ビッグバンドアレンジのミンガス《ラヴ・チャント》。好き?嫌い?

『直立猿人』などに収録されている、 ミンガス作曲の傑作の《ラヴ・チャント》。 個人的にはミンガスのナンバーの中では、 《リンカーネーション・オブ・ラヴ・バード》とともに、 ミンガス特有の「哀」がにじみ出た曲だと思っています。 参考記事:ミンガスの『直立猿人』はB面が最高なのだ。 このナンバーが、なんと! ビッグバンド用にアレンジされ、 演奏されている動…

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サウス・アメリカン・クッキン カーティス・フラー

South American Cookin'/Curtis Fuller 南米ツアーから帰ってきたカーティス・フラーが吹き込んだ本作。 タイトルどおり、カーティス・フラーが 南米の名曲をおいしく料理! フランス原産の《枯葉》も演ってますが、南米産の《ベサメ・ムーチョ》も入っておりまする。 トロンボーンと哀愁の《ベサメ・ムーチョ》、これがまたイイんですよ。 《ベ…

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トゥー・ボーンズ カーティス・フラー

Two Bones/Curtis Fuller とてもボツテイクだったとは信じられないほどのクオリティ。 カーティス・フラーとスライド・ハンプトン。 2人のトロンボニストが奏でる分厚いフロント。 そして、ピアノがソニー・クラーク、ベースがジョージ・タッカーですからね。 ハードバップ好きにとっては、涎ものの肉厚サウンドです。 このモワッとした感触、たまんね~…

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カーティス・フラーの《ブルー・ボサ》

Meets Roma Jazz Trio/Curtis Fuller カーティス・フラーが奏でる《ブルー・ボサ》。 トロンボーンが《ブルー・ボサ》を奏でると、なかなか味わい深いコクが生まれてきますね。 1982年、イタリアはローマでのライヴです。 《ブルー・ボサ》もいいけれど、個人的には《アフタヌーン・イン・パリ》がいいですね。 この曲の旋律は、まる…

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ジェイ・アンド・カイ/J.J.ジョンソン & カイ・ウィンディング

Jay & Kai J.J.ジョンソンとカイ・ウィンディングの『ジェイ・アンド・カイ』評をアップしました。 ▼こちらです。(・∀・)b ジェイ・アンド・カイ/J.J.ジョンソン & カイ・ウィンディング トロンボーン奏者2人によるチームの演奏って、 トロンボーンをやっている人が興味を持つのは当然のことながら、 トロンボーンに触ったことがない人でも、楽しんでいる人は…

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J.J.ジョンソン ヴィヴィアン

名手は晩年も名手だった。 じっくりと「聴かせる」トロンボーンを吹くJ.J.ジョンソン。 円熟味増した深い味わい。 1992年録音の『ヴィヴィアン』は、 暖かなメロディの玉手箱とでもいうべき内容です。 耳に馴染んだスタンダード群、 特に奇をてらったアプローチをしているわけではなく、 いや、する必要もなく、 ストレートに真心こめて吹…

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ベニー・グリーン『グリディン・アロング』評

本日2012年3月9日より、ちょうど51年前の1961年3月9日(と22日)に、トロンボーン奏者 ベニー・グリーンは『グライディン・アロング』を録音しました。 歌まで披露。ゴキゲンなグリーン。 テナーサックスにはジョニー・グリフィンも参加。通常はすごい勢いで吹きまくりなグリフィンですが、このアルバムでは、グリーンの歩調にあわせてゴキゲン&リラックスな吹奏。 ジュニア…

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Cartis Fuller『Blues-Ette』評

本日2011年5月21日よりちょうど52年前の1959年5月21日に、トロンボーン奏者のカーティス・フラーのリーダー作『ブルース・エット』が録音されました。 ブルースエット / カーティス・フラー (CD - 2010) 一度聴いたら耳に残って離れない親しみやすいメロディラインの《ファイヴ・スポット・アフター・ダーク》で始まるこのアルバム、トロンボーンの暖かい音色と、まろ…

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J.J.Johnson『Proof Positive』評

本日2011年5月1日より、ちょうど47年前の1964年5月1日に、 トロンボーン奏者、J.J.ジョンソンはアトランティックレコードに『プルーフ・ポジティヴ』を録音しました。 基本的には、J.J.のトロンボーンによるワンホーンアルバムなのですが、ハーモニカのトゥーツ・シールマンスがギターで1曲だけ参加しています。 ギターの腕前もなかなか。 さらに、さすがJ…

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J.J.ジョンソン幻のライブがCD化!『クインテット・ライヴ・イン・アムステルダム1957』

J.J.ジョンソンの未発表ライヴがいよいよ初CD化で登場です。 世界最高峰の音響を誇る、アムステルダムの音楽殿堂・コンセルトヘボウで録音されたコンサートの模様が収録されたのがこのCD。 ピアノにトミー・フラナガン、ドラムスはエルヴィン・ジョーンズ。 ん? このメンバーは? とピンときた方は、そう、そのとおり! トミー・フラナガンの名盤『オーヴァーシーズ』のメンバーですね。 …

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コクのある音となって蘇る!カーティス・フラーの代表作『ブルースエット』

CHAGE & ASUKA、平原綾香、aiko、KinkiKids、一青窈、浜崎あゆみなどのトップ・アーティストたちの作品も手がける名マスタリング・エンジニア、保坂弘幸氏によるリマスタリングの音源が、税込1,100円というお手軽価格で。 フラーのコクのあるトロンボーン、それに溶け合うベニー・ゴルソンのテナーサックス、歯切れのよいトミー・フラナガンのピアノなど、聴き慣れているはずの耳にも新鮮…

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J.J.Johnson『The Eminent vol.2』(Blue Note 1506)評

本日配信のメルマガは1506号。 それにちなんで、今回のピックアップは、ブルーノート1506番の『ジ・エミネント・J.J.ジョンソン vol.2』です。 前作より1年後のセッションを中心に収録されている「vol.2」は、特にハンク・モブレイの参加が目をひきます。 彼が参加し、ホーンのアンサンブル陣に加わると、否が応でもテイストがハードバップになってしまいますね(笑)…

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J.J.Johnson『The Eminent vol.1』(Blue Note 1505)評

本日配信のメルマガの号数は1505号。 それにちなんで、今回はブルーノート1505番です。 リーダーは、トロンボーン奏者のJ.J.ジョンソン。 彼のリーダー作『ジ・エミネント vol.1』です。 この「vol.1」の多くのナンバーにはクリフォード・ブラウンが参加。 ビ・バップの熱気とハイクオリティな演奏が封じ込められています。 …

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『オーバーシーズ』+トロンボーン&テナー(フルート)=『ダイヤル・J.J.5』

トミー・フラナガンの『オーヴァーシーズ』のメンバー(トミフラ+ウィルバー・リトル+エルヴィン・ジョーンズ)に、J.J.ジョンソンのトロンボーンと、テナー&フルートのボビー・ジャスパーの2管編成が乗っかった編成、と考えれば、多くのジャズファンは、聴いていなくともサウンドのテイストは、おおよその見当がつくかもしれない。 充実したリズムセクションの上に乗り、闊達に繰り広げられるブローイングは…

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