小川隆夫氏の新刊と、ブラウニーのチェロキー

ジャズメン、ジャズを聴く/小川隆夫 速いパッセージを淀むことなく、 スラスラと吹けること。 力強く、かつ滑らかに吹かれるクリフォード・ブラウンのトランペットを聴くたびに、なんて流麗かつメロディアスなんだろうと嬉しい気分になってしまうのだけれども、ブラウニーの凄さは、それだけではなく「ビッグトーンで」淀みなく速いパッセージを吹き抜けること。 これ、トランペットという…

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グランド・マックス チャールズ・トリヴァー

Grand Max/Charles Tolliver 最近のジャズは、皆、上手だし、舌を巻くほどテクニカルだし、 本当、ジャズの「演奏技術」はメチャクチャ進化しているよな~ などと思いつつも、 でも、なんか、アレなんだよね、 微妙に、なんかが足りない、 ガッツというか、覚悟というか、 すごく精神論的な言葉しか思い浮かばないんだけど、 要するに、フニャチンというか、…

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コンプリート・ブッカー・リトル

Complete Recordings/Booker Little おいおい、なんてこった。 ブッカー・リトルのリーダー作、 『ブッカー・リトル4・アンド・マックス・ローチ』、 『ブッカー・リトル』、 『アウト・フロント』、 『ブッカー・リトル・アンド・フレンド』の4枚分の曲が収録された2枚組が2000円もしないなんて。 昔に比べて今は良い時代になってきましたな。 …

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リープ・フロッグ チャーリー・パーカー&ディジー・ガレスピー

Bird & Diz/Charlie Parker & Dizzy Gillispie エキサイティングでホットなパーカーとガレスピーのスピード演奏《リープ・フロッグ》。 火花散る4バース。 意外と冷静なモンクのピアノ。 やはりガレスピーのハイノートが痺れまくります。 応酬するパーカーの音圧とスピードも凄い。 《リープ・フロッグ》のマスターテイクと…

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『イッツ・タイム』のチャールス・トリヴァー

It's Time/Jackie McLean 『イッツ・タイム』。 マクリーンのアルバムなんだけれども、トランペットのチャールス・トリヴァーが良いんですよね。 そして、ベースもセシル・マクビー。 トリヴァーとマクリーンは、「ジャズ的黒さ」をお求めの方には、うってつけの組み合わせだと思います。 以前、渋谷の某ジャズ喫茶に通い詰めだったことがあるの…

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インタ・サムシン ケニー・ドーハム&ジャッキー・マクリーン

Inta Somethin/Kenny Dorham,Jackie McLean 私が大好きなトランペッター、ケニー・ドーハム。 私が大好きなサックス奏者、ジャッキー・マクリーン。 2人ともジャズ喫茶のヒーローです。 哀愁と切なさもたたえた熱いブロウをしてくれますからね。 この2人が双頭リーダー! いやぁ、まいったまいった。 しかも、レーベルはブルー…

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ドン・チェリー『即興演奏家のためのシンフォニー』評

Symphony For Improbisers/Don Cherry ドン・チェリーの『即興演奏家のためのシンフォニー』評をアップしました。 ▼こちらです。 即興演奏家のためのシンフォニー/ドン・チェリー カール・ベルガーのヴァイブの音が、演奏のアクセントとなり、かなり良い効果をもたらしていると思います。 それと、エド・ブラックウェルのドラミングも。 ですの…

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ドン・チェリー コンプリート・コミュニオン評

Complete Communion/Don Cherry ドン・チェリーがブルーノートに残したアルバム『コンプリート・コミュニオン』評をアップしました。 ▼こちらです コンプリート・コミュニオン/ドン・チェリー ガナリ立てるわけでもなく、演歌チックになるわけでもなく、わりとオーソドックスに「ジャズしてる」ガトー・バルビエリの演奏を楽しむことが出来るアルバムでもありま…

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ルビー・ブラフ・スイングス ルビー・ブラフ

Ruby Braff Swings/Ruby Braff 中間派のトランペッター、ルビー・ブラフが1954年、ベツレヘムに残した代表的な一枚、『ルビー・ブラフ・スイングス』。 ワンホーンで、ゴキゲンな歌ごころを披露してくれています。 今朝の東京は快晴ですが、このような晴れた平日の午前中に、の〜んびりと珈琲を飲みながらくつろぐには最高のジャズです。 ぽかぽかと暖かく…

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イン・コンサート~コンプリート・ヴァージョン  クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ

In Concert/Clifford Brown & Max Roach ブラウニー&ローチのコンビのアルバムの中では、コレが一番好きだ!という人も多いのではないでしょうか? 時折思い出したように聞くと、やっぱり元気をもらえるんですよね。 この迷いの全く感じられない、ストレートで勢いのあるブラウニーのトランペット。 やっぱりジャズはこうでなくちゃ!と、一人で頷き納得…

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パーカーと演ったマイルスの《マイルストーンズ》が良い!

アーリー・マイルストーンズ/マイルス・デイヴィス 《マイルストーンズ》。 モード奏法の《マイルストーンズ》ではなく、パーカーのグループでマイルス・デイヴィスのキャリア初期に演奏していたほうの《マイルストーンズ》ね。 同名異曲で、マイルスのキャリア初期のほうの《マイルストーンズ》は、モード曲ではなく、のほほん色が漂う典型的なビ・バップナンバーといっても良いのですが、そこはさす…

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ステップ・ライトリー ブルー・ミッチェル

Step Lightly/Blue Mitchel ブルー・ミッチェルはご存知でも、このアルバムをご存知ない人は多いのではないでしょうか? レーベルはブルーノートなんです。 そんなアルバムあったっけ? あったんです。 でも、録音された当時は、発売されなかったんです。 だから幻のアルバム。 幻の名盤、かどうかは、あなた自身の耳で決めてくださ…

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ボス・ホーン ブルー・ミッチェル

Boss Horn/Blue Mitchel ブルー・ミッチェルの『ボス・ホーン』は、デューク・ピアソンがホーン・アレンジ! ピアノがチック・コリア! ……という話題性で、肝心のブルー・ミッチェルのトランペットが霞んでしまいがちなこのアルバムなのですが、なかなかどうして、ミッチェルのプレイも溌剌としています。 ブルー・ミッチェルといえば、《アイル・クローズ・マイ・…

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アローン・アローン・アンド・アローン 日野皓正

Alone Alone And Alone/日野皓正 《アローン・アローン・アンド・アローン》といえば、ブルー・ミッチェルの演奏が有名です。 ダウン・ウィズ・イット/ブルー・ミッチェル レビューはこちらです。 もちろん、チック・コリアのピアノによる素晴らしいサポートを得たミッチェルのトランペットも素晴らしいのですが、作曲者本人であるヒノテル(日野皓正)のトランペットも…

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フリー・フォーム ドナルド・バード

Free Form/Donald Byrd ドナルド・バードの『フリー・フォーム』評をアップしました。 ▼こちらです フリー・フォーム/ドナルド・バード ジャズロックのはしりともいえる《ペンテコスタル・フィーリング》が、ノリノリ、あつあつです! 特にハンコックのピアノが。 自分の作品《ウォーター・メロンマン》のピアノよりも、熱いんじゃないかと思うぐらい。 …

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ダイアン チェット・ベイカー

Diane/Chet Baker 耽美、耽美。 でも暖かい。 チェット・ベイカーとポール・ブレイのデュオです。 すべてが包み込むような暖かさと優しさ。 ポール・ブレイ特有のトゲトゲしたピアノも息を潜めています。 よってマイルド、暖かい。 チェット・ベイカー、若い頃の勢いはないけれど、この微妙にヨレた感じも、なんともいえぬ味わいです。 …

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ウイントン22歳!スターダストの円熟ペット

ウィントン・マルサリスのウィズ・ストリングスもののアルバム 『ホット・ハウス・フラワーズ(スターダスト)』評をアップしました。 ▼こちらです。(・∀・)b ホット・ハウス・フラワーズ(スターダスト)/ウィントン・マルサリス スターダスト ▼収録曲 1. スターダスト 2. レイジー・アフタヌーン 3. フォー・オール・ウィ・ノウ 4. 星に願いを …

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たまにはビックス・バイダーベックを聴こう

「たまにはビックス・バイダーベックを聴こう」をアップしました。 ▼こちらです。(・∀・)b http://cafemontmartre.tokyo/music/beiderbecke/ 村上春樹氏がエッセイでとりあげて以来 知名度あがり、関心持つ人が増えてきていますね。 Singin the Blues 1

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バードとピアソン キャットウォーク

ドナルド・バードの隠れ名盤『キャットウォーク』評をアップしました。 ▼こちらです(・∀・)b キャット・ウォーク/ドナルド・バード ドナルド・バードとデューク・ピアソンは、やはり名コンビだと思います。 と同時に、ドナルド・バードとペッパー・アダムスも。 Cat Walk

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ウォーム・サウンド ジョニー・コールズ・カルテット

ミンガス経由でジョニー・コールズを知った方も多いと思います。 私もその一人。 妖しいラッパを吹く人だなぁと、思いました(・∀・)b。 エリック・ドルフィーと同時期にミンガスのバンドにいたので、 ブリブリ吹きまくるドルフィーと良い対比効果が生まれていて、 アンサンブルのバランスも申し分ない、 おそらくは、彼らが所属していた頃のミンガス・グループが もっとも…

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サッチモ・アット・シンフォニー・ホール ルイ・アームストロング

ルイ・アームストロングって、 毎日聴いてはいないんですが、 それでも、たまに聴くと、 ほんと、ガツーン!とトランペットの音にやられてしまいます。 本当に彼のトランペットの音色は豊潤。 人生とか喜怒哀楽とか、 たったの一音の音色にすべて含まれているんじゃないかと 思ってしまうぐらい。 感動、かつ楽し。 本日は、『サッチモ・アット・シンフ…

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ワーク・ソング ナット・アダレイ

ナット・アダレイの『ワーク・ソング』。 音色もフレーズの組み立てもピリリと簡潔に締まった ナット・アダレイのコルネットも素晴らしいのですが、 ウェスのギターもなかなかの快演なのです。 ボビ・ティモンズのピアノも素晴らしい! 軽い気分でさっくり腹八分目ジャズ。 重厚長大な作品の合間に挟んで聴くと、 これまた効果倍増なのです。 …

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ドゥー・バップ マイルス・デイヴィス

マイルス・デイヴィスの晩年の傑作 『ドゥー・バップ』評をアップしました。 ▼こちらです ドゥー・バップ/マイルス・デイヴィス バックのトラックがヒップホップであれ4ビートであれ、 やっぱりマイルスはマイルスなんです。 だからこそ、 数あるマイルスのアルバムの中でも、 特に大好きな1枚なのです。 今聴いても、 いや、今聴くからこそ、 色…

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フラメンコ・スケッチズ カインド・オブ・ブルー

マイルスの『カインド・オブ・ブルー』のラストナンバー、 《フラメンコ・スケッチズ》。 この曲は、アルバムの目玉の 《ソー・ホワット》や《ブルー・イン・グリーン》に どうしても意識の焦点が集中しがちなゆえ、 最後のおまけ曲みたいな感じで、 あまり真剣にというか、じっくりと聴く機会が少ない人も 少なくないんじゃないかと思うのですが、 あらためて腰を据えてじっく…

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ジゴロ リー・モーガン

以前、林家正蔵氏のジャズ本を作っていた際、 ▼この本です 知識ゼロからのジャズ入門 打ち合わせでお宅にお邪魔させていただきました。 色々なジャズの話をするなか、 リー・モーガンの話になり、 正蔵氏が好きなアルバムの1枚として 『ジゴロ』が挙がりました。 なんたって、ジゴロですよ、ジゴロっ!(笑) 自分でいいますかねぇ~、ジゴロって(笑) でも、…

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ドナルドバード 名盤

ドナルド・バードの名盤というと 『フュエゴ』のオレンジ色のジャケットを 思い浮かべる方が多いと思うのですが、 私は「隠れ名盤」として、 赤いジャケットの『キャット・ウォーク』を挙げたいですね。 デューク・ピアソンが曲を作り、 バードがトランペットを吹く。 この2人の素敵な関係が生み出す ゴキゲンサウンドが好きなのです。 (ハーフ・ノート・カフェな…

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ボーン・トゥ・ビー・ブルー フレディ・ハバード

春っぽい陽気になってきました。 そんなときに聴きたくなるのが、 フレディ・ハバードの《アップ・ジャンプト・スプリング》。 収録アルバムは、『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』。 いろいろなバージョンがあるけれども、 この『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』収録の演奏が一番好きです(・∀・)b ▼収録曲 1. Gibraltar…

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セイイング・サムシング ビル・ハードマン

ビル・ハードマン、 というと なんとなく通好みなイメージがついてまわるんですが、 むしろ、彼のほのぼのとした メロディアスなトランペットは、 万人受けする懐の深さがあるのではないかと。 フレッシュサウンズから出ている 『Saying Something』。 フロントを彩るもう一人の相棒がソニー・レッド! おお、彼こそ通好み?! ベースがダグ…

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Here Comes Louis Smith ルイ・スミス

今日のような曇天、肌寒い日は、ほんわか心温まるトランペット。 ルイ・スミスのやわらかほのぼのラッパがいいですね。 アルトサックスのキャノンボール・アダレイも参加。 ルイ・スミスもキャノンボールも学校の先生歴があるジャズマン。 つまり先生ジャズ? でも、先生ぶったエラさは微塵も感じられない、心優しき4ビートジャズなのです。 Her…

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圧巻!類家心平さんのトランペット映像

先日「HOT HOUSE」での3本のトランペットによるライブ映像をアップしたら、甲斐のジャズ聴き・いっきさんより、同じライブハウスでおこなわれた類家心平さんと清水絵理子さんの演奏が凄いっすよとお知らせいただき、早速見てみると、いやはや、カッコいいですがな(笑)。 マイルスの《ソーラー》をバリバリ吹きまくる類家さん、滅茶苦茶エネルギッシュ、バイタリティの塊、それをサポートする、という…

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トランペット3台による《チュニジアの夜》

面白い映像を発見しました。 トランペッター3人のみによる《チュニジアの夜》の演奏。 トランペッターは、 類家心平、 市原ひかり、 松島啓之の3名です。 高田馬場の「HOT HOUSE」で行われた演奏風景ですが、映像から漂う雰囲気も、音も濃厚にジャズ! 3人の個性の違いがよく出ているユニークな演奏だと思います。 演奏が途中で切れてしまっているのが…

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54年前のリー・モーガン『ザ・クッカー』

本日2011年9月28日より、ちょうど54年前の1957年9月28日に、リー・モーガンはブルーノートに『ザ・クッカー』を録音しました。 ブルーノート1578番ですね。 パラパラと高音を担うリー・モーガンのトランペットと、 ブリブリと低音を担うペッパー・アダムスのバリトンサックスの音色のブレンドっぷりがおいしい音を生み出していますね。 自信に満ちた表情のモーガンをとらえた力…

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54年前のリー・モーガン『シティ・ライツ』

本日2011年8月25日より、ちょうど54年前にリー・モーガンはブルーノートに『シティ・ライツ』を録音しました。 初期のリー・モーガンとは切っても切れないベニー・ゴルソンが、作曲、編曲で頑張っているアルバムです。 テナーサックス奏者としては参加していませんが、彼の作編曲が大きなウェイトを占めているこのアルバム、ベニー・ゴルソン色がいたるところに漂うおもしろいアルバムですね…

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Louis Armstrong『Satchmo At Symphony Hall』評

ルイ・アームストロングの『サッチモ・アット・シンフォニー・ホール』評をアップしました。 ⇒こちらです。 サッチモ・アット・シンフォニー・ホール / ルイ・アームストロング&ザ・オール・スターズ (演... デキシー、スイング、バラードまで。 どんなスタイルもサッチモ流音楽として昇華されており、高い表現力の中にも常にエンターテイナーとしての姿勢を忘れない彼の…

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ジャズ・コルトレーンやトミフラも参加。ウィルバー・ハーデンの『ウェイ・アウト』

デトロイト出身のトランペッター、ウィルバー・ハーデンが1956年に吹き込んだリーダーアルバムが、この『ウェイ・アウト』です。 ジョン・コルトレーンが参加していること、意外にご存知ないジャズファンも多いのでは? ちなみにピアノはトミー・フラナガンです。 各人のプレイのみならず、凝ったアレンジも聴きものです。 ▼収録曲 1. ダイアル・アフリカ 2. オオンバ 3.…

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54年前のリー・モーガン『インディード』

リー・モーガンの初リーダーアルバムの『インディード』は、本日2010年11月4日より、ちょうど54年前の1956年11月4日録音されました。 この録音の4ヶ月前に、クリフォード・ブラウンが交通事故死しており、モダンジャズ激動の1956年、トランペットのスタープレイヤーも選手交代の時期だったということが分かります。 ホレス・シルヴァーやフィリー・ジョー・ジョーンズら…

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Chet baker『My Favorite Songs』

『マイ・フェイヴァリット・ソングズ~ザ・ラスト・グレート・コンサート』は、そのタイトル通り、チェット・ベイカーが西ドイツ(1988年当時)で行った最後のコンサートを収録したアルバムです。 クインテットでの演奏のほか、フル・バンド(ディーテル・グラビッシュニッヒ指揮ハノーバー放送交響楽団)、ストリングスと、クインテット、フルバンドの編成で演奏されています。 この日のチェット…

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44年前のリー・モーガン『カリスマ』

本日2010年9月29日から、ちょうど44年前に録音されたリー・モーガンの『カリスマ』。 じつは、これ、ベーシストのポール・チェンバースの遺作でもあるんですね。 このアルバムが発売されたタイミングにはチェンバースはすでに亡くなっていました。 フロントのホーン陣は、リー・モーガンを筆頭に、 アルトサックスがジャッキー・マクリーン、 テナーサックスがハンク・モブ…

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ロイヤル・フラッシュ ドナルド・バード

若かりし日のハービー・ハンコックは、マイルスのグループに加入する前は、トランペッター、ドナルド・バードのグループにいたということ、あまり知られていません。 『ロイヤル・フラッシュ』は、ハンコック在団時のバードのアルバム。 ハンコックは当時20歳。 ハンコックのピアノが、サウンドに新しい響きをもたらしています。 バードと相性の良いバリトンサックス奏者のペッパ…

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バード・イン・フライト ドナルド・バード

トランペッターで名アレンジャーでもあるドナルド・バードの『バード・イン・フライト』! ピアノがデューク・ピアソン、 管はテナーサックスにハンク・モブレイ、アルトサックスにジャッキー・マクリーンが参加。 美味しくないはずがありません。

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ブルーズ・ムーズ ブルー・ミッチェル

《アイル・クローズ・マイ・アイズ》の名演で知られるブルー・ミッチェルを代表する1枚、『ブルーズ・ムーズ』。 ジャケットも“ジャズしている”この名盤は、1960年の8月24日と25日、つまり今日と明日からちょうど50年前に録音されました。 ウイントン・ケリーのピアノも冴える1枚。 以前、仙台のジャズ喫茶でマスターがかけてくれたこのアルバムを聴いたら、もう心の襞に染…

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《イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ》にしびれる!マイルス・デイヴィス『コレクターズ・アイテムズ』

チャーリー・パーカーがテナーサックスとして参加していることがなにかと語られがちなこのアルバム。 もちろん、アルトの斬れ味とはまた違った、のほほんとした味わいのあるパーカーのテナーも捨てがたい。 しかし、パーカー参加のトラックのみならず、テナーにソニー・ロリンズが参加しているナンバーも捨てがたい。 特に、ラストの《イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ》。 …

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マイルス・デイヴィス『ブルー・ムーズ』

『ブルー・ムーズ』は、マイルス・デイヴィスと、エルヴィン・ジョーンズが、ミンガスから借りた借金を帳消しにするためにレコーディング参加したセッション。 しかし、返済のために渋々演奏しているのかというと、必ずしもそうではないところが、ミュージシャンの性(さが)ってもんなんでしょうね。 1955年の6月9日。 ちょうど今日から55年前の録音です。 ブルー・ミッチ…

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カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム vol.1

ケニー・ドーハムの素晴らしさを味わうには、『静かなるケニー』や『ウナマス』や『アフロキューバン』だけでは物足りない! やっぱり、コレがないと片手落ちってもんでしょ、な、ブルーノートから出ている「カフェボヘミア」でのライブです。 ジャケ写は、なんだかR&Bのシンガーみたいなファッションとポーズのケニーですが、彼はれっきとした名トランペッター(笑)。 熱く鉛色の…

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ケニー・ドーハム特集!

お待たせしました! と、誰に対してお待たせかというと、どちらかというと、自分に対してだったりしますが(笑)、やっと実現しました、ケニー・ドーハムの特集。 やりたかったんですよ、ドーハム。 大好きなんですよ、ケニー・ドーハム。 嗚呼、せつねぇ、最高!(笑) マイルス・デイヴィスも素晴らしいですが、かつて、彼と同年代のトランペッターとして、ジャムセッションで技を競い合った、…

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バグズ・グルーヴ マイルス・デイヴィス

マイルス・デイヴィスの『バグズ・グルーヴ』評、加筆してみました。 ⇒こちらです 内容はもちろんのことですが、ジャケットのタイポが、ものすごく素晴らしい。 色合いといい、フォントの配列具合といい。

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Lee Morgan『Cornbread』

リー・モーガンの『コーン・ブレッド』! リー・モーガンとはちょっと珍しい組み合わせかもしれません。 ホーン陣のほうは、テナーサックスがハンク・モブレイ、アルトサックスがジャッキー・マクリーンと、リー・モーガンとは相性バッチリな組み合わせですね。 ジャズロックからボサ、4ビートと幅広いリズムにトライした意欲作。 リー・モーガンの隠れ名盤です。 …

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『マイルス・イン・トーキョー』の《ウォーキン》

マイルス・デイヴィスの第二期黄金のクインテットの中では、いちばん聴く頻度が低いといのが、サム・リヴァースがテナーサックスの『マイルス・イン・トーキョー』だったんだけれども、今、久々に聴いているんだけども、なかなかいいですね。 Miles in Tokyoアーティスト: 出版社/メーカー: Sbme Special MKTS.発売日: 2008/04/29メディア: CDサム・リヴァースのテ…

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明日からの特集は「マイルス黄金のクインテット~プレスティッジ時代のマイルス・デイヴィス」です。

明日から放送の特集は「プレスティッジ時代のマイルス・デイヴィス」。 わずか2日の間に吹き込まれた 『クッキン』 『リラクシン』 『ワーキン』 『スティーミン』の“ing4部作”、 通称「マラソンセッション」の作品を中心に紹介してゆきたいと思います。 そう、ジョン・コルトレーンがテナーサックス、 レッド・ガーランドがピアノ、 ポール・チェンバースがベース、 フィリー…

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ゴイコヴィッチがベテラン勢と対等にわたりあった、ゴキゲンなノリのアルバム。

ドイツのエンヤレーベルから発売されたゴイコヴィッチの移籍第一弾アルバム。 録音は1993年。 ピアノがトミー・フラナガン、サックスがジミー・ヒース、ベースがエディ・ゴメス、ドラムにミッキー・ロッカー。 ノリは最高、ゴキゲンなジャズを聴かせてくれます。 ゴイコヴィッチもベテランの味を醸し出します。 ▼収録曲 1. SOUL CONNECTION 2. BALLAD …

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明日からの特集はルイ・アームストロング

明日からの番組「快楽ジャズ通信」の特集は、サッチモことルイ・アームストロング特集です。 ジャズを代表する人物を たった1人だけ挙げよ、となると、 やっぱりこの人になるでしょうね。 ちなみに、高校生の教科書のサブテキストの図表集(浜島書店の『ニュービジュアル版・新評世界史図説』を見ると、戦後の文化史のところでは、 映画だとジェームス・ディーン(『理由なき反抗』)、 ポピュラ…

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フレディ・ハバードの隠れ名盤『ジ・アーティストリー・オブ・フレディ・ハバード』

アトランティックに録音された、トランペッター、フレディ・ハバードの隠れ名盤。 トミー・フラナガンをはじめ、ジョン・ギルモア、アート・デイヴィスの好サポートが光る! ▼収録曲 1. キャラヴァン 2. ボブズ・プレイス 3. ハッピー・タイムズ 4. サマータイム 5. ザ・セヴンス・デイ

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サッチモの《ヒービー・ジービーズ》

今日のように、天気が曇りで、 キリンと肌寒い日は、引きこもりが一番(笑)。 バーボンや焼酎呑みながら サッチモ聴いてます(笑)。 先日、奄美大島のサウンズパルから送られてきた黒糖を齧りながらね takaraさん、どうもありがとうございます! こういう日に、モダンジャズじゃないジャズを、なーんも考えずに聴くのもよろしいもんですね。 ジャズ以外には、カントリーブ…

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52年前のリー・モーガン『キャンディ』

52年前の今日、 1958年2月2日に、 リー・モーガンの『キャンディ』が録音されました。 いや~東京は昨晩から雪でして、地面が真っ白だったんですが、 キャンディはこんな寒い日に録音されていたんですね。 ソニー・クラークの味わい深いピアノに、 トタパタと心地よく暴れるアート・テイラーのドラム。 何度聴いても飽きません。 …

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ピアノレストリオが好きなのだ。アヴィシャイ・コーエンの『ザ・トランペッター』

何度も書いていることではあるのですが、私はピアノレストリオというフォーマットが好きです 理由は、これも何度も書いているのですが、 演奏にスリルを生み出しやすいフォーマットだから。 ピアノやギターなどのコード楽器がはいった編成は、 演奏に安定感が増すことが多いです。 ま、モンクのようなピアニストの場合だと、かえって安定感よりも緊張感が増したりもするわけですが、それは例外。…

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放送第55回『クリフォード・ブラウン』(3)

すいません、先日アップした、放送第55回『クリフォード・ブラウン』(1)のところで、紹介アルバムに抜けがありました(汗)。 そうそう、こんなに面白い音源を抜かすなんて、私もそうとうマヌケですが、クリフォード・ブラウンがピアノを弾いている音源ですね。 エリック・ドルフィーの自宅のセッションの録音です。 TOGETHER RECORDED LIVE AT DOLPHY'S …

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放送第55回『クリフォード・ブラウン』(2)

すっかり秋です。 涼しくなってきました。 夜は肌寒いぐらいです。 風邪をひいている人が多いようですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私は平気なんですが、息子が今朝から熱を出して、ちょっと大変です。 昼は遊んだりバスケットボールをやって汗をダクダクに掻いて、汗をふかぬまま寝転がったりマンガを読んだりしているので、冷えちゃったんでしょうね。 皆さんも体温調節には十分お気…

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放送第55回『クリフォード・ブラウン』(1)

本日、明日、来週木曜日の「快楽ジャズ通信」の特集はトランペッター、クリフォード・ブラウンです。 まずは一曲目、『バードランドの夜 vol.1』より《ワンス・イン・ア・ホワイル》。 バードランドの夜 Vol.1 いきなりのしんみりナンバーですが、まあ季節は秋だからってことで(笑)。 秋の夜長にピッタリでしょ? もちろん、それもあるのですが、アルトサックスのルー・ドナルドソ…

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明日からの特集は、クリフォード・ブラウンです。

お待ちかね! いよいよ明日、明後日、来週木曜日の「快楽ジャズ通信」の特集は、トランペッター、クリフォード・ブラウンの特集です。 彼の何の衒いもなく、ストレートに素晴らしいトランペットを前にすれば、ウイントンもリー・モーガンも、ハバードも一瞬かすんでしまうほど。 抜群なテクニックと歌心、そして最高の音色をトランペットから引き出したブラウニーことクリフォード・ブラウンの選りすぐりの音源を…

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「電気マイルス」はクリエイティヴ心を刺激するのだ!

8月9日に放送された「快楽ジャズ通信」には作家・平野啓一郎さんにご出演いただきました。 テーマは「エレクトリック・マイルス」。 当時のマイルスの試みは、作家や編集者が持つクリエイター心を刺激してやまない要素があるということを改めて感じました。 私は、広告制作や雑誌編集をしてきたためか、情報の見せ方や、メッセージのフォーカスのさせ方にはけっこうコダワリがあります。 …

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類家心平さんのライブに行ってきたゾ!

渋谷の「J'z Brat」で行われた、トランペッター・類家心平さんのライブに行ってきました。 いやぁ~、よかった! カッコよかった! 演奏、サウンドも男前! 背筋がシャン!とする、エレガントで男前なジャズ。 改めて惚れなおしました(笑)。 レポートは、また後ほど書きます。 ▼番組にゲスト出演していただいたときの類家さんとアタシ(笑)

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放送第49回『第2期 黄金のクインテット時代のマイルス・デイヴィス』(4)

今回ゲストにいらしたトランペッターの類家心平さんがセレクトしたマイルスは「歌心」のマイルス・デイヴィス。 今回の特集趣旨は、「ショーター・ハンコック時代のマイルス」とあらかじめ伝えてあったにもかかわらず、あえて、それよりちょっと前の時期のマイルスをセレクトするあたり、類家さんのこだわりが感じられます。 類家さんが愛おしげに荷物から取り出したCDは、『セヴンステップス・トゥ・ヘヴン』。…

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放送第49回『第2期 黄金のクインテット時代のマイルス・デイヴィス』(3)

すいません! 完全に忘れてました! 『ネフェルティティ』から《フォール》をかける前に、私はたしかにこういいました。 この演奏、マイルスはオープンとミュート両方で吹いている。だから、マイルスのオープンとミュートについて、トランペッターである類家心平さんから、この曲が終わったら感想を聞いてみましょう。 はい。そのようなことをいってから、《フォール》をかけました。 それなの…

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放送第49回『第2期 黄金のクインテット時代のマイルス・デイヴィス』(2)

ミュージックバードで、本日の午後10時のJazz chと、10日の11時から放送されるcross culture チャンネルで放送されるアフターアワーズ編。 アフターアワーズ編とは、ミュージックバードの会員の方のみが聴けるオマケ枠の5分なんですが、そこでは、ゲストミュージシャンとのセッションや、番組の中に収まりきらなかったトークを展開したりしています。 (残念ながらコミュニティFMで…

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放送第49回『第2期 黄金のクインテット時代のマイルス・デイヴィス』(1)

「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」、今回のテーマは、「第2期黄金のクインテット時代のマイルス」です。 ゲストは、トランペッターの類家心平さん。 本日の放送は、午後8時から放送のコミュニティFM52局(放送局はサイドテーブルの一覧をご覧ください)。 明日はPCM放送のJazzチャンネルで午後10時から、 PCM放…

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明日からの放送は類家心平さんがゲスト。「第2期黄金のクインテットのマイルス」です

明日、明後日、来週木曜日の放送テーマは「第2期黄金のクインテット時代のマイルス」。 ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスがリズムセクションのマイルスですね。ショーターがテナーで加入している時期が第二期黄金のクインテットなのですすが、ジョージ・コールマン参加時代の音源もかけたりするので、正確には、「新主流派時代のマイルス」といったほうがいいかもしれないですね。 ゲ…

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類家心平さんの中学・高校時代の話を本人の声で聞ける番組は「You Play Jazz」だけです!(笑)

昨晩は、呑んで帰って、そのまま寝ちゃったのですが、朝起きてみたら、ちゃんと「You Play Jazz」に、類家心平さんとの収録風景アップされていました! おそらく番組では時間の関係でカットされるであろう、類家さんのプロフィール(あのイケメンが、中学時代は坊主頭でリュックを背負ってトランペットを吹いていた!etc)を、本人の生の声で直接聞けるのは「You Play Jazz」だけだ…

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放送第45回『エレクトリック・マイルス』特集(2)

今回、エレクトリック・マイルスの中でも、もっとも沸点の高い時期のアルバムとして『ダーク・メイガス』をかけました。 これは、1974年の3月に、カーネギー・ホールで行われたライヴです。 ♪ツッパーン! ツッパーン! と、アル・フォスターのラフなドラムのイントロから始まる、いわゆる「ターン・アラウンド・フレーズ」。 これを長期の引退を目前に控えたマイルスは、必ずといってい…

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【復刻発売】沖至の『幻想ノート』

70年代、パリに渡ったフリー・ジャズ・トランペット奏者沖が一時的に日本に戻った時に精鋭たちを集めてスタジオ録音されたのが、3枚目のリーダー作『幻想ノート』。 ☆【送料無料】 CD/沖至/幻想ノート (紙ジャケット)/DMRP-128 1作目は『殺人教室』、2作目のリーダー作は『しらさぎ』。 力強いフリージャズで、吉増剛造が自作の詩を朗読する《古代天文台》は出色。 …

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放送第38回「ウイントン・マルサリス」(4)

最近発売されたウイントン・マルサリスの新譜はジャケットがなかなか素敵です。 テーマは、男女関係。 人類普遍のテーマではあるけれども、なんとも漠然かつ広範なテーマをウイントンはチョイスしたものだと思います(笑)。 ウイントン自身の詩の朗読も収録されていたりと、ウイントンならではの“思い込み”と周到な“作りこみ”がなされたアルバムではありますが、意外に聴きやすいといえば、聴きや…

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放送第38回「ウイントン・マルサリス」(2)

なんでも出来すぎてしまうゆえに、 かえって頭デッカチで面白くないものを作ってしまうことがあります。 ウイントン・マルサリスは、まさにその典型なところがあり、番組でかかったどのトラックをお聴きになってもおわかりのとおり、彼は楽器をコントロールする技術においては、まさに「完璧」という言葉が相応しいトランペッターです。 それゆえ、「俺はこれしかできない!」という背水の陣的な気迫が希薄なこ…

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放送第38回「ウイントン・マルサリス」(1)

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』は、本日午後8時より、全国52局のコミュニティFMで放送されます。 ミュージックバードのジャズ・チャンネルでは、明日(日曜日)の22時からの放送、同じくクロスカルチャー・チャンネルでは、来週木曜日の23時より放送されます。 今回のテーマはトランペッターのウイントン・マルサリス特集。 ゲストは…

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いよいよ小川隆夫さんゲストの回が放送されます!

明日、明後日、来週木曜日の「快楽ジャズ通信」は、 トランペッター、ウイントン・マルサリスの特集。 ゲストは、ジャズジャーナリストの小川隆夫さんです。 小川さんは、留学時代に住んでいた隣のアパートに、ウイントン・マルサリス(と兄、ブランフォード・マルサリスとアート・ブレイキー)が住んでいたんですね。 ウイントン・マルサリスとの心温まる交流は、小川さんの著書『となりのウイントン』…

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放送第34回『マイルス・デイヴィスのミュート・トランペット』(4)

今回のマイルスを題材としたミュートトランペット特集は、現場でゲストの齋藤さんの解説を聞いていると、ホント、トランペットという楽器が欲しくなるし、やりたくなる内容でした。 トランペットって、よく見ると、 カッコいいルックスだし、 美しくもある。 ▼齋藤さんの愛器 で、すごく気持ちよさそうにトランペットを吹く齋藤さん。 じつは、この収録には、tommyさんと、to…

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放送第34回『マイルス・デイヴィスのミュート・トランペット』(2)

今回の放送では、トランペットプレイヤーでもあるプリズム出版・齋藤實氏に、実際に様々なミュートの音を実演してもらいながら番組を収録してゆきました。 収録に立ち会ってくれたtommyさん(Jazz Cafe「スコット・ラファロ」のオーナー)が、齋藤さんご持参のミュートの写真を撮影し、ナンバリングまでしてくれましたので、掲載します。 今回の放送を聞きながら、以下の写真と解説…

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放送第34回『マイルス・デイヴィスのミュート・トランペット』(1)

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、今回のテーマは「マイルス・デイヴィスのミュート・トランペット」。 ゲストには、プリズム出版の齋藤實(みのる)さんをお招きしています。 全国52局のコミュニティFMでは、本日午後8時からの放送です(この放送時間にあわせて、ブログをアップしています)。 ミュージックバードの…

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明日からの放送はミュート・トランペット

明日からの放送テーマは、「マイルス・デイヴィスのミュート・トランペット」。 ラテンバンドでトランペットを吹く、プリズム出版の齋藤寛氏をお迎えして、実際に様々なミュートをつけたトランペットの音を吹いていただきながら、マイルスのミュートトランペットの魅力を探る!  というかなり贅沢な内容になっていますので、 みなさん、お聴き逃しのないよう! ▼トランペットの持ち方が分からない…

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小川隆夫さんがゲスト出演!

「快楽ジャズ通信」収録をしてきました。 トランペッター、ウイントン・マルサリスの特集です。 ゲストは、ジャズ・ジャーナリストの小川隆夫さん。 ウイントンを語ってもらうのなら、もうこの方しかいないでしょう! なにせ、小川さんがアメリカ留学時代に住んでいたアパートの隣に住んでいたのが、なんとウイントン兄弟(マルサリス&ブランフォード)なんですから。 しかも、そのアパートには…

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アート・ファーマーが、トミフラのスーパー・ジャズトリオに参加したアルバム『ステイブルメイツ』

アート・ファーマーが、トミフラ率いるスーパー・ジャズ・トリオで客演したカタチの作品。 企画モノならではの選曲ではあるが、そのあたりは互いに名手ならではの聴かせる技の持ち主、落ち着いてじっくりと聴ける内容となっている。 ▼収録曲 1. Au Privave 2. Blame It on My Youth 3. My Heart Skips a Beat 4. Here…

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放送第27回 チェット・ベイカー特集(2)

今回のチェット・ベイカー特集。 TOKUさんのセレクトで、ジェリー・マリガン・カルテットの《マイ・ファニー・バレンタイン》をかけましたが、じつは私、ベイカー在籍時のマリガン・カルテット、結構好きなんですよ。 管楽器のピアノレスという編成が好きだということもあるのですが、ベイカーとマリガンの音色のコンビネーションがすごく好き。 溶け合いつつも、両者が立っているとい…

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サムシング・テイスティ スーパー・ジャズ・トリオ・ウィズ・アート・ファーマー

トミー・フラナガン率いるスーパー・ジャズ・トリオと、 フリューゲルホーン奏者のアート・ファーマーの美しき共演! 色鮮やかなジャケットもグー! ▼収録曲 1. オー・プリヴァーヴ 2. ブレイム・イット・オン・マイ・ユース 3. マイ・ハート・スキップス・ア・ビート 4. ヒアズ・ザット・レイニー・デイ 5. ステイブルメイツ 6. 春の如く…

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息子が「俺、トランペットやろうかなぁ~」といった曲

我が家で日常的にかけているマイルス・デイヴィス、 「よーし、聞くぞ!」とか 「たまにはコレもかけてみようか」などとは特に思わずに、 気がつくとかけているマイルスのアルバムを3枚挙げるとすると、 時期によって変動はありますが(笑)、 最近だと、『アガルタ』、『カインド・オブ・ブルー』、『ビッチェズ・ブリュー』の3枚でしょうか。 先日、『ビッチェズ・ブリュー』の《サンクチュアリ》が流…

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市原ひかりさんのライブに行ってきました。

本日、市原ひかりさんのニューアルバム『JOY』発売記念ライブが、六本木の「スイートベイジル」にて行われたので、行ってみてきました。 メンバーは『JOY』と同じ編成で、ステージ第1部がトランペット(フリューゲル・ホーン)のワンホーン・カルテット。 2部が、5本の管楽器が加わり、『JOY』と同じ贅沢なホーン陣が加わった充実したアンサンブルを楽しむことができました。 レギ…

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『ブッカー・リトル』12インチ・アナログ盤

このアルバムが大好きで、かつ自宅にプレイヤーを所有しているジャズファンは、ぜひともアナログ盤の所有もおすすめします。 あのジャケットに、あの音。 ジャケットからレコードを取りだし、聴くぞ!と気合いを入れて針を落とす愉しみ、そして期待通りの音が飛び出てくるまでの数秒の間。 この一連の儀式あってこそ、ジャズもより一層深く楽しめるのかな?と思います。 たしかに、日常的に何枚ものアル…

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さよならハバード、さよなら2008年!

先日、トランペッターのフレディ・ハバードが亡くなったとのニュースがありました。 唇の調子が回復しない、体調がすぐれないなどの話はちょくちょく伝わってきていたのですが、まさか亡くなってしまうとは。 享年70歳。 まだ60代半ばぐらいかな、と思っていたのですが、もうそのような年になっていたのですね。 謹んで冥福をお祈り申し上げます。 フレディ・ハバードといえば、初リ…

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今週のザ・ディレクター嬢は聴いた!【問題編】

今週の「ザ・ディレクター嬢は聴いた!」は、 12月6・7日に放送された、 放送第10回の「フリューゲル・ホーン特集」からの出題です。 さて、土濃塚隆一郎さんがゲストの回でかけた音源の中(1部生演奏あり)で、 ディレクター嬢が一番「いい!」と思ったのは、以下の曲のどれでしょう? 1、《フィール・ソー・グッド》   チャック・マンジョーネ『フィール・ソー・グッド…

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放送第10回『フリューゲル・ホーン特集』(4)

今日はフリューゲルホーンを実際にビジュアルで見てみましょう。 土濃塚さんのスイスのメーカーのものです。 年間の生産量が限られているので、かなり貴重なフリューゲル・ホーンだそうです。 実際、土濃塚さんのが持っているのを見てもらえればわかるとおり、かなり大きめな楽器だということが分かります。 ミュートをつけたところ。 ミュート、デカいです(゜д゜;)…

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放送第10回 『フリューゲル・ホーン特集』(3)

土濃塚隆一郎さんがゲストの「フリューゲルホーン特集」のラストにかけた《ジブラルタル》。 これはフレディ・ハバードの代表的な名曲で(ウェザー・リポートの同名曲とは違う)、私、この曲結構好きなんですよ。 放送中には、アルバム名思い出せずに「えーと、パブロから出ていたやつ」とかなんとか言ってますが、放送終了後に思い出しました。 『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』でした(汗)。 …

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放送第10回「フリューゲルホーン特集」(2)

本日、午後10時よりミュージックバードで放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」の特集は、「フリューゲルホーン」です。 ジャズマンや曲にスポットをあてるだけではなく、この番組では楽器についての特集も折に触れて行ってゆきたいと思います。 たとえば私はヘタの横好きながらベースを弾いているので、ベースについてはある程度のウン…

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通受け盤?!サド・ジョーンズ『デトロイトNYジャンクション』

ブルーノート1500番台の1枚。 私が、このアルバムの良さに気づくには随分と時間がかかりました。 リー・モーガンやクリフォードやハバードのトランペットに慣れた耳には、サドのトランペットはいささか違う文法というか語り口というか、最初はしっくりこなかったんですね。 しかし、彼なりの語り口や美学があるのだな、ということがだんだん分かってきた。 そして、サド・ジョーンズならではのメロ…

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放送第6回「マイルス・デイヴィス/2つのマイファニー・ヴァレンタイン」(後編)

本日放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」は、ミュージックバードのジャズチャンネルで、午後10時より1時間の放送です。 ミュージックバードの会員は、ぜひ、先日のブログ記事と、この記事をあわせて読みながら放送をお聞きになれば、よりいっそう楽しめるのではないかと思います。 さて、マイルスによる「2つのマイファニー・ヴァレ…

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放送第6回 「マイルス・デイヴィス/2つのマイファニー・ヴァレンタイン」 (前編)

本日の夜8時から、全国コミュニティFMで放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」。 今回はゲストに、ジャズ・トランペッターの市原ひかりさんをお招きしました。 今回の番組の特集タイトルは、「マイルス・デイヴィス/2つのマイファニー・ヴァレンタイン」です。 マイルスのアルバム、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』は、ひかり…

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放送第6回「マイルス・デイヴィス/2つのマイ・ファニー・ヴァレンタイン」(予告編)

本日の午後8時から8時55分まで、全国コミュニティFMで放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」の特集テーマは、 「マイルス・デイヴィス/2つのマイファニー・ヴァレンタイン」です。 ゲストには、ジャズ・トランペッターの市原ひかりさんをお招きしています。 さて、彼女が語るマイルス像とは? 放送の時間に合わせて、番組ガ…

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市原ひかりの、ふわり感

市原ひかりの『スターダスト』は、完全に「曲買い」だった。 『シェルブールの雨傘』は、私が好きな映画の一つだが、そのミッシェル・ルグラン作曲の《シェルブールの雨傘》が入ってるし、ソニー・クラークの名曲《ブルー・マイナー》が入ってるし、名曲《アイ・リメンバー・クリフォード》や《スターダスト》が入っているし、んでもって、ベースがジョージ・ムラーツだしと、けっこう個人的にツボな要素が満載。…

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ケニー・ドーハムのラストリーダー作『トランペット・トッカータ』

こんなところにも、トミフラが参加してました~、な1枚。 ケニーのトランペットが染みわたる。 彼最後のリーダー作でもある。 ▼収録曲 1. トランペット・トッカータ 2. ナイト・ウォッチ 3. ママシータ 4. ザ・フォックス ケニー・ドーハム(tp) ジョー・ヘンダーソン(ts) トミー・フラナガン(p) リチャード・デイヴィス(b) アルバート・ヒ…

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少年マイルスを救った先輩ディジーのアドバイス

マイルスは同じころ(パーカーにアドバイスをされた時期)、「あんたのように吹くにはどうすればいいんだ?」とガレスピーに訊いている。するとこんな返事が返ってきた。「できるさ、わたしが吹いている高音部中心のプレイを低音部に置き換えれば、お前のスタイルになるじゃないか」 この言葉がなかったら、少年の面影を残した18歳のトランペッターはさらに迷宮の奥深くへと入り込み、そこから脱出するのにもがき苦しんだ…

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少年マイルスを救った先輩パーカーのアドバイス

パーカーからの一言がマイルスの心に深く突き刺さった。「ひとの真似をするくらいなら、どうやったら自分の個性が表現できるかを考えろ。お前はスペースを生かしたフレージングにいいものがあるんだから、それに磨きをかけるべきだ」。間を生かしたフレージング。これこそがマイルスには神のお告げだった。ガレスピーのように吹きたくても吹けないもどかしさ。そのディレンマから救ってくれたのがパーカーの言葉だ。(小川隆…

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