サブーのパロ・コンゴってジャズ?

ブルーノートから出ている、 パーカッション奏者、サブーのリーダー作 『パロ・コンゴ』についての動画をアップしました。 当時のキューバの大御所ミュージシャン アルセニオ・ロドリゲスを全面的にフィーチャーした、 なかなか気持ちの良いサウンドです。 特に、トレスといわれる3弦ギターの音色が、 なんとも「う~ん、南国!」なのであります。 ジ…

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ソロモン・イロリのアフリカン・ハイライフ

ソロモン・イロリの『アフリカン・ハイライフ』(ブルーノート)について、 解説した動画をアップしました。 アフリカの大地を想起させるスケールの大きなサウンドに、 暖かな歌声。 その昔、何の先入観もなく、 「ブルーノートから出ているアルバムだから」という理由で 買ってビックリ。 ジャズを期待していた耳が 良い意味で裏切られた!って感じの なんとも形容…

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チャーリー・パーシップ・アンド・ザ・ジャズ・ステイツメン

ぱしん!ぱしん!←スネアの音 とにかく、音数多し! これでもか、これでもかと、 パシン、パシン! チキン、チキン!←シンバルトップの音 ドラマー、チャーリー・パーシップのリーダー作 『チャーリー・パーシップ・アンド・ザ・ジャズ・ステイツメン』は、 ドラムを聴くアルバムでしょうね。 とにかく、音数多いんだから。 フレディ・ハバードも参加…

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マックス・ローチの『ディーズ、ノット・ワーズ』評

ドラマー、マックス・ローチのバチ捌きなどの 細かな「技」を楽しめるアルバム 『ディーズ、ノット・ワーズ』評をアップしました。 ▼こちら ディーズ、ノット・ワーズ/マックス・ローチ ジャケットに写るローチの サングラスの奥からの目がギラリが恐ろしいですが、 内容は、『ウィ・インシスト』や 『イッツ・タイム』のような おっ怖ぇ内容ではありません。 …

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限りなきドラム/マックス・ローチ

Drums Unlimited/Max Roach マックス・ローチという人は、 何事に対しても徹底した性格なようで、 悪くいえば粘着質的なところもあったらしいですね。 オーネットが登場した当時は 彼の音楽に対して、 同業者のジャズマンたちの間でも賛否両論が湧きおこったのですが、 ローチは、オーネットの音楽に不快感を示したほうの人。 単に「こんなんジャズじ…

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スプリング トニー・ウィリアムス アナログ盤

spring/Tony Williams トニー・ウィリアムスがブルーノートに残した傑作『スプリング』。 もちろん演奏も死ぬほど素晴らしいのですが、めちゃくちゃシンプルなジャケットのデザインも死ぬほど素晴らしい。 で、これがCDではなくLPになると、その素晴らしさが、さらに増幅されたように感じるのです。 いやぁ、このピーンと張り詰めたセンス良すぎるシャープ…

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ブレイキーの『フリーダム・ライダー』収録の《ブルー・レース》にクルクル、くらくら♪

The Freedom Rider/Art Blakey & The Jazz Messangers 昨晩は日本酒を呑み過ぎ、朝起きるとアタマがくらくら状態。 このクラクラ状態で、アート・ブレイキーの『フリーダム・ライダー』をかけたら、《ブルー・レース》のところで、さらにアタマがクラクラに。 3拍子のリズムに乗り、ショーターのサックスと、モーガンのトランペットがめまぐるしく…

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シェリー・マンのドラミングは、やっぱり凄い!

My Fair Lady/Shelly Manne シェリー・マンの『マイ・フェア・レディ』評を加筆修正しました。 ▼こちらです http://cafemontmartre.tokyo/music/my_fair_lady/ 以前、ジャック・ディジョネットが インタビューで、 シェリー・マンのブラッシュワークの素晴らしさについて言及していましたが、 …

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ハン・ベニンクのドラミングとハン・ベニンク『DADA 打、打』

DADA 打、打/Han Bennink+豊住芳三郎 『カフェモンマルトル』に、ハン・ベニンクのドラミングについてのお話をアップしました。 ▼こちらです ハン・ベニンクのドラミング~ドルフィーの『ラスト・デイト』と『DADA 打、打』 また、最近発売された ハン・ベニンクと豊住芳三郎のデュオ・アルバムも まだ未聴なんですが、面白そうですね。 ちょ…

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モザイク。シダー・ウォルトンが慌てて5分で書いた曲が、素晴らしい名曲、名演になってしまった

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの 『モザイク』評をアップしました。 ▼こちらです モザイク/アート・ブレイキー 素晴らしいアレンジと3管によるアンサンブルですが、 じつはこの曲の誕生は、 かなりテキトーだったみたいです。 ( ̄ー ̄; 作曲者、シダー・ウォルトンはいかにして この名曲を作ったか?! 詳しくは「カフェモ…

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チコ・ハミルトンは、ドルフィーが参加した『ゴング・イースト』が良い

チコ・ハミルトンがリーダーのアルバムの音楽は、 曲もアレンジも「構築的」なものが多いような気がします。 そこが、彼の良いところでもあり、 ちょっと頭デッカチに感じてしまうところもあるのですが……。 彼のドラミングも、構築的な要素が感じられるので、 同じドラマーでも、 たとえば、エルヴィン・ジョーンズのように、 時には小節をはみ出してまでも、ひたすらグルーヴするタ…

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ビリー・ヒギンズとリー・モーガン

リー・モーガン、オーネット・コールマンから、大西順子まで……。 「ここにも参加していたんだ!」と気付くこともしばしば。 何気に「名盤」への参加作品の多いドラマー、ビリー・ヒギンズ。 ところが、彼の魅力ってあまり語られていないような気がするんですよね。 派手か地味かでいえば、地味かもしれないし、 手数が多いか少ないかでいえば、少ないほうだと思います…

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Kind of Blue ジミー・コブ

ドラマーがジミー・コブであってこその 名盤『カインド・オブ・ブルー』だと思います。 スタティックなイメージを維持しつつも、 その根っこにあるシンプルだけれども力強い鼓動。 これは、残念ながらフィリー・ジョーには求めえない要素だと思う。 以前、ドラマーの大坂昌彦さんがジミー・コブを 「グルーヴ・マシーン」と評していましたが、 まったくもってその通りだと思います。 …

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A Night in Tunisia アート・ブレイキー & ザ・ジャズ・メッセンジャーズ

もちろん、このアルバムの目玉曲は《チュニジアの夜》。 でも、今日のように曇り空で肌寒い日は、 熱いお茶をすすりながら まったりと《ヤマ》を聴くのも悪くないですね。 気だるい一日は、 無理して空元気にふるまうよりも、 その日の空気に身を委ねるのも悪くない。 チュニジアの夜 ▼収録曲 1. チュニジアの夜 2. シンシアリー・ダイアナ …

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プッティン・イット・トゥゲザー エルヴィン・ジョーンズ

エルヴィン・ジョーンズがリーダーの 『プッティン・イット・トゥゲザー』。 サックス(あるいはピッコロ)がジョー・ファレルで、 ベースがジミー・ギャリソン。 ドラムとベースが同じでも、 テナー奏者が変われば、 演奏の趣きもガラリと変わる。 しかも、ドラムがエルヴィンで、 ベースがギャリソンと、 かなりアクが強く個性が強いリズム隊でありな…

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サマータイム エルヴィン・ジョーンズ

まだまだ暑い残暑が続く今日この頃ですが、 皆さまいかがお過ごしでしょうか? 夏だな~な感触の、もうちょっとでお盆な感じの今日この頃、夏なのでサマータイムというわけでもないのですが、それでも、夏なのでサマータイムです(?)。 夏に聴きたい「ヒンヤリ・サマータイム」の筆頭は、なんといってもアート・ペッパーの《サマー・タイム》なのでしょうが、 もうひとつの、冷んやり、というより…

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The Jazz Messangers『At The Cafe Bohemia vol.1』評

本日配信のメルマガは1507号。 それにちなんで、今回の紹介は、ブルーノートの1507番。 ジャズ・メッセンジャーズの『アット・ザ・カフェ・ボヘミア vol.1』です。 ケニー・ドーハムのトランペットに、ハンク・モブレイのテナーサックス。 熱くて柔らかで、どこか哀愁漂うフロント陣。 リズムセクションは、もちろんアート・ブレイキーのドラムを筆頭に、ホレ…

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古澤良治郎&三上寛『職業』復刻CD発売!

青森出身フォークシンガー三上寛と、ジャズドラマー古澤良治郎のデュオによるよる伝説のライヴがいよいよCD化。 ドラム、ギター、ヴォーカルのみのシンプルな編成で繰り広げる圧倒的な世界。 1979年6月9日 陸前高田市民会館にて録音。 ジャケットのイラストレーションは黒田征太郎。 ▼収録曲 1. 青森北津軽郡東京村 2. からす 3. 三上工務店が歩く 4. 海男 5. …

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Art Blakey『A Night At The Birdland vol.2』

今日からちょうど56年前の1954年の2月21日に、ニューヨークの「バードランド」にて、 アート・ブレイキー(ds) クリフォード・ブラウン(tp) ルー・ドナルドソン(as) ホレス・シルヴァー(p) カーリー・ラッセル(b) の5人が熱いライブを繰り広げました。 この模様が収録されているのが、ブルーノートから出ている『バードランドの夜』です。 黙って聴…

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ドナルド・エドワーズのドラミングはシャープで重い

ことあるごとに、マーク・アイザというドラマーの『オファリング』が好きだと色々なことで書いたり言ったりしている私。 とくに、《マチルダ》という曲の彼のドラミングの畳み掛けるようなスピード感と繊細さが大好きなんです。 Offering/Marc Ayza このマーク・アイザのドラミングに重量感を付加すると、ドナルド・エドワーズのようなドラムになるのではないのかと。 彼のリーダ…

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放送第58回『トニー・ウィリアムス特集』(2)

マイルス・デイヴィスは自伝の冒頭で、彼がまだ若い頃にディジー・ガレスピーとチャーリー・パーカーがセントルイスにやってきたとき(1944年)の演奏に、ものすごい衝撃を受けたことを告白しています。 マイルス・デイビス自叙伝〈1〉 (宝島社文庫)作者: マイルス デイビス出版社/メーカー: 宝島社発売日: 1999/12メディア: 文庫 あの夜のときのフィーリングが欲しい。 マイルス…

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放送第58回『トニー・ウィリアムス特集』(1)

本日の午後8時よりコミュニティFMで放送の「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、ドラマーの「トニー・ウィリアムス」。 ゲストは、ジャズドラマーの大坂昌彦さんです。 ミュージックバードのJAZZchは、明日、日曜日の午後10時から、 同じくミュージックバードのcross culture chでは、来週木…

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放送第42回『アート・ブレイキー・アンド・ジャズメッセンジャーズ』(5)

きょうはちょっと精神的に疲れる出来事があり、 それに伴い、肉体的にも疲労気味な自覚があるので、手短に済ませたいと思います。 私が好きなアート・ブレイキーのアルバムは? といえば、 かなあ。 フロントは、 テナーサックス:ウェイン・ショーター、 トロンボーン:カーティス・フラー、 トランぺット:フレディ・ハバードの3人編成。 重厚なアンサンブル。 じ…

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放送第42回『アート・ブレイキー・アンド・ジャズメッセンジャーズ』(3)

ミュージックバードに加入されていて、 なおかつ、プログラムガイド誌も購読されているリスナーの皆様、ごめんなさい。 今月のプログラムガイド誌に掲載されている私の連載、『高野雲の快楽ジャズの素』には、以下のテキストを書いたんですよ。 ▼ 今回私がマシューズさんにどうしても訊いておきたかった質問がひとつありました。 それは、まったくグループのサウンドの方向性やカラーの違うマンハッタン…

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放送第42回『アート・ブレイキー・アンド・ジャズメッセンジャーズ』(1)

『高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?』。 放送第42回目のテーマは、「アート・ブレイキー・アンド・ジャズ・メッセンジャーズ」です。 ゲストは、マンハッタン・ジャズ・クインテットのリーダー&ピアニストのデヴィッド・マシューズさんです。 今回は番組中でかけたアルバム、曲をサラサラっと紹介してゆきます。 『モ…

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フィリー・ジョー・ジョーンズ『ブルース・フォー・ドラキュラ』

ジャケットのフィリー・ジョーのコスプレは、それはもう見事なものではありますが、彼を森田輝、トミフラら一連のミュージシャンのプレイも見事なものであります。 ジャケットで聴かず嫌いはもったいない。 充実した4ビートジャズのアルバムです。 ▼収録曲 1. ブルース・フォー・ドラキュラ 2. トリック・ストリート 3. フィエスタ 4. チューン・アップ 5. オウ! ブル…

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特に深い理由はないのですが、

試みに、ここしばらく、ノンアルコールの日を多めに入れているのですが、酒は飲まなきゃ飲まないで、生きていけるという、当たり前のことを実感しておりまして(笑)、逆にたまに飲むと、すぐに酔っぱらってしまい、翌日も身体の裏側が痒くて仕方がないという。 このほうが健康なのかもしれません。 体重も少し減ったし、生活にも特に支障ないです。 もうひとつメリットがあり、それはやたらめったら珈琲がうま…

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エルヴィン・ジョーンズがリーダーのピアノトリオ

ドラマーのエルヴィンがリーダーのピアノトリオ。 演奏が比較的あっさり目に感じるのは、トミフラのセンスによるものか。 とはいえ、トミフラとエルヴィンの組み合わせで駄盤はないので、聴いているうちに、じわじわと染みてくることはたしか。 地味なる名盤。 味わい深い演奏。 ▼パーソネル エルヴィン・ジョーンズ(ds) トミー・フラナガン(p) リチャード・デイヴィス(b) …

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放送第13回 『2008年ベスト』(3) マーク・アイザの『オファリング』

先日の番組ラストにかけたマーク・アイザの『オファリング』は、私のセレクションです。 とはいえ、この音源も以前、タワレコの吉村健さんに「雲さん、ジャジー・ヒップホップも聴きなよ」と紹介された音源ではあるのですが(笑)。 マーク・アイザは、スペインのドラマーです。 このアルバムの1曲目のタイトル曲を聴いて、 まずはウッドベースのセクシーな音色に引き込まれました…

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ゴードンのプレイが際立つフィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)のリーダー作

フィリー・ジョー・ジョーンズの『フィリー・ミグノン』。 悠然としたデクスター・ゴードンのテナーのプレイは、やはり何度聴いても良い。 たとえ、それが彼のリーダー作ではなくとも、だ。 大股歩きな吹奏。 太い音を堂々と空気中に1音1音置いてゆくかのようなプレイ。 特に2曲目が顕著。 たっぷりとゴードンの吹奏を楽しめる。 いや、アドリブが終盤にさしか…

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チャーリー・ワッツが好むジャズドラマー

ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツは熱狂的なジャズマニアであることは有名な話。 彼が影響を受けたジャズドラマーは、チコ・ハミルトンやシェリー・マンら白人ドラマーだという。 ▼チャーリー・ワッツがリーダーのスタンダード集 Long Ago & Far Away [Import, From US] / Charlie... サッチ…

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ウェザー・リポート『ミスター・ゴーン』にトニー・ウィリアムスが起用された背景

(『ミスター・ゴーン』のレコーディング時)ちょうどいいドラマーを見つけることができなかった。ジェフ・ポーカロは何も演奏できなかった。それから、ポール・サイモンとやっているあの男、名前をなんと言ったかな。スティーヴ・ガッドだ。彼は当時、ひどいジャンキーだったんだよ。私の家に来ても、床で一晩中寝ていた。演奏していてもビートに遅れていた。だからトニー・ウィリアムスを使ったんだ。 ブライアン・…

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