マイルスとドーハムのマイ・ファニー

人気スタンダードの常に上位に位置する《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》。 《マイ・ファニー》といえば、マイルスのバージョンが有名ですが、同じトランぺッターのケニー・ドーハムの《マイ・ファニー》も捨てがたい。 ワンホーンカルテットという同じフォーマットでありながらも、そこで見せる表情はまったく別物。 そして両方いい! 好みの違いはあるでしょうが、「憂」と「哀」の…

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『エリック・ドルフィー&ブッカー・リトル・リメンバード・ライヴ・アット・スウィート・ベイジル』評

リズムセクションが、かつて「ファイヴ・スポット」で名演を生み出した、 マル・ウォルドロン(p)、 リチャード・デイヴィス(b)、 エド・ブラックウェル(ds)、 フロントがテレンス・ブランチャードとドナルド・ハリソンの『エリック・ドルフィー&ブッカー・リトル・リメンバード・ライヴ・アット・スウィート・ベイジル』評をアップしました。 ▼こちら エリック・ドルフィー&ブッカー…

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『スケッチ・オブ・スペイン』評をアップしました。

最近年をとってきたせいか、マイルスとギルの『スケッチ・オブ・スペイン』がめちゃくちゃ染みてくるんですよね。 ギラリと照り付ける夏、猛暑。 ゆらゆらと煮えたぎるような空気を、マイルスのトランペットが冷たく切り裂いていくかのよう。 この寂寥感といったら。 ほんと、たまらんです。 暑い日が続いていますが、たぶんマイルスのトランペットの絶望においやる…

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チェット・ベイカーの《スライトリー・アバヴ・モデラート》

チェット・ベイカー好きなら、誰もが持っているであろう彼の代表作『チェット・ベイカー・アンド・クルー』。 チェット・ベイカー&クルー 勢い溢れる演奏からスタートすることもあり、「あのチェットが本気になったら凄いんだぞ」的なアルバムという印象をお持ちの方も多いと思います。 もちろんその通り。 充実した演奏が収められたアルバムです。 その中でも味わい深…

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デヴィッド・サンボーン『ストレート・トゥ・ザ・ハート』評

デヴィッド・サンボーンの『ストレート・トゥ・ザ・ハート』をアップしました。 ▼こちら ストレート・トゥ・ザ・ハート/デヴィッド・サンボーン 勢いあふれる若かりし日のマーカス・ミラーにハイラム・ブロック! 興奮に次ぐ興奮! 個人的にはサンボーンのベストに位置づけられているアルバムですね。 サンボーンのアルトの音色もシャープで透き通っています。 …

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ボブ・ジェームス『フォクシー』評

ボブ・ジェームスの『フォクシー』評をアップしました。 ▼こちら フォクシー/ボブ・ジェームス 参加ミュージシャンが、デヴィッド・サンボーンやマーカス・ミラー、スティーヴ・ガットなど、いわゆる「フュージョンのスターたち」とも言える人たちではあるのですが、私にとっては、フュージョン以前のイージーリスニング。 いや、クオリティ高い演奏が続くので、決してバカにしているわけ…

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ジャズ超名盤研究(小川隆夫・著)発売!

小川隆夫氏の『ジャズ超名盤研究』が発売されましたね。 全34章、計36枚のアルバムが紹介されています。 紹介、といっても、アルバムが生まれた背景、参加ジャズマンのプロフィール、一曲ごとの曲解説、 影響を受けたジャズマンからのコメント、アルバムやジャズマンににまつわる「こぼれ話」、紹介したアルバムから派生したアルバムの紹介、などなど、 1枚の名盤をこれでもか!としゃぶりつくすか…

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レッド・ガーランドの『アイ・レフト・マイ・ハート』評

レッド・ガーランドの『アイ・レフト・マイ・ハート』評をアップしました。 ▼こちら アイ・レフト・マイ・ハート/レッド・ガーランド なにしろ、ジャケットが素敵なアルバムなのです。 こちらのジャケットではなく、 ↓ こちらのほうね♪ ↓ 演奏は、プレスティッジ時代の吹き込みに比べれば、だいぶ「ユルく」なってきてはいますが、ジャケットのムードがそれを…

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ウェイン・ショーターの《チャコール・ブルース》

遠くからボンヤリと眺めたほうが、全容をつかみ易いということって、あります。 たとえば、ウェイン・ショーターの『ナイト・ドリーマー』に収録された《チャコール・ブルース》。 >>ナイト・ドリーマー/ウェイン・ショーター これ、ブルースなんだけど、顕微鏡的な耳で聴くと、その瞬間瞬間はあまりブルース的ではない。 しかし、もう少し距離を置いて長い目(耳)で全体像を捉えると、…

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「いーぐる」でよく聴いた2枚

旧記事、加筆修正しました♪ ▼ ジャズ喫茶「いーぐる」で、よくリクエストをした2枚のアルバム いやぁ、ジャズを聴くには最適な落ち着き空間です。 ジャズ喫茶「いーぐる」。 四ツ谷に行かれた際は立ち寄ってみてください。

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小川隆夫『ジャズジャイアンツ・インタヴューズ』4/2発売!

ジャズ評論家・小川隆夫氏の『ジャズジャイアンツ・インタヴューズ』がいよいよ発売。 発売日は4月2日です。 ジャズメン自身がジャズ史 。 マイルス・デイヴィスがチャーリー・パーカーとビル・エヴァンスを回想し、ディジー・ガレスピーがビバップ誕生の秘話を語り、ソニー・ロリンズが人気絶頂のさなかでの「雲隠れ」の真相を明かし、チェット・ベイカーがドラッグとの壮絶な闘いを告白する。 やっぱりロリ…

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小川隆夫『ジャズジャイアンツ・インタヴューズ』4/2発売!

ジャズ評論家・小川隆夫氏の『ジャズジャイアンツ・インタヴューズ』がいよいよ発売。 発売日は4月2日です。 ジャズメン自身がジャズ史 。 マイルス・デイヴィスがチャーリー・パーカーとビル・エヴァンスを回想し、ディジー・ガレスピーがビバップ誕生の秘話を語り、ソニー・ロリンズが人気絶頂のさなかでの「雲隠れ」の真相を明かし、チェット・ベイカーがドラッグとの壮絶な闘いを告白する。…

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ジャズ批評 2017年 マイ・ベスト

『ジャズ批評』の2018年3月号が発売されました。 今回の特集、昨年2017年のベスト5枚に関して、寄稿させていただいております。 私がセレクトした5枚は?!! それよりも、ジャズ界の重鎮の皆様が選ばれた5枚は? 詳しくは、本書で! ジャズ批評 2018年03月号

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ジャズ批評 2017年 マイ・ベスト

『ジャズ批評』の2018年3月号が発売されました。 今回の特集、昨年2017年のベスト5枚に関して、寄稿させていただいております。 私がセレクトした5枚は?!! それよりも、ジャズ界の重鎮の皆様が選ばれた5枚は? 詳しくは、本書で! ジャズ批評 2018年03月号

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シアリング・オン・ステージ/ジョージ・シアリング

《セプテンバー・イン・ザ・レイン》の名演で有名な、ジョージ・シアリングの代表的ライヴアルバム、『シアリング・オン・ステージ』評をアップしました。 ▼こちらです♪ シアリング・オン・ステージ/ジョージ・シアリング トゥーツ・シールマンスのハーモニカが素晴らしいです。 たった6人で、それ以上の人数での演奏を感じさせる充実したアンサンブルが楽しめるアルバムなのです。…

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アイスクリームが好きだったマイルス

ソニー・クラークが『クール・ストラッティン』で演奏している《シッピン・アット・ベルズ》。 これ、タイトルの意味っていったい何? と長いこと考えていたのですが、じつは、アイスクリーム屋の名前だったのだそうです。 マイルス・デイヴィスはアイスクリーム好きだった。 それに関しての記事をアップしました。 ▼こちら アイスクリームが好きだったマイルス

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マイルスの誘いを断ったザヴィヌル

ちょっとした偶然が、いや、ちょっとしたいちピアニストの判断で、大げさにいえば、現在のジャズの歴史が形作られた、 ……のかもしれません。 新記事をアップしました。 ▼こちらです♪ ウィントン・ケリーとジョー・ザヴィヌル~マイルスから同時に声をかけられた2人のピアニスト なんと、ウィントン・ケリーと同時にマイルスはジョー・ザヴィヌルにも声をかけていたんですね。 こ…

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ラジオのように/ブリジット・フォンテーヌ

ブリジット・フォンテーヌの『ラジオのように』評をアップしました。 ▼こちらです♪ ラジオのように/ブリジット・フォンテーヌ 思い入れのある盤ゆえ、とっくの昔にアップしていたつもりになっていたのですが、そういえば、ちゃんと『ラジオのように』についてを書いていなかったことに気づき、急いでアップ! いつ聴いても、不思議な気分になれる不思議なアルバムです。 バックのアー…

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