリー・モーガン、そしてドナルド・バードという2人の輝けるトランペッターのプレイも楽しめるアルバムです。

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映像でコルトレーンの凄さを再認識してみよう。

ジョン・コルトレーンといえば、「シーツ・オブ・サウンズ」という言葉がセットでついてくるほど、吹く音数の多さと、熱量の凄まじいテナーサックス吹きです。。 しかし、楽器をやっていないと、彼の音数の多さやアイデアの豊富さ、それを実現してしまう体力と精神力の強靭さが実感しづらいのかも。 とくに、《ジャイアント・ステップス》なんかは、滅茶苦茶難しいことをやっているにもかかわらず、整然と音符が並…

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放送第48回『ブルーノート1500番台の個性派たち』(3)

今回、行方さんがオススメの『J.R.モンテローズ』の《ウィー・ジェイ》は完全に盲点でしたね。 もちろん、持ってはいるし、もう10年以上前に購入したときは何度も聴いていました。 ところが、ここ数年の間はまったく聴いていなかった。 だから、アルバムの内容は記憶の中からきれいさっぱり忘れ落ちてしまっていた(汗)。 J.R.モンテローズは、どちらかというと、ザナド…

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湿度高き日々に、バッカナル

ここのところ、東京では週末から湿度がモワ~っと高い日が続いています。(今日はそうでもなかったけど) 紙なんかは、クターッとくたびれてくるし、 気分もなんだか頭が重くなってくるので、 あまりいい気分じゃありません。 雨がザーザー降りの日もありましたが、 降るんだか降らないんだかハッキリせい! な日もあったりと、 なんともグズグズした陽気は、 私の頭の中までグズグズと湿り気を…

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コールマン・ホーキンス『AT THE LONDON HOUSE 1963 |COLEMAN HAWKINS & TOMMY FLANAGAN QUARTET』

コールマン・ホーキンスが1963年6月、シカゴの「ロンドン・ハウス」に出演した際のラジオ放送を収録した音源。 ホーキンスのみならず、トミー・フラナガンのファンも見逃せない内容となっている。 ▼収録曲 1. The Way You Look Tonight 2. I Can'T Get Started 3. Moonglow 4. How High The Moon (…

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放送第33回『ピアノレストリオ』(3)

今回のピアノレストリオ特集の選曲にあたり、最後まで取り上げるべきか悩んでいた1枚があります。 最近話題のジョシュア・レッドマンの新譜『コンパス』ですね。 1枚ぐらい最新のアルバムを取り上げてもいいかな? という気持ちはありました。 しかし、この新譜のピアノレストリオは、今回番組で取り上げたピアノレスの演奏とは大きくサウンドの方向性が異なる内容に感じたのですね。 …

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放送第32回 ウェイン・ショーター特集(4)

じつは、番組中でかけた『ネイティヴ・ダンサー』の選曲をめぐり、津上さんとは穏やかな意見の対立がありました。 べつに喧々諤々と「いや、違う!」などと言い合ったのではなく、本当に、「うーん、こっちのほうがいいと思うんですけどね~」といった程度の意見の相違です。 それは、ショーターのソプラノサックスの魅力を伝えるには、どこにポイントを置くかの考え方の違い。 ショーターのソプラノって、…

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放送第32回 ウェイン・ショーター特集(3)

放送で、かけたかったけれども、時間の関係で泣く泣くカットした1曲が、《リンボ》。 ミッシェル・ペトルチアーニがピアノ、ジム・ホールがギター、ショーターがサックスの『パワー・オブ・スリー』からかけようと考えていました。 《ネフェルティティ》とともに、ショーターの曲作りのユニークさを味わってもらおうと考えていたのですが、演奏時間が9分超なので、実質30分強しか音楽をかけられない制約の…

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放送第32回 ウェイン・ショーター特集(2)

今回のウェイン・ショーター特集のアフターアワーズ編(ミュージックバードのみでのオンエアです)では、ゲストの津上さんのアルトサックスと、私のベースで、《黒いオルフェ》をセッションしました。 冒頭に流したのは、ショーター初期のリーダー作『ウェイニング・モーメンツ』から《黒いオルフェ》。 ブラジルのボサ曲を4ビートでやるところがヘンですね~、 初期のショーターのテナーはスタン…

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放送第32回 ウェイン・ショーター特集

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、今回の特集はジャズマン。 テナー&ソプラノサックス奏者、ウェイン・ショーターの特集です。 全国52局のコミュニティFMでは、本日午後8時からの放送です(この放送時間にあわせて、ブログをアップしています)。 ミュージックバードのジャズ・チャンネルでは、明日(日曜日)の22時より。 ミュ…

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明日はいよいよウェイン・ショーター特集

明日、明後日の快楽ジャズ通信の特集はウェイン・ショーター。 ゲストにBOZOのリーダー、津上研太さんにご出演いただきました。 キャリアの長いショーターのこと、 膨大なレコーディングの中から選曲して、 彼の音楽の全貌を伝えることは到底不可能。 もとより、私も最初からそのような気はなく、 ミュージシャン、しかも同じサックス吹きが ショーターのことをどう捉え、 どう意識して…

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ショーター100曲聴き

思うところあって、昨日からウェイン・ショーターばかり聴いています。 マイルスやブレイキー、ウェザーリポート参加時のものを含めて、選曲はiTunesにシャッフルさせて。 ちょうど、先ほどで、92曲目ぐらいかな。 もう少しで100曲行くところ。 にしても、同じミュージシャンばかりというのは、さすがに疲れますな(笑)。 ショーターの演奏や音楽は好きなものが多いのですが、 今…

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ソプラノの演奏も聴けるJ.R.モンテローズ『ア・リトル・プレジャー』

マニア好みのテナー奏者、J.R.モンテローズの隠れ名盤。 このアルバムでは、テナーサックスのみならず、ソプラノを吹くモンテローズの演奏も聴ける。 テナーとは雰囲気が一転して、メランコリックさの加わるモンテローズのソプラノもなかなか。 脇をしっかりと固める、トミー・フラナガンのピアノも素晴らしい。 ▼収録曲 1. Never Let Me Go 2. Pain And …

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放送第19回『ホークとレスター』(4)いくら丼と京風茶漬け

私は脂っこい食べ物も好きですが、あっさりした食べ物も好きです。 飲んだ後のシメのラーメンや牛丼は大好きですし、 その後に最後のシメとなるお茶漬けも最高です。 高良さんはホーキンスのテナーを「いくら丼」と形容しました。 私はいくら丼が大好きです。 いくら丼と同じぐらいホーキンスのテナーも大好きです。 特にバド・パウエルと共演している『エッセン・ジャズ・フェスティヴァル』…

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放送第19回『ホークとレスター』(3)ホークとトレーン

今回は番組では時間の関係で触なかった話題です。 高良さんは、ホーキンスのテナーを「いくら丼ですね。音のひとつぶひとつぶが大きくてツヤツヤしている」と形容していた通り、ホーキンスのテナーは一音一音が強く、濃いです。 濃く、タフなテナーです。 このタフなイメージにさらに拍車をかけている大きなポイントは音をふるわせるビブラートの巧みさでしょう。 ビブラートが太い音色にさらに奥行きを…

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放送第19回『ホークとレスター』(2)

放送第18回目の『高野 雲の快楽ジャズ通信』。 本日は午後10時より、高音質デジタルラジオPCM放送で放送されます。 先日は、前半のコールマン・ホーキンス編でかけた音源を紹介しましたが、本日は後半のレスター編です。 同じモダンテナーサックスの祖でありながら、ホーキンスとレスターのスタイルはあらゆる意味で対照的です。 「剛」がホーキンスだとすると、レスターは「柔」。 「濃い」…

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放送第19回『ホークとレスター』(1)

放送第18回目の『高野 雲の快楽ジャズ通信』。 本日の午後8時よりコミュニティFM・52局にて、また明日は高音質デジタルラジオPCM放送で午後10時より放送されます。 今回のテーマは、「ホウクとレスター」。 2人のテナーサックスの巨人、コールマン・ホーキンスとレスター・ヤングの特集です。 先日「初ジャズ!」という電子ブックを発売しましたが、今回のゲストは、この本を私と…

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放送第8回「コルトレーン入門」(4)

今回は放送の冒頭で話したことに絡めて、ミュージシャンの個性のひとつ、「音色」と「スタイル」について書いてみます。 皆さんがコルトレーンを最初に聴いたときに感じる「違和感」のひとつに、彼独特の音色があるのではないかと思います。 一言で言ってしまえば、「テナーサックスぽくない音色」。 まあ、その人が過去にどのようなテナーの音色を聴いてきたかにもよりますが、たとえばデクス…

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放送第8回 『コルトレーン入門』(3)

えーと、今日は短いです。 番組のリスナー、いっきさんからご指摘を受けたのですが、私コルトレーンの《マイ・フェイヴァリット・シングズ》の演奏、イントロはテナーで、あとはソプラノで演奏しているということを言及することスッカリ忘れてました、すいません。 この解説の無しは、初めて聴く人には不親切でしたね。 一番基本的なことを解説するの忘れてしまうなんて……(>_<) …

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ソニー・ロリンズ『ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー』

ニューヨーク近代美術館で行なったコンサートの模様が収録されています。親しみやすい演奏ばかりで、気軽に楽しめます。 ピアノのトミー・フラナガンが、上手にロリンズを盛り上げており、『サキソフォン・コロッサス』のときもそうでしたが、本当、ロリンズのような大物で個性が強いジャズマンを盛り上げるピアノ技はすごいな、といつも聴くたびに想ってしまうのです。 ▼収録曲 1. オン・グリーン・ドルフィン…

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しゃべりだしたら止まらねー

先日放送された「快楽ジャズ通信」の第8回目なんですが、じつは、まだ放送の録音を聴いていません。 たしかに色々喋ったような記憶はあるんだけれども、どんな雰囲気に仕上がってたんだろ? 今回は演奏時間の長い曲ばかりだったので、そのまま通しでかけてしまうとエライことになってしまうので、ディレクター嬢、かなり編集のほう頑張ってくれたようです。 曲のフェード・アウトや、曲のオイシイところの…

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放送第8回『コルトレーン入門』(2)

My Favorite Things/Coltrane at Newport 皆さんこんばんは。 本日、午後10時からのミュージックバードでの放送のテーマは「コルトレーン入門」です。 番組が始まるタイミングに合わせて記事をアップしていますが、もしリアルタイムで番組をお聴きの方がいらっしゃれば、出来れば、まずは番組でかかる音の洪水を浴び、しかるべき後に、拙ブログの記事に目を通…

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放送第8回 「ジョン・コルトレーン入門」(1)

My Favorite Things/Coltrane at Newport 本日20時より、全国コミュニティFM52局で放送される『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』のテーマは、「ジョン・コルトレーン入門」です。 コルトレーンは、マイルス・デイヴィスと同様に、10人いれば11通りのコルトレーン観があると思います。 人…

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スタンリー・タレンタインの『ザ・マン』

ソニー・クラークとトミー・フラナガン、2人のピアニストが参加。 それぞれのピアニストの個性を楽しめると同時に、やっぱりフロントでリーダーのタレンタインの存在感が圧巻。 ▼収録曲 1. レッツ・グルーヴ 2. シェリ 3. ストールン・スウィーツ 4. マイルド・イズ・ザ・ムード 5. マイナー・ムード 6. タイム・アフター・タイム 7. マイ・ガール・イズ・ジャスト・…

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ああ、面倒くせぇ!もう何もかもイヤになった!!

と、ムシャクシャすることって、誰しもあることだよね? そんなとき! 6000円ぐらいだったら持ってるよね? あと、 4時間ぐらい時間、とろうと思えば取れるよね。 はい、6000円でコレ買いましょう。 ジョン・コルトレーン/ ライヴ・イン・ジャパン 4時間ぐらいかけて、このCDの頭から最後まで、ディスク1から4までを順番に聴きましょう(笑)! 正坐までは…

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放送第2回 ソニー・ロリンズ 黄金の50年代(2)

さて、昨日の続きです。 本日22時より60分間、衛星デジタルラジオ・ミュージックバードで、第2回目の「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」が放送されます。 放送時間にタイミングを合わせて、このブログをアップしてみました。 ミュージックバードに加入されている方は、これを読みながら聴いてくださると最高です。 また、昨夜のラ…

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放送第2回 ソニー・ロリンズ 黄金の50年代

本日20時より55分間、コミュニティFM52局では、第2回目の「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」の放送です。 今回も放送時間に間に合うように、アップしてみました。 FMの受信エリアの方は、これを読みながら、ラジオのスイッチをオン!にしましょう。 ラジオを聞けないエリアの方、あるいは、放送終了後にこちらをご覧になっている方…

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