トゥ・ヒア・イズ・トゥ・スィー エリック・クロス

エリック・クロスが、 あのマイルスのリズムセクションをバックに、 奔放なブロウを繰り広げたワンホーンアルバム 『トゥ・ヒア・イズ・トゥ・スィー』。 このアルバムの魅力を動画でアップしました。 チック・コリア、デイヴ・ホランド、 そして、ジャック・ディジョネット。 マイルスが、 あの、ワイト島ロックフェスティヴァルに出演したときの リズ…

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阿部薫も聴いてぶっとんだ『第三世界』/ガトー・バルビエリ

ガトー・バルビエリの『第三世界(ザ・サード・ワールド)』について、 YouTubeで語ってみました。 ▼こちら なんと! あのフリージャズサックス奏者の阿部薫も これを聴いて衝撃を受けていたようです。 大昔の『スウィング・ジャーナル』にレビューを寄稿していたんですね。 知らなかった。

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ブランフォード・マルサリス『ブルーミントン』評

テナーサックス奏者、ブランフォード・マルサリスがリーダーで、 ピアノレストリオの代表作といえば? やはり、完成度の高い『トリオジーピー』が挙げられると思いますが、 三位一体、鉄壁のコンビネーションをみせるライヴ演奏も侮れない! インディアナ州立大学でおこなわれたライヴ盤、 『ブルーミントン』もなかなかなのです。 とくに、1曲目。 15分近くの長尺演奏…

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ガラガラだったコルトレーン来日公演

コルトレーンの来日公演を収録した、 『コルトレーン・ライヴ・イン・ジャパン』。 その壮絶な演奏の模様は、 4枚組のCDにたっぷりと収録されています。 全国各地で演奏しまわったコルトレーン一行ですが、 なんと、お客の入りはいまひとつで、 客席が半分以下の会場も少なくなかったとか。 それについて語った動画を先日アップしました。 …

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アート・ペッパーのラストアルバム『ゴーイン・ホーム』

アート・ペッパーのラストアルバム 『ゴーイン・ホーム』について語った動画をアップしました。 ▼こちらです♪ ジョージ・ケーブルスのピアノとのデュオです。 クラリネットを吹いているナンバーもあり、 なんだか少々切ない感じがします。 このアルバムをレコーディングし、 約1ヵ月後に、アート・ペッパーはこの世を去りました。 …

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ウィ・スニーザウィー ジミー・ライオンズ

ジミー・ライオンズ(as)のリーダー作、 『ウィ・スニーザウィー』評を動画でアップしました。 亡くなる3年前の作品ですが、 なんともスッキリ、聴きやすいフリージャズです。 トランペットのラフェ・マリクといい、 女性バスーン奏者のカレン・ポルカといい、 参加ジャズマンのプレイの しなやかで柔軟なこと。 なるほど、セシル・テイラーのピアノが…

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たまには、ジョニー・ホッジス。明るい表通りで

パーカーもいいけど、たまにはホッジス。 特に、《明るい表通りで》。 なんて、陰影豊かな表現力。 このメリハリが、 ビバップ以降のモダンジャズに慣れた耳で聞くと、 ちょっと野暮ったく聴こえることもあるのかもしれないけれど、 それでもやっぱり、たまには、ホッジス、いいですよ。 この明るく陽気な調子の曲、 いや、だからこそ能天気かつストレートに演奏す…

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本当のリーダーはどっち?『キャッティン・ウィズ・コルトレーン・アンド・クイニシェット』

2人のテナーサックス奏者、 ジョン・コルトレーンと、 ポール・クイニシェットが共演した、 プレスティッジから出ている 『キャッティン・ウィズ・コルトレーン・アンド・クイニシェット』。 これについて語った動画をアップしています。 コルトレーン不参加の曲が2曲あり、 そのいっぽうで、 ポール・クイニシェットは全曲参加しているんですが、 …

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アート・ペッパーのアドリブに対するセロニアス・モンクのコメント

ひとくちにジャズマンといっても、 演奏に対しての姿勢は千差万別です。 トータルに音楽を見渡して演奏するタイプもいれば、 その場一瞬の自己表現に燃えるタイプもいます。 どちらが良い、悪いの問題ではなく、 我々リスナーからしてみれば、 素晴らしいアドリブが聴ければいいんですけどね。 その昔、『ダウンビート』という雑誌が、 ピアニスト、セロニアス・モンクに、 …

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デクスター・ゴードンの未発表ライブ『サンフランシスコ'82』

タイトルどおり、 82年、サンフランシスコでのライヴ。 こんな音源も残されていたのね。 なにしろ、コルトレーンの難曲 《モーメンツ・ノーティス》が聴けるところが嬉しいですね。 コルトレーン風コードチェンジも、 デックス流に変化しているという。 悠々自適のレイドバック奏法。 どこまでもデックス。 貫禄たっぷり。 さすが! …

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ドン・ウィルカーソンの『エルダー・ドン』レビュー

レイ・チャールズのバックバンドでの活躍でも有名な、 テナーサックス奏者、ドン・ウィルカーソンは、 1962~63年の間、 集中的にブルーノートにレコーディングをしています。 全部で3枚。 3枚ともギターにはグラント・グリーンが参加しているという。 『エルダー・ドン』  ↓ 『プリーチ・ブラザー』  ↓ 『シャウティン』 という順番ですね。 この3枚…

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充実したアンサンブル!マクリーンの『ニュー・ソイル』

アルトサックス奏者、ジャッキー・マクリーンは、 プレスティッジ・レーベルに嫌気がさして、 ブルーノート・レーベルに移籍します。 「ジャズから外れたことさえしなければ、なんでも自由にやっていからね」 「リハーサル(練習)たっぷりやっていいからね」 そんな、アルフレッド・ライオン(ブルーノートの社長)の言葉に すっかり感激したマクリーン。 まずは最初に『ジャッキーズ…

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モンクを支えたホーキンス

コールマン・ホーキンスといえば、 フレッチャー・ヘンダーソン楽団の看板テナー奏者でした。 伴奏楽器だったテナーサックスで 男前なソロを披露し、 この楽器の地位を押し上げた功績から モダンテナーの父ともいわれています。 そんなホーキンスですが、 13歳年下だったセロニアス・モンクが不遇だった時代に、 彼の面倒を見てあげたことはあまり知られていません。 …

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ジェームス・クレイ&デヴィッド・ニューマンの『ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペーセス』評

ジェームス・クレイ&デヴィッド・ニューマンの『ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペーセス』。 このアルバムの動画解説をYouTubeにアップしています。 よろしければどうぞ! ▼レビューはこちらに書いています♪ ザ・サウンド・オブ・ザ・ワイド・オープン・スペーシズ/ジェームス・クレイ&デヴィッド・ニューマン …

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バルネ・ウィラン『バルネ』評

フランスのテナーサックス奏者、 バルネ・ウィランの『バルネ』評をアップしました。 ▼こちらです♪ バルネ/バルネ・ウィラン ケニー・ドーハムの《ベサメ・ムーチョ》、 《エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー》の ケニー・ドリューのイントロなど、 「アメリカ勢」のキャラ立ちの著しいライブではありますが、 なかなかに彼らが作り出すムードに上手にフィットしつ…

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マッシモ・ウルバーニ(as)おすすめの2枚

先日、YouTubeにマッシモ・ウルバーニを紹介した音声をアップしました。 イタリアのアルトサックス奏者ですね(93年没)。 この動画でも紹介しましたが、 マッシモ・ウルバーニを知るためには、 ぜひ以下の2枚を聴いて欲しいな、と。 まずは、『デディケーションズ・トゥ・アルバート・アイラー・アンド・ジョン・コルトレーン』の 《マックスズ・ムー…

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アフィニダッド/デヴィッド・ビニー+エドサード・サイモン

アルトサックス奏者、デヴィッド・ビニーと、 ピアニスト、エドサード・サイモンの 『アフィニダッド』評をアップしました。 ▼こちらです♪ アフィニダッド/デヴィッド・ビニー ドラムスにはブライアン・ブレイドが参加。 コンテンポラリーなジャズと、 知的で少々沈鬱な(そして気持ちよく知的な) ラテンフレバーの演奏を交互に楽しむことが出来ます。 …

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トケビ カン・テーファン

ちょっと強引かもしれないけれど、 カン・テーファン、アルバート・アイラー説? を、動画で語ってみました。 韓国の伝統音楽と旋律、民族楽器…… 自らのルーツに立ち返った フリージャズ・アルトサックス奏者、姜泰煥(カン・テーファン)の おすすめアルバム、『鬼神(トケビ)』です。 ピュアな内面のエネルギーの発露に耳を傾けてみよう! …

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ジュニア・クックのジュニアズ・クッキン

テナーサックス奏者、ジュニア・クックのリーダー作、 『ジュニアズ・クッキン』を動画で紹介してみました。 フロントは、ジュニア・クックのテナー、 そしてトランペットはブルー・ミッチェルです。 長らく、ホレス・シルヴァーのグループのフロントを支えていた2人です。 木に寄りかかっている2人。 なんか、良い感じ。 個人的には《イージー・リ…

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《ボディ・アンド・ソウル》が切なくさわやかなパーカー音源

チャーリー・パーカーの最古の録音から私家録音まで収録された 『バード・イン・タイム 1940-1947』評をアップしました。 ▼こちら バード・イン・タイム 1940-1947/チャーリー・パーカー 4枚組のCDですが、 これがあれば、このセットだけで4ヶ月は楽しめそうです。 (もっといけるかも?) 素晴らしい演奏ばかりなのですが、 膨大な曲群…

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網走のアート・ペッパー~《ボディ・アンド・ソウル》

アート・ペッパーの魅力は、 露骨に訴えかけないところ。 しかし、露骨じゃないからといって、 クールなのかというと、そういうわけでもなく、 こちらがキャッチできるほど、 訴えかけてくるものは具体的で分かりやすい。 でも、「これみよがしな訴えかけ」ではなく、 かといって、分かりにくい訴えかけ方でもなく、 比較的ストレートではあるんだけれども、 チラリとわかりやす…

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アフリカ/ファラオ・サンダース

のっけから強烈なフラジオで脳天くらくら。 いいぞ、ファラオ!気持ちいい。 夏の暑さはスイカとファラオで吹き飛ばせ! 1曲目の《ユーヴ・ゴット・トゥ・ハヴ・フリーダム》は、 ファラオの咆哮でツカミはバッチリ! 後に続くジョン・ヒックスのピアノソロは、 まるでマッコイのごとく。 自分が加入する前のコルトレーン・カルテットのサウンドを …

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ソニー・スティット『ペン・オブ・クインシー』評をアップしました。

ソニー・スティットの『ペン・オブ・クインシー』評をアップしました。 ▼こちらです♪ ペン・オブ・クインシー/ソニー・スティット クインシー・ジョーンズによる 主役を引き立てることに長けたアレンジが、 スティットの個性をよりいっそう浮き彫りにしてしまった! そしてその結果は……?!

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ヤヴァかっこ美しいJRモンテローズ

In Action/J.R.Monterose 幻の名盤! ジャケット良し、 もちろん音も良し! ブルーノートのモンテローズも独特の味わいだけれども、 こちらのモンテローズのテナーは「美」。 で、むんむんとジャズなテイスト! 以前も紹介した記憶があるけれども、 やっぱりこのアルバムはヤヴァ凄い! ▼収録曲 1.ワルツ…

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ミーティング/ジャッキー・マクリーン&デクスター・ゴードン

目の前で拝めていたらどんなに幸福だっただろう? そう思わせるライブアルバムは数多くあるのですが、 マクリーンとゴードンが北欧で繰り広げたライブもその一つ。 スティープル・チェイスから出ている『ミーティング』。 演奏が行われたライヴハウスは「カフェ・モンマルトル」。 長尺演奏でも、まったく飽きない。 むしろ聴いているうちにどん…

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武田和命 ジェントル・バラード評

Gentle November/武田和命 サウンズパルの高良俊礼さんより、 武田和命の『ジェントル・バラード』評をご寄稿いただきました。 ▼こちらです 武田和命~その叙情と潤いのバラード うん、たしかに秋が似合うテナーです。 深く、コクと潤いのある 日本人の琴線に触れる微細なニュアンスが素敵です。 コルトレーンのバラード好きの方も是非。…

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パワー・トゥ・ザ・ピープル ジョー・ヘンダーソン

Power To The People/Joe Henderson ムード一発で聴くアルバムですね。 もちろんジョー・ヘンダーソンの「ふがふが」テナーは健在でタマラン味を醸しだしているのですが、この芯があるんだけれども茫洋としたテナーサックスを包み込むリズムセクションが、これまた素晴らしいのです。 ハンコック、ロン・カーター、ディジョネット! なんて凄いリ…

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『52丁目のチャーリー・パーカー』評

Bird on 52nd Street/Charlie Parker 『52丁目のチャーリー・パーカー』を「カフェモンマルトル」にアップしました。 ▼こちらです 52丁目のチャーリー・パーカー/チャーリー・パーカー ジミー・ネッパー(tb)がプライベートで録音したものが音源化されたものです。 音質は悪いのですが、躍動、飛翔するパーカーの魅力は、ノイズを飛び越えて、こ…

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途中でヘタる感じがなんともいえないロリンズの《ノン・センツ》

Don't Stop The Carnival/Sonny Rollins ヘバっちゃうんですよね、演奏のところどころで。 特にメンバーの誰というわけでもないけれども、ヘタってしまう瞬間が重なると、ほんの一瞬だけなんですが、「はぁ、よっこらしょ」な雰囲気が醸しでちゃんですよ。 ソニー・ロリンズの『ドント・ストップ・ザ・カーニヴァル』収録の《ノン・センツ》が特にそれが顕著。 …

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クリフォード・ジョーダンの《ラッシュ・ライフ》が素晴らしい!

Spellbound/Clifford Jordan 《ラッシュ・ライフ》といえば、コルトレーンを思い出す人も多いと思います。 コルトレーンのバラード表現はあまり好きではない私ですが、素朴な味わいが、ふうわりと醸しでるアルバム『ラッシュ・ライフ』に収められた《ラッシュ・ライフ》は嫌いではありません。 しかし、コルトレーンの《ラッシュ・ライフ》もいいけれど、クリフォード・ジョ…

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コルトレーンの猛成長っぷりがスゴい! この2枚を聴き比べてみよう!

Jazz At The Plaza vol.1/Miles Davis 「ヘロヘロ」から「ブリブリ!」へ。 コルトレーンの猛成長っぷりを体感し、唖然とし、口をアングリと空けてみたい方は、《イフ・アイ・ワー・ア・ベル》をチェック曲にしてみると良いでしょう。 最初に『リラクシン』の同曲を聴いた後、『ジャズ・アット・ザ・プラザ vol.1』の同曲を聞いてみましょう。 リ…

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ザ・ジェントル・サイド・オブ・ジョン・コルトレーン

The Gentle Side of John Coltrane 個人的にはコンピレーションものはほとんど聞かないのだけれども、あのマイケル・カスクーナが編纂したとなると、ちょっと興味が湧きますね。 いちおう、我が家のiTunesには、全曲はいっているので、この順番で聴いてみようかなと考えているところです。 曲の並びが変わるだけでも、ずいぶんと印象が変わりますからね。 …

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ブルースの真実 オリヴァー・ネルソン

The Blues And Abstruct Truth/Oliver Nelson オリヴァー・ネルソンの代表作『ブルースの真実』評をアップしました。 ▼こちらです(・∀・)b ブルースの真実/オリヴァー・ネルソン オリヴァー・ネルソンの頭の中にあったのは、 おそらくはエリントン楽団のアンサンブルだったんでしょう。 (というより、この時代のアレンジャ…

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ガトー・バルビエリ 追悼記事

In Serch Of The Memory/Gato Barbieri 今月、4月2日にこの世を去った、テナーサックス奏者のガトー・バルビエリ。 彼に寄せる追悼原稿を、奄美大島の高良俊礼氏よりいただきましたので、「カフェモンマルトル」に掲載いたしました。 ▼こちらです 追悼:ガトー・バルビエリ 初期のアルバム『イン・サーチ・オブ・ザ・メモリー』について書かれておら…

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イン・アクション J.R.モンテローズ

In Action/JR Monterose 思わず、香りの強いコーヒーをいれて飲みたくなる! そんなジャケットと音です。 オリジナルのレコードは、なんと数百枚しかプレスされていなかったのだそうです。 まさに「幻の名盤」だったんですね。 それをCDで気軽に聴けるなんて、なんて素晴らしい時代に僕らは生きているんだ!  ̄∇+ ̄)vキラーン モンテローズが…

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ホッジ・ポッジ ジョニー・ホッジス

Hodge Podge/Johny Hodges パーカーに疲れたとき。 いや、私の場合は滅多にそんなことはないのですけれども、それでもめまぐるしく音符が校則運動を繰り返すアルトサックスよりも、もう少し柔らかく深みのあるアルトサックスの音色を、ゆっくり&じっくり堪能したい時に手が伸びるのが、ジョニー・ホッジス。 この豊かな音楽性、表現力は、さすが、チャーリー・パーカ…

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チタリン・シャウト アーネット・コブ

Chittlin Shout/Arnett Cobb 奄美大島の音のソムリエ・高良俊礼氏さんからご寄稿いただいたアーネット・コブの『チタリン・シャウト』評をアップしました。 ▼こちらです テキサスのブルース親父、アーネット・コブ なるほどね~、 コブ漬け、コブ漬け、 こぶ漬が食べたくなります。 チタリン・シャウト ▼収録曲 1. Chit…

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ソニー・サイド・アップ ディジー・ガレスピー

Sonny Side Up/Dizzy Gillispie ソニー vs ソニー。 ロリンズとスティットが、テナーで参加しているガレスピーのアルバム、それが『ソニー・サイド・アップ』です。 個人的には、スティットよりもロリンズのほうが断然フェイヴァリットなのですが、ここでのスティットは、ロリンズに負けず劣らず、獅子奮迅。 でも、やっぱり大物の風格というか、スケールの大…

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テナー・タイタンズ ベン・ウェブスター&デクスター・ゴードン

Tenor Titans/Ben Webster & Dexter Gordon ベン・ウェブスターとデクスター・ゴードン。 悠然⇒ベン。 泰然⇒デックス。 その発する音には、堂々たる風格をたたえた2人のテナーサックス奏者の共演盤が『テナー・タイタンズ』です。 残念ながら、このアルバムに収録された7曲すべてが2人の共演ではないけれど、競演、いや共演してい…

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タフ・テナーズ・バック・アゲイン! ジョニー・グリフィン&エディ・ロックジョウ・デイヴィス

Johny Griffin & Eddie "Lockjaw" Davis 「タフ・テナー」。 この一言だけでも、そそられません? 聴いてみて~って好奇心がくすぐられませんか? エディ・ロックジョー・デイヴィス、そしてジョニー・グリフィンの2人。 まさにバイタリティあふれる2大タフテナーズ。 この2人の熱演が北欧のカフェモンマルトルにて! テナー・バトル…

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カタルシス! ジョニー・グリフィン

Catharsis!/Johnny Griffin ヨーロッパに拠点を移したグリフィン。 場所はデンマークのコペンハーゲン。 時は1989年。 所変われど、年代変われど、彼のテナーのリトル・ジャイアントっぷりは健在! とにかく吹くわ吹くわ、熱いわ熱いわ! バックのケニー・ドリューのピアノもグリフィンを煽る煽る! まさにタイトルどおり、聴き手に「カタル…

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T.T.T J.R.モンテローズ

T.T.T/J.R.Montrose J.R.モンテローズといえば、すぐに思い出すのが、ミンガスの『直立猿人』だったり、ブルーノートの『J.R.モンテローズ』だったりなのですが、これらから受けるイメージは、いずれも「クセのあるテナー」なのではないでしょうか? ところがところが。 たしかにクセというか、独特のコクはあるんですが、 ストーリーヴィルから出ている、このライブ…

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ジョー・ミーツ・ザ・リズム・セクション ジョー・ヴァン・エンキューゼン

Joe Meets The Rhythm Section/Joe Van Enkhuizen オランダのテナー奏者、ジョー・ヴァン・エンキューゼンがホレス・パーラン・トリオと共演したアルバム『ジョー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』。 重くてアーシー、そしてキレとコクのあるホレス・パーランのピアノは、アルヘア・ウッドのドラムと、ジョージ・タッカーのベースが一番の相性だと思って…

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モーメンツ・ノーティス チャーリー・ラウズ

Moment's Notice/Charlie Rouse 自由闊達なチャーリー・ラウズのテナーを聴け! どうも、セロニアス・モンク・カルテット時代にフロントでフゴフゴと同じようなフレーズを繰り返しがちなラウズのプレイって、すごく狭い部屋の中でもがいているように感じるんですよ。 表現におけるダイナミクスの振幅が少ない。 だから、マンネリといわれるのも、ある意味仕方のな…

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ムーヴィン・ハウス ミケーレ・ポルガ

Movin' House/Michele Polga ショーターや、ジョーヘン。 特に、ジョーヘン(ジョー・ヘンダーソン)。 イタリアのミケーレ・ポルガのテナーは、いわゆる、ジャズサックスの歴史の中で、ポスト・コルトレーンと呼ばれた上記2名の重量級テナーサックス奏者の非凡なメロディ感覚やフレージングをかなり研究して自家薬籠中の物にした形跡アリ。 もちろん、漂うテイ…

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ライツ・アウト ジャッキー・マクリーン

Light Out!/Jackie McLean プレスティッジのマクリーンは、正直、ハードバップ好きにとっては、どれもが似たような感じ、いや失礼!どれもが、素晴らしいのですが、この『ライツ・アウト』も同様で、マクリーン好きは是非とも持っていたい逸品ですね。 どうして、プレスティッジのマクリーンがいいのかというと、どの演奏も、というかほとんどすべてが、熱血か哀愁、あるいは、熱血と…

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ペン・オブ・クインシー ソニー・スティット

Pen Of Quincy/Sonny Stitt ソニー・スティットは、 それほど好きなアルト奏者ではないんだけれども、 このアルバムが好きなのは、 おそらくは選曲とアレンジの良さ、 そして、そのお膳立てに乗っかって 気持ちよく吹くスティットに魅了されるからなのかもしれない。 ▼収録曲 1. マイ・ファニー・ヴァレンタイン 2. ソニーズ・バニー 3. …

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ジルベルト・ウィズ・タレンタイン

Gilberto with Turrentine タイトルを見るだけだと、「おっ!ゲッツの次は、今度はテナーサックスにスタンリー・タレンタインを迎えてのジャズテイスト溢れるボサノバアルバムか?!」って思うかもしれないんだけど、ちょっと違うんだよね。 同じテナーサックス、同じスタン(スタンリー)でも、アルバムのテイストはまったく違う。 アストラッド・ジルベルトとスタンリー・タ…

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チェック・アウト・タイム オーネット・コールマン

Love Call/Ornette Caleman オーネット・コールマンの『ラヴ・コール』収録の《チェック・アウト・タイム》。 オーネットに次ぐデューイ・レッドマンのテナーサックスソロから俄然演奏が面白くなる。 加速してゆくリズム。 エルヴィンのシンバルワークがより一層鋭くシャープになってゆく。 鋭利なシンバルに、デューイの怪獣のような咆哮。 独特なムー…

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チャーリー・パーカー サヴォイ・ダイアル・レコーディングス

重度のパーカー・フリーク以外にはあまりお勧めできないけれども、サヴォイとダイアルのパーカーのレコード10枚のボックスセット、百科事典感覚で持っていたいな~という願望はあります。 老後に備えて買っておくのも良いかも。 午前中に、ゆっくりと「今日は何枚目を聞こうかな?」などと気持ちよく迷い、選び抜いたレコードをターンテーブルに乗せ、ゆっくりとレコードに針を下し、コーヒーを…

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アート・ペッパーの《ホリデイ・フライト》

The Art Of Pepper/Art Of Pepper 1曲目の《ホリデイ・フライト》に耳を傾ける。 メリハリの効いたアルトサックスの音色。 一音一音キチンと構築されたフレーズは、その隅々までもが、あか抜けている。 東海岸のブルーノートなどのサウンドに慣れた耳で聴くと、サラリとした感触を受けるかもしれないけれども、けっこうサックスの音色の芯は太く、キチッと締ま…

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LIVE ファラオ・サンダース

Live/Pharoah Sanders ファラオ・サンダース、1981年のライヴ盤。 おそらくこれがファラオの最高傑作でしょう。 熱い! エキサイティング! 長尺演奏もまったく気にならないほど、音でグイグイ迫ってきます。 攻撃力高し。 スケールもデカし。 演奏の攻撃力は、ピアノのジョン・ヒックスから援護射撃の効果も侮れませんね。 そうそう、…

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ジェラルド・アルブライト Live at Birdland West

Gerald Albright/Live At Birdland West 爽快ミュージック! 元気になれます。 あまり深いことを考えずに、大音量で浴びてみよう。 イヤなこと、超解消?! ド・ジャズが好きな人は、敬遠するかもしれないけれど、たまには、こういう分かりやすく直球モリモリなサウンドも悪くないと思います。 ジョー・サンプルや、ハーヴィー・メ…

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スキッツォフリーニア ウェイン・ショーター

Schizophrenia/Wayne Shorter ウェイン・ショーターの『スキッツォフリーニア』。 文句なしに「ショーターのアルバムの中ではナンバーワン!」とまでは言わないけれども、ある意味、ショーター的な「ぶっ飛び度」と「ジャズ的充実度」が心地よく融合しているという意味では、かな~りレベルの高いアルバムであることは確か。 シャープなんだけれども重たく、重たくうね…

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ブルー・レスター レスター・ヤング

Blue Lester/Lester Young すごいポーズで吹いているなと思ったものです。 レスター・ヤングのことをまだ知らない時期に、このアルバムのジャケットを見たときは。 そして、このような吹きっぷりだから、さぞエキサイティングにブロウしまくるんだろうなと思いきや、柔らかく、どこまでも流れるように自然な躍動感、そして「粋」。 レスターの魅力がたっぷりと詰まった…

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ストックホルム・セッション スタン・ゲッツ

Stockholm Session/Stan Getz うーん、やっぱりゲッツはいい。 音はウォームで演奏の眼差しはクール。 この対比、混合具合が絶妙で、 2枚組みのボリュームのディスクでありながら、 また、同じ曲の別バージョンがいくつかあっても、 曲をスキップさせることなく、 ついつい最後まで聴き入ってしまうのです。 ▼収録曲 disc 1 …

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ズート・シムズの『ズート』評

Zoot/Zoot Sims 奄美大島在住の音のソムリエ、高良俊礼さんよりズート・シムズの『ズート』評をご寄稿いただきました。 ▼こちらです ズート・シムズ~サムシング・エルスなテナーマン~ 私もこのアルバム大好きです。 ズートの良いところが、たくさん出ていると思います。 もんわりと暖かなテナーサウンド、なかなか良い気分になれます。 今日の東京は…

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渡辺貞夫 ライヴ・アット・ジャンク

Live At Junk/渡辺貞夫 1969年、渡辺貞夫が36歳の時のライヴ。 場所は、銀座にあったジャズクラブ「ジャンク」。 当時23歳だった増尾好秋のギターも新鮮です。 (・∀・)b ▼収録曲 1. シェリル 2. 空が落ちてきたらどうしよう 3. ジョージア・オン・マイ・マインド~ザ・テーマ 4. ジス・ガイズ・イン・ラヴ・ウィズ・ユー 5.…

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ネイチャー・オブ・シングズ/レニー・ハンブロ

Nature Of Things/Lenny Hambro ジャケ買い⇒当たり!の一枚。 (・∀・)b ピアノがエディ・コスタ。 彼の硬質なピアノと、ハンブロの柔らかいサックスが、まるでブルーベックとデスモンドのコンビのよう。 (もちろんテイストは全然違うけど) インパクトよりも、流麗な歌心を心行くまで楽しんでください。 ▼収録曲…

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【フリージャズごっこ】Improvisation of Ya-G

大学時代に遊びで録音したフリージャズごっこのテープが発見されたので YouTubeにアップしました。 テナーサックスとギターとベースのトリオです。 テナーサックスの人は、 ふだんは、民俗音楽(ブルガリア民謡)や、 ロバート・フリップばかりを聴いている人なので、 その感性がテナーサックスでどこまで表出されているのかはわかりませんが、 なかなかユニークなサックス…

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ヒューストン・パーソン ジャスト・ビトウィーン・フレンズ

ヒューストン・パーソン、けっこう好きなんですよね。 ソウル、リズム&ブルース系のナンバーをブロウするのが得意な彼ですが、 では、誰もが知るスタンダードナンバーを彼がテナーで吹くと? それも《ダーン・ザット・ドリーム》や、 《アローン・トゥゲザー》のようなバラードを。 そのこたえが『ジャスト・ビトウィーン・フレンズ』。 結論から言うと、良い!…

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エリック・ドルフィーのスピード感と跳躍力

カセットテープを再生するデッキを 先日秋葉原の「ラジオ会館」5Fで 中古で買ってからというものの、 一日中、カセットに録音された音楽ばかりを聞く日々です。 (まだ2日目だけど) 特に80年代から90年代にかけての、 「ニューミュージック」や「洋画」など、 懐かすうぃ〜い音楽を聴いて 身も心まで懐かすぅい〜い状態なのですが、 カセットといえば、 私は中学…

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スタン・ゲッツ『スウィート・レイン』評

Sweet Rain/Stan Getz スタン・ゲッツの『スウィート・レイン』評をアップしました。 ▼こちらです。 http://cafemontmartre.tokyo/music/sweet_rain/ チック・コリアが良い、 チック・コリアが良い、 チック・コリアが良い、 チック・コリアが良い、 とばかり言われているアルバムですが、 ドラ…

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スティーヴ・コールマン『ブラック・サイエンス』

スティーヴ・コールマンの『ブラック・サイエンス』。 ああ、そういえば そんなアルバムあったよね〜。 そんな感じで、なんとなく、 ジャズの歴史の中の記憶に埋もれていっているような気がするアルバムなんですが、 皆さんはいかがでしょうか? 変拍子や、プレイヤーの即興依存に陥らないユニークなアンサンブルなど、 コールマンがM-BASE派とともに打ち出した…

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コルトレーン・アット・ニューポート

My Favorite Things/Coltrane at Newport ジョン・コルトレーンの『マイ・フェイヴァリット・シングス:コルトレーン・アット・ニューポート』評をアップしました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/myfavorite_newport/ 『セルフレスネス』が大好で、まだ未聴の方…

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コールマン・ホーキンスのバラードの秘密

コールマン・ホーキンスの『ジェリコの戦い』評を加筆しました。 ▼こちらです http://cafemontmartre.tokyo/music/jericho_hawk/ 以前、『スウィングジャーナル』のインタビュー記事で、 ブランフォード・マルサリスが、 ホーキンスのバラードについての分析を語っていた内容を思い出しました。 《町の噂》とい…

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アイム・オールド・ファッション/渡辺貞夫

渡辺貞夫の『アイム・オールド・ファッション』評をアップしました。 ▼こちらです http://cafemontmartre.tokyo/music/im_oldfashion/ 冒頭の《コンファメーション》良し。 叙情的な《チェルシー・ブリッジ》も良し。 アップテンポの《アイム・オールド・ファッションド》も良し。 ナベサダの原点…

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コルトレーンのヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン

奄美大島「サウンズパル」の高良俊礼氏渾身のコラム、 コルトレーンの『ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン』についてをアップしました。 ▼こちらです 私がコルトレーン者になった理由 コルトレーンの『ヴィレッジ・ヴァンガード』といえば、 私の場合は、「アゲイン」ではないほうが好きなんですが、 高良氏の音楽歴を見ると、 「なるほどね~」と思います。 や…

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キャノンボールとエヴァンスの傑作コラボ『ノウ・ホワット・アイ・ミーン』

Know What I Mean/Cannonball Adderley キャノンボール・アダレイの『ノウ・ホワット・アイ・ミーン』評をアップしました。 ▼こちらです ノウ・ホワット・アイ・ミーン/キャノンボール・アダレイ ビル・エヴァンスが参加していることもあり、 彼作曲の《ワルツ・フォー・デビー》も演奏されています。 キャノンボールが吹く《ワルツ・フォー・デビ…

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《リカード・ボサ》に飽きたら《ボサ・フォー・ベイビー》。こっちのモブレイのアドリブのほうがイイよ

ハンク・モブレイ。 ボサ。 この2つのキーワードを聞いたら 《リカード・ボサ》を思い浮かべる方も多いでしょう。 しかし、「もうこの曲、飽きちゃったよ」という人も少なくないのでは? そういうお方には、『ファー・アウェイ・ランズ』の 《ボサ・フォー・ベイビー》をおすすめします。 これ、夕方に聴くといいのよ。 微妙に「たそがれ…

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追悼 オーネット・コールマン

先日、6月11日にオーネット・コールマンが亡くなりました。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 私は、その日、追悼の気持ちで、 『ジャズ来るべきもの』の《ピース》を聴きました。 今頃、この演奏で描かれたような音空間、 そう、奇妙に落ち着くことができる平静な曲線空間に到着した頃なのかな、 ……なんて思いながら。 そして、奄美大島在住・サウン…

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金鳥の夏、日本の夏、ジョーヘンの夏、ブルー・ボサの夏

関東は数日前に梅雨入りしましたが、 以降、いかにも「梅雨だぞ!」と感じてしまうような ジメジメした日や、 雨が降りっぱなしという日には 今のところ遭っていません。 午後になってからは、 ムシムシするほどではないのですが、 じゃっかん湿度が高くなってきましたが、 今日の午前中の東京は、 わりとカラッ!とした気持ちの良い陽気でした。 こういう、 カラッ!⇒ム…

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オール・ザ・シングズ・ユー・アー コニッツ・ミーツ・マリガン

これぞ「省略の美」というべきでしょう。 『コニッツ・ミーツ・マリガン』の《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》は。 リー・コニッツのアルトが繰り出す 鋭い出だし。 しかも、たったの2音。 この2音で、スタンダードナンバー《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》の 出だしのメロディに使用される数音を表現しきっちゃっている。 似たような…

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アート・ペッパーとラス・フリーマンの名コンビ『リターン・オブ・アート・ペッパー』

麻薬中毒者だったアート・ペッパーが 刑務所から出所した直後に吹き込んだアルバム 『ザ・リターン・オブ・アート・ペッパー』! 初期のアート・ペッパーの アッサリとしたテイストに、 パリッとメリハリのある 陽性なピアノを弾くラス・フリーマン。 まるで、塩味のポテトチップスのようなテイストだから、 おいしいサウンドなのです。 この「塩味ポテ…

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コンファメーションの秘密

ずいぶん昔に書いた チャーリー・パーカーの《コンファメーション》についての考察のようなものを加筆修正しました。 ▼こちらです コンファメーションで気づいたパーカーの秘密 やっぱり、この曲は、 ビ・バップ、ハード・バップを演る者にとっては、 教科書のようなものですね。 受験英語でいえば、 文型の学習であり、構文の暗記であり、 英文法の基礎習得に値す…

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エリック・ドルフィーの変遷

特徴あるエリック・ドルフィーの吹奏スタイル。 唯一無二の非常に特徴的なフレージングです。 一度彼の表現スタイルがインプットされてしまえば、 一聴するだけで、誰もがエリック・ドルフィーだと認識できるでしょう。 しかし、彼の特徴あるスタイルも、 活動期間の初期と後期とでは随分と違います。 たとえば、『アウト・ゼア』と、 『アウト・トゥ・ランチ』とでは、 音…

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マーク・ターナー レイズ・オブ・ヘヴン

マーク・ターナーの初リーダー作『レイズ・オブ・ヘヴン』。 なかなか力強いテナーサックスです。 そして、ピアノやギターのような コード楽器のない、 なかなか硬派なフォーマット。 ドラムにベースのリズムセクションに、 フロントは、マーク・ターナーのテナーと アヴィシャイ・コーエンのトランペットの2管。 このカルテットが繰り出すサウンドは、 一…

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レミニシン ジジ・グライス

なにげ優良ジャズマンによる、なにげ名盤。 ジジ・グライスの『レミニシン』。 くつろいだ気分でジャズを聴こうと思った際、 さて、どのアルバムを聴こうか?と悩むことはありませんか? ウェス参加をかければハズレなし、 あるいは、 ミルト・ジャクソン参加のものをかければ間違いなし、 ……など、 人によって選択基準があるとは思いますが、 その中の一枚に、これを加え…

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オパス・デ・バップ スタン・ゲッツ

オパス・デ・バップ! ふ〜ん、こんなアルバムもあったのね。 調べてみたら、メンツがスゴい。 ▼パーソネル スタン・ゲッツ ハンク・ジョーンズ カーリー・ラッセル マックス・ローチ ソニー・スティット ケニー・ドーハム バド・パウエル アル・ホール ▼収録曲 01. オパス・デ・バップ 02. ランニング・ウォーター 03. ド…

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Straight, No Chaser キャノンボール・アダレイ

奄美大島“音のソムリエ”高良さんも書かれている通り、 ▼こちら キャノンボール・アダレイの好演盤 キャノンボールは、ダテに“ジュリアン”じゃないっ!(`▽´)y-゜゜゜ 個人的にもキャノンボールの快演で 大好きな演奏は多いのですが、 今日の気分は《ストレート・ノー・チェイサー》ですかね。 マイルスのセクステット時代の演奏です。 『マイルストーン…

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ホワイ・ワズ・アイ・ボーン ジャッキー・マクリーン

ジャッキー・マクリーンほど、 《ホワイ・ワズ・アイ・ボーン》似合うジャズマンもいないのではないかと。 『4,5&6』で奏でる マクリーンの《ホワイ・ワズ・アイ・ボーン》は、 勢いがありつつ、翳りもあり、 少し不器用なところや、少々青臭いところもふくめて 真面目で実直な青年が真摯にジャズしている感じが伝わってきて、 すごく応援したくなってしまうのです。 《セ…

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ヒューストン・パーソンのグッドネス

ヒューストン・パーソン。 ソウルフルなテナーです。 個人的に大好きなアルバムは『グッドネス!』。 リズム隊はバネと腰があるので、 聴いてて気持ちがよく、 まったりとした気分でくつろげます。 個人的にはホッとひと息度の高い《ジャミラ》が好きですね。 このナンバーに限っては、 アドリブパートは テナーサックスよりも …

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アート・ペッパー 枯葉

《枯葉》に名演は数あれど、 アート・ペッパーの演奏もその中のひとつです。 『ウェイ・イット・ワズ』に収録されている演奏ですね。 ドロ・コカーのピアノと、 ジミー・ボンド(ってことはジェームス・ボンド?!)のベースによる 要点を押さえた的確なサポートもあり、 ペッパー流の美学が冴えわたっているのです。 まるで、簡潔にまとまった 上質な短編小説…

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バルネ バルネ・ウィラン

バルネ・ウィラン好きは……、 というよりも、 一抹のせつなさをジャズに感じたい人は、 両方聴こう。 バルネ モア・フロム・バルネ パリ。 クラブ・サンジェルマンでのライブ。 バルネ・ウィランにとっては、ホーム・グラウンドですが、 異国のジャズ本国からは、 ニューヨークの切なさを体現したかのようなラッパ吹き、 ケニー・ドーハムが参加…

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オーネット・コールマン エリック・ドルフィー

寺島靖国氏と安原顕氏の対談本を久々に読み返してみました。 JAZZジャイアンツ名盤はこれだ! (講談社プラスアルファ新書) お二人のお話によると、 オーネット・コールマンの出現後、 当時のジャズ喫茶では、 オーネットのアルバムはほとんど流れておらず、 エリック・ドルフィーがよくかかっていたのだそうです。 へぇ~。 ▼かからなかった ジ…

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チャーリー・ヘイデンとジョー・ヘンダーソンのライヴ

テナーサックス奏者、ジョー・ヘンダーソンと ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの共演ライヴ。 この模様が記録された音源、 『モントリオール・テープス』。 グーッ!と地下へ地下へと延びてゆくような 重心が低いチャーリー・ヘイデンの 伸びやかな低音に注目! 次いで、ヘイデンのベースの上空を 螺旋形を描きながら低空飛行をする ジョーヘンのテナーにも注…

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ライヴ・アット・バードランド ジョン・コルトレーン

《アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー》。 ラストの部分が印象的な、 コルトレーンの『ライヴ・アット・バードランド』。 無伴奏でコルトレーンが奏でる長~いカデンツァ、 この箇所全部を採譜して 音楽学校の生徒たちに教える教材にしているという人の インタビューを昔読んだことがあります。(誰だったっけ?←ド忘れ) それだけ、コルトレーンが吹…

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《ブルー・トレイン》の別テイク入り『ブルー・トレイン』ジョン・コルトレーン

ジョン・コルトレーンの『ブルー・トレイン』。 ラストナンバーの《レイジー・バード》でほっと一息。 テーマを軽やかで流れるように奏でる リー・モーガンのトランペットが素敵です(・∀・)b 今年(2013年)の10月に発売されたバージョンには、 世界初CD化のボーナス・トラック、 《ブルー・トレイン》の別テイク1が収録されています。 …

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デクスター・ゴードンのアワ・マン・イン・パリ

『アワ・マン・イン・パリ』。 デクスター・ゴードンを代表する名盤です。 1曲目の《スクラップル・フロム・ジ・アップル》の スケール大きな豪快なブロー。 デックスのアドリブパートが終わり、 バド・パウエルのピアノソロが始まった瞬間の 最初の数音。 この音と雰囲気に ものすごくジャズを感じてしまうんですね。 う~ん、シビれる。 ▼収…

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Scrapple From The Apple Charlie Parker On Dial

なにしろ古い録音なので、 最初に聞いたときは、その素晴らしさなど直観的に理解できようはずもなく、 なんだか、ほのぼのとした雰囲気だな~ 程度にしか思わなかったのですが、 ヴァーヴやダイアルで“修行”した後に ダイアルのパーカーに戻ってくると、 これまた聴こえ方が違ってくるんですよね。 曲によってはスクラッチノイズ(ヒスノイズ?)が目立つものもあり、それが否が応でも半世紀…

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Charlie Parker at Storyville/Bird At The Hi-Hat

チャーリー・パーカーのライブ盤 『ストリーヴィル』と『ハイハット』のカップリングCD。 Classic Albums: Charlie Parker at Storyville/Birdアーティスト: Charlie Parker出版社/メーカー: EMI Gold発売日: 2013/01/24メディア: CD この2枚と、あと『バード・アット・セントニックス』もカップリン…

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ホリデー・フライト・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス 1953

アート・ペッパーとソニー・クラークの最初で最後の共演盤、 『ホリデー・フライト・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス 1953』。 うーん、聴きたい! ちなみに、ベースはハリー・ババシンです。 ▼収録曲 Disc 1 1. ブラウン・ゴールド 2. ジーズ・フーリッシュ・シングズ 3. ティックル・トウ 4. テンダリー 5. ストライク・アッ…

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たるんだ朝にはウッズを聴け!

気合一発、 フリーダム・ジャズダンス! たるんだ朝にはウッズを聴け! 『フランクフルトのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン』ね。 ガツンと気合いを注入しましょう。 特に、憂鬱になりがちな明日、月曜日の朝には。

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モントリオール1982 ソニー・ロリンズ

学生時代から飽きることなく繰り返し観ている映像がコレ。 モントリオール1982 [DVD]出版社/メーカー: ビデオアーツミュージックメディア: DVD 2ギターにドラム、ベースというリズムセクションで、 ギターは、ボビー・ブルームに増尾好秋、 ベースはボブ・クランショウ、 ドラムスはジャック・ディジョネットという 今おもえばかなりの豪華メンバー。 …

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ジョン・ジェンキンス

かなりのジャッキー・マクリーン好きを自称している私でも、 いきなりジョン・ジェンキンスを不意打ちでかけられ、 「これどお?」 と聞かれたら、 「うーん、マクリーンはやっぱりイイねぇ」 なんてマヌケを言ってしまいそうなのが、コレ。 ジョン・ジェンキンス・ウィズ・ケニー・バレル ジョン・ジェンキンスのアルトサックスは、 マクリーンに似ています。 …

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リコ 5番

チャーリー・パーカーが使用していたリードは、リコの5番。 あくまで私の周囲だけの話ですが、アルトサックス吹きで、5番を使用している人は見たことがありません。 そもそも、リコよりラボーズやバンドーレン派が多いのですね。 こちらは3番  ↓ リコ アルトサックスリード リコ 3番メーカー: RICOメディア: エレクトロニクス で、彼らは一様に2.5番や3番を使用…

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ルイ・アームストロングからコールマン・ホーキンスへ

テナーサックス奏者のコールマン・ホーキンスは「テナーサックスの父」と呼ばれている。 その理由は、リズム楽器のようにサックスを吹いていたところ、メロディ楽器としてのテナーサックスの可能性を開拓したから。 では、ホーキンスがなぜ新しい試みをするようになったのかというと、サッチモ(ルイ・アームストロング)を聴き、彼の自由な創造性にインスパイアされたからだという。 …

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Joe Henderson『Mode For Joe』評

本日2012年1月27日より、ちょうど46年前の1966年1月27日、 ジョー・ヘンダーソンは『モード・フォー・ジョー』をブルーノートに録音しました。 パーソネルは、 ジョー・ヘンダーソン(テナーサックス) リー・モーガン(トランペット) ボビー・ハッチャーソン(ヴィブラフォン) シダー・ウォルトン(ピアノ) ロン・カーター(ベース) ジョー・チェンバース…

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