ベニー・ゴルソンの《アロング・ケイム・ベティ》

ベニー・ゴルソン作曲の《アロング・ケイム・ベティ》についてを 「カフェモン」に書いてみました。 ▼ 嗚呼、ファンキー! メッセジャーズの《アロング・ケイム・ベティ》 ジャズ・メッセンジャーズの『モーニン』に収録されているナンバーですが、 いやはや、隠れ名曲、隠れ名演ですよ、コレ。 耳タコ『モーニン』でしょうが、 いまいちど聴いてみよう!

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マイ・ファニーの《アイ・ソート・アバウト・ユー》

マイルスの『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』に収録されている 《アイ・ソート・アバウト・ユー》についての記事をアップしました。 ▼こちら 《アイ・ソウト・アバウト・ユー》のハンコック 名盤『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』といえば、 どうしても、一曲目の《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》のほうばかりに 意識が集中してしまいがちなのですが、 なかなかどうして、…

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ジャンゴ/モダン・ジャズ・カルテット

DJANGO/Modern Jazz Qurtet 久々にMJQの《ジャンゴ》が聴きたくなったので聴いてみた。 沈鬱なテーマ。 哀しみのムードがピン!とした緊張感とともに演奏全体を覆っている。 しかし、ミルト・ジャクソンがソロを取り始めた瞬間、 ピン!と張りつめていたムードが、 少しほぐれるんですよ。 もちろん、演奏全体の哀しみのトーンは変わらずなんです…

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『高校教師』のBGM。ウイントン・ケリーの《朝日のように爽やかに》とリー・モーガンの《キャンディ》

真田広之と桜井幸子じゃないほうの『高校教師』。 そう、2003年に放映された、 そう、藤木直人と上戸彩のバージョンのほうの 続編バージョンの『高校教師』を全話観たんですが、 高校教師 DVD-BOX このドラマの選曲係(っているのかな?)は、 ジャズが好きなのかなぁ?と思いました。 京本政樹と藤木直人が会話するバーでは、 絶対、これ普通…

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ルー・ドナルドソンとクリフォード・ブラウンの《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》

Clifford Brown Memorial Album リー・コニッツやバド・パウエルが演奏した気品あふれる《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》が好きな私としては、ブルーノートの『クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム』に収録されている《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》の演奏があまり好きではないんですよね。 全体的にベターッとしているように感じる。 イントロから…

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スピーク・ロウ/スガダイロー&高野雲

以前、このブログのラジオ盤に ゲスト出演をしていただいたスガダイローさんと、 番組収録後にセッションした音源を YouTubeにアップしました。 スガダイローさんが『坂本龍一の拳銃』で演奏している 《スピーク・ロウ》がカッコいいのです。 坂本龍馬の拳銃 ▼収録曲 1.スピーク・ロウ 2.坂本龍馬の拳銃 3.光と影 4.葉隠 5.ハイフライ 6.ス…

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スピーク・ロウ ウォルター・ビショップ・ジュニア

ウォルター・ビショップ・ジュニアの『スピーク・ロウ』。 このアルバムは、25年近く愛聴しているのですが、 で、しょっちゅう聴きまくっているのですが、 ドド・マーマロサの『ドドズ・バック』とともに、 こんなに聴いてもまったく飽きないピアノトリオというのも珍しいです。 ここ数年は、《スピーク・ロウ》のオルタネイトテイクの後半がツボ。 ベースソロの後、 そしてテー…

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ジョン・コルトレーン ボディ・アンド・ソウル

もしコルトレーンが バラードの《ボディ・アンド・ソウル》を スローテンポで、 そして多くのジャズマンが演奏していた 既存のコード進行で演奏していたら、 おそらく、コールマン・ホーキンスのような 深くしみじみとした太い演奏にはならなかったのではないかと。 そして、おそらくそのことにコルトレーン自身も気づいていたのではないかと。 あるいは、従来通りのやり方でやったとこ…

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オーニソロジー バド・パウエル

パーカーナンバーの《オーニソロジー》。 個人的には、バド・パウエルが弾くバージョンが好きだな。 それもブルーノートの『アメイジング』に限る!ってぐらいな勢いで 大好きなのであります。 なんか他のジャズマンが演奏する《オーニソロジー》とは まるで雰囲気が違うんですよね。 気品があるというか、すごく透明でピュアな感じがする。 ピアノにも躍動感…

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クリフォード・ブラウンのドナ・リー

The Begining And The End/Clifford Brown パラパラと明快な音で 一音一音に加速装置がかかったかのごとくの疾走感、 でありながら、一音一音の重みと輪郭が 非常にはっきりしている気持ちよさ。 この推進力と粒立ちは何なんだ?!と 町内を大声で叫びまわりたくなるほどの《ドナ・リー》。 こんなラッパ吹けるのは、 やはりクリフォード・…

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バード・オブ・パラダイス チャーリー・パーカー

陽が落ちて、 忙しさから開放されてホッと一息ついたときに 《バード・オブ・パラダイス》が、 ものすごく染みてくるのです。 まるで、疲れた身体に アイリッシュモルトのウイスキーなど、 少々アルコール度数が高めのお酒が、 ジンワリと染みてくるように。 短い演奏だけど、 言葉にできないほど、せつない。 ダイアルのパーカーの東海岸(ニューヨーク)編では、 …

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セロニアス・ヒムセルフ

《パリの四月》という曲は、 様々なアレンジが可能な優れたスタンダードだと思いますが、 最近の私の個人的なツボとしては、 テンポ速めの演奏よりも、 ボソッとつぶやくようなスローテンポのほうに趣きを感じます。 先日書いたサラ・ヴォーンのバージョンもそうですが、 (こちらです⇒サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン) これぐらいのテンポだと、 …

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Just One Of Those Things バド・パウエル

高速テンポで演奏されることの多い スタンダードナンバーの一つに 《ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ》があります。 これ、たぶんバド・パウエルのピアノソロ演奏が最速なのではないかと。 ヴァーヴの『ジニアス・オブ・バド・パウエル』に収録されているバージョンです。 ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル+2 メトロノームのテンポの数字ではなく、 スピ…

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スタンゲッツ 枯葉

台風去ってだいぶ涼しくなってきました。 さ、そろそろ《枯葉》聴きの準備をするか。 ゲッツの《枯葉》。 いいねぇ~(・∀・)b このとろけるような儚さが好き。 スタン・ゲッツ・オン・ルースト Vol.2 ▼収録曲 1. ペニー 2. スプリット・キック 3. スプリット・キック (別テイク) 4. 春の如く 5. 春の如く (別テイク) 6.…

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《ブルース・マーチ》のコード進行

アクセス解析をしていたら、ここ数日、なんどか「ブルース・マーチ」「コード進行」で検索されていたので、ここに《ブルース・マーチ》のコード進行をしるしておきます。 Blues March key=B♭ | B♭| E♭7 | B♭ | B♭ | | E♭7 A♭7| D♭7 G♭7 | B♭7 A♭7 | A7 B♭7 | | Cm7♭5| F7 | B♭7 D♭7…

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私が好きな曲《ゴーン・アゲイン》

※2002/03/31配信分のメルマガより転載 学生時代、アメリカに遊びに行っていたときのお話。 昼下がりのニューヨークのセントラルパークを私は自転車に乗ってノンビリと走っていた。 季節は真夏だが、時折涼しい風が吹いてくるので、気温のわりには快適な午後だった。 セントラルパークにやってきた人たちは、それぞれ思い思いのことをして過ごしている。 ベンチに座って新聞を読んでいる人…

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』(7)

「快楽ジャズ通信」の「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」特集ラストのナンバーは、エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』より。 天空に飛翔してゆくかの如き エリック・ドルフィーのフルートは 本当、いつ聴いても素晴らしい! ラスト・デイトアーティスト: エリック・ドルフィー,ミッシャ・メンゲルベルグ,ジャック・ショールス,ハン・ベニンク出版社/メーカー: ユニバーサル …

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』(6)

「快楽ジャズ通信」の、「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ特集」でかけた5曲目は、本田竹曠のバージョン。 ヴォーカル×2、テナー×2という、いささか偏った流れで進んできたので、そろそろピアノトリオを、ということになりかけたのが、『ジス・イズ・ホンダ』からのバージョンでした。 ジス・イズ・ホンダアーティスト: 本田竹曠トリオ出版社/メーカー: アブソードミュージックジャパン発…

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』(5)

今回の快楽ジャズ通信の「スタンダード特集:ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」でかけた4曲目は、ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』からのバージョン。 私がもっとも好きな《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ》が、このバージョンです。 コルトレーンの『バラード』と比較すると、同じテナーサックス奏者でありながら、両者の様々な違いが浮き彫りになります。 両者…

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』(4)

昨日、本日の夜10時、木曜日の午後11時から放送の 「快楽ジャズ通信」の特集、 「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ特集」でかけた3曲目は、ジョン・コルトレーン『バラード』より。 バラードアーティスト: ジョン・コルトレーン,マッコイ・タイナー,ジミー・ギャリソン,レジー・ワークマン,エルヴィン・ジョーンズ出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 200…

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』(3)

今週の「快楽ジャズ通信」の特集、スタンダードナンバーの「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ特集」でかけた2曲目は、ジミー・スコットのバージョンです。 アルバム『バット・ビューティフル』より。 バット・ビューティフルアーティスト: ジョー・ベック,リニー・ロスネス,ジョージ・ムラーツ出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2002/02/21メディア: CDじわじ…

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』(2)

今回の「快楽ジャズ通信」の特集、スタンダードナンバーの「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ特集」でかけた1曲目は、カサンドラ・ウィルソンのバージョン。 ブルー・ライトアーティスト: 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1998/03/28メディア: CDのっけからディープに迫ってみました(笑)。 このカサンドラが歌う《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ…

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放送第69回『ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ』

本日、午後8時よりコミュニティFMで放送される「快楽ジャズ通信」のテーマは、スタンダードの《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ》特集です。 番組で流した《You Don't Know What Love Is》の出典アルバムを紹介します。 カサンドラ・ウィルソンの『ブルー・ライト・ティル・ドーン』より。 ブルー・ライトアーティスト: 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジ…

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ポッドキャスト編アップ~ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ

明日から放送の番組の予告、ポッドキャスト編がアップされました。 こちらをクリックしてダウンロードのページに飛んでください 今回のテーマ、《You Don't Know What Love Is》について、ディレクター嬢と、あれこれと喋ってます(笑)。 ディレクター嬢が好きな《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ》は、エリック・ドルフィーの演奏だとは意外でした(笑)。 …

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放送第62回『オール・ザ・シングズ・ユー・アー』(3)

季節はもう冬ですが、今回の「快楽ジャズ通信」の「オール・ザ・シングズ・ユー・アー特集」を収録したのは、結構前だったんですね。 まだギリギリ秋かな?ってぐらいの肌寒さで、収録前日の「秋の夜長」に、酒を飲みながら、「ジャズマンはなぜスタンダードを演奏するのか?」ってことと考えてみたんですよ。 って言ったら、ディレクター嬢からは「もう冬じゃないですか~」と突っ込まれてしまった(汗)。 …

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放送第62回『オール・ザ・シングズ・ユー・アー』(2)

今回の特集テーマは、スタンダードの《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》ですが、この曲が印象に残る映画があります。 『この世の外へクラブ進駐軍』です。 この世の外へ クラブ進駐軍 [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオメディア: DVD 萩原聖人が主役で、テナーサックス吹き。 そして、オダギリジョーがドラマーの役で出ていたりしていて、公開当時は、けっこう話題になった作品です…

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放送第62回『スタンダード:オール・ザ・シングズ・ユー・アー特集』

「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」、今回はスタンダードの《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》の特集です。 作曲されてから今年で70年。 その間、本当に様々なジャズマンが、本当に様々な解釈、アプローチで演奏している“素材名曲”です。 今回は、番組中できるだけ多くの《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》をご紹介しようと試み…

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放送第54回『スピーク・ロウ特集』(3)

放送中盤でかけた、グラント・グリーンの《スピーク・ロウ》ですが、これ、ドラマーがエルヴィン・ジョーンズのナンバー。 グリーンのコテッとしたネチッとしたギターの音が魅力で、エルヴィンと良い対比をなしているのですが、録音のバランス、エルヴィンのドラムが少し奥に引っ込んでいることも手伝ってか、聴きようによってはエルヴィン、一人で勝手にグルーヴしまくっているようにも聴こえる面白さがあります。 …

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放送第54回『スピーク・ロウ特集』(2)

《スピーク・ロウ》にはほんと、いい演奏が多いゆえ、55分の番組枠の中には収まりきらない名演が多くて困ってしまいます。 今回選曲から漏れたものの1つにサミー・デイヴィス・ジュニアのバージョンがあり、このシットリとしたバージョンもどこかに混ぜたかった。 ローランド・アルメイダがギターのやつですね。 Sammy Davis, Jr. Sings and Laurindo …

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放送第54回『スピーク・ロウ特集』(1)

さて、今回の「快楽ジャズ通信」の特集はスタンダード曲《スピーク・ロウ》です。 コミュニティFMは、本日の午後8時から、 ミュージックバードのジャズチャンネルは、明日の午後10時、 ミュージックバードのクロスカルチャーチャンネルは、来週木曜日の午後11時からの放送です。 今回のゲストはピアニストのスガダイローさんです。 スガダイロー×加藤真一/ジャズ・テロリズム ス…

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明日より《スピーク・ロウ》特集

明日からの「快楽ジャズ通信」は、スタンダード曲《スピーク・ロウ》の特集をお届けいたします。 ゲストは、ピアニストのスガダイロー氏。 「ジャズ侍」という言葉が相応しい方でした。 ジャズチャンネルと、クロスカルチャーチャンネルでは、アフターアワーズ編にスガ氏と私による《スピーク・ロウ》のセッションもお届けします。 今回は初の空気録り。 今までは、エレピはラインで、ベ…

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放送第46回『キャラヴァン』特集 (3)

デューク・エリントンがゴンゴンとピアノに悲鳴をあげさせている『マネー・ジャングル』を聴いてしまうと、しばらくは他のピアノトリオの《キャラヴァン》を聴く気がしなくなります。 しかし、もう番組を収録してからだいぶ時間が経ったので、ようやく落ち着いて、他のピアニストの演奏も聴けそうです。 エリントン以外でオススメしたいピアノトリオの《キャラヴァン》は、ケニー・ドリューの『ケニー・ドリュー・…

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放送第46回『キャラヴァン』特集 (2)

本日、ミュージックバードのJazz Chで放送される特集は、デューク・エリントンとファン・ティゾールの共作「キャラヴァン」です。 放送でかけた音源は、こちらにアップしていますので、是非ご覧になってください。 さて、いろいろかけた中で、私がもっともお気に入りの《キャラヴァン》は、なんといってもデューク・エリントンの『マネー・ジャングル』のバージョンですね。 これは、放送の…

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放送第46回『キャラヴァン』特集

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、本日午後8時からの放送テーマは、スタンダード曲《キャラヴァン》の特集です。 残念ながら、本日の午後8時は、ほとんどのコミュニティFMは、サッカー中継になってしまいます(涙)。 しかし、以下の放送局ではオンエアできますので、エリア内にお住まいの方は、是非お楽しみください。 ・奥州…

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放送第43回『サマータイム』(4)

今回番組中でかけた《サマータイム》の中でも、もっとも異色なのが、アート・ペッパーの『モダン・アート』に収録されているバージョンでしょうね。 といっても、オリジナルの『モダン・アート』には、《サマータイム》は収録されていません。 80年代後半にCD盤として復刻された輸入盤の『モダン・アート』に、ボーナストラックとして収録されたことによって、はじめて日の目を見た演奏です。 なん…

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放送第43回『サマータイム』(3)

番組中で、ちらりと《サマータイム》と、《セントルイス・ブルース》の冒頭のメロディの近似性を指摘してみました。 《サマータイム》は、ジョージ・ガーシュインの作曲。 《セントルイス・ブルース》は、ガーシュインが尊敬していた作曲家、ウィリアム・クリスティ・ハンディ(W.C.ハンディと表記されることが多い)の曲です。 番組中では、ルイ・アームストロングの《セントルイス・ブルース》の一部を比…

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放送第43回『サマータイム』(2)

《サマータイム》でおススメの演奏は? 《サマータイム》、最初の一枚は? と尋ねられたら、私はマイルス・デイヴィスの《サマータイム》を推したいと思います。 シャープにピリリと絞まったマイルスのミュート・トランペット。 とてもスマート、かつ知的です。 このマイルスのトランペットは、スルリと通り過ぎてゆくほどの滑らかさがありつつも、容赦なく照りつけるギラリとした太陽の…

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放送第43回『サマータイム』(1)

7月25、26、30日に放送の『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』のテーマは《サマータイム》。 これは、きっと今晩も、日本の各地で演奏されるであろう超有名なスタンダードですが、もとはといえば、黒人オペラ『ポーギーとベス』の第一幕で歌われる子守唄です。 私はこのオペラ、DVDを持っていますが、ご興味のある方は是非ご覧になってくださ…

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次回のテーマはサマータイム

明日のコミュニティFM、 明後日のミュージックバードのJAZZ ch、 来週木曜日のミュージックバードのcross culture chで放送される「快楽ジャズ通信」のテーマは、今夜も、きっとどこかのジャズクラブで演奏されているであろう、大スタンダードの、「サマータイム」の特集です。 この名曲には、様々なアプローチ、様々なタイプの演奏があります。様々な感動を呼ぶ名演をお届したいと思いま…

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放送第31回 ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド特集(4)

「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」の担当ディレクター嬢がつけているブログ「女子ディレクターの番組制作日記♪」で、《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》について書いてますね。 You go to my head特集 You go to my head特集Ⅱ You go to my head 特集Ⅲ それぞれバージョ…

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放送第31回 ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド特集(3)

放送中に、バド・パウエルの《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》を聴いてこの曲を好きになった、ということを喋っています。 これ、ほんとそのとおりで、ジャズ1年生だったころの私は、同時期に『クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム』も聴きこんでいまして、ここに収録されている同曲がどうも好きではなかったのですね。 これは、クリフォード・ブラウンの演奏というよりは、アルトサックスの…

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放送第31回 ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド特集(2)

今回、番組では、 ケニー・ヘイグウッド、 ビバリー・ケニー、 ダイナ・ワシントン の3歌手のバージョンを流しましたが、 まだまだこの歌の名唱はたくさんあります。 本日はジャズ・ヴォーカリスト3人の大御所の《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》を紹介したいと思います。 まずは、サラ・ヴォーン。 カウント・ベイシー楽団との共演です。 ゴージャスなバッ…

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放送第31回 ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド特集

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』、今回の特集はスタンダード特集。 《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》の特集です。 全国52局のコミュニティFMでは、本日午後8時からの放送です(この放送時間にあわせて、ブログをアップしています)。 ミュージックバードのジャズ・チャンネルでは、明日午後10時より。 ミュージックバードのク…

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ライク・サムワン・イン・ラヴ

ベタな曲だけども、 バド・パウエルのバージョンはいいよね。 ゴールデン・サークルでのゆったりとしたバージョンもいいけど、やっぱり、個人的にはデクスター・ゴードンの『アワ・マン・イン・パリ』のバージョンが好き。 ピアノを弾く喜びにあふれています。 元気なときも、疲れたときでも、両方OK!

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放送第20回『A列車で行こう』(3)

ジャズは、“曲”の良さよりも素晴らしい“演奏”こそが醍醐味なんだと思います。 だからこそ、様々なジャズマンの様々な解釈、アプローチ、表現の違いを楽しんでもらうために、今後も番組では「曲シリーズ」は折にふれて続けてゆきたいと思います。 じつは今回の特集の俎上に乗せた《Aトレイン》は、ながらく苦手な曲でした。 メロディが単純明快過ぎて、あまりにもベタだから。 私はジャズにおいては…

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放送第20回『A列車で行こう』(2)~A列車とは? 補足解説

先ほど、《A列車で行こう》の同録を聴いていてビックリ。 「A列車」の解説が、ゴチャゴチャしていて自分で聞いていても分かりづらかったので、補足解説します。 ・A列車とはニューヨークの地下鉄「8番街急行」のこと。 ・「“8”番街急行」なんだけど、車両前部に掲げられている看板は「8」ではなく「A」。 ・Aの看板がついている列車、エイトレインだから、エイト(=8)に引っかけてるの…

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放送第20回『A列車で行こう』(1)

本日、コミュニティFMで午後8時より放送の「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」、特集テーマは、《A列車で行こう(Take The "A" Train)》です。 今回は紹介した音源をさらりと紹介します。 やっぱりハードバップ好きな人は、ここらへんのA列車が好きなのでは? クリフォード・ブラウン=マック…

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放送第15回「You'd Be So Nice To Come Home To(帰ってくれればうれしいわ)」(3)

今回は歌詞についてです。 じつは、収録後しばらくしてから、「ブログに補足説明書かねば、誤解が生じてしまうかもしれない」と思っていたことです。 (もちろん放送は放送で完結するべきだと考えているので、ブログでの補足を当てこんで喋ってるわけではないのですが……) それは、歌詞の解釈について。 話した内容を反芻すればするほど、こちらの意図を補足説明しておかないと、人によっては誤解され…

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放送第15回「You'd Be So Nice To Come Home To(帰ってくれればうれしいわ)」(2)

本日ミュージックバードで午後10時から放送される「快楽ジャズ通信」の特集は《You'd Be So Nice To Come Home To(帰ってくれればうれしいわ)》です。 本日は、私が考える「この曲のキモ」の箇所について書きましょう。 放送を聴きながらご覧になっている人は、 サクサクっと読んでいただき、キモの部分に耳をこらすのも良いかもしれませんね。 《You'd …

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放送第15回「You'd Be So Nice To Come Home To(帰ってくれればうれしいわ)」(1)

本日、コミュニティFMで午後8時より放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、スタンダードの《ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ》。 そう、《帰ってくれればうれしいわ》ですね。 本日は番組でかけたアルバムを紹介してゆきます。 定番中の定番というべき、『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラ…

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冬のソナタとフラ・リッポ・リッピ

先日放送された「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」では、私は「冬のソナタ」のメインテーマをキーボードで弾きながら、《枯葉》の32小節のうちの前半16小節のコード進行がそのまま「冬のソナタ」に使われていることを解説した。 だからといって、冬のソナタのパクリ元を暴いたとか、そういう意図は全然なくて、《枯葉》というコード進行の構造の骨格を作…

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放送第5回「《枯葉》特集」

さて、本日コミュニティFMで放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」。 今回はゲストなし。 一人でしゃべってます(笑)。 特集のお題目は「枯葉」。 ジャズ・スタンダードの名盤として人気の高いこの曲を、取り上げてゆきます。 だって、秋なので(笑)。 ひとくちに《枯葉》といっても、 さまざまなタイプの演奏…

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センチメンタル・ジャーニー

ジャズのスタンダードでも人気の高い《センチメンタル・ジャーニー》。 代表的な演奏は、やっぱりジャッキー・マクリーンの『4,5&6』収録のバージョンなのでしょうが、 4,5&6 / ジャッキー・マクリーン, ダグ・ワトキンス, マル・ウォルドロン, アート・テ... 小野リサのボサノヴァ・アレンジ・バージョンもええよ~。 DREAM【HQCD】 [Limit…

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